2016年 11月 04日

ナイトマーケットのひそやかな愉しみ

さて、名古屋観光の話はまたいずれ書くとしてラオスに話を戻そう。

ルアンパバーンみたいな田舎町にナイトプレイスポットなんてご立派なものはない。
晩メシ食ったらあとはナイトマーケットをひやかしながら散歩するくらい。
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しょせん買い物に興味がないイ課長だからナイトマーケットなんて特に楽しくない・・
・・かと思いきや、ここがすごく良くてさぁ、毎晩ほっつき歩いたよ。
民芸品や土産物にマッタク興味がない人でも、このナイトマーケットの雰囲気は
好きになるんじゃないかと思うのだ。
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売ってるのはほぼ全員女性。中学生くらいの店番の女の子もいるけど、一番多いのは
小さな子供がいそうなお母さんが売ってる店だな。商品を自分で作ってるとは思えない。
昼間は別の仕事してるお母さんが家計の足しに夜はナイトマーケット、って感じじゃ
ないかと思う。東南アジアのお母さんはみんな働き者なのだ。
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商品はぜんぶ地面に(道路に)敷いたシートの上に並べられている。
商品としては反物からポーチや財布やスリッパ、Tシャツ、木彫の置きものまでいろいろ
あるけど、隠れテキスタイル大国・ラオスだけあってやっぱ「布もの」がメインかな。
民芸調バッグなんかが好きな人がここに来たら歓喜のあまり狂い買いするのは間違いない。
トホ妻を連れて行くのはちょっと危険かもしれない(笑)。
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この渦巻模様がこの地方独特の模様らしい。バッグとか、スリッパとか、いろんなものに
渦巻模様が使われてた。素朴でシンプルだけど力強いデザインだよね。
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しかしイ課長がこのナイトマーケットを好きになった最大の理由はそこに売られている
商品でも、売っているラオスのお母ちゃんたちでもない。このマーケットを支配する
静けさがもう最高に居心地がいいんだよ。ここを歩いてるとね、店番してるラオス女性たちの

   サバイディー・・
          サバイディー・・

ラオス語の「こんばんは」っていう控えめな挨拶の声だけがひっそりと聞こえてくるわけ。
大声での呼び込みもないし、騒々しいBGMもない。何てステキな静けさであろうか。
色鮮やかな土産物を眺めつつ、あちこちからかかる「サバイディー・・」って声を聞きながら
歩いてるとなんかこう・・ラオス旅情が身体にしみ込んでくる感じなんですよオクサン。
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これがタイの観光客向けマーケットだったらもう少し賑やかに、ラジカセで音楽とかかけながら
売るだろう(実際、この後行ったチェンマイのサンデーマーケットはそういう感じだった)。
サイゴンのベンタイン市場なんかだったら、観光客を見ると「ほらガイジンさん、これ安いよ」
って感じでパワフルなお母ちゃんたちが積極的に売り込んでくるだろう。
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でもルアンパバーンのナイトマーケットはラジカセもなければ呼び込みもない。
店々の女性たちの「サバイディー・・」という控えめな挨拶だけ。なんて静かで居心地イイんだ。
観光客向け土産物を売ってて、実際観光客がたくさんウロウロしてるのに、こんなに静かでひそやかな
マーケットが他にあるだろうか?そう、まさに「ひそやか」という言葉を使いたくなるんだよ。
すっかりここが気に入ったイ課長は毎晩このマーケットをうろつき、毎晩何か買った。

①カンボジアパンツ2本で75,000キープ(=約1,100円。1枚550円。値切り足りなかったな)
②ビアラオプリントのTシャツ2枚で50,000キープ(=約750円。1枚375円ならまぁこんなもんか)
③ゾウさん刺繍のある布サイフ5個で30,000キープ(=約450円。1個90円ならまぁよかろう)

何か買おうとすると、ラオスの女性たちは「お客さんだ、ヨシ!」と意気込むでもなく、むしろ少し
照れるような感じで、それでも一応フッカケてきて(笑)。こっちが少し値切るとすぐOKしてくれる。
まぁ威勢のいいオバさんとの丁々発止の値切り合戦も楽しいだろうけど、このナイトマーケットの
何とも言えない、ひそやかでソフトな感じは忘れがたいよ、ホント。
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田舎町ルアンパバーンにこれといったナイトライフのお楽しみはない。
しかしこのナイトマーケットに行けば、ルアンパバーンの夜がいつまでも続いてほしいという気分に
なるのではないかと思うのである。ぜひ足をお運びいただきたいのである。


  

