2014年 02月 19日
前回に引き続き、こんどはベトナムの国内航空のことを書きたくなった。 もうとにかくこのベトジェットってのが面白くてさぁ。イ課長が乗った海外のローカル航空会社の中じゃ 群を抜くワケわからなさ加減(笑)。いずれ絶対書こうと思ってたネタなのだ。 昨年のベトナム旅行では、イ課長はサイゴン→ダナン、ダナン→ハノイと2度、国内航空を利用した。 調べてみると、この路線に就航しているエアラインはフラッグキャリアのベトナム航空以外に2社。 名前からしてベトナム系とおぼしきVietjetと、オーストラリア系のJet Starだ。 ネット予約もできるみたいだし、時間的にもちょうどいい便があったからベトジェットを予約してみた。 料金的にはベトナム航空より安くて、4000円くらいじゃなかったかなぁ?(よく覚えてない、スマヌ) サイゴンを11:10発、昼すぎにダナン着の便にした(飛行時間は1h15m)。 これがベトナム国内便共通の傾向なのか、ベトジェットが「子供割引」みたいな料金設定をしてるせいで 特に子供連れ・赤ん坊連れの乗客が集中するのかは不明だけど、とにかく多い。 しかも機内の座席指定が意味をなさないという恐ろしさ。 サイゴン→ダナンでイ課長は窓側を取ったんだけど、行ってみたらすでに親子連れがデンと座ってる。 「コドモ連れなんだから窓側座るのは当然よね」って感じで、その表情には何の罪悪感もみられない(笑)。 わかったわかった。こっちも大人だ。窓側の席はお子ちゃまに譲ってあげるよ。 機内はこんな感じ。ほら、この写真でも赤ん坊が右端に写ってるでしょ? そりゃどんな飛行機でも子供や赤ん坊が乗ることはあるけど、こんなに多いと異様だよ。 ひょっとするとベトジェットは「●才以下は無料」とかってことにしてるのかなぁ? もうね、必ずといっていいほど、前座席の後ろのラックに入った安全設備ご案内シート、あれに手を伸ばし、 角の部分をカミカミしはじめるんだよ(笑)。非常口の位置とか描かれた例のアレだ。アレが赤ん坊に カミカミされるという、恐ろしい光景が機内のあちこちで展開する。 その証拠にホラ、イ課長の前にあった安全設備案内のシートの角のトコもこのアリサマ。 これまで何人ものベトナムの赤ん坊によってたっぷりカミカミされ続けてきたのは間違いない。 だから機内安全設備を説明するときは乗務員自身が通路に立ち、手にとって乗客に説明する。 小さい飛行機とか、短距離便なんかじゃよくあるやつだよね。 白いケムリが噴き出してくるではないか。こここ、コレは何だ?!エアコンの故障か? この白いケムリ。臭いはないから、おそらく人体に有毒なものではないと思う(そりゃそうだろ)。 加湿のための水蒸気か?いやしかし水蒸気よりはケムリっぽいから、もしかするとドライアイスのケムリ? しかし一体全体、離陸前の飛行機の機内でドライアイスのスモークを吹き出させるどんな理由があるのだ? なおもドンドン噴出してくるから、機内の白煙濃度もドンドン濃くなっていく。 今や前方でやってる安全設備の説明も白煙でカスんでいるではないか。ヲイ、どうなってんだよ?? ひょっとして、これは女性乗務員による「安全設備説明ショー」を盛り上げる演出のためのスモークか? そんなバカな!そもそもケムリで乗務員よく見えないから、盛り上げるもヘチマもないじゃん(笑)。 このケムリ、離陸の頃には消えてて、飛行中も出てこなかったけど、エアコンはずっと動いてたはずだよな? 意図的に噴出させたのか?やっぱ演出効果?ウソでぇ。あんまりイ課長を面白がらせるなよ、ベトジェット。 この翌日、こんどはダナンからハノイまで同じベトジェットに乗った。すでにイ課長はベトジェットに乗ることが ちょっと楽しみになっていた(笑)。「座席指定は子供連れの前では意味をなさない」という無法ルールを すでに体得してたから、早めに並んで予約通り窓側を確保した(写真撮りたかったんだもん)。 彼女たちの足元、つまり靴に注意をひかれた。 日系エアライン女性乗務員はおそらく「靴はこの程度のヒール、それより高くても低くてもダメ」って決まりが あるはずで、こんなペタンコ靴やカカトの見える靴履いてるの、見たことない。でも歩き回ったりしゃがんだり することが多い女性CAにはこういう靴の方が歩きやすいはずだ。看護婦さんの靴もカカトが出てるよね。 こういうところ、機能性・合理性を追求するベトジェットの姿勢が感じられる。 