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さて、ブダペストネタに戻りましょう。
ブダ地区でマーチャーシュ大聖堂を見学し、漁夫の塔で景色を眺めてた時、トホ妻が アイスを食いたいと懇願してきた。いい歳コイて、ヤツはよく食いたがるんだよ、アイスを。 で、屋台のアイス屋でコーンアイスを一つ買った。本日の話はここから始まる。 アイスを買って驚いたことが二つある。一つはとにかく値段が安かったことだ。 正確に覚えてなくて申し訳ないけど(何せ通貨がフォリントだし)、日本円でせいぜい 40円とか50円とか、そんなレベルだったと思う。ウィーンだったら同じ屋台のアイスが 1.5ユーロとか2ユーロ(約150~200円)くらいはしたんじゃないか?やけに安いよ。 だが、ここから単純に「ウィーンに比べてブダペストは物価が安い」とは結論できない。 もう一つ驚いたことがあるからだ。 それは「異様にアイスの盛りが悪い」ということ(笑)。 コーンアイスっつうたらさぁ、逆さ円錐形のコーンの上にアイスがトグロを巻いてるとかさぁ、 アイス玉がボテッと乗ってるとかさぁ、大体そんな感じじゃん?フツー。 ところがブダペストでトホ妻が食ったアイスはコーンの上にはアイスが乗ってない。 正確に描写するなら「コーンの中にアイスが落ちてる」というべきだろう。 ちょっとビックリしたんで、わざわざ写真に撮ってしまった。 ![]() このアイスを真横から見たら、コーンしか見えないはずだ(笑)。 アイスの周囲にあるコーンの壁面を少し食い崩さないと、アイスが食えない構造。 「こういうトコ、もと社会主義国っぽいかも…」 このアイス見て、わけもなくそう思った。 市場競争原理とか顧客最大満足なんて概念は存在してない。 決められた量でアイスを売る。それだけ。その代わり値段はすごく安い。 資本主義的でないことは確かだ(笑)。 アイスを食ってペスト地区に戻るとき、イ課長とトホ妻はバスを乗り間違えたために ブダ王宮のふもとをぐるーーーーッと徒歩で大回りするハメになった。 やっとドナウ川が見え、くさり橋に向かって川沿いの道を歩く。方向的に言うと右にドナウ川、 左側にブダ王宮の低層階部分?が見えるという状況でトボトボと歩いてたわけだ。 左側の王宮を見ながら歩いてるうちに、徐々にその薄汚れっぷりが気になってきた。 ここは王宮だろ?今は何に使われてるのか知らないけど、ブダペストの観光スポットだろ? そりゃまぁ、確かに川に面したこんな低層階部分を見る観光客は少ないだろう。 バスを乗り間違えなきゃ、イ課長たちだってこんな道を歩くことは絶対になかった。 ![]() ![]() しかし「第二次大戦以降そのまま放置プレイ」と思いたくなるような、この惨状はさすがに…。 王宮に落書きが残ってるってのもねぇ…いくら何でももう少しキレイに整備したらどうなのだ? ウィーンのホーフブルク宮殿なんかを見た後だから、余計そう思う。 「おカネがないのかも…」 単純にそう思った。 ハンガリーが(まぁそういう意味じゃチェコやポーランドもそうだが)まだユーロ通貨圏に 加われない背景にはバクダイな財政赤字がネックになってるって話を聞いたことがある。 そういやブダペストでは警官の姿をすごくよく見かけた。警官なら公務員だよな。 前に書いた地下鉄の有人改札。あれもまぁ公務員に近い、公共サービス系労働者だ。 うーん…これはもしかすると… 「民間雇用が少ないのかも…」 民間企業が雇用の受け皿として弱いと、往々にして公共サービス従事者の比率が大きくなる。 今問題になってるギリシャなんて、勤労者の4人に1人が公務員だっていうからたまげる。 確かにハンガリーの主要産業っつうても…思いつかないよねぇ。 