2013年 01月 22日

インドの夕刊フジ

話は突然、インドに飛ぶ。

イ課長が泊まったデリーのヒルトンでは毎日部屋に新聞が2種類、届けられた。
2紙っていうのは、いわゆる高級紙と大衆紙で、イギリスでいえばThe TimesとSun、
日本でいえばさしずめ朝日新聞と夕刊フジといったところか。

英語の不自由なガイジンには写真や広告の多い大衆紙の方が面白いのは当然で、
もっぱらそっちを読んだ。Delhi Timesっていう新聞だ。
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一面からカラー写真や挿絵があふれてて、難しい政治や外交問題なんかとは無縁そうな
新聞であることがすぐわかる。写真だけ眺めててもけっこう面白いんだよね。

特に面白かったのが、変身特集みたいな記事(というか、写真)だ。
おそらく「あなたをたちまちモテ女・モテ男に大変身させる!」みたいな特集で、
Before と After の写真が並んでるからおかしい。たとえばこんな感じ。
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こういうのは実に面白いよねぇ~。
これを見ると、特に女性の“変身”に関しては、ブスが美人に変わるっていうより、
「フツーの女性が妖艶な女性に変身する」というブブンが強調されてるように思う。

ほら、下の写真なんかもそう。
ジミ専のイ課長にはBeforeのスッピン顔でもカワイイと思うんだけど、
このAfterのように、もっと目の化粧をキツくして妖艶美女風に仕立てることが
ポイントらしい。しかしさぁ、ちょっと水っぽくなってないか?(笑)
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さらに興味深いのはシーク教徒の殿方の変身だ。
シーク教徒の男性の場合、ターバンとヒゲという条件は変えようがないわけだから、
変身余地はあんまりないんだけど、こんな風に服のコーディネートで大変身というわけだ。
しかし、この彼なんかも変身前からすでに十分二枚目だと思うけどなぁ…。
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同じような「インドの夕刊フジ」はムンバイにもあった。Mumbai Mirrorだ。
イ課長のムンバイ滞在中、国民的な大歌手の甥だか娘だかが拳銃自殺するという、
夕刊フジ好みの事件が発生したため、翌日の第一面はどかーんとその事件が扱われてる。
ちなみに、この国民的歌手(下の写真の左側のおばあちゃんと推測される)の自宅は
通訳さんの家の近所だったそうで、警察やTV局が集まって大変な騒ぎだったらしい。
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このように、デリーにもムンバイにも夕刊フジがあって、現地の人にはゴシップネタを、
イ課長にはブログネタを供給してくれるわけだけど、その中でイ課長が最も驚いた
衝撃の新聞広告をごらんに入れよう。DELHI TIMESに載ってた広告なんだけどさ。

                        どーーーん。
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最初に目にした時は、ビクトリア・シークレットみたいな女性の下着の広告だろうと思った。
だが待て。ここは日本じゃない。インドだ。インドでもこんなセクシーな女性用下着の
広告があるの?ちょっと気になったから少し注目してみた。

広告の右下に裸体の男女が抱き合ってるパッケージがあるのがわかる。ははぁ~なるほど。
こりゃ新作アダルトDVDか何かの広告っぽい。このパッケージが商品というわけだ。
しかしDVDともちょっと違うようだが…?
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    ええッ?

こ、こ、これは、こ、こ、コンドー○の広告でございましたかそうでございますか。
コン○ームの広告が新聞一面にデンと出てるのも驚くし、そのパッケージがこんな
裸体男女の抱き合い写真であるというのもちょっと驚く。しかしこの際それはいい。

問題はその横に書かれた言葉だ。
Chocolate Flavored Condoms・・・・チョコ味のコ○ドームぅ~?

