2015年 03月 06日

メークロン市場に行く その3

タイの、のどかでオンボロな鉄道の旅。

列車はいわゆる「電車」ではない。電化されてないからディーゼル車。けっこう頻繁に停車するんだけど、
その駅がまた超トホホなたたずまいの駅ばっかり。これなんかはまだそれでも駅らしい駅といえる。
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これもたぶん駅だと思うんだけど、民家の軒先に停車してるようにしか見えない。
しかも床は木を並べただけ。なんというショボさ加減。東南アジアローカル線の旅はこうでなくちゃ。
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こんなおんぼろローカル線でも検札はある。車掌に切符を出すと真ん中で折って、折り目のところに
チョキンとハサミを入れる。だから広げるとこんな感じで真ん中に左右対称の穴があくことになる。
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元々そんなに混んでなかったけど、バンコクから遠ざかるにつれて乗客はどんどん減っていく。
みんな大体こんな感じのリラックスポーズになってガタガタ揺れるオンボロ列車に乗ってる。
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まぁ郷に入れば郷に従えという。イ課長も現地の人に混じって裸足の足を投げ出そうか。
終点近くになると車内はガラ空きで、人気観光スポット・メークロン市場に行く外人観光客の姿も全くない。
前にも書いたように大体の観光客はこんなオンボロ列車じゃなく、早くてラクな車かバスで行くんだと思う。
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しかし海外鉄道ファン、旅のプロセス重視の人、さらにイ課長みたいに物好きな人には断然鉄道がお勧め。
何せ「波打つ線路」を走るわけだから、列車はそんなにスピード出せない。いかにも東南アジアらしい
水上家屋なんかの車窓風景を見ながらガタピシ・のんびり走るオンボロ列車の旅。いやもう最高です。
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考えてみたら、1996年に出張で東南アジア数カ国(インドネシア・タイ・フィリピン)をまわった時は
マニラのMRT、つまり都市交通をちょっと利用したくらいで、こういう純粋鉄道は1回も乗らなかった。
17年ぶりに東南アジアに来た今回の旅行でもベトナムじゃ乗らなかった。つまりこのオンボロ鉄道の旅は
イ課長が生まれて初めて東南アジアの鉄道に乗った機会と言っていいわけだ。
雑然としたボロい駅、ボロい列車、そして車窓風景。そりゃ最高だと言いたくもなるわな。

だんだん風景が田舎臭くなってきたかと思うと、時々こんな金ぴかのワット(お寺)がある。
土地代が安い郊外に新しい宗教施設を作るというのはどこの国でもよくある話だ。
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そんな車窓風景に見とれてるうちに、列車はようやく終点・マハーチャイの駅に着いた。
これで鉄道の旅はいったん終了して、次はターチーン川をわたる“船の旅”になるわけだ。

しっかしまぁ、このマハーチャイの駅も相当スゴいよこれ。
駅が市場、もしくは市場が駅。「線路市場」という領域に十分片足くらいは突っ込んでる。
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駅を出るとあたりは「東南アジアの雑踏」を絵に描いたようなワヤワヤした光景が広がっている。
東南アジアの雑踏を行く孤独な旅行者であるオレ・・というとカッコよさげだけど、実はこの時
イ課長は渡し舟乗り場までの道がわかってなくて、心は不安に閉ざされていたんだよ。
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しかしこのマハーチャイって町、川っぺりにあるだけあって魚介系の店が多いね。これはカニ屋か。
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こっちは干物屋さんかな?東南アジアに来て、イ課長は自分の「市場好き」を再認識したんだけど、
そう考えると「市場好き」とか「線路長屋好き」とか、この旅行は自己再発見の多い旅だったぜ(笑)。
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例によって後で調べたところによると、このマハーチャイという街、別名サムットサーコーンともいって
ターチーン川の河口にある漁港の街なんだってね。だから魚屋さんが多いのも当然なのだ。
昔は中国人が多く住んでたらしいけど、最近は水産加工に出稼ぎに来てるミャンマー人が多いらしい。

しかしそんな街の知識はいいのだ。当面は渡し船乗り場を発見することの方が重要だ。
たぶんコッチじゃないかなぁ?という根拠のない根拠を頼りに、町の写真を撮りながらフラフラと
東南アジアの雑踏に飲み込まれていくイ課長なのでありました(つづく)。
 
 
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by tohoiwanya | 2015-03-06 00:08 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(4)
Commented by Bきゅう at 2015-03-06 21:59 x
電車の中では、イ課長さんも、ローカル人のまねして、電車の座席に足投げ出して、仕切りに足ぴたとかして、涼んでいたのですね。メークロン市場、遠いんですね。グーグルしちゃいました。電車での行き方は出て来なくて、車で行けと。
Commented by カプメイ at 2015-03-08 00:30 x
市場、鉄道、冒険、素敵です!!
旅行ではいつもダイヤ、地図、下調べは全部私なので、ここまで出来る方、惚れちゃいます。(笑)
早く先が読みたーい!
Commented by tohoiwanya at 2015-03-09 00:21
>電車での行き方は出て来なくて、車で行けと

Bきゅうさん:
うっそー、鉄道ルート紹介されてないの?こんなに面白いのにぃ〜。
実際のところ、私よりもっと前にメークロン市場に鉄道使って行った日本人は
けっこういるし、そういう人たちのブログをずいぶん参考にさせてもらった。
私のこの記事がこのあと鉄道ルートでメークロン行きにチャレンジする人の
お役に立てば嬉しい。さぁみんな行くのだ鉄道を使ってメークロンに。
Commented by tohoiwanya at 2015-03-09 00:26
>旅行ではいつもダイヤ、地図、下調べは全部私なので

カプメイさん:
トホ妻と行く場合は、そういう役はいつも私(笑)。
トホ妻と海外旅行っていうと、欧州ってことが多いんですが、今回みたいに
一人旅で東南アジアのローカル線の旅っつうのは、もう本当に旅情満点で
こたえられません。今度行ったらまた絶対乗る(笑)。


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