2007年の出張で行ったチェコは昔から機械産業なんかが盛んだった国らしいんだよね。 そのせいか、チェコに進出した日系メーカーはけっこう多い。トヨタもチェコに工場を 作ったはずだ。でもハンガリーに進出した日本の大手企業の話ってあまり聞かない。 「チェコとハンガリーとじゃ、経済格差があるのかも…」 同じ「旧東側」でもプラハに比べてブダペストには「社会主義時代の残り香」みたいなものが 少~し残ってるような気がしたんだよね。薄汚れた建物、公共サービス従事者の多さ…。 プラハは街の建物も王宮もキレイだったし、有人改札もなかった。 プラハ出張の時、イ課長がコーンアイスを食ってれば、さらに明確な比較指標として 使えたはずだけど、あのクソ寒い晩秋のプラハでアイスは売ってなかった(笑)。 調べてみたら、2011年の一人当たりGDPランキングでチェコは39位。上下はサウジアラビアと台湾。 ハンガリーは48位。上下はチリとウルグアイだ。ふーむ…やっぱ多少は差があるんやな。 (ちなみに、日本は18位。1位はルクセンブルグ) ハンガリー経済、ギリシャほどじゃないにせよ、いろいろ大変なのかもなぁ…。 がんばれってくれ、ハンガリー。(…日本もだが)
うーーーむ…。
6月のダ~クな旅行の出発までもう2週間を切ったわけだが、 現実世界が何かとせわしなくて、「もうすぐ旅行だウキウキ!」という気分にならない。 出発までに一つ仕上げなきゃいけない原稿があったり(まだ一文字も書いてない) 連日ミーティングやら会議やらで、ゆったりネット探索で旅行情報収集っていう気分になりづらい。 2009年のパリ旅行の時なんて、1ヶ月前くらいからルンルンで準備したもんだったがなぁ。 いやもちろん、今回も準備は粛々と進めてるよ? 飛行機やホテルはもちろん、鉄道チケットなんかも例によって予約+プリントアウトした。 見学予約制だった場所も必死になってネットで申し込んだ。準備はそれなりに進んでいる。 でもなぜかもうすぐ海外旅行だぞーッていう期待感がイマイチ盛り上がらないんだよな。 ![]() 何でだろう? まぁ確かに出発前にちょいとバタついてるっていう理由はあるわけだが、 もしかすると、「行き先」も関係してるかもしれん。 とにかくダークなんだよ、今回の旅行は(笑)。 今の予定通りに旅行が進むと、土曜の夜に現地に着いて、日・月・火・水あたりは ホントに自分でも呆れるくらいダ~~クな場所ばっかり行くことになるはずだ。旅行の前半は キレイな観光地なんて1箇所も見ないまま、終わっちまいそうな雲行き。 ここまでダ~~クな内容になるとわかっている旅行って初めてじゃないか?。 これまで海外旅行に行くといえば「出張じゃないんだ楽しむぞーーッ!」てなもんで 現地でいかに観光し、いかに楽しみ、いかに個人的趣味を追求するかで燃えたもんだったけど、 これだけダークとなると…いやしかし、見方を変えれば今回の旅行だってイ課長の強い個人的趣味、 言い換えれば「ダークサイド・オブ・イカチョウ」をハゲしく反映してるのは間違いないのだが…(笑)。 ![]() その代わり後半3日間、木・金・土は打って変わって明るい旅にしようと思ってる。 木曜の朝は民族衣装のお祭りを見に行く予定だし、その日の夜には第二の国に移動しちゃう。 第二の国に入ったらもうダークなことは一切忘れて、サワヤカに物見遊山しまっせ、イ課長は。 ダークな記憶ばかり引きずって帰国するのもナンだったから、後半は意図的に 「暗いことはナシ」にしようと思ってのだ。最初に行く国と違って、第二の国じゃ行きたいトコについて 具体的プランは何もない。何もないが、「明るく楽しく」という基本コンセプトだけは やけに明確なのである(笑)。 