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2009年 10月 31日

サン・マルタン運河というところ

唐突にパリ旅行記の続きを再開するのである。

出張と違って、旅行だと全日程がほぼすべて自分の好きなコトによって埋まる。
だからネタも多くなる。まだ書くことがいっぱい残ってんだよーーー。
やっと着手したばかりのシンガポール出張報告もあるし、その上11月には新たな海外出張報告が
加わることを考えたら、少なくとも来年まではネタの枯渇に困ることはないか(笑)。

さて、パリだ、巴里。
ギュスターブ・モロー美術館オペラ座を観光し、バスティーユ広場でパリ行く人々を
定点観測したイ課長は、そのままぶらぶらとサン・マルタン運河方向に歩いた。
この日はとにかく天気が良かったんだよねー。

サン・マルタン運河って、今回イ課長がパリで最も気に入った場所の一つだ。
パリの東の方をセーヌ川から北に伸びる運河なんだけど、周辺の感じがもう実にイイ。
イ課長は見てない「アメリ」って映画の中で、主人公が川で水切り遊びをする場面が
あるそうで、その場面が撮影されたのがこのサン・マルタン運河(らしい)。

この辺はモンマルトルの丘にも近くて、パリの中では“下町”と言えるエリアだ。
その真ん中にマンマンと水をたたえた運河があって、途中にいくつも太鼓橋がある。
サン・マルタン運河というところ_f0189467_0542586.jpg

運河の両側はまさに絵に描いたような「パリ市民の憩いの場」という風情だ。
時間はちょうど昼過ぎだったんだけど、学生なんかが運河の堤防に座ってみんなで
メシを食ったりしてる。
サン・マルタン運河というところ_f0189467_114127.jpg

うーーーん…実にイイ雰囲気だ。イ課長も今日のランチはカフェとかじゃなくて、
このサン・マルタン運河の堤防で食うことにしよう。

サン・マルタン運河はかなりの高低差のある地形に作られてるらしくて、何カ所も
水位調節用の水門がある。ここを通る船は必ずこの水門で一時停止するわけだ。
お、太鼓橋の向こうから運河クルーズの遊覧船がやってくるではないか。
観光客をいっぱい載せた遊覧船がのんびりと水門で“上昇”するのを見るのも楽しいね。

こうやって、いったん船を水門で停めて水位を調節する。
サン・マルタン運河というところ_f0189467_0582582.jpg

これから進もうとするところと水位が同じになったところで水門がギーーー。
サン・マルタン運河というところ_f0189467_0565082.jpg

はーい、行ってらっしゃーーい。パリの下町を抜ける運河クルーズもオツだねぇ。
サン・マルタン運河というところ_f0189467_0585188.jpg

サンサンたる陽光の下、パリの下町を流れるサン・マルタン運河のほとりで昼食。
イ課長が近くのスーパーで調達した食材は以下の通り。
サン・マルタン運河というところ_f0189467_05914100.jpg

小さい方がマカロニサラダみたいなもの。
大きい方がチキンの入った野菜サラダ。
そしてもちろん、真っ昼間から大量のビールなのである当然なのである(笑)。

運河べりにはアッチでもコッチでもパリっ子たちがゴロゴロしたり、しゃべったりしてる。
うーむ…ここでまた定点観測してみようかな。

というわけで次回は「パリ行く人々定点観測シリーズ」第2弾、サン・マルタン運河編でござんす。




by tohoiwanya | 2009-10-31 01:02 | 2009.05パリ旅行 | Comments(4)
Commented by 小市 at 2009-10-31 22:42 x
乗りましたよ、観光船。

イ課長がご覧になったのと逆の方向で、上流からセーヌに最後たどりつくルートをとりました。

なんといっても「ミニスエズ運河体験」がおもしろかった。船の中から見ていると、水位がどんどん下がっていって、最後に水門が開かれると、「ドカーン」という感じで船が出て行くのがわかりました。

ほぼ3時間1本勝負。利用した船は午前中に上流へ上ってきて、その船が折り返し午後から下っていくものでした。操縦している男性が、乗船時の切符のもぎりから、左右の岸部の説明(確か仏、英くらいはしていた)から、運河部分で停止中はドリンク販売から、最後セーヌに入る直前は暗渠の中で外が見えないのでサックス吹いて余興を見せたりと大忙し。思わずチップを渡したくなる大活躍でした。おもしろかったです。
Commented by tohoiwanya at 2009-11-01 23:50 x
ほぉ、アレ、乗りましたか。
私が見た場所だけでも水門って、ほぼ連続して3つくらいあったはずで、
そのたびにイチイチ停船して水位調整して、面倒だなぁ…と、橋の上からは
見てましたが、セーヌ河クルーズとは違うおもむきがありますよね。

地上にいると運河が途中で「地下にもぐって」るように見えるけど、あの暗渠は
けっこう長いはず。船長?さんも客を退屈させないためにガンバッてますな(笑)。
Commented by みゅげ at 2021-04-24 17:48 x
パリは何度か行ったのに、とうとうサン・マルタン運河には行かなかった。
「アメリ」好きなのに、なぜだろう?
3週間も滞在したときに、行っておけばよかった・・・。
でも、滞在が長いと逆に「いつでも行ける」気になってしまうんですよね。

コロナで、たぶん本当にもう元気なうちに海外に行くことができないと思ってます、あ~~~ぁ・・・。
Commented by tohoiwanya at 2021-04-24 22:03
>とうとうサン・マルタン運河には行かなかった

みゅげさん:
あの辺、冬だと木々の葉っぱも枯れて寒々しい感じなのかもしれないけど
この時は初夏の陽光燦々で、ホントに気持ちがいい場所でした。
お互い、コロナが終息したらまた海外行けるように、足腰鍛えておきましょう(笑)。



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