2016年 06月 01日

ロッブリーという町

ロッブリーって実はすごく歴史ある町だって何かで読んだ。
それについて調べててちょっと驚いた。「タイ史」ってずいぶん“最近”から始まってるんだね。

タイ王国.comってところの記述では13世紀のランナータイ王国とか14世紀のアユタヤ王朝あたりからが
「タイの歴史」として扱われてて、それ以前は「先史時代」としてまとめられちゃってる。
12世紀から前はもう先史時代なのぉ?しかしよく考えればそれは無理もないことだ。

アンコール・ワットだのをバンバン建設してクメール王国が最盛期を迎えたのは12世紀頃のはず。
日本が「いい国作ろう鎌倉バフク」の頃、クメール王国はシェムリアップを首都として領土拡大し、
ロッブリーもその支配下にあった。だからクメール遺跡がこんなにいっぱい残ってるわけで、
この町では道の真ん中にもこんな遺跡がデンとあるのだ。
f0189467_01205291.jpg
 
つまりだよ。「タイ史観」的に考えれば11〜12世紀頃はタイって国はまだなかったといえるわけだよな。
その頃タイの大部分はクメール王国(カンボジア)だったんだから。

ただしそのずっと前、日本が「虫も殺さぬ大化の改新」とか「なんときれいな平城京」なんて言ってた頃に
ロッブリーはドヴァーラヴァティー王国っていう古代王国の要衝だったらしい。要衝だからこそ、
後にこの町を支配したクメール王国も、ココにこんなにいくつも寺院を作ったんだろうな。
タイの“先史時代”においてロッブリーというのは非常に重要な町だったのである。

しかしまぁそれも遠い昔の話。いまのロッブリーはクメール遺跡とサルを除けば、タイのどこにでも
ありそうな地方都市だ。町の中心部と思われるあたりを歩いてたら市場を発見。市場好きのイ課長は
例によってフラフラと吸い寄せられる。
f0189467_01205349.jpg
 
東南アジアの市場で何が楽しいって、やっぱりその「野趣あふれる」ワイルドな感じだよね。
肉だろうが魚だろうが、クソ暑い気候の中でただ置いてあるだけという陳列ぶりが東南アジア気分だ。
小分けされた切り身が冷蔵ケースに並ぶだけになっちゃったら猛烈につまらん。イ課長がガキの頃は
日本の魚屋もこれに近かったよ(さすがに肉は冷蔵ケースで売られてたが)。
f0189467_01205257.jpg
  
そろそろ腹が減ってきたぞ。もう昼だもんな。
今日は8:30発の列車に乗るためにけっこう早起きしたのに、1等車で出たクリームパン以外は
何も食っとらん。腹が減った。ロッブリーで何か食うぞ。

で、ヌードルを食うことにした。この旅行ではバンコクに滞在した最後の4日間、イ課長はなぜか
「麺食いヤロウ」になったから、この店でも食ったのは麺。この時の「麺食い生活」ぶりはいずれ
詳しくご紹介することになるだろうが。

出てきました。うーーうまそうじゃん。これもクイッティアオ(タイラーメン)の一種かな?
タイでは何も言わずにクイッティアオ頼むと米粉の麺で出されることが多いけど、ここでは
バーミーっていう黄色い小麦粉麺を頼んだ。要するに中華麺だね。暑い国で汗たっぷりかいた後は
熱くてしょっぱいヌードル食ってさらに汗ダクダクになるのが気分ってもんだ。
f0189467_01211149.jpg
 
腹減ってたから写真を撮ったあとはズルズルむさぼり食いましたよ。いやーーうまかった。
オバちゃんごちそうさま。ちなみにここのクイッティアオは35バーツ。約110円くらいか。
f0189467_01211142.jpg
 
クメール遺跡も見たし、サルまみれにもなったし、美味いクイッティアオも食って腹も満ちたし
何となく気分は充足した。そろそろバンコク戻るか。軽く2時間はかかるはずだから早めに帰るとしよう。

実はロッブリーの駅を降りたあと、バンコクまでのロトゥー乗り場の場所は用意周到に確認しておいた。
駅を出たすぐ西側にあるんだよ。市場からそこまでテクテク歩いてたらナゾの遺跡を発見。
いや、これは取り壊した家のレンガの土台が残ってるだけか?これだけ街中に遺跡がゴロゴロあると、
遺跡なんだか、取り壊した家なのか区別がつかなくて困る(笑)。
f0189467_23300300.jpg
 
はい着きましたロッブリーのロトゥー乗り場。
これに乗ってイ課長は無事バンコクに戻ってきたのである。ちなみに料金は120バーツ。
約380円くらいで、行きに間違って一等車の切符買っちまった鉄道料金よりずっと安い。
f0189467_01263162.jpg
 
前にも書いたけど、このロッブリー行き、前年タイに来た時もちょっと狙ってたプランだったのだ。
しかし例の現金紛失事件のためにソレどころじゃなくなった。だから今回はバンコク到着翌日に
何はさておきロッブリーに行ってやろうと思ったわけ。

去年の「バンコク尻すぼみ」のリベンジを果たし、イ課長の一年越しの溜飲も少しは下がったのである。

 
[PR]

by tohoiwanya | 2016-06-01 00:06 | 2015.09 東南アジア旅行 | Comments(4)
Commented by ふじっこ at 2016-06-01 07:50 x
おはようございます~

クィッティアオ、美味しそうですね~っ
東南アジアの麺って何であんなに美味しいんだろう。日本のラーメンも美味しいけど、年々脂っこさがお腹にもたれるようになり、ほとんど食べなくなりました。。。東南アジアに行ったら必ず麺類食べるけど。「麺食い生活」の記事も楽しみです☆
Commented by tohoiwanya at 2016-06-01 11:14
>東南アジアの麺って何であんなに美味しいんだろう

ふじっこさん:
いずれ書きますけど、この旅行ではラオス滞在中は米飯(カオニャオ)を求めてゴハン生活。
チェンマイではカオソーイを求めてカレーラーメン生活が続いたせいか、
バンコクに来たらなぜか急に、しかもムショウに普通のクイッティアオ=タイラーメンが
食いたくなった。結局毎日、時には日に二杯食ってましたねぇ(笑)。
そのたびに写真も撮ったので、いずれガッツリご紹介しますです。
Commented by ふじっこ at 2016-06-01 12:24 x
カオニャオーーっ!

イ課長さん、あなたは私の食欲中枢を刺激するワードをご存知なんでしょうか?あの竹の容器の香りがほのかに移ったモチモチのご飯!たまらない!( ´△`)

コメントしつこくてすいません。
つい返信?したくなってしまう。。。。
Commented by tohoiwanya at 2016-06-01 21:59
>カオニャオーーっ!

ふじっこさん:
すごいカオニャオ反応・・(笑)。
ラオスのカオニャオの話もいずれ書きますけど、今回の私のカオニャオ体験はやたらショボくて、
竹のカゴにも入ってなかった。「これぞカオニャオ」っていうゴハンには
ありついてないみたいなんですよねぇ・・ちくそー。


<< 全国民ストップモーションの時間      ロッブリーでサルまみれ【その3】 >>