2011年 06月 16日

20年の時差

まだ時差ボケをひきづってるイ課長です。
しかも帰国したトタン会社の方もいろいろ面倒ゴト発生で、ややぐったり状態。

まぁいい。チンタラと更新していこうではないか。
行ってきたばかりなんだから、今日はやっぱウィーンネタでいこう。

まず建築物の話から。
パリという街を象徴する建築物といえば何?
…と言われれば、エッフェル塔か凱旋門という回答に異論のある人はいないだろう。
ニューヨークならエンパイアステートビル、ロンドンならビッグ・ベンあたりか。
さて、それでは、ウィーンを象徴する建築物といえばナニ?

まぁ凱旋門やビッグ・ベンほどの強烈な知名度はないかもしれないけど、やっぱり
聖シュテファン大聖堂(ザンクト・シュテファン)の名を挙げる人が多いはずだ。
ウィーンの街のド真ん中、最も賑やかな中心にあるから、ウィーン観光しようと思えば
イヤでも目に入る。イ課長も今回の旅行中何度も見たり、前を通ったりした。

6月4日、ウィーンのホテルにチェックインしたイ課長&トホ妻。
12時間フライトで疲れてたけど、現地はまだ夕方だし、とりあえず散歩でも、というわけで
20年ぶりに分離派館やオペラハウスを眺めつつ、賑やかなケルントナー通りを抜けて
聖シュテファン大聖堂の方までぶらぶら歩いた。

遠くに白い尖塔が見えるけど、あれじゃないよな?聖シュテファン大聖堂の塔は黒い。
…と思いながら徐々に聖堂に近づくにつれてイ課長の中のオドロキも徐々に大きくなり始めた。
うぞ。やっぱあの塔がザンクト・シュテファンだったの?!あれがぁ??えええ?
シュテファン教会の塔ってあんなに白かったっけ?!
f0189467_23501621.jpg

こりゃまた何としたことか。
ウィーンにいりゃどこからでも眺められる聖シュテファン大聖堂の尖塔(137mあるらしい)。
イ課長の記憶にあるのはいかにも「時代を経た」って感じの、黒ずんだ塔だったぜ?
やけにキレイに“漂白”されてるから、別の教会の塔かと思っちまったじゃないか。

まぁ経緯は大体想像がつく。
「黒い塔」っていうのは煤や排気ガスで汚れただけで、シュテファン教会も元々は
白っぽい石造建物だったはずだ。つまり“漂白”された状態が本来の姿に近いことになる。
塔が近年クリーニングされたのは間違いなくて、幕で覆われる部分は今まさに洗浄中なんだろう。
f0189467_2351788.jpg

しかし、教会の横の部分はまだ全くクリーニングされてないみたいで、上の写真のとおりの黒さ。
そう、イ課長の記憶にあるシュテファン教会の塔はまさに全身がこんな感じの色だったよ。
20年前に(もちろん普通のフィルムカメラで)撮ったシュテファンの塔の写真が1枚あるから
携帯デジカメで撮り直してご覧にいれるけど、ほら、黒いでしょ?
f0189467_23494952.jpg

修復であれ洗浄であれ、建物の色が黒から白に変われば見た目の印象も、そりゃもう劇的に変わる。
イ課長の中では「黒いザンクト・シュテファン」の、あの“時代感”みたいなものが
そのままウィーンという街の激動の歴史を凝縮し、象徴してるって印象に結びついている。
それが白くなると、うーん…いや確かにキレイだけどさ、あの“時代感”まで一緒に洗われちゃって、
やや「お軽い教会」っぽくなったのは否定できんなぁ…うーーーむ…。

やっぱ建物のイメージって「初めて見た時の印象」に支配されるね。
パリ旅行のときに見たアミアン大聖堂なんかも相当白かった。比較的最近クリーニング
したのかもしれない。しかしアミアン大聖堂はコッチも最初から「白い」と思っていたから
時代感がドウコウなんて思わなかったし、逆に黒いアミアン大聖堂なんて想像もつかない。

一方、ケルン大聖堂なんかはイ課長の中で「黒い建物」というイメージで完全に規定されている。
あれがクリーニングされて真っ白になったら完全に別の建物に思えちゃうだろうなぁ。

現在、ウィーンの聖シュテファン大聖堂はこんな感じで「洗って白くなったところ」、
「まだ黒いところ」、そして「クリーニング中?で幕で覆われたところ」の3つの状態が
並存した形になっている。
f0189467_23521751.jpg

新婚旅行以来の、20年ぶりのウィーン。
ザンクト・シュテファンに限らず、あの時の記憶とはだいぶ変わったなぁって場所は多かった。
その一方で、ああ昔のままじゃんっていうところも多くて、いろいろ感慨深かったよ。
これからたぁ~っぷり、ご紹介していきます。



[PR]

by tohoiwanya | 2011-06-16 23:52 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(2)
Commented by げんまいちゃ at 2011-06-17 21:52 x
お帰りなさいませ。
ウィーンには一度だけ参りましたが、尖塔の白さまでは記憶がありいません。
写真を見ながら当時の振り返りましたが、どちらかというと屋根の模様に注意がいっていたようです。
http://photozou.jp/photo/show/142438/4199391

下の話題の時差ボケですが、私はいつでもどこでもよく眠れる心臓に毛のはえた女ですので、あまり苦しんだことがありません。
あえていうなら飛行機に乗り込むとき、携帯の電源を切ると同時に腕時計を到着地の現地時間に合わせるという作業を、セットでする癖をつけていることでしょうか。
Commented by tohoiwanya at 2011-06-20 00:40
>どちらかというと屋根の模様に注意がいっていたようです

ふーむ…これ、いつ頃の写真ですか?塔はやっぱり修復中のようですが色は白っぽいですなぁ。
周辺の壁に関しては、むしろ今の方が汚れてるような気もする。
ザンクト・シュテファンって、汚れやすいんだろうか?

私の場合、体格に障害があるので(笑)、エコノミーの狭い座席では熟睡は難しい。
去年のロンドン出張の帰りは「非常口前」座席を確保できて、ゆったり足を伸ばせて、
けっこうぐっすり眠り、そのせいか時差ボケもわりと緩かった。


<< 分離派館(ゼセッション)      帰国しました >>