2014年 10月 11日

ホイアンの夕暮れ

ホテルで缶ビールを飲んで一休みし、少し日が傾きかかってからもう一度ホイアンの町を歩いてみた。

午後に比べるとほんのちょびっとだけ涼しくなったような気もするけど、歩いてるとすぐに汗ダクになる。
でも同じように町をぶらぶらする観光客で夕方もホイアンの町は相変わらずにぎやかだ。そんな観光客向けに
灯篭を売る少女たちが川っぺりに何人も並んでる。
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夕方近くともなると古民家の中を見学しても暗い。せっかく入場無料の日に当たったんだからはりきって
見学すりゃいいのかもしれないけど、前回書いたようにこの頃にはもうイ課長は歴史的家屋の中を見るより
外でホイアンの夕暮れをのんびり眺めていたかった。

川べりにちょっとしたカフェがあった。
お母さんがサトウキビしごきマシン(とでも言うしかないアレ)でサトウキビをガーガーしごき、中学生くらいの
娘さんが配膳係。そんなカフェで冷えたサトウキビジュースを飲んだ。1杯1万ドン(50円)。
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冷たいさとうきびジュースを飲みながらホイアンの夕暮れを眺め続けた。
この時はもう泣きたいくらい東南アジア旅情に浸りきったね。ホイアンの夕暮れ、忘れられないんだよ。
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「あーー・・・オレはいまベトナムにいるんだ・・・・来てよかったなぁ・・・」

自分でも不思議なくらいの幸福感に包まれながらそんなことを考えた。
マジェスティックホテルでの近藤紘一さんじゃないけど、さとうきびジュースを飲み、暮れゆくホイアンを
ぼんやり眺めながら、イ課長は幸福だった。

この旅行の前にオヤジの体調が悪くなり、旅行もキャンセルしようかと考えたことがあった。
でも来られた。来てよかった。体調回復して予定通りこの旅を実現させてくれたオヤジに感謝した。
「大丈夫よ行ってきなさいよ」と言って送り出してくれたオフクロにも感謝した。
(オヤジはこの旅行の5ヵ月後に天国に行った)

夕暮れの川には相変わらずバイクと人をぎっしり積んだ渡し舟が行きかう。
船が到着したときだけ、船から降りるバイクのエンジン音で船着き場は一時的に賑やかになる。
何かの予定を抱え、どこかに行くために、ベトナムの人たちがバイクで夕暮れの町に散って行くわけだ。
そこに混じって、日本の様々なことから隔絶された自分がここでボンヤリしていられることが不思議だった。
そしてバイクがいなくなると、また川に静けさがもどってくる・・・
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なんか、ホイアン、最高だワ・・・。そんな気分になっていた。
空が暗くなり始め、提灯やロウソクの明かりが灯る。もっと暗くなるともっとキレイになるんだろうな。
でも夕暮れの、暗くなり始めたホイアンの雰囲気だけでイ課長はすでに十分幸福だった。
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提灯や灯篭の明かりがだんだん明るく目立ち始めた。
薄暗い川のほとりで灯篭を売る少女たちも、おばあちゃんも、ロウソクの明かりに映えてしみじみと美しい。
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夕暮れのホイアン。本当に美しい時間だった。
イ課長もトシだから、こういう情景見てるとフッと昭和40年代くらいの懐かしい記憶の中を歩いているような
気分になってくる。海外でこんな気分になるのも初めてじゃないか?今そこにある風景と、自分の記憶にある
心象風景とがふわっと重なったような感じ。だから「この町を昔から知ってる」って気がしてくる。こういうのって
東南アジアだからこその旅情かもしれないよねぇ・・・欧米じゃ味わえないよねぇ、たぶん。
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イ課長はホイアンという町の良さに完全にヤラレた。ほんと、良すぎる町なんだよ、ホイアンって。
今夜の満月祭り、さぞかし美しいに違いない。たまたまこの町に来た日が満月祭りだったという幸運も
何となくイ課長とホイアンの間で決まっていた成り行きだったようにも思えてくる。

さて、次回はいよいよ夜の散歩だ。ランタンに彩られ夢幻のごとく美しい
満月祭りのホイアンの夜をご覧にいれよう。


 

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by tohoiwanya | 2014-10-11 00:01 | 2013.06 東南アジア旅行 | Comments(0)


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