2009年 11月 09日

モンパルナス墓地 -その1-

パリ旅行ネタには「その1、その2…」って感じで、連続してタップリ書きたいネタが多い。
今回はモンパルナス墓地について書こう。このネタもやはり1回では終わらない(笑)。

墓地に観光に行くっていうのは変といえばヘンだけど、有名人のお墓が多い墓地って
けっこう観光地化してる。ウィーンなんかだと中央墓地に行って有名作曲家のお墓めぐりってのが
完全に定番観光コースになってるよね。

パリにはモンパルナス、モンマルトル、ペール・ラシューズっていう有名な3つの墓地があって、
それぞれ誰もが知ってる作家だの哲学者だの映画監督だの俳優だの音楽家だのが
「おお、あの人がここに」って感じで眠っている。その中でイ課長が行ったのはモンパルナス墓地だった。

ここにはシャルトル大聖堂に行ってパリに戻ってきた、その足で行った。
平日の、そろそろ夕方になる時刻の墓地。それでもけっこう人が歩いてたけど、その中には
イ課長みたいな「観光墓参り」に来た人も多かったんだと思う。

モンパルナス墓地にある著名人のお墓として、必ず真っ先に挙がるのが
サルトルとボーヴォワールのお墓だ。
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実存主義哲学の第一人者、20世紀を代表する哲学者サルトル。
「人は女に生まれるのではない。女になるのだ」の「第二の性」で有名な作家ボーヴォワール。
この二人は法的には結婚してなかったけど、実質的には生涯のパートナーだった。
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法的に夫婦じゃなくても、一緒のお墓に入るのはこの二人にとってこの上なく自然だったはずだ。
こういう有名人のお墓には花を供えることが多いのは万国共通だけど、パリではなぜか
メトロの切符を置く、という風習?があるようだ。でも、イ課長の切符はまだここでは置かない。

これは「悪の華」で有名な詩人ボードレールのお墓。
サルトルもボーヴォワールも読んでないイ課長だが、「悪の華」は高校生の時に読んだよ。感慨深いなぁ。
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ボードレールって人はなかなかシャレ者だったんだけど実際には父親の遺産を使い果たして禁治産者になったり、
実生活上では相当破滅型の人だったらしい。

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20世紀を代表する名フルーティスト、ジャン・ピエール・ランパルのお墓もモンパルナス墓地にある。
彼の演奏したフルート曲はイ課長のiPodにも何曲も入ってるよ。日本びいきとしても知られてて
琴の名曲「春の海」をフルートで録音したりもしてる。
そんなに昔の人じゃなくて亡くなったのは2000年。まだ新しい墓石の上に供えられた花がキレイだ。
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フランス国内での人気・知名度という点じゃこの人かも。歌手のセルジュ・ゲンズブール。
イ課長としてはこの人には特に思い入れはなくて、ジェーン・バーキンと結婚して、その娘が
女優のシャルロット・ゲンズブールであるってことくらいだけど、フランスでは未だに大変な人気らしい。
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死後も人気が高くて、みんなが花だの写真だの、争うようにお供えするもんだから
墓なんてほとんど見えないよ。まるで花屋の店頭みたいなスゴいことになってる(笑)。
 
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セーヌ左岸の、都会の中にある墓地で、周りにはビルが建ってるけど、墓地の中はシンと静かだ。
パリを愛した人たちが眠るにはイイところと言えるかもしれない。

というわけで、モンパルナス墓地の観光墓参りは「その2」に続くのである。
次回は「女優さんのお墓めぐり」ざます。
  


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by tohoiwanya | 2009-11-09 00:23 | 2009.05 パリ旅行 | Comments(0)


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