2016年 10月 13日

ルアンパバーンのホトケ様たち その1

ルアンパバーンに来た観光客がクアンシーの滝みたいな“遠足”ではなく、ルアンパバーンの“町内”を
観光するとなると、やっぱメインはお寺の参拝、あとは王宮博物館見学、プーシーの丘に登って
絶景を楽しむといったあたりがオーソドックスなところで、イ課長もこれらは一通りやった。
まずはそのうちからお寺をご紹介していこう。ワット・プラケオに続いて東南アジア寺社シリーズ。

まずルアンパバーン到着初日。ホテルにチェックインし、部屋でひと休みし、とりあえずこの日は
ひたすら徒歩で“町内”の主要なところを見て回ろうと思ってた。となれば、まずホテルから最も近い
ワット・マイから観光をスタートするのがスジってもんだよな。

【ワット・マイ】
ワット・マイはイ課長が泊まったホテルから激しく近かった。ホテルの玄関から40秒くらい歩けば
もうそこはワット・マイの塀。何て近いんだ。

ルアンパバーンのお寺の多くは幾層も重なった様式の屋根を持ってて、それぞれ特徴がある。
ワット・マイの場合はあまり反りのない屋根が大小重なってて、わりと直線的なデザイン。
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ワット・マイの最大の見物は黄金のレリーフなのである。
門から庭までは無料で入れるワット・マイだが、このレリーフを近くから見ようと思って寺の中に
入ろうとすると階段のところで入場料徴収がある。1万キープ。約150円。

これがその黄金のレリーフ。カンボジアのアンコール・ワットやタイのワット・プラケオでも
おなじみのラーマーヤナ叙事詩の場面を描いてるらしい。ラオスもまた「ラーマーヤナ文化圏」
だったわけやな。恐るべしラーマーヤナ。
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タイもそうだけど、ラオスの仏様のお顔も日本人が見慣れた「ホトケさまのお顔」とはだいぶ違う。
それでもこのワット・マイの仏様は違和感が少ない方だと、今となっては思う(笑)。
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このお寺の仏様、後ろから見るとさらに面白い。
わかる?仏様の背中に鼻をつけるくらい近くにもう一つ小柄な仏様がくっついてて、その後ろに
さらにまた背中合わせでもう一体の立像が。どういう理由でこういう置き方になったのか?
単に仏様の数に対してお堂の面積が狭いからこういうホトケ密度になったのだろうか?
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かと思うとトツゼンこんなキンキラ仏もいるから戸惑う。顔は完全にインド風だ。
うーむ、ルアンパバーンのホトケ様ってひなびた感じかと思ってたけど、こうやって見てみると
いかにも東南アジア的ハデ路線ブッダなのかも。
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【王宮博物館のワキにあるお寺】
名前を忘れた。しかもここは外から見ただけで、ホトケ様の顔も見てこなかった。
外観で特徴的なのはやはり屋根で、上で見たワット・マイの直線的屋根に比べるとグッと反りがあって、
華やかな印象。
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【ワット・シェントーン】
ルアンパバーンの中心部からワット・マイ⇒王宮博物館と見ながら、さらにずんずん歩き続けると
川の分岐点、つまり町のどん詰まりに近いあたりでワット・シェントーンに行きあたる。
このワット・シェントーン、ラオス国内で最も美しい寺との呼び声も高い。16世紀に建てられたそうで
参拝者にグウとも言わせない歴史と格式を誇る寺でもあるのだ。

ここでもまず見るべきはやはり屋根なのである。ワット・シェントーンと言えばその特徴的な屋根で有名。
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うーむ確かにこの屋根の形は印象深い。建物はそんなに大きくないところに、このグッと反りのある屋根が
深くかぶさってるから、壁は屋根に隠れちゃってるといっていい。

日本の寺社建築と比較すると興味深いね。
日本もラオスも雨が多い。だから雨が降りこまないように屋根を大きく張り出させて建物を隠すように
してるという点で基本的な寺社設計思想は共通してる(んじゃないかなぁ?)。

ただ、そうは言っても冬寒い日本では日差しも多少は欲しい。だから屋根の影がいくぶん小さくなるように
屋根の端にいくほど反りを強くしてるけど、暑い国ラオスじゃそんなことするより、とにかくガバーッと
深く屋根を建物にかぶせて直射日光を防いでる(・・・んじゃないかなぁ?)。
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本堂に入るにはやはり入場料をとられる。20,000キープ。約300円。さっき見たワット・マイの倍。
ま、何せ物価は安くないラオス。そのラオスで最も美しい寺とあっちゃ、しょうがあんめぇ。
とりあえずホトケ様だよ。ここの寺のホトケ様はどんな顔だ?

う・・かなりのタレ目。しかもマブタがやけに腫れぼったくて、どうも日本人にはシックリこない
お顔だよなー。ま、ラオスの人からみれば金箔ハゲハゲの日本の仏様なんて「修復前のものが置いてある」
ようにしか見えないんだろうなきっと。
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隣りのお堂にいたこの仏様なんて、見た瞬間思わず「うわぁ病気のホトケ様だ」と思っちまった。
とにかく表情に生気がなくて全然健康的に見えぬ。養命酒でも飲んだ方がいいんじゃないか?
顔色も悪いよねぇ。金箔貼られた仏像に対して「顔色」の良し悪しを言うのもヘンだけどさ。
やけにゲッソリしたその表情にイ課長も動揺したせいか、写真もややピンぼけ(笑)。
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まぁホトケ様のお顔は置いといてだね、ワット・シェントーンは壁画にも一見の価値があるのだ。
これは「生命の樹」という、有名な壁画モザイク。ま、有名っつうても大したことはないが(笑)。
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こっちのお堂の壁画は変わってるねぇ。切り貼りモザイクとでもいうか。人物描写も単純化されて
ちょっと漫画調。こういうのは素朴派絵画みたいでちょっと面白い。
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同じ仏教でもそこは東南アジア。ルアンパバーンの仏教美術、特にホトケ様のお顔は(日本人には)かなり
変わってて異国情緒タップリだ。写真はいっぱいあるのでこのネタは次回もう一度続けたいと思う。


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by tohoiwanya | 2016-10-13 00:08 | 2015.09 東南アジア旅行 | Comments(0)


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