IE9ピン留め
イ課長ミシュラン・ホテル評価 No.15
さて今日はアーヘンと、シュツットガルトのホテル、いってみよう。


Hotel Stadtnah

アーヘンで泊まったホテルなんだけどさ、ここは去年の欧州出張で利用したホテルの中で
最も安宿だった。二ツ星ホテルで1泊61.5ユーロ、6000円ちょいっていうんだから安い。
いくら貧乏会社の貧乏出張でも、普通だったらもう少しシッカリしたホテルにしただろう。

このホテルを選んだのは理由があって、それは駅に近いということ。それのみ。
なぜ駅からの近さだけで決めたかっていうと、ちょっと複雑な事情があるのだ。

この日の午後、イ課長はハンブルクから飛行機と電車を乗り継いで、夜7時半頃にアーヘンに入った。
しかし通訳さんは他の仕事の関係で一緒に移動できなかったため、後から鉄道で来てもらうしか
なかったのだ。順調に列車を乗り継いでもアーヘン到着予定は夜中の1時過ぎ。ひぃ。

通訳さん到着が真夜中となると、そこからまたタクシーに乗って…なんていうトコより、少しでも
駅に近い方がいい。というわけで「駅近」だけ、他は一切期待せずにこのホテルにした…が…

さすがは61.5ユーロ。なかなかヤバいホテルだったんだよ(笑)。


チェックインしやすさ:☆☆☆☆☆
ついに出ました。イ課長ミシュラン初の最低評価(笑)。
まず最初のチェックインがすでにもう大変な難関なんだよこのホテル。
今後利用する人のために(いるかなぁ?)詳しく書き残しておこうと思う。

Hotel Stadtnahという看板はアーヘン中央駅を降りれば通りの向こうにすぐ見つかる。
当然、荷物を引きずったイ課長はその看板に向かって歩いていくわけだ。
看板の下に扉があるから、そこからフロントに入ればいいと…あれ…あれ?

扉は施錠されててマッタク開かない。中も真っ暗だ。誰もいないのか?でもまだ8時前だぜ?
呼び鈴方式かと思ってボタンを探したけど、それらしき呼び鈴もない。どうなってんだ?
ここはHotel Stadtnahの入口だろ?どうやったら中に入れるのさ?

困った顔で中を覗いてたら、通りすがりのジイさんがイ課長に声をかけた。
どうも、このホテルにチェックインするには、近くにある別のホテルで手続きしろと
言ってるようだが…ええ?別のホテルでチェックインするの?

Hotel Stadtnahから数十m離れたところにHotel Banhhofて名前のホテルがある。
ここ、おそらくHotel Stadtnahと同じ経営なんだろう。そこはちゃんと入口が開いて、
フロントにおばさんもいて、結局そこでチェックインした。しかし初めて来たガイジンが
そんなことわかるわけねぇじゃん!

通りすがりのジイさんが親切に教えてくれなかったら、イ課長は一晩中あのドアの前で
苦闘してたのかも…と思うと慄然とする。あの時のジイさんありがとう。長生きしてね。
だが、このホテルは早く死んだ方が世の中のためかもしれない。


接客サービス:★☆☆☆☆
Hotel Banhhofのフロントにいたのはだいぶ年季の入ったオバさん。
自分はHotel Stadtnahに2部屋予約した者であり、連れは夜中に着く予定だとイ課長が告げると、
いきなり2つのキーを渡してくるではないか。
番号からすると3階の部屋と4階の部屋と、二つの部屋のカギのようだが…。

ここは夜は誰もいなくなるからね。到着が遅くなるお連れさんのカギも渡しとくわ
…と、どうやらそんなことを言う。ってことは、通訳さんを部屋に入れてあげるには
イ課長が夜中の1時過ぎまで起きてて、カギを渡してあげないといけないの?まいったね…

しかし二つの鍵を渡された以上、確認しておかなきゃいけないことがある。それを聞いた。
エート…ドチラノ鍵ガ、ワタシノ部屋ノ鍵デアリマスカ?
フロントオバさんは相変わらずニコリともせず、イ課長のゴロゴロスーツケースを指さすと
冷徹な口調でこう言った。
そんな大きな荷物があるなら、あんたは3階(つまり低い方)の部屋にするべきね

