2010年 08月 05日

プラハ時間差写真集

依然として“プラハ回想モード”のままのイ課長。今日もプラハの話。

プラハ出張で撮った写真を見てると、「ほぼ同じ対象を時間差で撮ってる」って写真が
何組かあることに気づく。イ課長がプラハ市内を歩きまわる間に同じ場所を何回も通り、
そのたびにフと気が向いて写真を撮った結果ということだけど、気が向いた理由の中には
「同じ場所なのにさっきとは雰囲気が違ってる」
「昨日来たときはこんなじゃなかったのに」みたいな、ちょっとした驚きもあるんだよね。

プラハに到着した木曜の夜、寒さに震えつつ夜の街を散歩して、チェコ軍団橋っていう橋に出た。
この橋って、有名なカレル橋の一つ下流ガワにある橋で、ここからカレル橋はもちろん
ライトアップされたプラハ城や聖ヴィータ大聖堂の塔なんかがよく見える。
あまりの美しさにウットリしながら写真を撮った。
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翌朝、同じ場所まで行って、似たようなアングルで写真を撮った。
ライトアップされて華麗に輝く夜に比べて、霧にけむる朝の方がむしろ神秘的に見えたね。
写真撮りながら「今日の仕事が終わったら、明日はアソコを観光してやる〜」と決意を新たにしたっけ(笑)。
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カレル橋にも時間差写真がある。同じ日に撮ったんだけどね。
下は朝の…たぶん9時とか9時半頃だったはずだ。チェコ軍団橋からブルタヴァ川沿いに歩いて
カレル橋まで来てみたというわけ。
「はー…有名なカレル橋も晩秋の寒い時期だとウスラ淋しいもんだなぁ…」と思った。
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それがどうよ。昼過ぎにもう一度来てみたら橋の上はこのアリサマ。大変な賑わいだ。
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みやげ物屋だの絵葉書売りだのが両側にギッシリ並ぶ間を観光客がミッチリと通ってる。
イ課長が最初のウスラ淋しい写真を撮った後、おそらく10〜11時頃が観光スポットとしての
カレル橋の“開業時刻”なんだろう。9時台じゃまだ開業準備すら始まってなかったんだ。

プラハの時間差写真にはこんなのもあった。
やはりチェコ軍団橋の近くで金曜の朝に撮った。平日の朝の活気があふれて道路も混んでる。
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ところがだ。
いよいよ仕事が終わって土曜日の半日観光の朝。
早起きし、ホテルの朝食をたっぷりとって、さぁ張り切ってプラハ城観光だっていうんで
昨日と同じようにチェコ軍団橋に行き、そこの停留所から市電に乗ろうと思ったら…
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あっらーーーー…すっげー閑散としてるぅ。
バックの建物の位置から見てほぼ同じ場所なんだけど、同じ場所の写真にみえない。
プラハも週末の朝ともなるとこんなに静かなんだ。さっきのカレル橋といい、
プラハの街って、わりと朝の活動の始まりが遅いのかも。

ここまでの時間差写真はおおむね「数時間〜1日」という間隔で撮られた写真だ。
しかし最後に約30年の差、というすごい時間差のプラハの写真をご紹介しよう。

下は2007年に出張したときにイ課長が撮ったカレル橋のたもとの写真。
お昼過ぎだから観光客がワンサカ写ってるけど、プラハなんだからそれは当然であって、
別段驚くべき写真ではない。
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ところがだ…。
実はトホ妻は大昔にプラハに行ってるんだよ。学生時代で、たぶん1980年頃に。
もちろん、その頃のチェコスロバキアはガチガチの「共産圏」で「東側」だ。
当時のプラハは素敵な観光地なんて雰囲気はまったく皆無で、「ヒガシガワの国の首都」っていう
ヒエビエとした雰囲気が強かったらしい。

