2010年 12月 24日
十分って小さい街だし、見物であれば数時間もあれば十分(シャレではないぞ)。 ただ、イ課長としては個人的にこの街がやけに気に入っちゃったから、暗くなるまで 滞在したかった(夜にあげる天燈というのはきっとキレイなはずなんだよ〜)。 しかしそうもいかない短期滞在観光客。午後には帰らないとな。 まぁ帰る前に何か食おうぜ、というわけで安食堂風の店に入る。 メニューは…ふーむ…いろんな麺がある。ワンタンメン(左から7コめ)は判読できるが、 せっかくならわからないものを食おう。一番安い陽春麺というのにしてみた。 すぐに来た。ほほ〜…日本でいえば「かけそば」に近い感覚の、シンプルなラーメンと 言ったところか。器もレンゲもプラスチックというところが安っぽくて好きだ(笑)。 汗をかいたせいで、しょっぱい陽春麺が美味しかった。 ずるずる食ってると食堂の外をまた平渓線がゴワーーッと通っていく。 何度も言うけど、ほんっと、のどかでイイ街だなぁ…ここは。 何となくもうちょっとこの街にいたいから、線路の上をブラブラしたり、 駅のそばの吊り橋をわたったりして十分をウロつきまわる。 橋詰んトコにはこんな銅像があるよ。この辺は昔、炭鉱町として栄えたっていうからね さて、ノドが乾いたから何か飲もうかな。それともカキ氷でも食うか。 というわけで、このカキ氷屋さんでまた一休み。20元だから60円くらいか。 「Milk?」って聞くからウンって答えたら、コンデンスミルクをかけてくれて、 プラス5元くらい値段がアップした。まぁそれでも安いもんだけどね。 全体的に感じるんだけど、この街はとにかく「台湾地元観光客向け」という性格が強くて 「ガイコク人観光客向け」の英語看板とか日本語表示みたいなものが少ない。 ひょっとするとそれが居心地いい理由なのかな? カキ氷屋のオッサンもイ課長のことを「お、こいつ日本人観光客だな?」って 思った様子で、氷あずき食ってる間も何となくこっちを気にしてるのがおかしい。 カキ氷食い終わって、言葉の通じない氷屋のオッサンとイ課長は無言のまま、 手をあげて別れの挨拶を交わした。さて、名残り惜しいがそろそろ帰るとするか。 帰りは十分車站(車站って、駅のことね)から平渓線に乗って帰ろう。 行きに降りた大華駅にくらべると立派な駅で、ちゃんと有人駅なのである。 帰りの平渓線も地元台湾人観光客が多い。ここにも外国人らしいのはいないなー。 瑞芳の駅に戻り、ここで台北までのキップを買う。 ところが指定席はもう満席でダメ。日曜ってこの路線は観光客で混むんだねー。 無慈悲に「無座」という文字が印刷されたキップを渡される(笑)。 しょうがない。乗ってる時間は1時間くらいないんだから、立ってくか。 あー…だいぶレトロ、ちょっとスリルな気分を満喫させていただきました十分観光。 台北に戻るのが3時半、ホテルに着くのは4時頃かな。 ホテルに帰ったら缶ビールでも飲んで、たっぷり歩いた今日の疲れを 台湾足つぼマッサージに行って、癒してもらうとするかな。 (『十分に行く』シリーズ:おわり)
by tohoiwanya
| 2010-12-24 00:12
| 2010.08台湾旅行
|
Comments(0)
|
アバウト
カレンダー
メモ帳
カテゴリ
2007.10 ドイツ・チェコ出張 2008.09 ドイツ出張 2008.10 欧州出張 2008.11 ワシントン出張 2009.05 パリ旅行 2009.10 シンガポール出張 2009.11 欧州出張 2010.08 台湾旅行 2010.11 欧州出張 2011.11 欧州出張 2011.06 ウィーン旅行 2012.03 欧州出張 2012.06 東欧・北欧旅行 2012.10 インド出張 2013.02 欧州出張 2013.06 ベトナム・タイ旅行 2013.12 バンコク旅行 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 2015.09 ラオス・タイ旅行 2016.06 英国銀婚旅行 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 2018.08 タイ旅行 2019.02 欧州出張 2019.08 ラオス・タイ旅行 国内出張・旅行 出張・旅行あれこれ 日本でのオシゴト 日本での私生活 最新のコメント
以前の記事
2020年 05月 2020年 04月 2020年 03月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 12月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 more... タグ
食い物
鉄道
都市
風景
人々
世界遺産
日本を歩く
歴史
仕事
ホテル
建築
寺社
遺跡・廃墟
旅の準備
店舗・市場
空港
道路交通
駅
旅先から更新
地方都市
大聖堂
カルチャーショック
不思議
エアライン
バス
記事ランキング
ブログジャンル
|
ファン申請 |
||