それにしても今回の旅行準備で驚くのは、今回初めて行く二つの国が、どちらも その国に関する情報が(他のメジャー国と比べると)非常に少ないということだ。 たとえばガイドブック。 どっちの国も「その国で一冊」なんて扱いとは程遠いのだ。 周辺3~4カ国でひっくるめて一冊。ソロでは売れないからグループにさせられた 売れないアイドル歌手みたい。 ![]() 図書館で何か現地旅行関連本を探そうとしても、これがまた呆れるほど少ない。 その国の歴史を扱った難しい学術書なんかはあるけど(それでも多いとはいえないが) 旅行に役立ちそうな現地スポット紹介本とか、現地在住日本人が書いた本みたいなのが 非常に少ない。パリやロンドンみたいに情報があふれてないんだよ。だもんで、 自分が行こうとしてる国のイメージがモヤッてるっていう部分もあるかもな。 そんな感じで、なぜだかわかんないけど、イマイチ旅行キブンが盛り上がらないイ課長が、 ダークな旅行に向け、乏しい情報を頼りに、それでもまぁ何となく準備だけはしていると。 まぁそんな状態なわけですよ近頃。 ここんとこ、ウィーン・ブダペストネタをコツコツと消化してきたわけだけど、 本日はちょいと小休止で、旅行が近づいてきたイ課長の状態を描写してみました。 ちなみに、行き先はもちろんまだ ひ・み・つ なのである。 (本日掲載した写真は本文とは何の関係もありません(笑))。
ブダペストでちょっと見たかったものの一つに工芸美術館がある。
展示物が見たかったわけではない。 そもそも、工芸美術館ってどんなものが展示されてるのかもよく知らない(笑)。 見たかったのは建物の外観なのだ。 ここは大抵のガイドブックに「建物そのものに見る価値がある」と紹介されていて、 ニュアンス的には限りなく「(展示物より)建物の方に見る価値がある」という 紹介の仕方に近い…ような気がするんだよな、イ課長には。 ガイドブックの写真を見ると確かにタイル装飾が非常に美しそうな建物なのだ。 外観だけでも見てぇな、と思ったからちょいと足を伸ばしてみた。 地下鉄の…えー…ナントカって駅で降りて(ヲイヲイ)、歩いてすぐ見つかった。 おお~…これは確かに華麗な建物だね。 マーチャーシュ大聖堂の内部や中央市場の外装と同様、タイルによるモザイク装飾が中心だけど 特にグリーンと金色の組み合わさったドームの装飾が美しい。 ![]() この工芸美術館。レヒネルって建築家の作品なのだ。 Wikipediaを含めてレヒネル・エデンって書いてあることが多いけど、これはおそらく ハンガリー風の読み方のはずで(そう、ハンガリーは日本語と同じく姓→名の順に言うのだ) 一般的な西洋風の読み方をすればエデン・レヒネルさんになるんじゃないかな? (だからフランツ・リストはハンガリー風に読めばリスト・フェレンツになる) このレヒネルさん。ちょっと乱暴にたとえるなら「ブダペストのオットー・ワーグナー」とでもいうか…。 ハンガリーのアール・ヌーボー建築を代表する、まぎれもない第一人者だった人らしい。 もちろん、ブダペストに行った時は彼のことなんて全然知らなかったんだけど、 日本に帰ってきて、彼のことを調べてみるとなかなか面白い人だったようだ。 ![]() 仕事ぶりはとにかく凝り性だったようで、こういうドームみたいに目立つところだけじゃなく、 地上からは見えないような屋根の上の細かい装飾にも凝りに凝る人だったらしい。 当然のことながら建築コストはふくらむ一方。毎回予算オーバー。 そんなレヒネルさんの凝り性っぷりをよく表すエピソードを帰国後に知った。 ある建物を作ってる時、関係者が無駄な建築コストを削ろうとして、レヒネルさんに 「屋根の上の装飾にカネかけたって、誰からも見えないでしょう?」と言ったらしいんだな。 