2014年 03月 31日

インドから届いた手紙

インドからイ課長あてに短い手紙が届いた。
本日の記事はちょいと前段の説明が長くなるが、ガマンしてザッとお読みいただきたい。

まず話は去年の11月にオヤジが死んだところから始まる。
すでに書いたように、海外旅行の好きなオヤジで、常に海外への感心は高かった。

そのオヤジが死んだのが11月12日。
おそらく海外旅行好きの血を彼から与えられ、こんなブログも書いているイ課長としては、
何か彼の遺志(というほどゴタイソウなものじゃないが)を継いで、海外に何かイイことをしたかった。

まぁ要するに海外の恵まれない子を助けるとか、難民を支援するとか、そういうことをね。

ずっとそのことを考え続け、12月24日の聖夜にとうとうそれをネットで申し込んだ。
海外の貧しい子供の、特定の誰かのスポンサーという形で継続的に支援して、その間に文通とかして
チャイルドとの交流もはかれるっていうやつ。イ課長が申し込んだのはワールドビジョンっていうところだ。
なにせCATVで「カンボジアのティーダちゃん」を何度も見ちゃったからねぇ(笑)。





この団体の場合、スポンサーになりたい子の国や性別に関して希望を出せる。
ここはやっぱりイ課長とオヤジの両方が行ったことある国の子を支援したいところだ。

二人とも行ったことがあって、しかもワールドビジョンが支援対象にしている国としては
フィリピン、インドネシア、インドあたりがある(他にも重複国はあるかもしれないんだけど、
ムスコの方が彼の訪問国を把握しきれていない(笑))。

それだったら、インドの女子だな。
あまり迷うことなく、そう思った。

発展途上国の女子の置かれた状況は多かれ少なかれ不遇だが、なかんずくインドの女子は不遇だ。
出張中に見聞きしたことからも、様々なニュースや記事から考えてもやっぱりそう思う。
ここはひとつインドの女子を支援してあげたい。オヤジもこの選択には異論をはさまんだろう。

「インド」「女子」と希望を書いてネットで申し込んだ。繰り返すが、それが聖夜の話。
イ課長が年末のバンコク旅行から戻ったら、もう対象の女の子のプロフィールが届いていた。
南インド、アーンドラ・プラデシュ州というところに住むリディアという8歳の女の子。

さっそく下手な英語で手紙を書いた。「頑張って勉強を続けてネ。私は今日からアナタの友人で、
アナタのことをサポートするからね」みたいな内容。それを投函したが今年の正月明け、
ちょうど仕事始めの日だったはずだ。

手紙のやり取りには片道2~3ヶ月はかかるって書いてあったから、返事が届くのは5月か6月くらいかなぁと
思っていたら、昨日リディアから返事が来たというわけだ。意外に早かったね。

ここからが今日の記事の本題。前置きが長くてすまんかった(笑)。

普通なら死ぬまで知り合いになど絶対になり得なかったインドの8歳の少女と日本のオッサンとが、
こうしてペンフレンドになる。ワールドビジョンのスタッフがリストか何かを元にサッと決めた
組み合わせなんだろうけど、なんか不思議なウンメイを感じるよ。

彼女の返事は直筆で書かれていた。彼女自身が書いたか、あるいは大人が口述筆記してくれたのかな?
とにかくまず驚いたのはその文字だ。ここここりゃぁナニ語なんだ?。
多言語国家のインド、文字もいろいろあるのは知ってたけどこれはまたすごい。
シンガポール出張のときに見たタミル語のグニュグニュ文字に似てるけど、あれよりさらに
グニュグニュしてるようにみえるぞ。
f0189467_23572138.jpg


