2014年 04月 15日

デリーとムンバイどっちがいい?

2012年出張でイ課長が宿泊したのはデリーとムンバイ。
日本で言えば東京と大阪。インドが誇る二大都市。
ただ、広いインドの北と南にあるだけあって、この二つの街はだいぶ感じが違う。

「デリーとムンバイ、どっちがよかった?」「どっちがお勧め?」という質問を帰国後に何回か聞かれた。
しかし、これをイ課長に聞かないでほしい。

以前に交通機関の話で書いたことがあるけど、ムンバイという街の地形は非常に特殊だ。
世界的大都市でありながら、中心市街は半島の先ッポに集中してるからヨコに広がる余地がない。
いまやムンバイの開発の中心は余地の少ない先端部じゃなく、北の“太いエリア”で、空港も北の方にある。
狭い半島先端部に空港なんて作れっこないのである。だが街として面白そうなブブンは先端部に集まっている。
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当然、イ課長は先端部にホテルをとろうと思い、実際予約した。明らかにそっちの方が面白そうなんだもん。、
しかし現地駐在から「そんなホテル聞いたことないけど、大丈夫か?」「先端部は渋滞がひどいぞ?」と言われて、
太いエリアのホテルを予約しなおした。何せ仕事。個人的オモシロさより安全性が優先されるのだ。くそー。

しかし仕事では何度も先端部にある会社だの業界団体だのに行った。
上の地図の「マーヒム」っていう地名のあたりに大~きな湖(あるいは海水湖?)があるでしょ?
その先端部分に長い橋で有料道路が出来ている。太いエリアから先端部の方に車で移動するときは
この橋を通ることが多かった。その方がまだしも渋滞のヒドさの程度が低いからなんだろうな。
とはいえ、その有料道路の入口付近は大渋滞なのだが(笑)。
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車の窓から眺めるだけとはいえ、ムンバイの、半島の先端部は面白そうだったなぁ。
湖の対岸にはこんな風にいかにも新興国の大都会らしい超高層ビルがニョキニョキと建ってる。
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ムンバイは何となく昔の東京の感じに近い。土地が狭いから建物は必然的に上に伸びる。
いかにも古い(ボロい)高層集合住宅がそこかしこにあるあたり、一昔前の東京っぽかったよ、ホント。
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これもまた素晴らしく古い。っつうか、ボロい高層集合住宅だ。
こんな高層集合住宅(ま、高層ってほどの高さでもないが)、デリーじゃ見かけなかった。
デリーとムンバイの地理的条件の差が街の景観にも大きな影響を与えているんだと思う。
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デリーは普通の平野の中にある大都市だから、四方八方に拡大する土地には困らない。
だから、高層建築もあまりない。土地がいっぱいあるんだから、高いビルを建てて高度利用しようなんて
ニーズも低いんだろうな。これ、ホテルから眺めたデリーの風景だけど、高層建築ってないでしょ?
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高層建築が少ない一方で、ムンバイより緑は多い街だと思う。
それもこれも土地余力の有無の差ってことなんだろうなぁ。デリーはちょっとした公園都市みたいな感じ。
(公園都市というのはホメすぎな気もするが(笑))。
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ガイジンが東京と大阪の両方に行けば、それなりの違いを感じるのかもしれないけど、
デリーとムンバイという二大都市の違いはかなり顕著だ。ま、なにせ広大なインド、この二つの都市じゃ
公用語も違うくらいだから、街の見た目からして違うのは当然と言えば当然だ。

しかしだよ、冒頭の質問に戻るけど「デリーとムンバイ、どっちが良かった?」なんてわかんねぇって。
現地じゃ歩いて街の見物することすらロクに出来ず、欲求不満を募らせたイ課長にこういう無神経な
質問するヤツは豚に食われればいいのである。イ課長だって「断然コッチの方が面白いよ」と言えるくらい、
あちこち行きたかったよクソ。

半島先端部にホテルを取って、街をぶらぶら歩きながら観光するならムンバイ。
車かバスという移動手段があって、見どころをあちこち回って観光するならデリー。
・・・とまぁ、この程度のことくらいしか言えないよなぁ。

あーあ、ムンバイではデリーにおけるチャンドニー・チョーク程度の小冒険すらしてない。
もうちょっと自分の足で歩かなきゃ、街の面白さなんてよくわかんねぇよクソ。
(↑隔離状態だったことがよほどくやしかったらしい)


 

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by tohoiwanya | 2014-04-15 00:24 | 2012.10 インド出張 | Comments(4)
Commented by ぴき at 2014-04-21 12:57 x
非常に興味深い比較ですね!

