2011年 04月 04日

ハンプトン・コートに行く -その2 幽霊回廊-

いよいよ始まりましたハンプトン・コート探検。
開館早々で観光客の少ないうちにホーンテッド・ギャラリーを見ておきたいから、
とりあえず途中をトバし、“幽霊回廊”をめざして歩く。

ところが、これが意外にわかりづらいんだ。
ブラブラ歩いてりゃいずれ見つかるんだろうけど、ソコだけ目指して行こうとすると
けっこう難しい。複数ある棟が複雑につながってて、部屋や廊下もいっぱいある。
案内図を確認しながら歩くんだけど、なかなか辿り着けない。
f0189467_015879.jpg

ほー…ここは何の部屋だ?公開されてる部屋は大体「当時の様子」が再現されてる。
昼間なのに薄暗くて、ゴーストさんたちにとっては居心地が良さそうだ。

いかんいかん。寄り道しては。
とにかく観光客で混まないうちに、ホーンテッド・ギャラリーをじっくり見ておかねば。

お、ここか?絵が展示されてる長い廊下…案内図を確認…うん、たぶんここだ。
だーーーーーーーれもいないよ。
f0189467_021785.jpg

一応、近くにいた係員の女性に小さい声で聞いてみた。
「あの、ここが有名なホーンテッド・ギャラリーですか?」
「イエス、ここが有名なホーンテッド・ギャラリーです」
イ課長が「Oh…」と怖がるマネをしたら、彼女は嬉しそうに笑ってた(笑)。

ここを髪振り乱したキャサリン・ハワードの幽霊が「ヘンリー!」と叫びながら走ってくるはずで…
f0189467_023855.jpg

…残念ながら、彼女の出番はやはり“夜の部”のようだった(笑)。
あの薄暗い感じを出すのはヘボデジカメではなかなか難しいね。上の写真は暗すぎだと
思うかもしれないけど、実際はけっこうこれに近い感じなんだよ。

ココがゴースト・スポットとしてあまりにも有名なもんだから、実はエジンバラ大学の
ワイズマン博士っていう御仁が2001年にこういう実験をした。
被験者に一人ずつこの廊下を歩かせ、後でその様子を聞くという、内容としては単純な実験だ。
ただ、その被験者の数が延べ430人っていうんだから、すごい人数だ。
イ課長が英国にいたら、喜んでボランティアの被験者に志願しちゃうけどなぁ(笑)。

驚くべきことに、約半数の被験者から「急に寒々した」とか「何かの存在を感じた」と報告があり、
「ソレらしき人影を見た」という人たちも2割にのぼったらしい。ある被験者に至っては
「もうごめんだ、こんな所に来たくない!」と泣きだしたっていうんだからスゴすぎる。

改築・増築を重ねたハンプトン・コートだから、この廊下にも構造上「隠れ扉」みたいになって
向こうが通路になってるような場所が2ヶ所ほどあるらしい。そういうトコからスキマ風が入り、
そのせいで人々は「寒々とした空気」を感じるのではないか…と、まぁそんなような説を
このワイズマン博士は後にチャンとした学会誌に発表したんだって。
こんなことを真面目に研究する学者がいるあたり、ゴースト大好き・英国人の面目躍如だね。

この辺の記述、実は全部「ゴーストのいる英国史」って本(石原孝哉著:集英社新書)のウケウリで、
以前にこの本を読んでなければ、イ課長はハンプトン・コートなんて行かなかっただろう。

イ課長の見解としては、ココが不気味なのはやっぱ絵の存在が大きいって気がするなぁ。
ぜんぶ実在の王族の人物画。描かれた人物は当然コッチを向いてる。しかも廊下は暗いときた。
歩いてるガワにすれば、相手が絵と知ってても「誰かに見られてる」的な気分になって
不気味な印象を持ち、それが発展してゴースト伝説につながったんじゃなかろうか。
例によって、これが「イ課長の仮説」。大体アテにならないが(笑)。
f0189467_05119.jpg

本でのみしか知らなかった有名なホーンテッド・ギャラリー。
実際にタップリ見学できてイ課長は嬉しかった(ちなみに、絵自体の観賞価値はチョー低い)。
しかし、ハンプトン・コートは広く、まだ見るべきところはいっぱいある。
ホーンテッド・ギャラリーを堪能した後はゆっくり順グリに回ってみよう。

ということで、お長くなりましたので、例によって続きはまた次回ということで。
本日はハンプトン・コート観光の白眉、「幽霊回廊」の一席でございました(←落語風)。



[PR]

by tohoiwanya | 2011-04-04 00:05 | 2010.11欧州出張 | Comments(2)
Commented by kaz at 2011-04-04 10:06 x
あのぉ~一番上の写真のテーブルの右手前、端に置いてある布(?紙)の真ん中あたりにガイコツ風の顔が見えるのは私だけ?
Commented by tohoiwanya at 2011-04-04 12:38
>ガイコツ風の顔が見えるのは私だけ?

kazさん:
ちょっ・・・・やめて(笑)。 紙(か布)の真ん中あたり?

うーーーーむ・・・たぶんコレのことだろうと思われるモノはあるけど、
まさかガイコツじゃないでしょう。もっとも、じゃ何だと言われると
わかんないけど。

ホーンテッド・ギャラリーの写真に誰かの白いカゲくらい写ってないかな、と
ちょっと期待してたんだけど、心霊写真撮影も失敗したみたいだなー(笑)。
 


<< イ課長ミシュラン・ホテル評価 ...      ハンプトン・コートに行く -その1- >>