え?…ということは…もしかして…


建物の設備:★☆☆☆☆
さよう。このホテルにはエレベーターがないのである(笑)。
重いゴロゴロスーツケースをかかえて3階まで、クソ狭い階段を昇らないといけない。
「おまえが3階の部屋にすべき」という彼女の忠告は正しかったが…ううう…いくら駅近だけで
決めたとはいえ、部屋に入るまでに用意された障害がここまでハードだったとは…。
荷物運びはキツかったよ。か弱い女性だったら相当苦しむ…つうか、ムリだべ、たぶん。


部屋:★★★☆☆
ようやく自分の泊まる部屋までたどり着いた。はぁはぁ…ここまで苦しい道のりだった。

部屋は大したことはないけど、最初から期待してなかったし、宿泊代の安さを考えれば
★3つあげていいんじゃない?駅に近いけど静かだったと、一応積極的評価も書いておこう(笑)。

他のホテルではおおむね部屋に入った直後の、ベッドなんかもきれいな状態で写真撮ってるのに、
ここでは荷物を散らかし、布団も乱れてる状態の写真。ワザとそうしたわけじゃないけど、
クリスマスマーケットに行ってきた後に撮ったからこんな乱れた部屋になってしまったのである。
ベッドからの写真もご覧にいれよう。こんな感じ。一応、薄型テレビも備え付けられてる。

ついでに言えばバスルームはこう。
何度もいうけど、最初から期待してなかったことを思えば、部屋には特に不満はない。

朝食:★★★☆☆
さすがドイツのホテルだけあって、朝メシは安ホテルとしてはまぁまぁのレベルだったと
言っていいと思う。一応、ほのかに生野菜も食えたしね。この肉ダンゴみたいなやつも
美味しかったし、朝食は思った以上にマトモだったといえる。


このホテルでもう一つ触れておかなければならないのは、カギだ。
最初にイ課長が戸惑った入口扉なんかは各部屋のカギで開けられるようになっていた。
だから客が外出しても、フロントを通らずに直接建物に入れるわけだが…
ってことはだよ?…客室のカギが共通で入口扉に使えるってことはだよ?
カギは入口扉と全客室共通の同じカギなのかい?!そんなバカな!

そこで実験してみた。通訳さん用の4階部屋のカギで、イ課長の3階部屋の扉が開くか?
これがね、開かないようにうまく出来てるんだよ。部屋に至るまでの入口扉とか中扉とかは
共通キーとして使えるけど、部屋に入る時は各自のカギになるという仕掛けらしい。ふーん…

ちなみにこのホテル、朝はちゃんとオバちゃんが常駐してて、チェックアウトも
ここでやった。夜になると入口を施錠して、誰もいなくなっちゃうってことなんだろうな。

なお、通訳さんは予定通り夜中の1時過ぎにアーヘン中央駅に着き、イ課長を
電話で起こしてくれたから(笑)、イ課長が1階まで降りていって例の扉は内側から
開けてあげて、問題なく泊まることができたのである。よかったよかった…。

なかなか特殊な経験をイ課長にさせてくれたホテル・スタッドナー。
アーヘン大聖堂とか、旧市街の中心部にも徒歩で行けるし、駅にも近いんだから
安さと利便性を重視する人にはお勧めできなくもない。部屋自体はそうヒドくないし、
このブログを読んでおけば、チェックインで戸惑うこともないだろうしね。
ただ、荷物は多いけど腕力はないって人は、宿泊は不可能じゃないかなぁ?(笑)

ううう…アーヘンのホテルがかなりスゴかったから、長くなってしまった。
シュツットガルトのホテル評価はまた後日。

# by tohoiwanya | 2012-02-02 00:08 | 2011.11欧州出張 | Trackback | Comments(0)
イ課長ミシュラン・ホテル評価 No.14
当ブログの定番ネタ、ホテル評価を少しやっておこう。

何せ昨年の欧州出張では2週間にわたって泊まったホテルの数も多かったから
評価すべきホテルがいっぱい貯まっている。しかも今度の出張でまた増える可能性が
大きいわけだから、記憶が薄れないうちにやっておこう。