するとレヒネルさんはこう答えたといわれる。 「だって鳥が見るじゃないか」 建築家が残した言葉が有名になって今でも残ってるなんていう例はあんまりない。 あったとしても「すべての芸術は必要に従うのだ(オットー・ワーグナー)」みたいに 小難しい言葉が多い。その中にあって「鳥が見るじゃないか」という言葉はシンプルでありながら 完璧主義者の凝りすぎる性分を表してて、レヒネルさんのことがちょっと好きになった。 イ課長の想像では、レヒネルさんはこれを冗談として言ったんじゃなく、マジメな顔で 答えたんじゃないかって気がする。こんな具合に、あまりに凝り性だったんで後年は あまり建築の注文も来なくなって、不遇をかこったとも言われている。 ブダペストにはこんな感じでタイルのモザイクで装飾された建物がよく目につき、 それぞれに美しい。こういう建物がレヒネルさんの影響をうけているのか、あるいは逆に こういうハンガリー的装飾をレヒネルさんがアール・ヌーボーに取り入れたのか? ![]() 「鳥が見るじゃないか」のエピソードで有名なのはブダペストの旧郵便貯金局っていう建物だ。 戻ってきてから知ったんだけど、この工芸美術館からそんなに離れてない場所にあるらしい。 事前に知ってれば「鳥しか見えない」ような屋根の装飾を地上から眺めに行けたのに…。 ちょっと残念なことをしたぜ。
イ課長はブダペストでいろいろなものを見てきた(←いきなりブレードランナー風)。
「イイネ!」と言いたいものから「ハテナ?」と言いたいものまで様々なものを。 本日はそんな、ちょっとした小ネタをまとめて放出しよう。 とりあえず最初はごく穏当なところからご紹介。ブダペストの黄色い市電。 赤&白の市電が走る姿がウィーンのイメージを強く喚起するように、黄色い市電の姿は ブダペストのイメージに結びつく…というか、少なくともイ課長の中では結びついたよ、すごく強く。 ![]() 車体の色が目立ちやすいのももちろんなんだけど、とにかくその活躍ぶりが素晴らしい。 短時間でもブダペストを観光すれば、この市電を見ずにいることは絶対に不可能だ。 とにかくそこらじゅう走ってるんだよ、この黄色い市電が。 ![]() これもまたウィーンと同様に、旧型車両と、新型の低床式車両が混在してるけど、 イ課長としては断然旧型の方が好きだな。ウィーンでも同じこと書いたけど(笑)。 ![]() トンガリ屋根の建物をバックに走る黄色い市電。もう実にブダペストっぽい風景で、 いま見ると本当に懐かしい。 ![]() ただ、残念ながらイ課長とトホ妻はこの市電に実際に乗る機会はなかったんだよ。 どの街もそうであるように、ブダペストも地下鉄にくらべると市電は路線数が はるかに多くて複雑で、半日程度の観光じゃマッタク把握できなかった。 せっかく一日乗車券を持ってたのになー。あの市電に乗れなかったのは残念だ。 当然、ブダペストでのイ課長たちの移動手段はほとんど地下鉄、一部バスで、 それ以外は徒歩だ。まぁそれはどんな旅行でも同じことで、歩くのは苦にならない。 ショーウィンドウを眺めながらブラブラ歩くのもオツな・・・・・・んッ!? ・・・ちょっと待て。イ課長の目はたったいま日本語らしき漢字を捉えたぞ? 数歩戻って、ショーウィンドウで視界の端っコに捉えたものを確認する。 おおお、何としたことか。まぎれもない日本語だよ。原宿だよオッカサン。 ![]() たしかイギリスだったと思うけど「Superdry-極度乾燥しなさい-」っていうヘンテコリンな 日本語を入れたロゴで有名なファッションブランドがある。アレの類いだろうか? もっとも「極度乾燥しなさい」に比べればこの「原宿」はヘンテコリンとは言えない。文法的にも正しいし。 しかしブダペストでいきなり「原宿」って言われてもなぁ…日本人としては当惑するよ(笑)。 