2014年 11月 28日

ハノイ駅というところ

イ課長は海外に行くとマイルド鉄っちゃんになる傾向があるのは自分でも認める。
東南アジアでもそういう趣味は発揮されたわけだが、まずハノイ駅について書こう。

ベトナムの首都ハノイ、そのハノイのいわば中央駅にあたるハノイ駅。
首都にある中央駅だよ。きっと立派で大きな駅で、次々に列車が発着してベトナム各地と
ハノイを結ぶ、ベトナム鉄道インフラの中核駅・・・てなことを想像する。
だがしかし、ベトナムの鉄道インフラの現状はかなり貧弱であると言わざるを得ない。

とにかく「線路キャパシティ」が少なすぎ。シロウトが見てもこれじゃダメだと思うよ。
鉄道交通の要衝となる中核的駅って駅構内はもちろんだけど、その後ずーっとしばらくの間
線路がたくさんあって、それがあちこち枝分かれする。線路がたくさんあるからこそ、あちこちに
たくさん列車を走らせることができ、貨客輸送需要の増加に対応できる。

たとえばイ課長にとって最も親しい駅であるフランクフルト中央駅を地図で見てみる。
こんな感じで駅を出てもしばらくの間、列車は「周囲が線路だらけ」というような所を
走ることになる。駅から先の線路キャパがある程度なきゃ、列車ダイヤを増やそうとしたって
物理的な制約にぶつかっちまうわけだから、日本だって大きな駅の近辺は大体「線路だらけ」だ。
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先進国と較べるのは不公平だって?じゃ、たとえばインドのムンバイと較べてみようか?
インドってああ見えて(という言い方は失礼だが)実は隠れたる鉄道大国として有名で、
世界遺産にもなってるチャトラパティ・シヴァージ駅の地図を見るとこんな感じ。北に向かって
線路はムチャーッとたっぷりあって、輸送キャパシティはそれなにりに多いことがわかる。
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しかるにハノイ駅はどうか?まぁこの地図を見てほしい(地図は全てGoogle Map)。
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ほら。駅構内ではたくさんあった線路もアッという間にたった1本になる。たった1本やで?
上の地図は駅の北側だけど、南側も同様で、駅から出るとたちまち線路は1本しかなくなるのだ。

ハノイに来る列車も、ハノイから出発する列車も、この、たった1本の線路を使うしかない。
首都ハノイの駅に入る線路が1本だけじゃ、列車の本数もそう多くないのは当然だ。

しかもだ。地図を見ての通りハノイ駅から出た線路はいろんな道と交差するけど、これが全部平面交差。
つまり踏切だ。車やバイクでごった返す首都中央部の道路を「開かずの踏切」にするわけにも
いかないっていうんで、ただでさえ線路が1本しかないのに、列車ダイヤはすごく少ないらしい。
線路の数はたった1本。それも道路交通事情であまり使えないっていうんじゃ、あかん。

このハノイ駅、ホテルから歩いて行ける距離だから歩いた。いやしかしこの日は暑かった・・。
たった1本の線路でベトナム全土を結ぶハノイ駅。駅自体の建物はそこそこ立派なものだ。
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ちなみに、駅の北側はこんな風になってる。ほら、駅構内に何本かあった線路もこうして
たちまち1本に集まってしまうのである。これじゃぁ・・・
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駅舎の中はこんな感じ。これは待合室だな。列車を待つ人はそんなに多くない。
冷房は効いてないけど、外に比べりゃずっと涼しいんで、イ課長もここで少し休んだ。
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待合室に人が少ないのも道理、列車の数がこれしかないんだもん。
この写真を撮ったのは午前中。これ、ハノイ発予定のダイヤか、着予定のダイヤかわかんないけど
13時台から21時台までの間にたったの5本?!・・・おそるべきダイヤの少なさ。
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ホームに出て列車の写真を撮りたかったけど、閉まってるから出られなかった。
数時間に1本しか列車が出ない(来ない?)んだから、開けっ放しにしとく意味はないんだろうな。ちぇっ。
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しかし、そんな貧弱な鉄道インフラ、少ない発着本数でもキップ売場はご覧の混雑ぶり。
なんでもハノイからホーチミンまで既存の鉄道で移動しようとすると丸一日以上かかるんだって。
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キップ売場の壁を見たら、ウス汚れてるけど大きな鏡があったからセルフ記念写真。
線路キャパがどうたら、鉄道インフラがこうたら、エラそうなこと言ってても、結局
イ課長は外国の大きな駅に来るとミーハー気分に陥るようだ(笑)。
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実はハノイ駅に来たのは駅を見ること自体が目的だったわけじゃなく、別に見たい場所が
あったからなんだけど、ソコについては次回の更新でご紹介しようと思うのである。




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by tohoiwanya | 2014-11-28 00:22 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(0)


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