昨年の出張ではドイツで1泊ずつ4カ所のホテルに泊まったから、
二つずついってみるか。まずは泊まった順番でフランクフルトから。

あ、ちなみに、前回から導入した☆印評価基準を再掲しておこう。こんな感じね。

★★★★★  サイコウ
★★★★☆  ケッコウイイ
★★★☆☆  マァマァ
★★☆☆☆  イマイチ
★☆☆☆☆  ダメダメ
☆☆☆☆☆  ウンコ


Hotel Monopol

ここ、実は2007年にイ課長が生まれて初めての欧州出張でフランクフルトに滞在したときに
利用したホテルで、4年ぶりに泊まったことになる。だから、なかなかいいホテルで
あることを知った上で泊まったわけで、非常に安心感があった。
このホテル、一応4ツ星ホテルで、フランクフルトモーターショウ開催時なんかは
料金も高くなるけど、イ課長が泊まったときは1泊77€。約8000円。安いよねー。


利便性:★★★★★
ここは★5つあげていいだろ。フランクフルト中央駅南出口から徒歩数分だから
重い荷物を引きずっても何の問題もない距離。周囲にレストランやスーパーはないけど、
そういうのは駅構内の店を使えばいいわけだから問題ナッシング。

部屋:★★★★☆


写真見て思い出したけど、ツインのシングルユースだったんだ。これで77€は改めて安い。
建物自体がけっこう古いはずで、部屋もそれなりに年季が入った感じはあるけど、
泊まる上では別に何の支障もない。部屋の中で無線でネット接続もできたし、ちゃんと
バスタブもついたバスルームだったし、何度も言うが77€でこれなら文句ナッシング。


朝食:★★★★☆
朝食は良かった。一応4ツ星ホテルだから品数は多いし、ロンドンのホテルと違って(笑)
パンにしてもソーセージにしても卵にしてもちゃんとそれぞれ美味しい。
特に(2007年もそうだったけど)スモーク・サーモンがついてるのが個人的には嬉しい。

さらに驚くべきことに、スープとしてワカメの味噌汁が用意されていたんだよ。
アジア系・東洋系の宿泊客が多いことを意識してそうしたのかもしれないけど、
これにはびっくりだ。飲んでみたけどチャンと美味しかった。


出張でフランクフルトに行くたびに「またモノポールに泊まろうかな?」と思うことが多かった。
そのくらい最初に利用したときの印象が良かったんだけど、4年ぶりに泊まって相変わらずイイ。
今回みたいに空いてる時期だとコストパフォーマンスはほんとに高いしね。お勧めホテルです。


Hotel Graf Moltke Novum

フランクフルトの次にハンブルクで泊まったホテル。
いつものホテル予約サイトで見つけたんだけど、何て読むのかわかなかった(笑)。
グラフ モルトケ ノヴム って読むらしい。ノヴム。
ここは「コンフォート・ダブル」って部屋で1泊89€。約9000円。モノポールよりは若干高い。

利便性:★★★★☆
ハンブルク中央駅から歩いて3~4分ってとこかなぁ。
駅からの近さならフランクフルトのホテルとさほど差はないけど、まぁ★4つにしとこう。
食事や買い物は駅構内を使える距離だから、利便性は高いし、駅前通りに沿って
ホテルやレストランが並んでるから、メシはそこでも食える(実際そうした)。

ただね、駅とは反対方向だけど、近くにポルノ映画館みたいなのがあったんだよ。
まぁ普通の宿泊客なら夜に駅ガワじゃなく、あっちガワに行く人は少ないと思うし、
別に治安が心配ってほどのモノではないんだけどね。

なお、ハンブルクで一番華やかな市庁舎前広場には地下鉄で2駅くらいだけど、
ブラブラ歩いても10分か15分くらいで着く。観光拠点としてもイイと思うよ。

部屋:★★★★☆


部屋は問題なし。モノポールより少し新しい建物っぽくて、わりとモダンな感じの部屋。

部屋自体もけっこう広いし、バスルームもきれいだった。まぁバスタブがないっていうのが
残念といえば残念だけど、89€だとこんなもんだろ。むしろモノポールが77€で
バスタブ付きだったことの方がスゴいといえる。

朝食:★★★☆☆
ごめん、朝食の写真を撮ってこなかった。
スクランブルエッグとか、焼きソーセージみたいな温かい料理が何品かあって、
さらにハムやチーズといった冷たい料理、パンの種類とジャム・ママレード類の種類は豊富。
ドイツのホテルのビュッフェ式朝食としてまずは標準的ってレベルの朝食だったと思うよ。
(もっとも、時間がなくてあまりゆっくり食えなかったのだが)