写真じゃわかりづらいけど、これ、おそらく箱の中の商品はオーデコロンみたいで、 原宿のロゴの色が違っているのは、いくつか異なる香りのタイプを揃えてるんだと思われる。 何か「東洋的」な香りなのだろうか?あるいはハンガリーでは我々が想像する以上に 原宿という地名(もしくは漢字)がファッショナブルなものとして認識されてるのか? しかし文盲・失語症状態のブダペストを歩いてて、トツゼン日本語を目にすると驚くぜ。 …てな感じで再びブダペストの歩道を歩き始めると…またんんんッ?! ・・・・い、い、今のは何だ?背中に羽が生えた天使みたいな女の子がいたような・・・ おおお見間違いではない。ホントにいるよ。背中に羽のある女の子が二人も(笑)。 しかしこりゃまた一体…えらく目立ってるけど、何の趣向なんだ? 看板を持ってるわけじゃないから、広告用の仮装ってことじゃなさそうだよなー。 これから天使の役で学芸会に参加でもしようってところなのかい? ![]() この天使ギャルズ。ちょうど中央市場に行くために地下鉄駅から歩いている時に 我々とほぼ同じようなスピードで前方を歩いてたんだよ。だからしばらく彼女たちの 後を追うような形になった。 イ課長は最初に見たとき「え?」と思ったけど、道行くブダペスト市民たちは この天使たちにさほどビックリしてる様子もなく、振り返るヒトもいなかった。 (方向的に、すれ違って振り返るヒトがいればイ課長たちからよく見えたはず) ![]() そりゃまぁね。いいよ?別に、ブダペストに天使がいたって。 イ課長だって何も驚天動地の驚愕にふるえたってほどじゃなくて、こうして冷静?に 天使ギャルズを写真に収めたわけだし。しかし何だったんだろう?? 「ブダペストで天使を見た」なんて言葉だけだと、まるでヘボ小説の題名みたいで、 ブログの記事にしようなんて思わなかっただろうけど、こうして証拠写真もあるので 一応残しておく気になった。 ブダペスト半日観光してからもうすぐ1年。 この写真がなければ「ブダペストで天使を見たような記憶があるけど、アレは夢だったか?」 なーんて、イ課長自身がいまごろ思っていたかもしれないな(笑)。
せっせとウィーンネタを消化するのはいいけど、ブダペストネタも書かねば。
ブダペストについては書きたいことはまだたくさんあるのだ。灰皿のこと以外にも(笑)。 とりあえず本日はブダペスト中央市場に行ったときの話を書こう。 市場っていう場所は、どこの国でもメチャ面白いとイ課長は常々思ってる。 イ課長は海外で何かっていうとスーパーマーケットに行きたがるオジサンだけど、これは 日本においても同様で、要するに「食い物が集積した場所」ってのが好きなんだな。 スーパーはどこの国でも売場や商品に共通点が多くて、外国人でも買い物しやすい一方、 外国の市場ってのは、そこで外国人が何か買おうとするとちょっと敷居が高すぎるけど、 とにかく食い物に対する国民性みたいなものがムキダシに現れてて、その分面白い。 ブダペスト中央市場はドナウ川の近く、なんとかっていう橋の近くにある。 屋根や壁面のモザイク模様が美しい建物だ。ブダペストにはこういう建物がすごく多い。 そういえばウィーンのザンクト・シュテファンの屋根もこんな感じだったよな。 モザイク装飾って中欧・東欧で特に盛んなんだろうか? ![]() まぁいい。今は建築のことより食い物だ。とにかく市場の中に入ろう。 中はかなり広くて、2フロア構造になってる(さらに地下もあった)。 1階が肉とか野菜とかの食い物系、2階は布帛製品なんかの雑貨系という構造。 当然のことながら、イ課長の興味の対象は主に1階になる。 ![]() 店の配置は非常に整然としてて、通路も広くて歩きやすい。