2016年 04月 19日

フワランポーン駅からタイ国鉄に乗る②

さて、臨時の記事をはさんで、本来書くはずだった話を書こう。

前回記事で列車に乗り込むところまで書いた。
これが「世界の車窓から」であれば、次は走る列車から見た車窓風景のご紹介ってところだよな。
だが本日の記事はなかなかそういう展開にならない。
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発車時刻の10時10分になった。しかし列車が走り出す様子はない。
車内ではいろんな物売りのオバさんが次々と入れ代わり立ち代わり現れて飲み物とか軽食なんかを売りに来る。
この人たちは列車が走り始めても車内を巡回し続けるのかね?
(出発後は物売りオバさんの数が減ったから、たぶん彼女たちは“列車所属”ではなく“駅所属”なんだと思う)
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イ課長が座った席の反対側には当初、こんな感じのスペースがあった。水飲み場ってことかな?
しかしこのよくわからないスペースはこの後スゴいことになるのだ。
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イ課長の前にはタイ軍の兵士とおぼしきイケメン男性が座った。ずっと携帯電話で話をしてる。
それはいいんだけどさ、もう10時10分過ぎたぜ?発車しねぇのかよ?
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さっきのイケメン兵士、こんどはホームに降りて電話し始めた。おいおい、そんなことしてる間に
発車しちゃったらどうするんだよ。もしかすると「何分遅れでーす」ってタイ語のアナウンスがあって、
それまではタイ人乗客はみんなダラダラしてるってことなのかもしれない。しかしイ課長は
事情がわからないから、いつ発車するかわからない列車に乗り続けてるしかない。
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10時22分。定刻から12分たっても出発しない。いつ出発するのかもわからない。
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出発時刻をトックに過ぎているにもかかわらず、あたりはのんびりムードが支配している。
ま、この程度のことはタイ国鉄じゃ当たり前なんだろうな。去年メークロン市場に行こうとして
「130分遅延」で鉄道ルートをあきらめた経験のあるイ課長だ。驚きゃしねぇぜ。
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それに、こうやっていつまでも発車しない列車の窓からフワランポーン駅ののんびりした風景を見るのが
けっこう楽しいんだコレが。掃除のオジサンも平気で線路を横切ってテクテク。暑くてのどかな時間だけが
無為に過ぎていく。イ課長もアクビくらいしかすることがない・・なんて言ってるうちに発車時刻を30分過ぎたぞ。
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やがて電車はガタンと音をたてて動き始めた。
時計を見ると10時49分。39分遅れってことだ。タイ国鉄にとって定刻より39分遅れくらいは
「だいたい定刻」の範囲に含まれるのかもしれない(笑)。

フワランポーン駅がのろのろと遠ざかっていく。
10時10分の列車に乗るために、たぶん9時ちょっと過ぎには駅に着いてたと思うけど、まさかこの駅に
1時間半以上滞在することになるたぁ思わなかったぜ。
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発車するとすぐに車掌による検札がある。
実はこのタイ国鉄の制服というのが、やたらピシッとしてカッコいいというので評判らしい。
去年ウォンウィエンヤイからマハーチャイまでローカル線に乗った時の検札は太ったオッサンで、
カッコいいもヘチマもなかったけど、フワランポーン駅発の主要路線の車掌ともなるとごらんのように
評判通りピシッとした制服の着こなしでスタイル良くて、確かにカッコいい。
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ところで、さっきイ課長の横にあった水飲み場らしきスペース。
出発の頃にはこんなアリサマに。大量のコップや野菜があるから、何か飲食商売の荷物を運ぶ途中
なんだろうけど、とにかくすごい荷物の量で、もはやここで水を飲むなんて絶対に不可能だ。
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こんな大量の荷物やカッコいい車掌やイ課長をはじめとする多くの乗客とカオスを乗せて、
列車はのんびりと東へ。やっと車窓風景になった。東南アジア鉄道の旅。いやーやっぱサイコウですね。
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こうして、列車はどうにかチャチュンサオに到着するんだけど(当然40分遅れくらいで、だが)、
駅に着いてからの様子はまた次回ということで。

 
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by tohoiwanya | 2016-04-19 00:06 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(2)
Commented by Bきゅう at 2016-04-20 08:28 x
ほう、泰国は、御上の陸蒸気でござるか。貴殿、それに乗車されたとはあっぱれ。車掌殿が凛々しくござるなあ。
Commented by tohoiwanya at 2016-04-20 23:11
>車掌殿が凛々しくござるなあ

Bきゅうさん:
まこと凛々しゅうござった。しかし拙者などはつい、タイ国鉄が
おなごの車掌を採用するようになればさぞかし・・などと
考えてしまったのでござる。いやお恥ずかしい。


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