2009年 07月 03日

アミアン大聖堂 -その2-

さて、乞食のワキを通って(笑)アミアン大聖堂の中に足を踏み入れたイ課長、
「ゴシック教会に入って最初にいつもすること」をここでもした。つまり

「うーー…わーー…」と口を開けて天井までぐーっと見上げることだ。

何せ天井高43mだからねー、首を反らして見上げるのにも時間がかかる(笑)。
天井が「はるか天上」にあるかのように思える。いやシャレじゃないんだって。
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この日は天気が良かったから、明るい太陽が差し込んだときのゴシック教会が
どういう日照効果を狙って設計されたかがよくわかって非常に興味深い。
小雨模様で、中も暗く神秘的だったパリ・ノートルダム大聖堂とはオモムキが全然違う。

聖堂は基本的に入口は西向きに建てられる。もちろん多少はズレてるけどね。
だから太陽が東側にある午前中は入口とは逆、つまり聖堂の一番奥から日が射すことになる。
ほら、アミアン大聖堂の東の一番奥のあるあたりは陽光で光り輝いてみえるでしょ?
祭壇の周囲のコウゴウしさが、イヤが上にも強調されるってわけだ。
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さらにこうやって入口から聖堂奥を遠望すると、両側の側廊(天井の低いワキ通路)に比べ
身廊(真ん中の、天井の高い通路)の天井は天窓の効果で明るく見える。
しかも、その身廊の天井も奥の方ほど明るく輝くことになるわけだ、少なくとも午前中は。
すごい効果だよなー。
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信心深い中世の人だったら、コレ見ただけで「おお…カミさまがあそこにいらっさる」と
感じて思わずひざまずいちゃうのかもしれない。
バチあたりな現代のイ課長は採光の技術的なブブンに感心するばかりで
あまりカミさまに関して考える様子はなかった(笑)。

太陽の位置はステンドグラスの見え方にも大きな影響を与える。
下の写真のステンドグラス、3面あるうちの左の上方が一番明るくなってるでしょ?
午前中である以上、左側がすなわち東側になる。従って、このステンドグラスが南壁面に
作られてることが自動的にわかる。
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これは聖堂奥から入口の方をふりかえって見たパイプオルガンとバラ窓。
バラ窓は入口上方、すなわち西の方を向いてる。だから、この時間はまだ
バラ窓は「向こうからお日様に照らされた状態」にはなってない。
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ゴシック大聖堂の外側・内側をいろんな角度で日が照らすのを見るには、
昼前に行って太陽が東側→真南→西側と移動する時間がイイわけだな。
もっとイイのは朝から夕方までずーーっと見続けることだが、旅行者にはそんなのムリ。

今回イ課長が行ったゴシック大聖堂はパリ・ノートルダムも、アミアンも、シャルトルも、
ランスも、ぜーーーんぶ午前中の訪問だった。ま、しゃーないわな。
こっちだって都合ってモンがあるんだからさ。

というわけで、本日はアミアン大聖堂の内部、特にお日様の効果に関して。


アミアン大聖堂訪問記はまだ続くんだよーーーん。




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by tohoiwanya | 2009-07-03 00:11 | 2009.05 パリ旅行 | Comments(0)


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