しかし商品の陳列っぷりは こうやって包装もしてない商品が山積みされてるから、なかなかワイルドで、見てて楽しい。 小分け包装された商品ばっかりのスーパーマーケットじゃなかなかこういう写真は撮れん。 しっかしデカいスイカだねぇ~。女性客の頭部よりはるかにデカいじゃん。 ![]() こちらも八百屋…つうか、果物屋かな。 ブダペストではベリー類やサクランボみたいな小さな果物はこうやってドッサリと 積んだ状態で陳列し、量り売りするのが普通みたいで、イ課長たちが最後に現地通貨フォリントを 使い切ろうと東駅でサクランボ買ったときも同じように量り売りだった。 ![]() こちらは香辛料屋さん。 トホ妻はハンガリーでパプリカの赤い粉末を買いたいと希望してたから、こんな感じの店で パプリカの小袋を買った。結果的にはこれが中央市場での唯一の買い物だったが(笑)。 ![]() 肉屋はこんな感じ。売り方もワイルドですよ。ナマの豚足だよ、オクサン、1本どう? しかしこの豚足、どうやって食うんだろうか?長時間煮込んでトロトロにするのかな? ![]() うおお。気の弱い方、エグい写真でごめんなさい。 こりゃスゴいな。ナマの豚の顔面の…まぁいうなれば“半身”だよな。 ![]() 「豚はナニからナニまで一切無駄なく使う」という肉食文化の哲学が息づいてるね。 豚の足ならトンソク、豚の顔面となると…さしずめトンヅラか?(笑) しかしこのトンヅラもどうやって食うんだろうか?煮込みか?刻んで腸詰に入れたりするのか? そういえば、この市場じゃハムやソーセージみたいな加工肉ってあまり目立たなかったなぁ。 もちろん売ってたんだろうけど、あまり気がつかなかった。これがドイツなら 加工肉専門店がもっと多いだろうけど、ブダペスト中央市場はいかにも「精肉店!」って感じで ナマの肉(や足や顔)を売る店が目立った。視覚的インパクトが強いから、そればかり目につく。 2階はさっきも言ったように、こんな感じで洋服やらスカーフやら、雑貨売場になる。 人形も売ってるから、ご婦人方には2階も楽しめるかもしれない。 ![]() ![]() 結局我々はこの市場でパプリカ粉末しか買わなかったわけだけど、でもここは面白かったよ。 ブダペスト観光で時間があるなら、中央市場見学をぜひお勧めしたい。 パプリカの小袋なんかはゴソッと買ってお土産にするのもいいし、ハンガリーの雑貨に 興味のある人なら、この市場の2階に行きゃたちまち「目が$印」になること請け合い。 もっとも、イ課長の興味はほとんど2階に向けられることはなかったが…(笑)。
本日はタバコに関する話です。
タバコ嫌いの女性などからはヒンシュクを買うネタだけど、これまでいろんな国の 喫煙事情について書いたから、今回も書いておきたい。 しかし前回ビールで、今回タバコ。どんどん不健康になっていくな…(笑)。 さてだ。 少量とはいえ依然としてイ課長はタバコを吸っており、海外でも吸う。従ってその国の 喫煙事情について当事者的視点(というほどのものでもないが)で見ることになる。 視点としては以下の3つあたりかな。 ①喫煙してるヒトをどの程度の頻度で見かけるか? ②公共スペースでの灰皿設置状況はどうか? ③タバコの値段やデザインはどんな感じか? ③については以前シンガポールで書いた。①や②については、英国やドイツあたりを考察した。 さてウィーンとブダペストはどうだったのであろうか? まずウィーン。 まぁこの街については「基本的にドイツと同程度、つまり、けっこうユルいんじゃ ないかな?」と想像してはいたが、結果はおおむね想像通りだった。要するに、 灰皿設置箇所が非常に多く、屋外での喫煙環境(というのも変な言い方だが)が整ってる。 街中の灰皿がほとんどなくなった東京から行くと「へぇ~」と思う。 