ダナン→ハノイ間もサイゴン→ダナン間と同じく、所要時間は1h15mのショート・フライトなんだけど、 ベトナム人、けっこうあれこれ注文して飲み食いしてたね。フォーが1杯30000ドン(約150円)ってことは、 街中の屋台で食うより少し高いのかな。まぁそれでも日本人から見りゃ驚くほど安いが。 下の写真だとわかりづらいけど、荷物を入れる頭上の棚のそのまた上、間接照明が光ってるあたりから モウモウと白煙が噴き出してる。何なんだいコレ?!こんどは無事到着を祝うスモークショー?(笑) ベトジェットって、実は以前に機内で水着ファッションショー(!)を開催し、当局から罰金をくらったんだけど、 それにも懲りずまた開催したという素晴らしすぎる犯行歴?を持つ航空会社なんだよね。 こんな航空会社ならスモークショーくらいやりかねないって気もしてくるんだよなーー。 いやまったく、こんなにネタ満載の航空会社は初めてだよベトジェット。 今度もしベトナムに行く機会があったら、ぜひまた乗ってみたいよ。すっかり気に入ったぞベトジェット。 次に乗る時はスモークショーじゃなく、ぜひ水着ショーの方を見せてほしいなぁ、ベトジェット。
by tohoiwanya
| 2014-02-19 10:06
| 2013.06 東南アジア旅行
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Comments(10)
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RIKACO
at 2014-02-19 10:40
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こんにちは。私も昨夏エアアジア(今は無い国内線)に乗ったとき同じタイミングで白いスモークを浴びました(笑)
LCCに乗り慣れて無かったのでビックリしました……。 イ課長さんが搭乗された機体はエアバス社ですか?何となくエアアジアの機体と似てます。 外気温とエアコンの吹き出し口の構造上そうなってしまうのかも。 私も詳しい方のご意見を伺いたいです。
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tohoiwanya at 2014-02-19 11:23
>外気温とエアコンの吹き出し口の構造上そうなってしまうのかも
RIKACOさん: 冷凍庫を開くとモワ~ンと白い煙(というか水蒸気?)が出てくるのと同じように 冷房を効かせすぎて?そういう状態になったのかな、と私も最初は思った。 しかし、離陸と着陸のときだけ冷房を効かせるというのもヘンな話だし、そもそも 冷凍庫と同じケムリが、あんなに機内が曇るくらいたくさん噴出するような エアコンなんてあるんだろうか? 機体は・・・エアバスだったかなぁ?でもエアバスの機体、ボーイングの機体、それぞれ 何度も乗ったはずだけど、こんなスモークが出てくる飛行機なんて初めてだったんで、 かなり動揺しました(笑)。
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diamant at 2014-02-19 22:21
フランスのTGVでグリーン車みたいな車両に乗ったとき、子供連れが多かったですよ。日本では絶対ありえないから、「お国柄だ」と感心しました。
やっぱり禁煙ですか?ベトナムはたばこ吸ってる人が多かった記憶が。 (10年前のツアー旅行で行ったきりですが)
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Bきゅうは、ここにいる。。
at 2014-02-21 08:43
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↑はBきゅうでなくて、diamantさんですう。
わしも、これはエアコンの影響だと思いますよお。上空は寒いので暖房が必要で、離着陸の時は、地上(暑い)温度に対して冷房が必要になるのでは?湿度調節みたいのがないからとか。あ、でも推測です。すんまそ。
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tohoiwanya at 2014-02-21 10:02
>やっぱり禁煙ですか?ベトナムはたばこ吸ってる人が多かった記憶が