そこでいろいろ調べてみた。

彼女が住むアーンドラ・プラデシュ州というところではテルグ語っていうのが使われるらしい。
テルグ語・・・初めて聞いたよ。こないだ載せたロンドン地下鉄の切符自販機にもテルグ語なんてないから
マイナー言語かというとそうでもなくて、アーンドラ・プラデシュ州じゃ立派な公用語なのだ。
f0189467_23572299.jpg
うーむ、いろいろ勉強になるのう。
しかしどんなに勉強しても、イ課長が死ぬまでにこのテルグ文字を解読できるとは思えない。
もちろん、手紙はワールドビジョンのボランティアの人がテルグ語からちゃんと翻訳してくれてるから
解読しなくてもイ課長は読むことができるのである。

リディアのご両親は食料品店を営んでいるようで、彼女は縄跳びで遊ぶのが好きらしい。
彼女の担当家事は「家にある壷をきれいにすること」で将来は学校の先生になりたいんだって。

さっそく返事を書こう。
ちょうど季節だから、明日あたりどこかで桜の写真を撮って送ってあげようか。
まだ書いてないけど、そのうち「私はアナタの国に一度だけ行ったことがあるんだよ」って書いて、
タージ・マハルの借景写真でも見せれば面白がってくれるかもしれん。

ワールドビジョンはスポンサーによる支援地域訪問ツアーなんてのも時々やってる。
もし将来リディアのいる地域への訪問ツアーがあれば、ぜひ行きたいよなぁ。
 
というわけで、イ課長の「インターナショナルあしながおじさん」が始まった。
申し込んだのはイ課長だが、半分「オヤジ基金」のつもりで、これからも支援していこうと思うのである。

オヤジは今ごろ天国で「クソ息子にしちゃ上出来の思いつきだ」と考えてるであろう(笑)。


 

[PR]

by tohoiwanya | 2014-03-31 00:02 | 日本での私生活 | Comments(10)
Commented by 権左衛門 at 2014-03-31 00:10 x
素晴らしい!
支援したいなと思っていても、実行には至らないのが私を含めた多くの方の実態だと思います。だらしないなあ、ほんと、情けない。
イ課長さんの実行力に心からの敬意を評します。
Commented by tohoiwanya at 2014-03-31 01:33
>支援したいなと思っていても、実行には至らない

権左衛門さん:
いやいや。私だって同じようなモンで、オヤジが死んだことでイッキに背中を押されたと言えます。
先日はワールドビジョンから「アナタがサポートするリディアの誕生日がもうすぐです」っていうんで
バースデーカードが送られてきたから、それに「今日から9歳おめでとう!」って書いて送った。
ワールドビジョンはスポンサーとチャイルドの交流にすごく力を入れてますね。
 
Commented by みみけ at 2014-03-31 16:59 x
文字見て噴きそうになったわ。8歳の子にしちゃいっぱい書いてくれたな。かわいいね。
プロフィールに顔写真ついてなかった?
私、タイの字とか大好きなんだー。これもなかなかいい。
Commented by Mimi at 2014-03-31 19:10 x
すごい、こんな文字があるんですねー、初めて見ました!
インドの中だけでも何種類の言語があるんでしたっけ・・・・
こちらでインド人と知り合う事も多いのですが、
インド人同士で英語で会話していて何故かと思ったら
「出身地方が違うので自分たちの言葉では通じない」のだそうで。
インド広い。

スポンサーになって、そうやって支援している子供の様子を知らせてもらえるのはいいですねー。
私はとりあえず我が子の支援だけで現在は手一杯ですが(^^;
リディアちゃんの将来に幸あれ。
Commented by ゆら at 2014-03-31 21:56 x
こんばんは!
偶然ですが…私も今年の元旦に、ワールドヴィジョン申し込んでました(笑)
忙しさにかまけて、まだ手紙書いてないんですが…早く書いてあげなくちゃ!
私のチャイルドは、ネパールの辺境に住むバグちゃんです^^
あまりに僻地すぎて、ツアーもないらしいですが…
そのうち訪ねてみたいものです^^
Commented by tohoiwanya at 2014-04-01 01:11
>私、タイの字とか大好きなんだー。これもなかなかいい