ハンブルクは2008年の出張の時に、やはり中央駅近くのホテルに泊まったんだけど、
ここはけっこうヒドいホテルで、イ課長としてはハンブルクのホテルに対する警戒感が
http://iwanya.exblog.jp/9284749
ちょいとばかりあったんだけど、モルトケ・ノヴムはまぁまともなホテルだったよ、うん。
またハンブルクに行くことがあったとして、ここならまた利用してもいいかなと思う。
 
次回はアーヘンとシュツットガルトのホテルをご紹介しましょう(←世界の車窓から風に)。



# by tohoiwanya | 2012-01-31 00:12 | 2011.11欧州出張 | Trackback | Comments(0)
シェフィールドという街
昨日、仕事の委託元と打合せを行い、3月初めの欧州出張はもはや動かしがたく決定的だ。
欧州で巨大火山の大噴火でも起きない限り行く。行くのだよ。イ課長は。また欧州出張に。

会社でそう言うと、相変わらずイ課長に向かって「あら、欧州、いいですねーー」などと
無理解なセリフを吐くヤカラは少なくない。もっとも、そういうヤカラはソレを言えば
イ課長がイヤな顔をするのを知ってて、楽しんでるフシもあるのだが(笑)。

これまでこのブログにおいて、海外出張なんてモノは「いいですねー」なんて言葉とは
程遠いものであるということをイ課長は力説してきた。

ウチみたいな業種で、イ課長みたいな仕事のために行く海外出張って(それがどんな
仕事なのか詳しく説明しろと言われると困るのだが…)準備も大変だし、現地においても
常に気を張っていなくちゃいけないことが多い。それでも何とか現地で観光だオペラだと
楽しみを組み込もうと悪あがきはするけど、それより自分でカネを払い、日本における
いっさいのシガラミから解放され、自由に外国を旅行する方が何兆倍も楽しいのは当然だ。
逆に言えば、出張ってのは旅行の何兆倍もつまらないんだよ。

今日は例によってそんな話をしよう。
え?聞きたくない?だがイ課長は今そういう話をしたい気分なんだよ!(笑)

イギリスにシェフィールドという都市がある。
Wikipediaで調べてみたら、シェフィールドって ①ロンドン ②バーミンガム
③リーズ ④グラスゴー に次いで、イギリスで5番目に人口の多い大都市なんだと。

こりゃたまげた。シェフィールドってイ課長が宿泊したマンチェスターより人口多かったの??
(マンチェスターをWikipediaで確認したら、ロンドンに次ぐ英国第二の都市とある。
 どうなってんだ??)

まぁいい。とにかくそんな英国有数の大都市シェフィールドに行ったわけだよ、イ課長は。

しかしね、いろんな見どころのありそうな大きな街に出張で初めて行くほど虚しいことはない。
だって、ほとんどの場合はなーーーんにも見られないんだから。
イ課長は過去にそういう経験を何度もしてきた。

2009年のオーステンデ(あの時は体調も悪かった)、2010年のリーズなんかが代表的な例で、
去年の出張で行ったリヨンなんかもまさにそのパターンだった。

これが小さな田舎町なら、ただ行って帰ってくるだけでも、まぁ諦めもつくよ。
しかしその国でも有数の大都市に生まれて初めて行ってだよ?何も見ずに帰っていくなんて…。

生まれて初めて行った街・シェフィールドで撮った写真は3枚しかない。タッタ3枚。
しかもマンチェスターでカメラを壊したから携帯写真ときた(笑)。

駅で現地の人と合流し、4人で車で移動し、先方に行って面談し、また車で駅に戻ってくる。
その間は写真なんて1枚も撮るチャンスはない。で、駅に戻ってちょっと一人になった時に
ようやく3枚だけ写真を撮ることが出来たわけだ。本日は、その貴重な3枚の写真を全て、
残らず、洗いざらいお目にかけよう。

はいこれがシェフィールドの駅ですね。
建物は古そうだけど、中は一応近代的な駅だったよ。

しょうがない。こんどは駅を背にして反対側を撮ってみるか。つまり駅前広場ってわけだ。
何だかよくわからないけど、すさまじく長~~いモニュメント?が置かれている。
ここまで長いと広場の通行の自由性を明らかに阻害してるように見えるけど、
実はこれはモニュメントじゃなくて、工事現場か何かを仕切る壁なのかなぁ??
(見えづらいかもしれないけど、滝みたいに水が流れてるから、やっぱモニュメント?)

