2014年 03月 23日

ベーカー街221Bを歩く

インドの話が続いたから、例によってちょっと別の話を。

唐突だが、あなたはシャーロック・ホームズの生年月日をご存知だろうか?
実在しない架空の人物の生年月日を質問するというのもヘンな話なのだが。

彼の誕生日は1854年1月6日という説が一般に(というよりシャーロッキアンの間で?)認められてるそうで、
今年は彼の生誕160年ということになる・・・らしいんだよ。
CATV(主にミステリーチャンネルとか)で、シャーロック・ホームズ特集の予告編をやけに見たから
今年はコナン・ドイル生誕ホニャ年or没後ホニャ年とかなのか?と思ってたんだが、そういうことだったんだな。

イ課長は少年の頃にホームズものを夢中になって読んだなんて経験なくて、大人になってから短編を
多少読んだ程度。だからシャーロック・マニア(俗にいうシャーロッキアン)では全然ない。それでも
「世界で最も有名な住所」といわれるベーカー街221Bのことは知っていた。
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  ベーカー街 221B    221B Baker Street


世界中のホームズ・ファンにとって、この住所はまさに侵すべからざる神聖なものなんだろう、たぶん。
ロンドンの、ベーカー街に面した、ハドソン夫人の居宅の2階にある名探偵の住所。
特にファンってわけじゃないイ課長でも知ってるくらいなんだから、本当に有名なんだよ。

Baker Streetはロンドンに実在する通りで、同名の地下鉄駅もある。
イ課長はこれまで2度、出張でロンドンに行ってて、2度ともパディントン駅近くにホテルをとった。
パディントンとベーカー街ってわりと近いから、地下鉄に乗るとBaker Street駅を通ったり
そこで乗り換えたりすることが何度もあった。でもこの駅で降りたことはなかったのだ。

2013年出張の時、ちょっと時間があったから初めて降りてみた。
せっかくロンドンに来たんだし、ベーカー街っていうのがどういうトコか見てみようと思ったわけだ。

通り自体は特にスゴいものではない。
古くからある、ロンドンの典型的な街並み、都心に近いけど中心街ほど賑やかではなくて、ちょっと
下町風テイストもある。東京でいえば・・そうだなぁ・・・大塚・巣鴨・駒込あたりの感じになるかなぁ?

各建物ごとに住所表記があるから、順々にたどっていってみる。
お?ここにベーカー街220と222が並んでる。こっち側は偶数ばっかり並んでるってことやな。
ってことは221Bは道の反対側にあるはず・・・
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・・・といっても、十分予想された通り、現在221Bという建物は存在していない。
このビルがそのあたりになるはずなんだけど、221番ではないのだ。
昔は本当に221番があったのかもしれないけど、再開発か何かで複数番号にわたるスペースを
このビルが占めちゃったんじゃないかな?
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このビル自体はベーカー街219ということになるらしい。でもこのビルの隣が221かっていうと、
そうもなってなくて、223だか225だかに飛んでた。何度も言うがベーカー街221は現在残っていない。
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たぶん小説では「ベーカー街221」が家主ハドソン夫人の住所で、その2階の「221B」に
ホームズたちが住むという設定なんだよな?建物の感じとしてはこの新しいビルより、むしろさっき見た
「偶数列」のたたずまいの方が「ホームズがいた頃のベーカー街」の雰囲気を残してる感じがする。
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ちなみに、このすぐ先にはシャーロック・ホームズ博物館というのがあるそうで、確かに鳥打帽をかぶった
呼び込み?のオッサンらしき人が立ってたけど、イ課長はそっちには行かなかった。
住所が極めて近いことをウリに博物館にしたんだろうけど、実在しなかった人物に関して一体ナニを展示するのさ?
「シャーロック・ホームズが使ったパイプ」とか陳列してるんじゃねぇだろうな?(笑)

地下鉄に乗ってホテルに戻ることにした。ベイカーストリートからパディントンまでは複数の路線があって、
イ課長がよく使ったのはベイカールー線(Bakerloo Line)なのである。