実はこの広告を見るまで、イ課長は「味つき○ンドーム」なんぞというものが
この世にあるとは知らなかったので、それはもう大変な衝撃だった。
その後調べてみたところ、味付きコンドー○というのは日本にも一応あるようで、
フレーバーとしてはイチゴとか、まぁそういう“果汁系”が多いようだ。

しかしチョコ味がいいのか…インド。うーーん…。
チョコ味コン○ームを、セクシー写真パッケージに入れて商品化し、
セクシー写真の全面広告で宣伝するわけか…インド。うーーん…。

この全面広告だけ見ると、インドは性的にオープンでおおらかな国にも思えるが、
実際にはむしろ逆なはずで、インドの男たちはすごく性的に抑圧された…というか、
まぁ早い話、欲求不満だと思うんだよね。

インドで大社会問題になったレイプ事件なんかも、インドの男たちの置かれた状況を
暗示してるようにも思える。インドじゃ「風俗に行ってスッキリ」なんてしたくても
風俗産業自体が(たぶん)ないし、仮にあったとしても、風俗なんぞに行くお金の
ない人たちだって何億人といるはずだ。

インドの、特に独身の男たちのモヤモヤというのはどういう感じなのだろうか?
そして、インドの若い女性たちの立場は?

インド出張中、この問題について掘り下げる機会はなかったが(当たり前だ)、
ちょっとしたことで「ははぁ~なるほど」と思ったことは何度かある。

というわけで、インドの夕刊フジの広告の話からつなげるわけじゃないけど、現地で
見聞きした乏しい体験を材料に、次回はインドの“そういう”事情について考察してみよと思う。
 
 
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by tohoiwanya | 2013-01-22 03:05 | 2012.10 インド出張 | Comments(6)
Commented by あふろ様 at 2013-01-22 04:57 x
シーク教徒の人、改悪されてんじゃん!なんだいこの昭和の漫才師みたいなチョウネクタイは!!
インドのバイシュンは合法なんでございますよ。普通に幼子も売られてて大問題ざます。http://en.wikipedia.org/wiki/Prostitution_in_India
Commented by tohoiwanya at 2013-01-22 13:33
>インドのバイシュンは合法なんでございますよ

あふろ様さん:
おお、一応合法的だったんだ。しかしWikipediaに載ってた、ムンバイの
レッド・ランタン街ときたらすごいな。ボロ廃墟、完全なスラム街ではないか。

幼子の売買とか、いかにもありそうだよなー。こう言っちゃナンだけど。
幼児売春だのレイプだのって話聞くと、インドの男はもうオンナでありさえすりゃ
ナンでもいいってくらい貯まってるのかという気もしちゃうが…

まぁ、この辺については次回書こう。 
Commented by hanatomo31 at 2013-01-22 23:27
あらま、次回はずいぶんと深い(?)方面へ分け入るのですね。
楽しみにしております。:)

ターバンのお兄さん、かなり好みのお顔立ちです。
こんな綺麗な顔した男性が職場にいたら、ミーティングとか楽しくなりそうです。
Commented by tohoiwanya at 2013-01-24 00:31
>ずいぶんと深い(?)方面へ分け入るのですね

hanatomoさん:
少し書き始めたんだけど、全然論旨がまとまらない。
いろいろ書きたいことはあるんですけどねぇ…。
やっぱあんな予告、書かなきゃよかった(笑)。

ターバンのお兄さん、首から上に関してはbeforeもafterも、ほとんど変わってないですよね。
確かにハンサムです。ふーむ、hanatomoさんはこういうタイプがお好みなわけですね?
 
Commented by みゅげ at 2013-01-25 09:28 x
何が面白いって、近藤さんの伏せ○が、全部違っていたことです。
さすがイ課長様!
内容より文章として読ませる技に、まいりました!(笑)
Commented by tohoiwanya at 2013-01-27 02:45
>内容より文章として読ませる技に、まいりました

みゅげさん:
書きながらの、単なる思い付きですよ(笑)。お恥ずかしい。
コ○ドームっていう、ちょっと扱いづらいネタだったから私も困ったけど、
でも、この話はぜひ書きたかった(笑)。
 


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