だが、あまりゆっくりしてられない。
そろそろホームに行って同行者たちと合流しないと…

駅の中に戻ると、そこにちょっとしたカフェがあった。
テーブルにはハトがのさばっている。寒いからふくれてるよ。
しょうがねぇ。このハトの写真でも撮るか、パチリ。


…以上、英国で5番目に人口の多い大都市・シェフィールドで撮った写真の全て(笑)。

そりゃね?写真をたくさん撮ったからって、その街をじっくり見たことになるとは限らない。
しかしこれはあまりにヒドい。シェフィールドの街で歩いたところといえば、駅の構内と
訪問先のオフィスの中だけだ。何たることか。

これが一人で、現地の公共交通機関を使って移動するなら、市電や地下鉄に乗ったりして
それなりに街を体験できるが、前回の欧州出張は車に乗っての移動が多かったんだよなぁ。

そりゃ確かに、シェフィールドには有名な観光スポットはないかもしれないよ?。
しかし「つまらない街だから見てもしょうがない」なんて言葉は慰めにはならんのだ。
面白い街か、つまらない街かを判断するのはイ課長なのだ。とにかく少し見せろ!体験させろ!プンスカ!!

こんど行く3月の欧州出張はこれまでのイ課長の多くの海外出張と同様、単独行動だ。
期間は短いが、少なくともシェフィールドよりはもう少し何らかの「その街体験」を
できるのではないかと期待しているのだが…。

ごめんよ、シェフィールド。
リーズやオーステンデと同じように、せっかく初めて行ったのに、キミについて書くべきネタを
イ課長はヒトカケラも持っていないんだよ…。


# by tohoiwanya | 2012-01-28 01:01 | 2011.11欧州出張 | Trackback | Comments(2)
イ課長の苦境
ああーーーーーーーーーーー (←魂の叫び)

…あ、いや、冒頭からいきなり取り乱して失礼しました。
雨が降ってきたとか、バロック・マックだとか、のどかなウィーン旅行ネタを書いてきたが
実はイ課長はここ一週間ほど極めて厳しい苦境にある。

仕事が忙しいのか?いや、それは実はそうでもない。
ナニがどう苦境なのかといえば、焦点は一つしかない。
3月にまたもや欧州出張しなければいけないことになりそうなのだ。

先週の火曜、降って湧いたように新しい仕事をしなければならなくなり、
その新しい仕事は3月末までに仕上げなければならないにもかかわらず
またもや欧州出張があるかもしれない。

またもや欧州出張
またもや欧州出張
またもや欧州出張…


…出張の神さま、私は何か前世で罪を犯したのですか?
私は昨年11月下旬から12月初めに欧州出張行ってきたばかりなのですよ?
まだその時の欧州出張ネタもほとんどブログに書いていないのですよ?
それなのに、またもや欧州出張ですか?

出張の神というものがもし存在するとすれば、それはことのほか残酷な神なんだと
イ課長はここ数日思うようになった。

まさかこんなことになろうとはなーーー…

さっきも書いたように、先週決まった仕事は3月末が締切だ。
言うなれば「超特急シゴト」といえる。
それに付随した欧州出張もかなり「超特急出張」にならざるを得ない。

またもや欧州出張というショックに打ちのめされた頭を振り絞って
いまオオマカな出張プランを考えてるところなのだが、イ課長がこれまで経験した
どんな欧州出張よりも短いものになるのは確実だ。

これまでの標準的な欧州出張だったら月曜から金曜までを仕事に充てたが
今度の出張はたぶん「火曜から木曜」くらいがせいぜいだろう。

ってことは、月曜に出発し、向こうでの仕事はせいぜい火・水・木の3日間。
金曜にはもう現地出発…てな感じにならざるを得ん。ヘタしたらもっと短いかも…。

まぁね、そりゃイ課長だって(信じてもらえないかもしれないが)マットウな社会人として
企業で生きている人間だ。やらなきゃならんとなれば、たぶん何とかするんだろうが…

現地で一日くらい観光させてくれよ…(心配することはソレかい!)


