2012年 10月 14日
インド出張から無事帰国したイ課長ですこんにちは。 とりあえず戻ったら帰国報告くらいはすぐ書こうと思ってたんだけど、風邪ひいたこともあって ひたすらウチでゴロゴロしておりました。 今回のインド出張の全貌、ここで改めて整理しておこう。 こんな感じだったのである。 10/2火 0:20に羽田を発ち、バンコク経由でデリーに午前中到着。午後オールド・デリーを一人で探検。 10/3水 デリー周辺で2カ所訪問面談。夜は現地駐在日本人と会食。 10/4木 デリー周辺で3カ所訪問面談。夜ホテルに戻ったらもうクタクタ。 10/5金 この日も3カ所訪問面談。デリーでの仕事終了。今日もツカレタ。 10/6土 しかし早起きして現地ツアーでアグラ観光へ。タージ・マハル等見学 10/7日 デリーから飛行機でムンバイに移動。夕立もあってホテルから出ず。 10/8月 ムンバイ周辺で2カ所訪問面談。夜は現地駐在日本人と会食。 10/9火 ムンバイ周辺で2カ所訪問面談。夜は現地在住インド人と会食。この頃からやや風邪気味。 10/10水 この日もムンバイで2カ所訪問面談。そのまま23:35発の飛行機に乗る。風邪だよ〜。 10/11木 早朝バンコク経由で16時前に成田空港到着。風邪の症状進行。ゲホゲホ! 金曜は通常出社したわけだけど、セキと鼻水がひどくて、マスクをしてた。 「あ、イ課長さんお帰りなさい、インドどうでしたぁ?」と聞いてくる人は多かったけど、 マスク姿でセキをしながら「インド風邪で…」と言うとみんな遠ざかっていった(笑)。 しかしまぁ予想したこととはいえ、行き慣れた欧州とは全然違う海外出張だったねぇ。 グループ会社全体の規定で、インドは海外出張先としては「ちょいヤバ地域」で、 出張するには事前許可が必要。インド内での仕事にも現地社員のアテンドが付くのが原則だし、 移動は全て運転手つきチャーター車だった。「駅で通訳さんと別れたあとは気ままな一人歩き」 なんていう、欧州出張ならよくあるシーンも今回は一度もなし。 混沌に満ちた魅惑的なインドの雑踏も、その多くはチャーター車の窓ごしに見るだけさ。 アグラ日帰り観光だって、その大半は車に乗ってる時間だったわけだからね。 当然、今回のインド出張で撮った写真は「車窓ごし」っていうのがものすごく多い。 そういう意味では欲求不満がたまったのも事実で、「仕事ヌキでまた来たいな」という気にも なろうってもんだ。 宿泊ホテルがイ課長にしてはやけに高級だったなんていうのも欧州出張とはだいぶ違う。 今回デリーでは4つ星、ムンバイでは何と5つ星ホテルに泊まったんだけど、5つ星ホテルに 泊まるなんて、出張・旅行通じて、生まれて初めてじゃないか? デリーもムンバイも、泊まったホテルは中心部からは車で30分くらい離れた再開発エリアにあって、 周囲にはきれいなオフィスビルはあるけど、イ課長好みの「インドの雑踏」とはほど遠い雰囲気。 気軽にビールを買うこともできないし、何よりも適当な床屋がなくて、インドでの理髪体験が できなかったのは海外床屋フェチのイ課長としては返す返すも残念だ。 しかしまぁしょうがない。仕事だからね。 あれほど恐れたゲーリー・カタストロフを回避して、最後までスケジュールを全うできたことに とりあえず感謝するしかない(風邪はひいたけどさ)。ヴィシュヌ神さま、ありがとう。 イ課長は現在の勤務先に移ってから、今回で10回目の海外出張になるわけだけど、その行き先を見ると 欧州が7回と断然多く、あとはシンガポールと米国が各1回。要するに先進国ばっか。 10回目の海外出張である今回のインドが初めての新興国出張だったってことになる。 だからってわけじゃないけど、インドでは目にする光景全て、ほんとに面白かったよ。 たとえば「インドでは街中をウシが普通に歩いてる」っていうのは知識として知っていたし、 写真や映像で見たこともある。しかし実際にウシがそこらを歩いてる光景を自分の目で見ると、 やっぱ「おおお」と驚くんだよ。インドはそういう驚きに満ちていた。 「話には聞いていたけど、インドは本当にインドだったんだ」とでもいうか…少し大げさな 言い方をすれば、「イ課長の狭い世界観の拡張」を強いる国だった、とも言える。 いまこうして枝豆をツマミに缶ビールを飲みつつ、自宅の使い慣れたMacでブログを更新してると つい先日まで自分がインドにいたことが信じられないというか、「オレは単にインドに行ったっていう 長い夢をみていたんじゃないだろうか?」と思えてくる。 そのくらい、別世界的・異次元的にいろんな意味で“濃い”出張でしたよ、ええ。 昨年11月の欧州出張ネタはまだたくさん在庫が残ってる。 今年3月の欧州出張ネタも在庫たんまり。 今年6月のポーランド・フィンランド旅行ネタも在庫ギッシリ。 そのうえ、インド出張ネタという新たな在庫のヤマを抱えたイ課長ブログ。 この後ドコにも行かないとしても、とりあえずあと1年くらいは存続できそうな気がする。 来年の2月頃、極寒の欧州出張の予定があることは、今は考えたくないのである・・・。
by tohoiwanya
| 2012-10-14 22:33
| 2012.10 インド出張
|
Comments(12)
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May
at 2012-10-15 04:39
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途上国の床屋はヤバイところが多いから、行けなくて幸いだったと思うのねん。
