2009年 10月 16日

ラッフルズ・ホテルのロング・バーで…

ある国・ある都市の名物があって、本場のソレを食ったり飲んだりするチャンスが出来たとする。
せっかく本場に来たんだから、なおかつその王道といえる店でそれを味わいたいと思わない?

たとえばウィーンのザッハ・トルテ。
イ課長は新婚旅行で、トホ妻と一緒にウィーンで本場のザッハ・トルテを食った。
しかも、それを「ホテル・ザッハーのカフェで食った」ということがちょっと嬉しさを増す要素になっている。
本場の、そのまた極めつけの店で味わうその街の名物というわけだ。

さて、シンガポール。
シンガポールに行ったら、この国の名を冠したカクテルである「シンガポール・スリング」を、
その発祥の地、ラッフルズ・ホテルのロング・バーで飲みたかった。

別にこのカクテルが特別好きというわけじゃない。
でも、せっかくシンガポールに来て、かの有名なラッフルズ・ホテルも近いのに(イ課長宿泊ホテルから徒歩圏)
そこでシンガポール・スリングを飲まないなんて、あとで後悔しそうだ。イ課長は「しなかったことを後悔するより、
してしまったことを後悔する」ことの方を迷わずに選ぶニンゲンなのである。

ラッフルズ・ホテルのロング・バーに行ったのは実は今日なのだ。
仕事が終って、5時半頃にぶらりと歩いて行ってみた。

ラッフルズ・ホテルといえばサマセット・モームの昔から世界のセレブが集う、伝統を誇る名ホテル。
そして、その2階にあるロング・バーこそシンガポール・スリング発祥の店として有名だ。
白亜に輝くラッフルズ・ホテルをうろうろ探していると…おお、あったぞ、ロング・バー。
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中はちょっと暗くて、天井では機械じかけのウチワがのんびりパタラン…パタランと動いて風を送ってくる。
うーむ…英国植民地時代をホーフツとさせる南国ムードが満ちておるのう。
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店名の由来にもなった長~いカウンターに座り、バーテンダーにシンガポール・スリングを注文する。
おそらくこの店に来る客の大半がこれを注文するに違いない。

アッという間に来た。
おお、これこれ。ラッフルズ・ホテルのオリジナル・グラスも有名だよなぁ。
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ロング・バーのもう一つの名物はこの、一升マスみたいなのに山盛りになった殻付き落花生。
これは好きなだけつまんでいいのである…え?殻はどうするのかって?
殻はなんと床に自由に捨ててイイのである。スペインのバルを思わせるスタイルだ。
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落花生をときどき口に放り込みながら、甘ったるいシンガポール・スリングを飲む。
うーーーん…出張中の南国の高級バーで孤独に浸るシチュエーションとしては大変によろしい。

バーテンダーが伝票を持ってきた。いくらだ?
27S$ 05¢ …27.05シンガポールドル … え? … マジかよッ?!!

シンガポール・スリング一杯で約1800円だ。どっしぇーーーー。
日本に帰ったら詳しく書くけど、イ課長はシンガポールではメシは断然安くて美味い屋台系に惑溺しており、
食費はすごく安く済んでる。現に、今日の晩飯代だって4.5S$ (せいぜい300円)だ。
シンガポールで食ってるメシ代が異様に安いから、カクテル代は異様に高く感じられる。
このシンガポール・スリング一杯がシンガポール滞在中の夕食代の合計を上回ってるのでわないか?

いやーー…こりゃぶったまげた。
まさか天下のラッフルズ・ホテルがボるとも思えないから、これが正規料金なんだろう。たっけぇ~~。

値段を知ったとたんにさっきまでのけだるい南国ムードも吹っ飛ぶ(笑)。
大体だなー、天下のラッフルズ・ホテルのロング・バーがBGMに安っぽいポップスなんて流してて、
ちょっと品位に欠けるんじゃねぇのか?おい。
しかも、カンジンのシンガポール・スリングにしたって、大半の客がそれを注文するもんだから、
大量に作りおきしてるじゃねか。ちょっと手抜きじゃないか?おい(←態度急変)。

金を払ってロング・バーを後にした。まぁしょうがない。世界に名だたる高級ホテルなんだから。
ここのシンガポール・スリングを飲みたくて来たんだから。
しなかったことを後悔するより、してしまったことを後悔するほうを迷わず選ぶイ課長なんだから。



…ここに来てしまったことをホンのちょっと後悔する貧乏性のイ課長なのであった(笑)。




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by tohoiwanya | 2009-10-16 00:10 | 2009.10 シンガポール出張 | Comments(2)
Commented by よこりん at 2009-10-21 17:56 x
いずこの国も、高級ホテル及び空港の中はその国ではないよね。
サンガプー(仏語読み。ぁ知恵熱が)価格では一杯2万円くらいなのかしら?
(以前北京帰りの空港cafeで、コーヒー1杯1000円近くとられたぜ)
ま、飲み過ぎでイ課長がマーライオンになるようなことはなさそうですわね。
Commented by tohoiwanya at 2009-10-22 15:37
>価格では一杯2万円くらいなのかしら?

いやさすがにそこまでは…(笑)。

メシ代の感覚が「日本の半分」と考えて価格差を換算すると、
このシンガポール・スリングは大体一杯3000円程度という感じかな。

え?そんなに高くないじゃないかって?
貧乏性のイ課長にとってはバカ高だよ。冗談じゃない。
この値段で「金麦」が何本買えると思ってるんだ!(笑)


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