たとえばこんなものがある。 ゴミ箱っぽいけど上下2段に口が開いてる。これ、下がゴミ用、上が灰皿なのだ。 ゴミ箱と灰皿の“ハイブリッド捨て場”はドイツでも見かけたけど、あれに比べると 圧倒的にモダンなデザインでキレイだ。 ![]() ![]() こういうのが、ケルントナー通りとかの繁華街にあるんだよ。 日本で言えば銀座通りのそこかしこにゴミ箱兼灰皿が置かれてるようなもんだ。 いま銀座通りに灰皿があるかといえば、絶対ないはずで(ゴミ箱もないよな)、そういう意味では ウィーンは繁華街においても喫煙に対して日本よりユルくて、ドイツと同程度だと思うよ。 ウィーンのリング大通りにはこんなものもある。 これも最初は普通のゴミ箱だと思ったけど、この巨大なタバコのように突き出したものは何だい? タバコの形の灰皿なんて、さすがに分かりやす過ぎるよなぁ…と思って確認したら ホントにタバコの形の灰皿なんで驚いた。 ![]() これは遠くからでもすごく目につく。「ハイ吸殻は入れましょうね〜」って感じで、逆にいうと 公共エリアでタバコ吸っちゃイカンって雰囲気がまったくない。 ![]() しかし、だ。 ドイツで感じたことと同じことをウィーンでも感じたのだよ、イ課長は。つまりだね… 「灰皿設置数の多い街の方が道路に吸殻が少なくて、街がキレイである」ってこと。 パリやロンドンは灰皿を目にしない代わりに、道路の吸殻が目についた。 「灰皿のある街の方がキレイ」という法則はウィーンにも当てはまるようだ。 さて、ではブダペストはどうだったか? ここは全く予想がつかなかったね。旧共産圏っぽく、鉄の規律で「タバコなんて 吸っちゃイカン!」って感じなのか?なんてことも考えてみたし、その一方で、 東欧の方がユルいんじゃないか?って気もするし。 こちらも結論から言えば、ウィーンとほぼ同程度だろうな。 重要な指標となる灰皿設置状況がドイツ諸都市やウィーンと同様、ゴミ箱併設型で こんな風になってる。この黒いところに吸殻を入れましょうというわけだ。 ![]() ブダペストではこんなのも見かけたな。 例の、思考停止状態におちいってイ課長が呆然とタバコを吸った時の灰皿。 こんな感じだったのである。ちょっとすごかったから写真に撮ってしまった。 ![]() しかしこれ…灰皿なのか?いやたぶん灰皿なんだろう。 吸殻が奥のスキマに押し込まれたみたいになってて、どういう使い方をすべきなのか、 よくわからないという灰皿だ。しかもやけに年季が入ってて古い。 でもまぁ、こんなフジツボがびっりし貼り付いたような(たぶん)灰皿であっても、 とりあえず設置されてることで路上の吸殻削減に寄与してるのは確かだろう。 ブダペストも「そこらじゅう吸殻だらけ」なんてことは全然なかったもん。 ちなみに、ウィーンのホテル・ベートーヴェンは客室の中で喫煙可。灰皿もあった。 ロンドンとパリでは、ホテルは客室を含め全館喫煙不可だった。 ホテルでもタバコ吸っちゃダメっていう街(国)は路上にも灰皿がなく、道は吸殻だらけ。 ホテルでタバコ吸っていい街(国)は路上にも灰皿があり、道はおおむねキレイ。 喫煙に対する許容度と路上の清潔度の間には明らかに相関関係があるのではないか? そんな気もしてくるけど、じゃぁ東京はどうかと言われると、うーん…これがねぇ…。 東京じゃ公共スペースに灰皿はほとんどないけど、吸殻もあんまり落ちてない。 ってことは、だ。 路上の吸殻量は灰皿の設置数より、やっぱ国民性の問題ってことなのか? まぁとりあえず、喫煙事情の観察は今後も海外に行ったら続けてみようと思うのである。
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