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2014年 12月 10日

旅先におけるカメラについて

唐突にカメラの話。

2011年の欧州出張でイ課長はカメラを落として壊した。そこでニコンのコレに買い換えた。
まだ3年だけど、けっこう「これで撮りまくった」って印象がある。ポーランドもインドも
雪のブリュッセルも東南アジアもこれ持ってったもんなぁ。
 
旅先におけるカメラについて_f0189467_23523032.jpg
 
酷使したせいか、カドッコの被覆?が破れ始めた。こんな膜に覆われたカメラだったなんて知らなかったぜ。
こうなるともう元には戻らないよね。この後どんどん破れは広がって、どんどん見た目が悪くなっていくんだろう。
そんなこともあって最近、年末商戦のデジカメの広告が気になっているのだが・・・(笑)。
旅先におけるカメラについて_f0189467_23472930.jpg
このブログをお読みの方は、ご自分が旅行に行くときにどんなカメラを持ってってるのだろうか? 
たとえばアンコールワットみたいに世界中から観光客が集まってバシバシ写真を撮りたがる場所に行くと
昨今の旅行者たちの間で、旅先でのカメラとしてナニが流行ってるのかがわかる。
イ課長の印象だと最近の傾向はザックリこんなとこじゃないかな?

①デジタル一眼レフ派:1~2割
②コンパクトデジカメ派:6割前後
③スマホないしタブレット派:3割前後

③のスマホ・タブレット派が急増してることは間違いない。今や一眼レフを首から下げた人より多いと思う。
観光名所に向かって平べったいiPadを掲げる姿って何となくヘンだけど、今やそんなの当たり前なのだ。

フィルムカメラ時代は①だったイ課長、デジカメ普及後はずっと②に所属してる。スマホもタブレットも持ってない
ガラケー使いだから③は論外だし、今や①に回帰するのも難しい。なぜかというと・・・

理由1:重くてガサばるのイヤ
 上のニコンなら上着のポケットに入るし、暑い国でTシャツ1枚の時でもズボンのポケット(マタ近くにあるやつじゃなく、
 太ももヨコについてるアレ)に入る。これは極めて大きなメリットだ。飛行機にも気軽に持ち込めるし、首から下げて
 ひったくられるなんて危険性(これは実際ある)も低い。小さくてポケットに入るというメリットは極めて大きいのだ。
 そういう点でいえばスマホだってポケットには入るわけだが・・・。

理由2:写真は基本的にパソコン管理
 イ課長の場合、撮った写真を「その場ですぐに誰かに送る」なんてニーズ、ないんだよね。写真は最終的にPCに移して
 ブログなんかに使い、その後もPCのHDに事実上永久保存してる。PCなら何千枚保存しても容量的に問題ないからね。
 スマホやタブレットで撮った人って写真を最後はどうしてるんだろうか?やっぱPCに入れるの?

ただ、スマホやタブレットを使うと昔なら考えられないような「旅の伝え方」が可能になる。
一番感心したのは東京駅で見かけた外国人男性だ。彼はiPadを自分の歩く方向に向けて持ちながら
何やらブツブツしゃべってた。あれ、おそらくFacetimeみたいなテレビ電話機能を使って、自分が東京の
ドコにいるかを“実況中継”で誰かに送ってるんだろう。あんな使い方があるんだと知って感心したよ。
「楽しみが広がる」という部分があるのは確かなんだと思う・・使い方をよく知らないが(笑)。

しかし感心はしても、それを自分でやるかとなると・・・たとえばタブレットでアンコールワットから実況中継しても、
トホ妻が喜ぶとはあまり思えない(笑)。カメラ自体がネットにつながってほしいっていうニーズは結局低い。
ところが最近のデジカメはみんなWifi内臓ときやがった。いらないって。

