2013年 05月 06日

チャンドニー・チョークに行ってみよう -その4-

G.W.短期集中連載インド出張ネタ。今日で終わるからね(笑)。

この日のデリーは気温としては「灼熱の」というほどじゃなく、まぁ「東京における普通の夏」というくらいで
汗っかきイ課長でも、幸いなことに頭から水を浴びたように汗ビショビショになるというほどではなかった。

そうは言っても、ホテルから持参したペットボトルの水は飲み尽くしたし、リスク管理上の問題から
そこら辺で売ってるものを飲み食いするのはマズい。明日から長いインド業務が始まる出張サラリマン。
到着初日からゲーリーになるわけにはいかんのだ。残念ながら飲み食いナシ。
水もなくなったから、そろそろホテルに戻った方がいいんだが・・・。

おお、やりました。見事チャンドニー・チョークの一つ手前のメトロ駅、Chawri Bazar を発見。
(この、赤い二本線の間に英語のZみたいなのが描かれたのがデリー・メトロの看板なのだ)。
こうして見ると「地球の歩き方」の、この辺りの地図はわりと正確だったということだ。
しかし、相変わらず電線はすごいことになってるね・・・。
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このあたりは大きな交差点になってるみたいだけど、歩行者とサイクル・リクシャーと車に埋め尽くされて、
交差点なんだか広場なんだかよくわからない状態になってる。しかし「インドの混沌」的風景を求めて来た
イ課長としては見てて飽きない。
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とにかくこの雑踏を眺めてるのが楽しいもんだから、地下鉄の入口あたりをウロウロしながら、何となく
帰るフンギリがつかず、「ああ、インドに来ちまったんだなぁ・・」と思いながら、そのことを確認するように
雑踏の写真を撮る。
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写真を撮ってたら、そこらを歩いていたインド人の男がイ課長に何か話しかけてきた。

何かの物売りか?タカリか?物乞いか?いや・・そういう感じでもないが。
インドでは、銃やナイフをつきつけた強盗とか、暴力的犯罪は非常に少ないと事前に聞いたけど、
一方でワケもなく近づいてくる怪しげな連中が多いことも事前に聞いていた。
インド初心者・到着初日のゴミゴミ下町散歩。こういう時は一応警戒する必要がある。

イ課長に声をかけてきた男はナニやら話しながら、イ課長の構えたカメラのアングルにデンと立ちはだかった。
え?まさかオレ様の写真を撮ってくれってことなの?何だかよくわかんないけど、まぁせっかくポーズを
決めてるんだから、撮らせていただいた。ちょっと逆光になってしまったが。
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カメラのモニターで写真を見せたら、彼は満足したような表情で、「リクシャーに乗らないか」と言ってきた。
なーんだリクシャワーラーか。メトロ入口を指差して「私は今から地下鉄に乗るのである」言って、断わった。
しかし「リクシャー乗らないか」っていうついでに写真のモデルになるって、変わってるというかナンというか・・。
「実はインド人ってけっこう人なつこい」という情報も事前に聞いてはいたが、ホントにそうなのかも。

チャンドニー・チョークでサイクルリクシャーをひいてりゃ、イ課長同様に物珍しそ〜にキョロキョロしながら歩く
外国人旅行者は毎日たくさん目にするはずだ。そういう意味でイ課長はちっとも珍しくなんかない。
しかし、彼らが逆の立場になる可能性、すなわち自分が海外に出張したり旅行したりする可能性なんて
こう言っちゃナンだが、限りなくゼロに近いのは間違いない。
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彼らにとって外国人って、それがそこらじゅうを歩いてたとしても、依然として「ちょっと珍しいもの」であり、
「金ヅル」であり、「接触してみたい相手」なのかもしれない。
ここに来る地下鉄の中で、インド人の若者グループが金髪の外人女性旅行者と話をしてたんだけど、その時の
周囲の乗客の反応はすごかった。全員がガン見してるんだよ(笑)。
「あいつら、知らない金髪ガイジン女と話してるよ!」っていう驚きと羨望が入り交じった、すごい注目ぶりだった。

