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2011年 02月 13日

京都・嵯峨野が発祥の地、それは…

久しぶりに国内出張ネタを書こう。
去年の11月、12月頃の国内出張ラッシュの時にいろいろ写真も撮ったんだけど、
紹介する機会を逸しているうちに、みんな季節外れの写真ばっかりになっちまった。

とりあえず今日は京都でいくか。
2010年は出張で京都に行く、あるいは京都で乗り換えるってことがけっこうあった。
ゆっくりするヒマはほとんどなかったけど、11/30~12/1の出張では京都に1泊し、
翌朝午前中、京都市内での仕事が済めばあとはフリーだった(例の、のりほの出張のときネ)。

さて、フリーな午後をどうするか?もーちろん、京都観光に決まってんだろ。
会社に帰って、夕方少しでも仕事を進めようなんて模範的かつマジメな気持ちは
コレッパカシも持ち合わせていないのだよ、イ課長は。

季節はちょうど紅葉の見頃の終盤だ。
京都で、どこか紅葉のキレイなところに行こうではないか。

ドコに行こうかいろいろ考えて、嵐山・嵯峨野方面をターゲットにした。
「紅葉情報」みたいなサイトをみると、どうやらこの辺が見頃らしかったんだよ(笑)。
とりあえず京都駅から山陰本線で嵯峨嵐山って駅まで行き、そこから渡月橋へ歩く。
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おおーー、なかなかイイ感じではないか。
紅葉の時期の京都って歩くのも困難なほど混むって話も聞いたけど、この日は
平日だったせいか、人出は多いけど幸いにして押すな押すなってほどではない。
天気もいいし、これは来て良かったかも。

調子に乗って、常寂光寺ってところに歩いて行ってみた。
嵯峨野には学生時代に一度来たことがあるけど、念仏寺くらいしか行ってないんだよね。
もちろん常寂光寺も初めて行く。ここは紅葉の名所として知られてる(らしい)。
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おおおーーーー、いいねいいね。
会社の金で出張し、仕事の後は現地観光にいそしむ。実に正しい出張のあり方だ。
ここは山の途中にあるから、京都の街の眺望もなかなか美しいんだよね。
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これ、落柿舎。初めて見たよ(中には入らなかった)。
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こっちは祇王寺。ここはいわゆる「敷きモミジ」がキレイだったねー。
地面がほとんど全てモミジの落ち葉で覆われてるっていうんだからスゴい。
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てな具合に晩秋の京都の紅葉を楽しんだイ課長なのだが、そろそろ帰ろうかという途中で
ヘンなものを発見した。
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…??…ええええ?
なんでまたここでトツゼン小倉餡?小倉餡ってココで発明されたのかい???

実はイ課長は大の「つぶあん好き」なのである。アンコといえばつぶあん。
和菓子を食って、中がつぶあんならヨロコビ度60%アップ、中がこしあんなら
ガッカリ度80%アップという、つぶあんじゃなきゃイヤというヤロウなのだ。

つぶあん偏愛志向を持つイ課長が「小倉餡発祥の地」と言われれば、
これは見ずに通り過ぎるわけにはいかん。急遽二尊院にも立ち寄ることにした。
しかし二尊院って、お寺だろ?お寺が小倉餡を発明したのぉ??

入場料を払って二尊院の中に入る。
ここは二つの小さな仏像が呼び物らしくて(だから“二尊”院って言うんだろうな)、
もちろんそれは有難く拝見させていただいた。いただいたが、イ課長としてはやはり
仏像より小倉餡の方がどちらかといえば気になるので(笑)、境内をウロウロ探しまわる。
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うおっと!発見しました小倉餡発祥の地!
根っからのつぶあん愛好者としては感動にうち震える場面…といいたいけど、これだけじゃぁ…
とりあえず裏に何か書いてあるだろうというわけで、裏にまわる。
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うーーーむ…わかったような、わからないような…(笑)。
どうやら小倉餡が二尊院で発明されたってわけではなくて、嵯峨野の「このあたり」で
和三郎っていう菓子職人が商品化に成功?したと、どうもそういうことらしい。

しかしこの石碑が建てられたのは平成17年?2005年だ。つい最近じゃん。
しかも井筒八つ橋本舗って…まさに京都土産の定番、生八つ橋の有名ブランドだ。
なるほど、「このあたり」で最初に商品化された小倉餡を使う生八つ橋メーカーとして
自社製品の源流となる歴史を刻むものを二尊院に置かせてもらったと。
おそらくそういったコトなんだろう。

とにかくつぶあん発祥の地を確認できたのだ。
紅葉見物のついでとはいえ、なかなか意外な発見ができたぜ。

再び山陰本線に乗って京都駅に戻り、新幹線に乗って東京に戻ってきた。
京都駅で買ったお土産は当然、つぶあん入り生八つ橋だったのである。
(ついでに551のブタまんも買ったけどさ)

 


by tohoiwanya | 2011-02-13 23:50 | 国内出張・旅行 | Comments(0)


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