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by tohoiwanya | 2016-11-04 00:03 | 2015.09 ラオス・タイ旅行 | Comments(8)
Commented by たなか at 2016-11-04 13:18 x
はじめまして
こちらのブログをいろいろ参考にさせていただきながら、ヨーロッパ旅行を準備しています。
来年2月の中頃からパリ→ナント(フランス)日帰り→パリ→ベルギー→オランダ(日帰り)→ベルギー→ドイツ(フランクフルト)→オーストリア(リンツ)→オーストリア(ウィーン)→日本と計画していますが、電車での移動になります。このような日程にしていますが、グローバルパスを買ったほうがいいのかどうかと考えています?ネットからパリ→ベルギーの分のチケットを買ったほうが安いのか、フランスでナントのほうにもいきますし、ドイツでフランクフルトで近くの町を回ろうと思ったりしていますので、、、何かアドバイスをいただければ感謝です。。。混乱しています。。。。
Commented by tohoiwanya at 2016-11-05 00:27
>グローバルパスを買ったほうがいいのかどうかと考えています

たなかさん:
うわーーーなかなか長い旅ですね。何日間くらいのご予定なんですか?
私、ユーレイルパスみたいなのって買ったことがないのでわからないんですが、
ネットで個々の切符を早割で買うと正規運賃よりかなり安いので、値段だけ確認されてはいかがでしょう>?

パリ~ナント日帰りとか、ブリュッセル~フランクフルトとか、フランクフルト~ウィーンみたいな
長い移動の鉄道切符を早割で合計してみて、グローバルパスの値段と比べてみるといいかと思います。
我々が今年英国行った時はけっこう日帰り鉄道移動したんですけど、それでも
市内観光って日もあるわけで、結局ブリットレイルパス買うより早割ネット予約の方が安かったですね。

あれこれ迷うのも旅の準備の楽しさと思って、頑張って下さい。
Commented by Bきゅう at 2016-11-05 21:12 x
くるくる模様かわいいですね。きっと、お母さんたち、おにーさん、写真撮るなら、買い物してよーって、ココロの中では思っていると思います。買いましょう。
Commented by tohoiwanya at 2016-11-06 01:34
>写真撮るなら、買い物してよーって、ココロの中では

Bきゅうさん:
だからちゃんと買ったって書いてるじゃないーーー。
誰の店でドレ買ったかは忘れたけど、写真に写ってる商品の感じだと
黒服のお姉さんが財布を買った店っぽい。上の赤い服の女性は
カンボジアパンツだったかなぁ?買った後だから、こんなにニコやかに
モデルになってくれたということ。
Commented by ふじっこ at 2016-11-07 08:05 x
サバィディ~♪

狂喜乱舞した布狂いのふじっこです。
ホント、あの独特な雰囲気、凄く良いですよねヽ(*´∀`)ノ

あの渦巻き模様や、花のモチーフの布、全部ハンドメイドですが、すごーく手間がかかるんですよ!最初の言い値でも凄く安い!!と思いました。(でも値切ったけど)ああいう、優しい風合いの手仕事、ラオスのお国柄がにじみ出てますよね。この先ラオスが発展しても、ああいう素敵なマーケットや商品はずっと残ってほしいなぁ、と思います(*^^*)
Commented by tohoiwanya at 2016-11-07 13:06
>全部ハンドメイドですが、すごーく手間がかかるんですよ

ふじっこさん:
小さい財布にほどこされた刺繍とかでもすごく凝ってて、私みたいな素人は
「これ、キカイじゃなくてたぶん手で刺繍してんだよなぁ・・それで1個90円?」なんて
思ってしまった。近々、ルアンパバーン郊外の織物の村に行った話も
書く予定ですけど、あそこで買ったテキスタイルも今考えると
すげー安かった。でも、あれもたぶん機織り機で、手織りで織ってるんだよなぁ・・。

・・やっぱトホ妻はラオスに連れていかない方がいいな(笑)。
Commented by Bきゅう at 2016-11-07 20:19 x
>だからちゃんと買ったって書いてるじゃないーーー。

失礼しましたあ。きれいな人の写真を撮っているふうだったので、買い物したところと一致しているとは気づきませんでしたよお。そうか、だからにこやかなのかー。ごめんなさい。
Commented by tohoiwanya at 2016-11-07 23:41
>きれいな人の写真を撮っているふうだったので

Bきゅうさん:
そ、そんなことないスよ。別に美人のいる店を選んで買ったわけじゃない(笑)。
売ってるおかあさんやお姉さんたち、素朴だけど美人が多かったのは確か。
今年最初の美女図鑑に確か二人載せたけど、あれも買ったお店で撮らせてもらった。
中学生くらいのすっごく性格の良さそうな子と価格交渉して少し負けてもらった(笑)。


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