2016年 05月 06日

東南アジアのドイツ

本日は百年市場からバンコクに戻った時のことを書きたいのである。

むかーし、こんな記事を書いた。
ブリュッセルからドイツに戻ったら何だか急に安心したという内容の話で、ドイツ語わかんなくても
何度も行ってるうちにいつの間にかドイツに慣れて、慣れた国に着いたらホッとした。

タイには2013年に行ったのが「17年ぶり」だから、まぁほとんど初めてみたいなもの。
あの時メークロン線路市場まで行ったりしたのはイ課長的には大冒険に近いものがあった。
しかし、その同じ年の暮れにバンコクに短期避寒旅行し、その翌年にまたこうして来た。
そうすると不思議なもんで、やっぱり「慣れによる安心感」みたいなものが形成されてくる。
タイ語が一言もわからぬ状態なのは同じなのに、それでも何となく慣れる。

そのことを感じたのが実は百年市場からバンコクに戻った時だったんだよね。
行きは鉄道で来たけど、本数少ないし時間も不確かだから、帰りはバスにしようかなぁと思った。
ところがズサンなことに、チャチュンサオのバスターミナルがどこにあるのかすら事前に調べてない。
ま、誰かに聞きゃ何とかなるべさ。

で、前に書いたように、同じソンテウに乗ろうとしていた(おそらく)バンコクの学生グループに聞き、
彼らと同じソンテウに乗ってバスターミナルまで行ったのだ。ここまでは何とかなってる。
(どうでもいいけど下の姉ちゃん、眩しいのはわかるけどノーヘル二人乗り&片手運転はアブナイって)
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さてバスターミナルに着いたらあとはバンコク行きバスに乗るだけ。ここからバンコク行きのバスが
ないなんてことは絶対にない。安心して・・・
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おおお・・・ヒトッカケラの英語もない。オールタイ語。見事なくらいの文盲状態に陥るイ課長。
世界中から旅行者が群がるバンコクだと英語はもちろん、日本語の看板もよく見かけるけど、
ちょっと田舎に来りゃ、バスターミナルでもまだこんな感じなんだなぁ。
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こうなったら窓口の誰かに口頭で聞くしかない。
タイ語が読めない以上、どの窓口で聞けばいいのかさえ見当がつかないわけで、テキトウな窓口に
当てずっぽに近寄り、そこにいた不運な女性職員に「私はバンコクに行きたい。どのバスに乗るべきか?」と
英語で聞いてみた。

この女性職員、ヘンなガイジンの質問に動揺する様子もなく「どのバスターミナルに?」と聞き返してくる。
ぬぬ?バンコクのバスターミナルなんてモーチットとエカマイしか知らねぇぞ(他にもいくつかある)。
モーチットは昨日金を捜しに行った、例のド不便な場所。エカマイはスクンビット通り沿いだったはずで、
スカイトレインで帰れるから断然便利。よしエカマイって言ってみよう。エカマイ。

女性職員は「80バーツ」と言って、チケットを発券してくれて、さらに◎番の乗り場に行けと言う。
うおおっ物事がスムーズに進んでる。何とかなってる。お金を払って急いで◎番乗り場を探す。
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ははぁ、路線バスかと思ったらロトゥー(乗り合いバン)だ。
路線バスの方がたぶん安いんだろうけど、途中停車が多いから時間はかかるはずだ。
ロトゥーは高い(といっても260円くらいだが)けど、早いし、もうチケット買っちゃったし(笑)、
ロトゥーでも全然かまわん。
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ロトゥーはほどなく出発し、チャチュンサオから一路西に向かってバンコクへ。
途中、スワンナプーム空港に寄ったりして乗客の出入りがけっこうあり、エカマイバスターミナルに
着いた時の乗客はなんとイ課長一人だけ。

バンが停まった。ここが終点なの?エカマイバスターミナルなんて行ったことないからよくわからん。
キョロキョロしてたらドライバーが「降りろ」と合図してきた。ふむ、やっぱここが終点なんだ。
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昨日行ったモーチットが北バスターミナルになの対して、エカマイは東バスターミナル的な位置にある。
規模はモーチットに比べてぐーんと狭くてショボいけど、何しろすぐワキがスカイトレインの駅で、
ここから数駅乗ればホテル最寄駅。便利な場所にあるっていうのはホントに助かる。
こうしてイ課長は無事バンコクに戻ってきたわけだ。

なんだカンだ言って、意外とスムーズに帰って来られたなぁと思った。
障害も多少あったけど、「何とかなるだろ」と思って何とかしたら、幸いなことに何とかなった。
タイ語が全然わからないのはもちろんだし、帰路に関する事前準備なんてロクにしてなかったにも
かかわらず、だ。

「・・ふーむ、オレ、すこ〜しタイに慣れてきたかな?」と思った。
東南アジアでこういう気分になるのは初めてだろう。ドイツと同じで、訪問回数が増えると
現地語が文盲&失語症でも慣れるんだなぁ。なにごとも経験なのだ。

メークロン市場に行った時の、あの「さぁどうするイ課長?!」的なめくるめくドキドキ感が
慣れることで失われるのはちょっとつまんないという気もするけど、これはこれで悪い気分じゃない。
イ課長にとってタイは「東南アジアのドイツ」になりつつあるのかなぁ、なんて思ったのでございました。
(標題はそういうことだったのである。ちなみに、タイには翌年もまた行ったから、さらに慣れたかも)。
 
  
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by tohoiwanya | 2016-05-06 00:08 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(2)
Commented by ふじっこ at 2016-05-07 19:00 x
こんにちは~

わかりますーーー!そのホッとした感じ!
バンコクって、経由で使うことも多いから、ハードな旅行の帰りとかに寄ると心底ホッとします。

慣れも有るけど、それ意外にもホッとする要素があるのかもしれないですよね。あのタイ語のポヨンとした発声とか。
Commented by tohoiwanya at 2016-05-08 00:21
>ハードな旅行の帰りとかに寄ると心底ホッとします

ふじっこさん:
それはホントにそうですね。私、3年連続で東南アジアに行ったけど、必ず
バンコクを最後の滞在地にしてる。
ハードだった旅の最後は大都会バンコクで、ふにゃ〜っとした声のオバさんに
マッサージでもされながらゆっくりしたいですよねぇ、やっぱ。


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