2011年 09月 07日

メルク修道院を観にいこう

今回のウィーン旅行ではちょっと遠出する日帰り観光プランを事前に検討していた。
中でも「ブダペスト日帰り観光」っていうのは実に魅力的で、イ課長がぜひ行きたかったところ。

もう一つ、メルク修道院+ヴァッハウ渓谷+デュルンシュタインめぐりというプランもあった。
こっちの方は予備知識もなくて、イ課長としては「ぜひ」というほどでもなかったんだけど、
トホ妻が非常に行きたがったんだよ。こういう時、行きたがってるガワはよく知らない配偶者を
「行く気」にさせるため、説得ないし営業活動をすることになる。
トホ妻がイ課長に対して行った営業の主なポイントは以下のようなものだ。

①メルク修道院は世界遺産にもなってて、とにかく素晴らしい。
②しかも、あの「薔薇の名前」のモデルになった修道院でもある。
③ヴァッハウ渓谷は絶景で有名。せっかくだからドナウ川下りしようではないか。


ふーむ…そう言われると確かに少しソソられる。で、基本的にはトホ妻案に賛同した。
ちょっと調べてみると、メルク修道院入場料+ドナウ川観光船船賃+ウィーンからの
鉄道往復料金を含んだセット券なんて便利なものもあるみたいじゃん。これは便利。

だがちょっと待て。ネットやガイドブックで調べると、このセット券っつうのは
ドナウ川観光を降りるのはクレムスってトコで、そこからウィーンに戻ることになってるぞ。
ってことは観光船はデュルンシュタインじゃなく、クレムスで降りなきゃいけないんじゃない?
(下の写真はセット券の、列車用切符のジツブツ。KREMSって書いてある)
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するとトホ妻はやけに自信をもってこう断言した。
④クレムスなんてたぶんつまらない。一方デュルンシュタインは美しいはずである。
⑤デュルンシュタインからクレムスまで小さなローカル線みたいなのがあるはずだから、
 それに乗ってクレムスまで行き、オーストリア国鉄に乗ればいいのである。


この④に関してはイ課長は判断しようがない。どっちの町も知らないし、本で見ると
どっちも同じように「中世の香りを残すドナウ河畔の町」に見える。
まぁトホ妻がデュルンシュタインにしたいっていうんだから、それでいいか。
⑤もネットでは調べがつかなかった。クレムスまでのローカル線なんてあるのかね?
(このコトで、後で大変苦しむことになる)。

というわけで、例によって前置きが長くなったが、かくのごとき経緯をたどって
メルク修道院→ドナウ川半日ツアーを到着翌々日の6月6日月曜日に敢行したのである。

出発地はウィーン西駅。
ここは20年前の新婚旅行の時も来たっけ。懐かしいなぁ。
西駅といえば、映画「第三の男」で主人公ホリー・マーチンスが到着する駅でもあるのだ。
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終戦直後は屋根もない駅にSLが到着する、なんて光景が描かれてるけど、
今はもちろん屋根もついて、モダンでキレイな駅だ。
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まず例のセット券「ヴァッハウ・コンビチケット」を購入。
いくらだか忘れたけど(ヲイヲイ)、乗車券や入場料を全部バラバラに買うよりは
若干お得になってるはずだ。切符売り場でちょっと並んだけど、さほど問題なく買えた。

次の問題は何番線からナニ行きの電車に乗ればいいのか、だ。
出発案内板を見ても「Melk」っていう文字のついた電車がどう探しても見当たらない。
おかしいなと思って駅員に聞いてみたら、まず急行でザンクト・ペルテンって駅まで行き、
そこで各駅停車に乗り換えてるらしい。なーるほど。

出発前に構内のカフェでホットサンドイッチとコーヒー慌ただしく駅で腹ごしらえ。
何せホテルの朝食も食わずに6時半頃に出てきたからね。
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乗った急行電車はやけに混んでた。西駅からザンクト・ペルテンまで約40分。
ザンクト・ペルテンから乗った鈍行列車の方はやけに空いてた。ここからメルクまでは
15分くらいといったところか。下の写真はもちろん、すいてた鈍行の方ね。
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さて、着きましたメルク。
小さな駅で、駅前ロータリーは人気も少ない。まだ時間も早いしね。
でも丘の上にはメルク修道院がオイデオイデしているのが見える(してねぇって)。
さぁ行くぞ、世界遺産にして「薔薇の名前」のモデルにもなったというスゴいメルク修道院。
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…というわけだが、長くなったので例によって続きは次回に。すまぬ。



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by tohoiwanya | 2011-09-07 00:17 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(4)
Commented by at 2011-09-07 09:27 x
イイナァ、欧州行ってみたいです。④が、とてもトホ妻様らしいと嬉しくなりました!!
Commented by マダムKenwan at 2011-09-07 17:43 x
西駅の古い写真、凄いですね、こんなだったんだ?!
ドナウ川下りは、うちも昔やりました。
ヴァッハウ渓谷はいかがでしたか?
続きを楽しみにしています。
Commented by tohoiwanya at 2011-09-08 01:29
>④が、とてもトホ妻様らしいと嬉しくなりました!

夏さん:
ヤツは何でデュルンシュタインの方に執着したのか、よくわからないんだけど、
少なくともイ課長よりはあの辺に関する予備知識を持っていたに違いない。
確かにデュルンシュタインはキレイなとこだったが、交通機関が…まぁこの話は
いずれ詳しく書くけどさ。詳し〜く。
とにかく、夜に予定がある日の昼間にちょっと遠出するときは、現地の情報&地図を
必ず用意しなければならぬという教訓を学んだのだ、イ課長は(笑)。
 

Commented by tohoiwanya at 2011-09-08 01:32
>西駅の古い写真、凄いですね、こんなだったんだ?!

マダムKenwanさん:
これ、「第三の男」の一場面なんだけど、あの映画の西駅のシーンが本当に
西駅でロケされたかどうかは不明。どこか別の駅でロケして看板だけ使ったっていう可能性も
ないわけじゃないんです(じゃ、載せるなって話ですが)。

ヴァッハウ渓谷に行った日は、雨が心配だったんだけど、幸い降られずに済みました。
逆に腕だけが異常に日焼けしちゃって大変なことになりましたが…。
 


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