同じ撮るならキレイな写真の方がいいに決まってる。画質や表現力という点じゃ一眼レフやミラーレス一眼なんかは
率直に羨ましいと思う。しかし大きさ、重さ、レンズ交換の手間、持ち運ぶレンズの重さ、さらにオノレの撮影技能なんかを
考えるとコンパクトデジカメが分相応だろうと思うわけ。

ただ、コンパクトデジカメって落っことしそうでコワい。ボディが小さくてわりとツルッとしてるから
ホールドしづらいんだよね。イ課長みたいに手が大きいと余計落っことしそうな気がする。下の写真は
タイで満員の乗り合いバンのステップに立ち、左手で車につかまりながら右手だけでカメラを取り出して撮った。
旅先におけるカメラについて_f0189467_23555442.jpg
 
ここでツルッとカメラを落っことしたら・・と思うと片手で撮るのがコワかったけど、走る車にしがみつく状況なんて
日本じゃあんまりないから撮っておきたかったのだ。こういう決死の?撮影みたいなシチュエーションになると
「落っことす恐怖」は増す。前に一度落としたのがトラウマになってるっぽい。

実は画質ウンヌンよりも、首からさげて落っことす恐怖がないという点で一眼レフはいいなと思う(笑)。
ただ、首から下げてると落とすリスクはなくなるけど盗まれる(ひったくられる)リスクは増えるわけだが・・。
そういえば、カンボジアのベンメリア遺跡で(おそらく)中国人団体観光客のオバさんが一人、高い渡り廊下から
ゴロゴロした巨石のスキマにスマホを落として騒いでた。あれはあきらめるしかあるまい。

小さくてコンパクトで、でもボディは少しデコボコしてホールドしやすくて、ズームは光学20倍くらいは欲しい。
ただしWifi機能は不要。その代わり超強力な手ブレ補正機能がついてて、夜間のズーム撮影でも絶対ブレない。
そんなコンパクトデジカメをどこか作ってくれないだろうか。すぐ買うんだが・・・

デジカメの広告が気になるあまり、ついこんな記事を書いてしまいました(笑)。


 

by tohoiwanya | 2014-12-10 11:06 | 出張・旅行あれこれ | Comments(4)
Commented by weierud at 2014-12-10 16:24
イ課長さんと 全く同じ意見です。
鮮明に写っても 重い一眼レフは要らないわ。
手ぶれ矯正機能+夜間ズーム撮影が楽に撮れる
コンデジがあると 即・購入です。
Commented by tohoiwanya at 2014-12-11 10:43
>手ぶれ矯正機能+夜間ズーム撮影が楽に撮れるコンデジ

加代子さん:
こういうの欲しいですよね~。
今持ってるニコンの手ブレ補正機能は2011年に落として壊したヤツに比べると
格段に良くなってるけど、夜間や薄暗い室内でのズーム撮影だとさすがに苦しい。

しかし加代子さんの写真はいつもホントに美しくて、
「これコンデジで撮ったのかなぁ?」と思うこともしばしば。
腕の差?それとも風景美の差かな?(笑)
Commented by Bきゅう at 2014-12-11 21:45 x
昔の職場にデジカメを入れたのはBきゅう。
そのときは、いろいろ調べたけど、今は全くわかってないっす。でも、「落っことしそうな気がする」はわかります。わし、やっちゃいました。
Commented by tohoiwanya at 2014-12-12 01:43
>「落っことしそうな気がする」はわかります。わし、やっちゃいました

Bきゅうさん:
実はこの記事に書いたニコンを買う時、店員から保険?をつけるかどうか聞かれ、
その時に店員と私との間でこういう会話がなされた。
「○年間は壊れたり故障しても交換できます。ただし落下による破損はダメです」
「落下はダメなんですか?じゃ、いいです。前のカメラも落として壊したし・・」
「ここだけの話、カメラを壊すお客様の大半は落として壊すんです」
コンパクトデジカメの最大の敵は「落下」なんですよ(笑)。


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