ああーーーーーーーーーーーッ!! (←魂の叫び その2)


# by tohoiwanya | 2012-01-25 01:07 | 日本でのオシゴト | Trackback | Comments(6)
聖母お助け通りのマクドナルド
マリアヒルファー通りって、ウィーンの中では大通りに属するといっていいんだろうけど、
コレといった観光物件はない。だから観光客でここに行こうって人はあまりいないだろう。

しかし、ここはイ課長にとって懐かしい通りなんだよ。
新婚旅行のときに泊まったホテルが実はこの通りの近くで、よく歩いたっけ。
当時はこの通りを西駅の方まで市電が通ってたはずだけど、今や市電はなくなって
通りの下を地下鉄が走るようになっちゃったんだねぇ。

新婚旅行の時、独文科出身のトホ妻がイ課長にこう教えた。
「マリアヒルファー・シュトラーセって、要するに“聖母お助け通り”って意味よ」。
ほほ〜。

それ以来、イ課長の中でこの道は「聖母お助け通り」として記憶されている。
観光客向けのケルントナー通りと違って、地元の人たちが利用するショッピング街的な
感じが強くて、イ課長好みの場所だったんだよ、聖母お助け通り。

前回書いたように、20年ぶりに聖母お助け通りに来たときは激しい夕立だった。
でも、ここで行きたい場所があったのだ。その店で雨宿りすることにして、
ええい、そこまでは濡れてもしょうがないから、走っていこう。

イ課長が行きたかった聖母お助け通りにある店、それは実はマクドナルドだったのだ。
わざわざウィーンに来て、何でまたマクドナルドに?とお思いになるのは当然だ。

実はそのマクドナルドには20年前もトホ妻と入った。
入って、店内を見渡しているうちに、ゆっくりと驚きが湧き上がってきた。
なぜかというと、そのマクドナルド店内が実に“バロック風”だったからだ。
久しぶりに行ってみたかったんだよ、聖母お助け通りのバロック・マック。

店はすぐ見つかった。美術史美術館方向に向かって左側にある。
しかし何せ外はスゴい雨だ。雨宿りに代わりにマックに飛び込んだっていう客が
ワンサといて(自分もそうじゃん)、残念ながらバロック風の1階は満席。2階の、
ちっともバロック風じゃないテーブルでコーヒーとケーキを食うハメになった。ちぇっ。

しかし帰りぎわに店内の写真はいくつか撮った。
あのバロックぶりを十分伝えているとは言い難いが、店内の様子をご紹介しよう。

照明がこんな感じ。なんだかシャレてるよなー。
天井の細部も精巧な装飾が施されている。
ハンバーガーやチキンナゲットを食う店の装飾という感じではない(笑)。


大体だよ?店内の柱が円柱なのはいいとしてだ、その柱頭にこんなイオニア式の
柱頭装飾をつけるかフツー。マックだろ?ここは。
(イオニア式というのは両側に渦巻きが飛び出しているタイプの柱頭を言う)

マクドナルドって世界のいろんな国に出店してるから、中にはその国独特の建物に
店舗を持っているケースもある。聖母お助け通りのマックもそのタグイなんだろう。
ウィーン風のマックとなれば、当然バロック風ということになるわけだ。

おそらく、マックがこの聖母お助け通りに店を出そうとした時、条件に合った空き物件が
こういうバロック風の店だったんだろうな。ウィーンならそれは十分あり得ることだ。
天井の、円形のフチの中には天井画があっても全然不思議じゃないけど、さすがに
天井画はちょっと…っていうんでマックがなくしたんじゃないかなぁ〜?