ハサミや剃刀の消毒とか交換とかしてないから 破傷風や血液関係の病気 多いですよ。 ちなみに、ガンジス沿いを歩くと青空床屋があります。 もし 次にインド行くことがあっても見るだけにしておいたほうがいいと思います。
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tohoiwanya at 2012-10-15 14:30
>途上国の床屋はヤバイところが多いから
mayさん: そうらしいね。だから、現地で床屋に行ったら「オンリーヘアカット!」ってことにして 剃刀を使うヒゲソリは断ろうと思ってたんだけど、近所に床屋がないんじゃなぁ…。 ヒルトンにビューティーサロンがあったけど、あんなトコ行ってもつまんないし。 青空床屋、別名「木の下理髪店」、ムンバイでも車から見えたよ。 行きたかったけど、仕事で移動の最中に「床屋行きたいから車止めて待ってろ」とは 言えないよねぇ…。
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kaz
at 2012-10-15 15:01
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>仕事ヌキでまた来たいな
まぁ!それはつまり(大変だったかもしれないけれど)良かったということですよね!何事も経験(⌒~⌒)・・・行く方に祈った甲斐がありました?(笑) タージマハルの写真アップ楽しみです。
ぶじにナリータにご到着されたようでよかったでございます〜。
うん、お仕事ですから、無理されないのが正解だと思いますよ。インド風邪、お大事に〜。
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hanatomo31 at 2012-10-16 00:30
お疲れさまでした。
お腹も無事とのことで、かなり忙しいスケジュールの上に、 リスクを取った食事だったのに、ラッキーでしたね。 イ課長さん、お腹の抵抗力が結構ある方なのかもしれませんね? インド出張には向いているタイプなのかも? って会社で有名になったりして!
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tohoiwanya at 2012-10-16 12:46
>(大変だったかもしれないけれど)良かったということですよね!
kazさん: 大変だったけど、いろいろ面白かったのは確かですな。その「面白い」部分が ふだんの欧州出張にはない面白さだったから、よけいに面白い(笑)。 しかし振り返ってみれば、例のコンペに落ちてインド出張が決まったのが 8月16日。あれから2ヶ月しかたってないんだ~。もう2年くらいたった感じっすよ(笑)。
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tohoiwanya at 2012-10-16 12:51
>インドでも風邪が流行ってるのですか?
加代子さん: 私の場合は暑いところと冷房の効いたところの気温差攻撃で 風邪ひいたんだと思われます。 ただ、ムンバイの通訳さんも同じ頃に「ノドがおかしい」と言ってた。 ちょうどムンバイは雨季から乾季への移行期で、それはそれで 「季節の変わり目で風邪をひきやすい」ということなのかも。
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tohoiwanya at 2012-10-16 12:55
>お仕事ですから、無理されないのが正解だと思いますよ
Bきゅうさん: 今回は特に「最後まで体力を温存しなきゃ」ってことは考えましたねぇ。 途中、一度「もしよかったら晩メシをご一緒に」っていう話もあったんだけど、 クタクタに疲れてたから申し訳ないけどお断りした。 ゲーリー回避には、ヤバいものを飲み食いしないことと同時に、 体力&抵抗力の維持も大事ですからねぇ。
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tohoiwanya at 2012-10-16 13:02
>リスクを取った食事だったのに、ラッキーでしたね
生野菜・生果物はやられてても不思議はなかったけど、ほんとラッキーでした。 日本人はトシとった人ほど昔の、清潔でない環境で生まれ育ってるから その分インドには強いんじゃないか?という「イ課長の仮説」を持ってインドに行ってみたら ホントに大丈夫だった。 なにせイ課長は昭和30年代前半生まれの「汚れた世代」ですからねー、 幼時の環境は現在のインドと似たり寄ったりだったともいえる(笑)。
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みゅげ
at 2012-10-16 22:28
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tohoiwanya at 2012-10-17 13:08
>怪我もせず(大げさ?)帰国なされて良かったです♪
みゅげさん: とりあえずインドでの最大の敵?はゲーリーでしたけど、交通状況も スサマジいものがあるから、一人で歩いてたら交通事故なんていう可能性も あった。 ホントに、無事に戻って来られてよかったス。 来年は温暖な冬になってほしいけど、ま、欧州じゃ無理でしょうな。 私の来年の欧州出張の訪問先、ブリュッセルが入る可能性は十分あるから、 日程さえ合えば向こうでオフ会できるかも(笑)。 |
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