うお!駅にこんなものがある。
来たときは気がつかなかったが、壁一面ホームズ柄のタイルときやがった。うーむ、ロンドン交通局としても、
やはりベイカーストリート駅のセールスポイントはホームズであるということをよくわかってるようだ。
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シャーロッキアンを自称できるくらいのマニアがベーカー街を歩こうモンなら、たちまち
いくらでも書きたいことが湧いてくるんだろうけど、なにせこの方面に関しては
「少し読んだ」程度のイ課長だ。ベーカー街訪問記事もサラリと1回で終るのでした(笑)。
 

 

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by tohoiwanya | 2014-03-23 01:44 | 2013.02 欧州出張 | Comments(15)
Commented by tohoiwanya at 2014-03-23 01:55
写真、見えてます??

ウチではWIndowsでは表示されず、Macでは表示されるという
ヘンな状態なんですが・・(ブラウザはともにFirefox)。
Commented by hanatomo31 at 2014-03-23 02:34
私はWindowsでChromeですが、写真の一部が見えません~。
Baker Street私はタイルだけ見て、そそくさと乗り換えちゃいました。
ファンとはいえませんね。
Commented by sca at 2014-03-23 05:20 x
iPadですが、ちゃんと見えてます。

タージマハルでコメントを送信したつもりだったのにできてなかったんですよね。
今回はできるかな?
Commented by げんまいちゃ at 2014-03-23 08:56 x
Win7xFirefox、見えてます。

ホームズは結構好きですが、在英中もあの博物館は行きませんでした。なんとなく値段がぼったくりのように感じたので。
ホームズの生年月日は知りませんでした。話の中にundergroundで移動すると書かれていて、ホームズっていつの時代の人だっけと思ってましたが、wikiによると1863年に世界初の地下鉄がパディントン - ファリンドン間を走ってるんですね。ホームズ先生活躍の時代には最新の移動手段だったわけでしょうか。
Commented by tohoiwanya at 2014-03-23 21:39
>写真の一部が見えません~

ハナトモさん:
どうも一昨日・昨日あたり、エキサイトブログがちょっとヘンだった。
写真が表示されないから、編集画面に戻るとチャンと表示されてるし、
そこで写真を貼りなおしても画面には表示されないとか。
いま、私のWindowsでは全部見えてますけど、大丈夫かな?
Commented by tohoiwanya at 2014-03-23 21:42
>タージマハルでコメントを送信したつもりだったのにできてなかったんですよね

scaさん:
えーーー?いよいよエキサイトブログ、ダメになってきたか?それは失礼しました。
昨日アップした時は全然表示されず、ハナトモさんが夜中の2時半に見たときは一部ダメ、
今朝早くscaさんが見たときは見えてるってことは・・・
要するに写真のアップロード→表示まで異常~に時間がかかってるってことか?
Commented by tohoiwanya at 2014-03-23 21:46
>話の中にundergroundで移動すると書かれていて、ホームズっていつの時代の人だっけ

げんまいちゃさん:
ほほ~、げんまいちゃさんは私なんかよりずっと詳しそうですね。
私が読んだ短編あたりだと、市内の移動はほとんど馬車だったと思いますが、
地下鉄も開通してたんですねぇ。
地下を走るにも関わらず蒸気機関車だったっていう、世界最初のアレですよね、たぶん。
ふーむ、ホームズとワトソン君はハンカチで鼻を押さえながら地下鉄に乗り、
降りて地上に戻ってみるとスス臭かったと・・・(笑)。
Commented by カプメイ at 2014-03-23 21:58 x
今朝見た時は、コーヒーハウスと道標の画像が×でしたが、今は全部見えています。
前にも何かの記事でこういう事がありました。

ところで、シャーロック・ホームズ。
本よりテレビドラマの方でファンです。
ホームズが窓辺に立って外を見るシーンがよくあったので、向かいの建物が見える方がそれっぽくていいです。
イギリスは行ったことが無いので、もし行ったら訪ねちゃうと思います。
Commented by tohoiwanya at 2014-03-23 22:38
>前にも何かの記事でこういう事がありました