まぁ何せインドにはインド人が12億人もいるんだからね。
どんなに外国人が押し寄せたって、相対的には圧倒的少数で、常に「珍しい存在」なのかもしれない。

しかし、イ課長だって何時間か前にデリー空港に到着したばかりの身。
そこらじゅうにウヨウヨいるとはいったって、やっぱりインド人が珍しい(笑)。
このリクシャワーラーはインドに来たイ課長が、ホテルや空港の従業員以外で初めてコミュニケートした
「インド人一般市民」だったということになる。

さて、ホテルに戻るか。
帰路もまた、メトロに乗ってMalviya Nagar駅まで延々14駅。デリーはホントに広い。
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行きに地下鉄乗ったときはオドオド・ビクビクしながらだったけど、帰りは「まだかよ〜ダルいなぁ」って感じで、
だいぶリラックスしてた。「すでに一度乗った区間」という安心感もあったし、何よりチャンドニー・チョークを
一人歩きしたことでだいぶイ課長の体の中にインドの雰囲気が浸透してきたという感じがあった。

これ以降、仕事のある日は、すべてチャーターした車での移動。しかも同行者つき。
インドを気ままに一人歩きするチャンスなんて今日しかないだろうと思って、時差ボケを押して無理に行ったんだけど、
ホントに行っといてよかったと思う。あのチャンドニー・チョーク散歩がなければ、ずいぶんと味気ないインド出張に
なってたのは間違いないし、何より短期集中連載のブログネタを4つ分、失ってたことになるからね(笑)。
 
  
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by tohoiwanya | 2013-05-06 00:12 | 2012.10 インド出張 | Comments(4)
Commented by marco at 2013-05-10 03:52 x
う~ん、やっぱり写真を見る限り変わってないのかなぁデリー。。
変わってほしくないし、これでこそインド!なんだけどね。
さて、次はゴアに出没予定浮上してきました(ヨガでね)。なかなか北に上がれないケド(涙)それでもインドっちゅうことで。
またビザ手配からなにやらかにやら、またUPするのでお楽しみにー。
懲りずにインドの思ひ出もまた出たら書いてくださいねー。
Commented by tohoiwanya at 2013-05-10 10:29
>変わってほしくないし、これでこそインド!なんだけどね

marcoさん:
いやまったく。郊外にはキレイなオフィスビルやモールが林立しても、
とりあえずオールド・デリーのこのあたりは、この風情が残ってほしいと思う。
ま、ガイジンの勝手な要望ですけどね(笑)。

次はゴアっすか?ゴアといえば、たしかビーチリゾートとしても有名ですよね?いいなー。
サカナとか、食い物も美味しそうですよねぇ。
考えてみたらイ課長もムンバイでは「インド風シーフード料理」食ったりしたんだ。
インドネタはまだまだタンマリありますから、随時書いていきます。
 
Commented by marimari at 2013-05-13 01:48 x
インド人人なつっこい説ですが、これは階級によると思います(私の偏見かもしれませんが)。昔友達がインド人(それも低いカーストの人)と結婚してうちに連れてきたことがありますが、その人もかなり人なつっこいというか、日本人の感覚からしたら図々しいに近いものがありました。「水が高いところから低いところへ流れる如く、金は金持ちから貧乏人へ流れるべき」という国民性ですから・・・。
Commented by tohoiwanya at 2013-05-13 13:11
>インド人人なつっこい説ですが、これは階級によると思います

marimariさん:
ははぁ~~・・なるほど。確かに上流階級のヒトや大金持ちはガイジン旅行者に
ひょいひょい近寄ってくることはないし、そもそも一般旅行者が下町を歩いてれば、
出会うのはモノ売りとかリクシャワーラーとか、こう言っちゃナンだけど
あまり上位じゃないカーストの人たちが多いだろうから、カネ持ってそうな
ガイジンに寄ってきたがる人間の比率が高い、とも考えられる。

ただ、書いていて思ったけど、「男女差」もあるかもしれません。
おそらく男の方が圧倒的にヒトなつこい(図々しい)んじゃないかな?
インドの女性、社会進出が増えたとは言っても未だ圧倒的に男尊女卑社会で、
図々しくふるまうなんていう発想自体が少ないんじゃないかって気がする。
 


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