2010年 01月 06日

パリのレンタル・ママチャリ

パリネタはランス大聖堂が最後だと思っていたら、それは甘い(笑)。
イ課長にとってチョー久しぶりの「海外出張じゃない海外旅行」だった昨年5月のパリ旅行は
感動と発見に満ちていたのである。書きたいことはまだ尽きる様子がない。

パリで「へぇ、こんなのあるんだ」と思って、何気なく写真を撮ったものがある。
正直言って、その時はソレがそれほど大したものだとは思ってなかった。

ところがだよ。

昨年12月にイ課長が仕事関係で出席した…まぁ一種のビジネスセミナーみたいなもので
講師が「ヨーロッパの新しい環境ビジネスの事例」として紹介してた写真を見てイ課長は驚いた。
5月にパリで「へぇ、こんなのあるんだ」と思って写真に撮った、まさにアレやん!
そのアレとは何か?それは…




ヴェリブ だ。



ヴェリブってナニよ?と思うのも当然、イ課長もそのセミナーで初めて名称を知った。
これって要するに、パリのレンタル自転車システムなんだよ。
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パリ市内を歩いてて、同じような灰色の自転車に乗った人が多いなぁと思った。
しかも、その灰色の自転車がずらりと並ぶ専用置場みたいなのもソコカシコにある。
自転車自体もちょっとシャレたデザインだけど、前カゴつきで、基本的にはママチャリだよね。

乗りたい人はシステム端末みたいな機械でナニカをドウニカ操作すると借りられる。
とはいえ、イ課長がパリ滞在中にヴェリブを利用することはなかった。
そもそも料金その他がどういうシステムになってるのかはマターークわからなかったしね。
システム端末の写真も撮ってみたけど、依然としてマターークわからない(笑)。
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調べてみると、1日登録の場合、1ユーロかかるんだって。約135円。
これだけ払うと、30分以内だったら日に何度借りてもタダなんだって。
30分を超えると1時間なら1ユーロ、1.5時間なら3ユーロって具合に、長時間借りるほど
高くなって、もし20時間借りると151ユーロ(約2万円)なんだとさ。自転車が買える(笑)。
ただ、この登録制っていうのが一日登録だの一週間登録だの、さらに年間登録だのといろいろあって
複雑でよくわからない。

最寄の駐輪場で借りて、乗って、目的地に最寄の置き場に返せばいいっていうシステムは
シンプルでわかりやすい。ところがここにまた複雑な要素が盛り込まれてて、たとえば
モンマルトルの丘みたいに坂の上の置き場だと借りる人ばっかりで返却する人がいないから、
そういう高い場所の駐輪場に返却すると次回15分間無料利用のボーナスがつくらしいよ(笑)。

下はパリ東駅前のヴェリブ駐輪スポット。
ここの場合はほとんど出払っちゃってて、1台しか残ってない。
返却する人が多い少ないは場所によってかなり差が大きいみたいだ。
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パリ市内の自動車交通量を減らし、省エネと低炭素化にも貢献っつうことだから、
確かにビジネスセミナーで「新しい環境ビジネス」として紹介したくなるトピックではある。
しかしヴェリブの運営形態に関する説明を聞いて、イ課長はさらに驚いた。

これ、パリ市が公共事業としてやってるわけじゃない。当然、税金も使ってない。
じゃ、誰がやってるのかっていうと、実はパリの大手広告代理店なんだよね。
その広告代理店は駐輪場ワキの広告スペースをもらうのと引き換えにヴェリブの運営コストを
負担してるんだよ。広告会社は駐輪場ワキの(つまり必ず道路に面した)優良広告スペースを
広告主に売ることで十分ビジネスになってるらしい。ほぉ〜考えやがったな。

パリ市内を歩いて観光してると、このヴェリブはホントによく見かけた。
調べてみたら、2008年4月現在でパリ市内にヴェリブが約2万台、駐輪スポットが約1500箇所、
しかも駐輪場は300m間隔を目安に設置っつうんだから、やたら頻繁に見かけるのも当然だ。
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パリ市内を自転車でスイスイって、気分よさそうに思える。
パリジェンヌが風に髪をなびかせてサン・マルタン運河ぞいあたりを走ってるのを見ると、
自分でもちょっと乗りたくなる。お金を払って登録すればもちろん観光客でも使える。

でもねぇ、慣れない右側通行、複雑なパリの道をコレで車と一緒に走るのはけっこう危ないよ?
2008年10月現在で4例の死亡事故が実際に起きてるらしいからね。
土地カンがなく、フランスの交通規則も知らない外国人観光客には難しそうだよなぁ…

(ヴェリブに関するデータ等はすべてWikipediaから引用しました)



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by tohoiwanya | 2010-01-06 00:39 | 2009.05 パリ旅行 | Comments(0)


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