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2009年 04月 27日

イ課長版・世界の車窓から -その2-

さて、ドイツ鉄道の旅 中規模都市〜田舎街編。
マシな方から始めてだんだんショボい方向、ヤバい方向に話を進めることにしよう。

これはダルムシュタットという駅の建物。
灰色のレンガ(なのかな?)に瓦屋根(なのかな?)というのが印象的な建物だ。
ダルムシュタットってフランクフルトに割と近い街だけど、ガイドブックにも必ず載ってる
そこそこ有名な街で、駅舎もそれを反映してか、なかなか堂々としているよね。
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こちらはバド・シュタッフェルシュタインっていう、ガイドブックには絶対載ってっこない、
誰も知らない田舎町の駅。駅舎も小さいし、たぶんすごく古いんだと思う。レンガ作りの
四角い煙突が実に古めかしい。しかしアーチ型の窓といい、真ん中の時計といい、
古めかしいながらも風格を感じさせる建物だよな。
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このブルーの建物は民家ではない。これが駅舎なのだ。
ノイ・イーゼンブルクって小さ〜い街の駅だけど、その風格のなさに呆れる(笑)。
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白い窓枠といい、屋根からヒョロリと建っているテレビアンテナといい、どっから
見ても民家にしか見えない。駅舎であることを主張するためか、赤いDBマークが
ヤケクソのように壁に貼りまくってあるところが、さらなるショボさを醸し出してる。

しかしまぁ、イ課長が見たドイツのあらゆる駅の中で最も衝撃的だったモノといえば
以前にも紹介した、旧東ドイツエリアにあった、このヴォルフェンの駅にとどめをさす。
とにかくその荒廃した廃墟的フンイキは、今こうして見ても「ナチス・ドイツ時代の
強制収容所が保存してある」としか思えない(笑)。
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ホームに行くための地下通路からしてスゴい。とにかく「ヒトが使う施設としてのアタタカミ」ってものを
これっぱかしも感じさせないよね。
どちらかというと、ガス室に送られるときに歩かされる通路という風情で…(笑)。
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廃墟のような地下通路を通ってホームに出ようとすると、この腐った木造の屋根が
目に飛び込んできて、あまりの荒廃ぶりに感動をおさえられない(笑)。写真を撮らずにおれようか。
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とにかくこの駅の荒れ果てっぷりはイ課長に「強制収容所」というイメージを強く
喚起させるものがあった。だから、遠くに見える駅員用の施設?もイ課長の目には
「脱走者を銃撃するための見張り塔」に見えて仕方なかった(笑)。
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というわけで、立派なフランクフルト中央駅から強制収容所のようなヴォルフェン駅まで、
2回に分けて、イ課長版・世界の車窓から-ドイツ鉄道の旅-でした。

いやー…いろんな駅を見せていただきましたよ、ホント。

 


by tohoiwanya | 2009-04-27 01:30 | 出張・旅行あれこれ | Comments(0)


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