そういえば、2007年の欧州出張でプラハに行ったとき、まるで古代彫刻みたいな
石彫レリーフのある建物にマックがあるのを見て感心したけど(中には入らなかった)
このウィーンのバロック・マックもそれと同じような「元の建物の意匠を生かした店」という
考え方で作っているんだと思われる(下は2007年撮影の、プラハのマック)。

聖母お助け通りのマック、雨が小降りになってもまだ混んでたから、あまり
たくさん写真を撮れなかったのが残念だけど、ヨーロッパではこんな具合に
「ローカル化したインターナショナル・チェーン店」を観察してみるっていうのも
なかなか面白いね。

さて…何だカンだで1時間くらい雨宿りしてたけど、雨もそろそろあがりつつある。
20年ぶりのバロック・マックも見たことだし、また移動を開始するとしよう。

雨足が弱くなった聖母お助け通り。
相変わらず傘のないイ課長は、それでも小走りになって、地下鉄駅に急いだのでありました。



# by tohoiwanya | 2012-01-22 22:24 | 2011.06 ウィーン旅行 | Trackback | Comments(6)
はげしい雨が降ってきた
ブダペスト日帰り旅行の話は一休みして、ウィーンの話に戻そう。

前にも書いたように、ウィーンではイ課長とトホ妻は時々別れて別行動したんだけど、
ちょうどウィーン・ボーイズにアンケート調査されたり、エンゲル薬局を見に行ったりして
単独行動していたときのハナシだ。

街の写真を撮ったりしながら、グラーベンのあたりをウロウロしているうちに、
だんだん空が暗くなってきたような気がする…雨降るのかなぁ?

実はイ課長たちはウィーンに到着した当日、土曜日の夜にすごい雷雨に遭遇した。
幸いレストランにいたから濡れずに済んだけど、6月のウィーンでは時として激しい夕立が
あるらしいことは何となくわかっていた。

この時、イ課長は「ウィーンのテーマカラーは緑と金なのかな?」みたいなことを考えながら
写真を撮ってたんだよ。ウィーンの街を歩いてると「緑の屋根に金の飾り」って組合せが
すごくよく目に付く。だから以下のような記事をこのブログに書けるかな思ったのだ。

ウィーンで緑と金と言えば、最初に思い浮かぶのがカールス教会である。
この教会は新婚旅行の時にも目にし、今回泊まったホテルからも近かったから、
私にとってはウィーンで最もなじみの深い建物の一つと言っていいだろう。
この教会でひときわ目を引くのは緑色のドームと、金の飾りを載せた二本の円柱だ。

ところがこの日、トホ妻と別れて一人でウィーンの中心部を歩いてた私は、
見慣れたカールス教会と同じような建物が他にもあることに気づいた。

たとえば旧市街中心部からのぞむホフブルク宮殿。緑のドームに金の飾りがある。

ペーター教会も同様である。同じような緑色のドームと金の十字架が特徴的で、
ドームの写真だけ見せられたらどれがどの建物か、区別がつかないほど似ている。

緑と金。この組み合わせこそがこの街を象徴する色彩といえるのかもしれない。
そんな印象を心の隅に抱きつつ、私のウィーンの旅はつづくのである…。



…みたいなさ、そんな感じのネタになるかと思って写真を撮ってたわ・け・よ(笑)。
しかし、写真を見ればおわかりのように、最初のグラーベンの写真と比べてもますます空は
暗くなってきた。これはいよいよ夕立がきそうだ。緑と金どころじゃなくなってきた。
イ課長はこの時(というか、旅行全行程を通じて)傘なんて持ってなかったのだ。

なんて言いつつ、ほら、ここにも緑と金。この建物なんか窓枠も緑で統一している。
緑青の色みたいな緑だけど、窓枠に使ってるってことは別に銅が錆びたわけでもなく、
明らかに緑と金を選んで配色してると思われるのだが…

う、う…しかしほんとヤバくなってきた。
こうやってホフブルク宮殿とさっきと建物を組み合わせて写真を撮ってる間にも
今にもポツッときそうで、おっかなくてしょうがない。
「緑と金」の考察はあきらめてどこかに逃げた方がいい。

追い立てられるように、とりあえず地下鉄の駅に逃げ込んだ。
この後、マリアヒルファー通りのある駅まで行ったんだけど、降りてみたら
案の定、地上は激しい雨が降っていた。

傘はないんだからどこかで雨宿りしないと…状況的にはさっきとあまり変わらない。
しかし、雨宿りには格好のところがある。というか、ソコを見たくてここまで来たのだ。
傘を持たないイ課長、結局雨にビショ濡れになりながら、目的の店に向けて
マリアヒルファー通りを走り始めたのであった。

(…そういう意図はなかったんだけど、これも何となく「つづく」っぽい)



# by tohoiwanya | 2012-01-18 00:09 | 2011.06 ウィーン旅行 | Trackback | Comments(2)


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