トホ妻がそんな「共産圏当時のプラハ」の、カレル橋のたもとの写真を撮ってた。
もうだいぶ色あせた写真をデジカメで撮り直したものだから画像が悪いが、勘弁しちくり。
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確かに同じ建物がある。明らかにイ課長が撮ったのと同じ場所の30年前の姿だ。しかし何という違い!
あの有名観光スポット・カレル橋のたもとがこんなに閑散・殺伐としてるなんて!
トホ妻によれば、手前にいる親子連れは「地元の人たち」で、要するに当時のプラハでは
外国人観光客なんてほんとーーに珍しい存在だったんだよね。信じられんよ、イ課長には。

トホ妻にしてみれば「30年前の、あの殺伐としたプラハが、今や観光客で押すな押すな」であることが
逆に信じられないわけで、この二つの写真を見たときは夫婦それぞれが、基本的には同じ驚きを
180度逆の立場から驚きあったというわけだ(笑)。

最近数十年間くらいの間の、プラハの変化には改めてビックリだ。
外国人ですらこうなんだから、ソコに住んでる人たちにとってはどれだけ大きな変化だったことか。

というわけで、数時間の差から約30年の差まで、いろんなプラハ時間差写真集でした。
なかなか変わった企画だったな、今日は(笑)。



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by tohoiwanya | 2010-08-05 00:31 | 2007.10 ドイツ・チェコ出張 | Comments(6)
Commented by sca at 2010-08-05 11:04 x
実家辺り、30数年前海岸から山頂までキレイな段々畑だったところがいまや笹竹や雑木で藪になっていて見る影もないのですが、これはたまに帰る私たちだから驚くことで、ずっとそこで住んでいる人たちにとっては少しずつ変わっていっていつの間にか今の状態になっただけということであまり気にもならないようです。
プラハの人にとっても同じでは?と思ったのですが、政治的背景の変化で生活も街も一気に様変わりしていくのはやはり衝撃的でしょうね。

確かに、今回の企画、良いですね(^^)

30年前にプラハに行こうと思い立ったトホ妻さんにも驚きましたが(笑)
Commented by tohoiwanya at 2010-08-05 16:48
トホ妻はですね、「プラハに行った」というより、大学生2年だか3年の時の夏休みに
大学でドイツ語研修(ヤツは独文科)を兼ねたホームステイみたいなのがあって、
その時に行ってるんス。
だからプラハだけじゃなく、ドイツあちこち、ウィーン、北イタリアその他
欧州そこらじゅう行きまくってる。大学生のくせに。ちくしょう。
イ課長なんて大学生時代、本州から出たことなかったのに…ちくしょう。
 
Commented by のんのん at 2010-08-06 01:05 x
プラハて、こんなに人がわんわんいるの。
ホホルの集合住宅やゴチャールのブラック・マドンナにも30分待ち行列、とかなんだろうか。
トホ妻さんは隔世の感でしょうね。
やっぱりお二人でフルムーンに行きなさいませ。もれなくメグと私がついてきます。
Commented by tohoiwanya at 2010-08-06 10:12
ホホルなんて、建築家の名前までよく知ってるねぇ。

プラハに出張したとき、イ課長のケンチクに対する知識・関心はまだ全然ダメダメで
キュビズム建築も、有名なダンシング・ビルも見なかったんだよね。

まぁプラハ王宮やカレル橋は観光客で常に混んでるのは間違いないけど
建築系はそうでもないんじゃないかなぁ?誰もが見たがるっていう性質のものでもないし。

>もれなくメグと私がついてきます

ついて来んでよろしいってヴァ。
 
Commented by のんのん at 2010-08-06 15:03 x
写真集、持ってるべ。
いいですか抜け駆けは許しませんよ。絶対。
Commented by tohoiwanya at 2010-08-06 23:31
>抜け駆けは許しませんよ。絶対

アータそんな…男子学生あこがれの的の美人講師が
同級生のブログに来てそんなムチャクチャ言っちゃあきませんがな。

実はねぇ、ここんトコ、仕事が忙しいってわけじゃないんだけど、
いろいろモメゴトの処理でイ課長は少々くたびれた。
参加しなきゃいけない8月の某委員会の日程が決まったら、それをヨケる形で
発作的に近場に2〜3泊、海外に行こうかなぁと思ってんだけどさ。

のんのん先生、一緒に来るぅ? もちろん、メグ抜きで(笑)。
 


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