2009年 09月 09日

パリ行く人々 -バスティーユ広場編-

パリジェンヌはオシャレでちょっとタカビー…というイメージがある。
パリジャンはキザなシャレ者…というイメージもある。

実際にパリに行って、「パリ行く人々」をワンサと観察したイ課長としてはだね、
こういった既存のイメージに対して、ハッキリとこう言いたい。
パリジェンヌ、パリジャンたちに対する上述のようなイメージはだねぇ、



まったくその通りなんだよ と。

いやもうね、コレにはイ課長、率直に言ってたまげました。
イカした個性派男優・個性派女優がそこらじゅうにゴロゴロしてるような感じなんだから。

日曜にヴィル・ダヴレーから電車に乗ったら、同じ車両に4人の若い男がいた。
全員黒いスーツに白ワイシャツに黒ネクタイという、やけにジミな服装だ。
4人で大声で話してダハダハ笑ってる姿はあまり上品とも知的とも言えない。

ところが、この4人のスーツ&シャツ&ネクタイの着こなしが実にイイんだ。
日曜のミサか、それとも葬式か、とにかく黒スーツを着る本来の目的が済んで、
電車の中ではネクタイなんかも少しゆるめて崩したカッコになってるんだけど、
崩しててもちゃんとオシャレに見える。「人じゃなくスーツが歩いてる」的な貧弱感が全くない。
シックな黒のスーツが見事に似合ってる。4人全員がそうだっつうんだから驚く。

しかもこの4人の顔が、またやけにイイんだこれが。憎たらしいことに。
さすがにアラン・ドロンとまでは言わんが、ジャン・ポール・ベルモンドクラスは
十分クリアしてる。全員ヴァンサン・カッセルよりはレベル高かったと思う(笑)。

もちろん、女性もみんな実にキレイでオシャレでカッコいいんだよ。
さすがにカトリーヌ・ドヌーヴとまでは言わんが、オシャレに決めたエマニュアル・ベアールや
サンドリーヌ・ボネールがそこらじゅう歩いてるような感じ。
シャルロット・ゲンズブール程度の女は相当ゴロゴロいると言っていい。

どうしてパリの連中ってオシャレでカッコ良く見えるんだろう?
パリで「パリ行く人々」を観察しながらイ課長なりに考えてみた。

単に顔の造作がイイっていうことより(そういう側面も皆無じゃないと思うが)要するに
「自分はどういうカッコが好きで、どういうカッコが似合う」かを明確に把握してるから
なんじゃないかなぁ…?なんて思った。だからみんなオシャレに工夫と主張があり、
従ってそれぞれに個性的でカッコ良く見えると。これがイ課長の仮説。


パリのバスティーユ広場の階段の上から道行く人を望遠レンズで“定点観測”してみた。
撮影者の好み上、やはり被写体は女性が多くなるのは避けられないが(笑)。

下の写真の、白いホルターネックの女子は広場で誰かを待ってるっぽかった。
このショットだと顔コスッて眠そうだけど(笑)、歩いてる姿は実にカッコ良かった。
f0189467_002115.jpg

こちらはサングラス姿のマダムが、やはり待ち合わせっぽい。
ことさらオメカシしてるって感じは全くないんだけど、見た感じは非常にオシャレに見えるよね。
f0189467_00468.jpg

おっと、こっちじゃ学生っぽい二人連れが何かをモグモグ食いながら歩いてる。
左の女子の、シャツとスカーフと、そして肩にかけてるバッグを紫でまとめた
カラー・コーディネートに脱帽だぜ。右の女子の服の色使いもいいね。
f0189467_011617.jpg


この彼、フードかぶってるから撮影したときは顔がよく見えなかったんだけど、
後で見たらカッコいいんでビックリした。これまた、紫の帽子とシャツが実に効いてる。
しかもカメラ目線だ。撮られてるのわかったのかな?
f0189467_02645.jpg

しかし、バスティーユ広場での定点観測で最も気に入ったのはこのコだ。たぶん高校生くらい?
f0189467_023017.jpg

イ課長のすぐ近くに座り、たった一人でメシを食い始め、そのうちリンゴを丸ごと
ガシガシかじりだしたんだけど、そのヒン曲がった性格が顔に表れてる具合が実にイイ(笑)。
まるで「性格ヒン曲がり少女の青春」っていう映画の一場面でも見てるようだよ。
あたりをニラミつける、その目つきの悪さがもうサイコウ。絶対、クラスに友達少ないに違いない。
いやー、何て魅力的なコなんだろう(笑)。写真がシャープに撮れなかったのが残念だ。

ことホドさように、パリの人たちはみんな見てて面白い、なぜか絵になる。
「めかしこむ」という意味でのオシャレとはちょっと違うんだけど、それぞれに
実に個性的で、見てると飽きない。

この定点観測は他の場所でもやってみた。その2をお楽しみに。



[PR]

by tohoiwanya | 2009-09-09 00:08 | 2009.05 パリ旅行 | Comments(2)
Commented by sca at 2009-09-10 09:45 x
カメラ目線の青年といい、ひん曲がった性格が顔に出てる少女といい、そうさせたのは実はカメラもった怪しげな東洋人じゃないですか?(笑)

ヴァンサン・カッセルクラスだって近頃のイケメンと言われて本人もそう思っているらしき日本の芸能人よりはよほどかっこいいと思うんですが。

目の保養のためにもやっぱりパリに行くべきか・・・(笑)
Commented by tohoiwanya at 2009-09-10 17:49
この男子の方は明らかに
「あ、あいつ、オレのこと撮ってるのか?」って気づいてるね。
しかし、性格ヒン曲がり少女は、ありゃ天性のものだ(笑)。

男もみんなカッコ良かったスよほんと。
特にスーツ姿は大したもので、イ課長が手本にしたいと思った。

実用的には男性ファッションの観察が有益でしたな。
でも、実用にならない女性の観察の方がイ課長は好きですな(笑)。


<< 映画ヲタクの旅 -シェルブール...      クリュニー中世美術館 >>