みみけさん:
謹んで訂正します。記事には「テグル語」って書いたけど、実は「テルグ語」が正しいらしい。
Wikipediaにもテルグ語って記載されてた。でもテグル語って間違えて書いてる人も
少なからずいて、そっちに影響されちまったぜ。

いやもうタイ語の文字とかって、あれを人間が書くのかと思うと信じられんよ。
昔行ったタイ出張で、現地の人が「これをタクシーの運転手に見せなさい」って
行き先のメモをすらすらっとあの文字で書いてくれたんだけど、まるで手品。
もっとも、向こうにすりゃ、ひらがな・カタカナで50文字×2セット、さらに
何百という漢字を使う日本語がクレージーに思えるんだろうが。
Commented by tohoiwanya at 2014-04-01 01:17
>「出身地方が違うので自分たちの言葉では通じない」のだそうで

Mimiさん:
そうそう。インド出張行ったときも4人(イ課長+現地人3名、うち一人は通訳)で
車乗ってて、ドライバーと同乗者が郷土語で話を始めたら、一緒にいた通訳さんが
「あ、もうあの二人の会話わからないです」って言ってた(笑)。

こういう文通、やったら楽しいだろうなーと想像してたけど、
やってみたらやっぱり楽しい(笑)。
たとえば「イ課長の一日」なんて企画で通勤電車とか、仕事のデスクとか、昼メシとかの写真見せてあげると
目を丸くするんだろうなー。楽しみだなー。
Commented by tohoiwanya at 2014-04-01 01:25
>私も今年の元旦に、ワールドヴィジョン申し込んでました

ゆらさん:
えっえええ?!ってことは私とタッタ一週間違いの「かけだしスポンサー仲間」じゃないですか。
おそらくバグちゃんの誕生日の数ヶ月前になるとワールドビジョンからバースデーカードが
送られてくるはずですよ。

いやーしかしネパールの辺境の子供を支援するなんて、素晴らしい。
毎日遠くにチョモランマとか見ながら学校に通ってるのかな?バグちゃん。
なんとなく会いたくなりますよねーーー。
Commented by piki at 2014-04-01 11:46 x
こんにちわ、

去年亡くなった友人は、子供がいなかったので、
フィリッピンの女の子のサポートをしていました。
こんなものを買いましたとかいう、手紙がきていたらしいです。
このシステムは、いいですね。 子供の成長がわかるし、
”途中でやめることはすくなく”ひとつのよいことを続けることができますね。 残念ながら、現地の、理解しがたい男尊女卑問題には口はだせないけど、イ課長さんが、”女の子”と指定した理由は、インドでの女性の立場をよく理解されてるからじゃないですか? 私は、このシステムにも興味あったけど、もっぱら、私のはした金は、福島で野良になった犬猫基金に行っています。あまりにも数がおおく、いくら寄付しても、焼石に水という気がします。 インドでおなじょうな境遇の子供は、すごい数だとおもうんですが、”その中のひとりでも、幸せになるお手伝い”をしていることを確認できるので、よいと思います。
Commented by tohoiwanya at 2014-04-01 18:03
>福島で野良になった犬猫基金に行っています

ぴきさん:
それだって立派なことですよ。
支援を対象とするヒトや動物は日本中にも世界中にもいっぱいいるけど、
その中で特に何が気にかかり、何に対して実際の支援に踏み出すかっていうのは
その人の趣味志向というか、生き様みたいなものが反映されて、ある意味面白い。

インドの貧しい層の子供のタイヘンさは男子も女子もないとは思うんだけど、
新興国、特にインドの貧しい女性たちは大人になってからがまたタイヘンそうで・・。

実際には私のお金がそのままリディアに渡るというわけではなくて、ワールドビジョンに
プールされ、地場産業おこしとか、井戸を作るみたいな広い目的に使われてるから
スポンサーとチャイルドっていってもまぁ便宜上のペアみたいなもんなんですけどね。
でもねー、そういう子がいるといないじゃ、こっちの気の持ちようが全然違ってくるのも確か。


<< 銀座~成田空港1000円バス・その後      インド人は借景がお好き? >>