実は、私はアーユラベーダの治療で、インドに行くことを考えていました。 私は、JALまいらーだから、ニューデリー着なんですが、ご存知のようにアーユルベーダは、南インドのほうで、ムンバイのほうが便利なんです。 で、いろいろ調べていくに、デリーはあぶない、”女性が一人でタクシーにのるとレイプされる。なぜなら、男性と同じ空間に二人っきりになることを承知したという意味だから”というのをよんで、びっくりして、スリランカにいっちゃいました!
Commented by tohoiwanya at 2014-04-21 18:00
>びっくりして、スリランカにいっちゃいました!

ぴきさん:
うーーーん、両脇にドアがなくて、密室度が極めて低いオートリクシャーだと
現地の女性が一人で乗ってるっていうの、けっこう見たけど、完全密室の
タクシーとなるとわからない・・・つうか、乗ってる人の見分けまでつかない(笑)。

私の出張における通訳さんみたいに、信頼できるガイドさんとかが一緒なら
問題ないんだろうけど、自分ひとりで行動しようと思うとやっぱり警戒しますよねぇ。

ところで、アーユルヴェーダって効くんですか?
私なんかから見るとモロ神秘療法そのもので、気分的な効能だろうなぁと
思っちゃうんですが・・。
Commented by nassi at 2017-10-31 13:24 x
イ課長の「インド紀行」に因んで今月20日迄滞在したムンバイとデリー、バラナシについてご報告したいと思います。9日成田からムンバイに行きましたが機上からは・・・ブルーシートを石や材木で抑えたバラックの家・・・を見ましたよ。
丘の上まで延々と連なっておりまして最初から強烈なパンチを食らった感じです。私は渋滞を恐れて空港の北側、メトロの駅傍に宿を取りましたけれど車の走り方はメチャクチャですね、クラクションはひっきりなしだし車線変更時はぶつかる!と思わず足を踏ん張りますし、市内の汽車やバスはドアが開放されたままで、飛び降り飛び乗りが普通でした。
デリーでは旅の本にある「騙し」の手口に毎日遭いまして内心「ほら来た!」なんて余裕で対応。最後の寄港地バラナシは観光地ではなく「聖地」と言った方が良いかも。沐浴する人、歯磨きをする人、荼毘に付している人々を見て異教徒が言葉を失うのはちょっと違うのかもしれませんね。とにかくガンジス河に対する帰依が強烈なので只々圧倒されるのみでした。又、ビール事情は厳しいですね!宗教の関係なんでしょうか、街中で入手するのは困難ですがやっと探した店では大瓶が400円位でホテルで飲むと800円程になりました。インドに行くには「年齢の旬」があるように感じました。人生を経験した高齢になって行くにはチョットハードルがきついかもしれません。インドに「ハマる」年齢はきっと30代位ではないでしょうか?因みにインドの年間交通事故死者数は最近(2015年)のデータで15万人だそうですよ。日本は7千人くらい、二桁も違いますが人口は日本の10倍ですからねえ。帰国して一番困ったのは3時間半の時差でした。欧米なら8時間くらいですので一日の生活時間をそのままずらすことで対応できますが帰国後は妙な時間に目覚めてしまいました。
Commented by tohoiwanya at 2017-11-02 00:29
>ムンバイとデリー、バラナシについてご報告したいと思います

nassiさん:
おおおお、インド行ってこられたんですか。私が行ったのはもう5年前になるから
けっこう変わったでしょうねぇ・・と言おうと思う前に、何に驚いたって、
ムンバイのメトロがもう開通していたとわ!!
私が行った時、高架の工事中で通訳さんが「メトロ作ってる」って教えてくれたけど、内心
「一体いつ出来ることやら・・」と思ってたんだけど、素早く出来ましたねぇ。調べたら2号線も出来てる!
いやぁ、インドはまさにメキメキと音をたてるように発展してますねぇ。大したもんだ。
ビール事情は相変わらず厳しいようだし(笑)、私もインドに「ハマッた」とは到底いえないけど
基本的にアジアの混沌好きですので、仕事抜きでもう一度行きたいなぁ。

でも「騙し」はねぇ・・インドに行ったある日本人女性は「人間不信になりそう」って言ってた(笑)。
そう考えると東南アジアはどこも善人比率高いですよねぇ。



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