2016年 10月 07日

ワット・プラケオというところ

カンボジアパンツのおかげで見事入場に成功したワット・プラケオ。

このワット・プラケオ、実は正式名称ではないということを先日初めて知った。
「ワット」は寺。それは知ってる。「プラケオ」っていうのはこの寺の超スーパーご神体「エメラルド仏」を
指すらしい。だから「ワット・プラケオ」の意味はむしろ俗称である「エメラルド寺院」に近いようだ。

じゃ、正式名称はなんていうのかって?ふふふ・・・聞いて腰を抜かすなよ?
ワット・シーラッタナーサーサダーラーム っていうのだ。意味?もちろん存じません。
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安心されたし。以後文中ではすべて「ワット・プラケオ」の方を使うから(笑)。ガイドブック等でも
こんな長大な正式名称使ってる例はないはずだよ。まったくもう、タイ語ってやつぁ・・・。

さて、ワット・プラケオはバンコクで一番というか、たぶんタイで一番格式高く、かつ有名なお寺さまで
観光客がイトミミズのように集まってくる有名スポット。だからバンコクの写真っつうとよく使われる。
最もよく使われるショットはこんな感じのが多いんじゃないか?
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うーむ・・5度目の訪問にしてついにイ課長もこの「バンコク代表的ショット」を自らのカメラで
撮ることができたか。トホ妻なんかはこういう写真見ただけで「アタシ、こういうのダメだワ」と言って
タイに行こうなんて了見には全くならない。まぁ一番の原因は「暑いから」なのだが。

イ課長の寺社鑑賞趣味的にもこういう金ピカ系は決して得意ではないから(笑)、ウィーンあたりで
散々見た金ピカバロック教会なんかと同じように「スゴイねぇ~・・」「よくこんなもの作ったねぇ~・・」と
ただただ感心しながら見ることになる。感動っていうんじゃなく、感心(笑)。
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しかしまぁ装飾の凝り方はホントすごい。ワット・プラケオって現在のチャクリー王朝が川のアッチ岸から
コッチ岸に遷都した時に作られたようで、出来たのは18世紀末なんだと。日本で言えば江戸時代後期。
そうバカ古くないせいか、どこを見てもほんとにピカピカだよ。補修・修復もキチンとしてるんだろう。
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これが本堂内の最も重要な祭壇で、そのテッペンにあるのがスーパーご本尊エメラルド仏なのである。
堂内は写真撮影禁止なので外から望遠で撮った。エメラルド仏っつうけど実際にはヒスイ製らしい。
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このエメラルド仏、有難い仏サマだけあって過去の所有履歴がすごい。早い話、そこらじゅうの国で
奪い合ってるんだよ。ワット・プラケオが出来るまでは川の対岸、トンブリーにあったけど、元々は
ラオスのヴィエンチャンにあったのを、タイが攻め込んで略奪してきたっつうんだからヒドい話じゃねぇか。

ヴエンチャンの前はルアンパバーンにあり、その前はタイのチェンマイにあり、その前はチェンライだとか
アユタヤにも置かれ、さらにあのアンコール・トムに安置されてた時代もあるってんだからもうワケわからん。
あらゆる国が争って欲しがる至宝。ニーベルングの指輪みたいなもんか(違うと思う)。

てなこと考えて境内をうろうろしてると、おお何と、アンコール・ワットのミニチュアがあるではないか。
なぜバンコクの寺の中にクメール遺跡のミニチュアがあるのか?
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アンコール・ワットのあるシェムリアップ周辺はカンボジアの中では西部で、タイに近いエリアだ。
歴史的にはあのあたりがタイの領土だった期間もけっこうあるわけで、「アンコール・ワットはだなぁ、
実はオレらタイのものなんでぃ!」っていう意地を見せるため?にここにミニチュアが置かれたらしい。

そうは言ったって、そもそもここにあるエメラルド仏がラオスから略奪してきたモノだしねぇ・・(笑)
とにかく長い歴史を持つ隣国同士。侵略したのされたのっていう歴史にはコト欠かないようだ。

この日は天気が良くてすごく暑かった上に中国人団体観光客がいくつも来てて、すごい人手だった。
バンコクで最も観光客の集まる場所、バンコク三大観光スポットでも随一の格式高さを誇る
ワット・プラケオとはこういうところなのでありました。
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実はイ課長には「ワット・プラケオに行ったら見たいな」と思っていたものがあった。
それは金ピカ仏塔でも、キラキラ本堂でも、エメラルド仏でもなく、壁画なんだけどね。
しかし長くなったから、ソレについては次回ご紹介しよう。


 
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by tohoiwanya | 2016-10-07 00:12 | 2015.09 東南アジア旅行 | Comments(4)
Commented by ふじっこ at 2016-10-07 08:01 x
おはようございます~

知りませんでしたー。
あのホトケ様って、ラオスのものだったんですねぇ。。。しかもそんなに色んな国を転々と。。。ホトケ様にとっては何とも迷惑な?話ですよね。

それにしても、スゴイお天気ですねヽ(*´∀`)ノ
まるではめ込み画像のような青空!
旅行の写真って、バックが青空か曇り空かで全然印象が違いますよね~。文句なしでガイドブック写真に採用です。
Commented by tohoiwanya at 2016-10-07 17:41
>あのホトケ様って、ラオスのものだったんですねぇ。。。

ふじっこさん:
タイのアユタヤ遺跡行った時はガイドさんから散々「ビルマのへいたいさん」の
悪行の数々を聞かされたけど、ラオスやカンボジアには「タイの悪行」の歴史も
かなりあるようで、もうドッチもどっち(笑)。

この日は確かに天気が良くて空も青くて写真はキレイにとれたんだけど、
日差しもけっこう強かったから、どうかなりそうなくらい暑かった・・・。
Commented by Bきゅう at 2016-10-07 21:00 x
長パンツ持っていてよかったですねえ。手品みたいだ。
エメラルド寺院、高校生のとき、一度行きました。たしかに、今言われていると、翡翠ですね。10体くらい作って、各国に配ったら、平和にならないんだろうか。
Commented by tohoiwanya at 2016-10-09 00:22
>持っていてよかったですねえ。手品みたいだ

Bきゅうさん:
あれは素晴らしすぎる偶然でした。あの旅行で一番うれしかった瞬間かも(笑)。
ワット・プラケオ、あまりにも定番すぎてこれまでずっと行かずにいたけど、
やっぱり一度は見ておくべきですな。1996年に初めて行った時に
長ズボンはいてれば何の問題もなかったんだけど、あの時は今回ほどの
運はなかったってことですな。


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