カプメイさん:
以前にコメントで「何枚目の写真が見えません」って書かれたこともあって、その時は
「こっちのパソコンじゃ見えてるのに、ヘンだなぁ?」と思ってたんですけど、
どうもエキサイトブログ、写真表示に難ありっぽいなーー。
そんなにデカいサイズの写真ってわけでもないのに・・・

カプメイさんがお好きなのは今やってる現代版のシャーロック?それとも
ジェレミー・ブレットが演じた正統派版のやつかな?あれも真面目に見たことは
あんまりないんですが、そう言われるとホームズがよく窓の外をよく見てたような・・。
もしかするとこのコーヒーハウスやバー・リンダを眺めてたのかも(笑)。
Commented by カプメイ at 2014-03-23 23:12 x
>ジェレミー・ブレットが演じた正統派版のやつかな?

はーい、こっちでーす。
ジェレミー・ブレッド、彼以外のホームズは考えられない!(特に若い頃の)
ドイツに住んでた頃、毎週観てたんですが、ドイツ語吹き替えだったんで肝心の内容がイマイチ解らなかったです。
でも、窓の外を見ながら、「誰かに見張られてる!」って言ってるようなシーンが怖くてねぇ。
バー・リンダとかコーヒーハウスだと明るすぎて見張りは出来なさそうですね。(笑)
Commented by tohoiwanya at 2014-03-24 11:20
>ジェレミー・ブレッド、彼以外のホームズは考えられない!

カプメイさん:
やっぱりそうでしたか。
ジェームズ・ボンド役者としてショーン・コネリーこそ唯一無二と思えるのと同様、
あのドラマをよく見た人ならジェレミー・ブレットこそホームズでしょうねぇ。

ご存知かもしれませんけど、ジェレミー・ブレットって実は意外な出演歴があって、
名作ミュージカル「マイ・フェア・レディ」で有名な「君住む街」を歌ってるんですよ!
本人が歌ってるのか、吹き替えなのかよくわからないんですが、とにかくあの
ホームズが若い二枚目役でうっとりと甘い歌を歌ってるというその姿を見るだけで
気が遠くなりそうで・・(笑)。
Commented by カプメイ at 2014-03-24 18:49 x
うわぁぁぁぁ~!
マイ・フェア・レディは何度も観ているのに、全く気が付いてませんでした!
大変だ。観直さないと。(笑)
あれはオードリーも吹き替えだから、ジェレミー・ブレッドもきっと吹き替えでしょう。
いいことを教えてくださって、ありがとうございました♪
Commented by Bきゅう探偵社 at 2014-03-24 20:26 x
ふつー、そうやって探す人がいるから、小説などでは架空の住所や架空の会社名を作り上げますよね。これも、Wikiによれば、昔は221みたいな高番地まではなかったらしいです。でも、Bきゅう、ホームズって読んだことも、見たこともない。商売敵だからかな?
Commented by tohoiwanya at 2014-03-25 00:53
>マイ・フェア・レディは何度も観ているのに、全く気が付いてませんでした!

カプメイさん:
何も知らずにあの映画を見れば、あのフレディ役は「二枚目ボンボン役」ってだけで
ほとんど印象に残らない。後になって「あれが実はホームズをやってたあの人」と知った時は
私も驚きましたよ(笑)。知った上でマイ・フェア・レディを見ると、あのカミソリのように
知的で冷徹なホームズが、昔はこんな甘アマの二枚目役をやってたと改めて知って
見てるこっちが恥ずかしくなる・・(笑)
Commented by tohoiwanya at 2014-03-25 00:59
>ホームズって読んだことも、見たこともない。商売敵だからかな?

Bきゅうさん:
たぶんそうですよ(笑)。
確かに小説では普通まったくの架空の住所を創作するのかもしれないけど、
推理小説では意外に実在の地名(もしくはそれを匂わせるもの)が出てくることがあって、
江戸川乱歩の有名な短編「D坂の殺人事件」って、あれ、渋谷の道玄坂のことみたいなんですよね。


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