ほしのさん: 禁煙でしたね。機内はもちろん、空港にも透明壁で仕切られた喫煙室があったくらいで わりとチャンとしてた。 しかし、子供たちの行儀は悪い(笑)。搭乗ロビーのイスで何か飲み食いしてるのは ずっとマシな部類で、搭乗ロビーを運動場にしてるガキも多かった。
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tohoiwanya at 2014-02-21 10:10
>↑はBきゅうでなくて、diamantさんですう
Bきゅうさん: 最近、ポカの連続でいよいよ本物のバカになってきたか・。 ほしのさんって書いて一度書いたレスを後で書き直したときに間違えたらしい。 まったく申し訳ありません。修正しときました。 アレは確かに空調だと思うんですが、ただ、冷房は搭乗が始まる前から 動いてたはずで、そうでなかったら機内はすごく蒸し暑かったに違いない。 ずーっと冷房はまわってて、なぜその途中から急に白煙が出てきたのかはナゾです。 あの瞬間から急に冷房を「強」にしたってことなのかなぁ?
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piki
at 2014-02-23 22:56
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インドの記事から、こちらに飛ぶと、
ちょっと、日本に近づいているようで、ほっとします。 こういう靴大好きですが、(多分ご存じないとおもいますが)、全くヒールがない靴より、2−3cmのヒールがあったほうが、楽なんです。 LCCは、FAさんの服が派手ですね。 変な煙気になります。ってうか、よく平気でしたね。
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tohoiwanya at 2014-02-24 01:44
>全くヒールがない靴より、2−3cmのヒールがあったほうが、楽なんです
ぴきさん: まぁ考えてみりゃ、男がはくビジネスシューズにしたって2cmくらいはカカトが 高くなってるわけだし、スリッパみたいにまっ平らよりは歩きやすいんでしょうな。 あんまりよく見たことないけど、ANAやJALの客室乗務員の靴はもう少し ヒールが高かったような気がするんですよねぇ。 動きやすさと見た目の良さのバランスポイントをどうするかって、航空会社によって 違うはずで、誰かそれをテーマにして研究論文書いてくれないかな(笑)。
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またまた、ぴきです
at 2014-02-24 12:44
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誰かそれをテーマにして研究論文書いてくれないかな
っていうか、それを書けるのは、イ課長だと思いますが。 私も制服だいすき(着るのはきらい)なのですが、 イ課長だったら、一冊の本にできます! ところで、SQの入社試験は、制服を着せて、似合わなかったらその場で終わり、って聞いたことあります(事実はわからず)。あと、制服が入らなくなったらくびとも。 SQにのったときに、直接FAさんに質問したら、そんなことはないと。
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tohoiwanya at 2014-02-24 18:29
>SQの入社試験は、制服を着せて、似合わなかったらその場で終わり
ぴきさん: 実は私、昔の記事でSQの制服のことをほめちぎってる(笑)。 http://iwanya.exblog.jp/12464953/ あの制服、とにかくステキだし、似合う人が着るとホントにキレイに見えるし、 SQといえば「あの制服」っていうくらい有名。ほとんどSQの顔。 だから、アレが似合わない応募者はおひきとり願うという伝説?が生まれるのも ムリはないという気はしますねぇ。 しかし、それをSQの客室乗務員に直接質問してしまうぴきさんスゴい。 私にはとてもそんなこと聞けない。やっぱり論文はぴきさんが書いてください(笑)。 |
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