2016年 12月 14日

モン族の民芸品マーケット

前回、カヤン族の話を書いたけど、タイ・ラオス・ミャンマーあたりの国境が近接する山岳地帯には
他にもいろんな少数民族が住んでる。むかし「黄金の三角地帯」なんて言われたあたりだよね。
実際、チェンマイ発のオプショナルツアーには首長族だけじゃなく、いろんな少数民族の村の
見学ツアーがあったよ。

首長族見学は見送ったイ課長だが、タイ北部の少数山岳民族に対する関心は少しばかりある。
そこで行ってみることにしたのが「モン族のマーケット」なのである。チェンマイ市内には
モン族の民芸品を売る店が集まった一角があるらしい。そこなら抵抗感なく気楽に見に行ける。

モン族っていうのもタイ北部山岳地帯の少数民族の一つ。
クリント・イーストウッド最後の監督&主演作「グラン・トリノ」という映画にも出てくる。
ミャンマー、タイ、ベトナムあたりの北部山岳地帯にいる一族らしい。

写真を見ると、とにかくすごくキレイな刺繍をほどこした民族衣装を着てる。おそらく
「モン族のマーケット」でもそういう刺繍の民芸品がいっぱい売られてるんだろう。

モン族のマーケットはチェンマイの中心的市場であるワロロット市場の近くの、わかりづらい
場所にヒソッとある。地図で場所を特定するのはちょっと苦労した。

行ってみると・・・う・・これがそう?
小さな広場にテントの民芸品屋さんが密集して出店してるっていう感じのマーケットだが、
もう開店してんの?それとも準備中?なんかこう・・くたびれた生活感が漂ってる感じだねぇ。
f0189467_01233182.jpg
 
商品はまるで問屋のようにたくさん積み重ねて売られてる。やっぱり刺繍ものが多いようだ。
しかしやけにお客は少なく、店番らしい人もあまりいない。
f0189467_01233175.jpg
 
こっちじゃ店番のおばさんが寝とる(笑)。
ルアンパバーンのナイトマーケットみたいな感じを想像してきたんだけど、漂う雰囲気は
あれよりもかなり淀んだ感じだ。「ほら安いよ」的な呼び込みも、挨拶もゼロ。
f0189467_01240522.jpg
 
こういうムードだと、何となくこっちも積極的に買い物しようって気になりづらい。
夜だともう少し活気が出てくるんだろうか?商品の堆積量だけはすごいけど・・・。
f0189467_01233254.jpg
 
ははー・・こっちじゃ道ばたでおばさんたちが刺繍してる。
ってことは、彼女たちもモン族であり、ここで売られてるものは彼女たちの手づくり刺繍の
民芸品なんだろうなぁ。だとしたら安くはないはずだが、いくらくらいなんだろう?
f0189467_01240668.jpg
 
商品に値札がついてないってことは東南アジアじゃ珍しくないけど、このモン族のマーケットは
コッチ側から気軽に「これいくら?」って声かけづらいんだよ、何となく。商品自体は
非常に凝った刺繍がほどこされた、見事なものに見えるんだが。
f0189467_01240553.jpg
 
で、結局イ課長はこのマーケットでは何も買わずに帰ってきたのである。
ルアンパバーンのナイトマーケットで感じたひそやかな優しさみたいな心地良さは正直、ない。
なんかこう・・・このマーケットには「利権ビジネス」的な、ある種ダークな部分が潜んでいるような
感じがした。ここもまたタイの観光業者がからんでるのかなぁ?どうもモヤモヤが残る。

カヤン族とか、モン族とか、初めてきたチェンマイで北部山岳民族にちょっと接してみたいという
気持ちはあったんだけど、その思いは結局モヤモヤしたまま終わってしまった。タイにおける
少数民族の立場ってどんなんだ?と思って図書館も探したけど、そういう本って少ないんだよねぇ。

・・だから未だにモヤモヤしたままなのである、イ課長は。
前回記事や今回の書きぶりにも何となくモヤモヤした感じが残って、サッパリした読後感とは
ほど遠いかもしれぬ。まことに相すまぬ。


 

[PR]

by tohoiwanya | 2016-12-14 00:09 | 2015.09 ラオス・タイ旅行 | Comments(4)
Commented by なおぼんR at 2016-12-15 20:12 x
モン族という人たちは、女の人が働くのかしらね。
それにしても凝った刺繍ですね。
お安くなさそうだけど。
ブラックな人たちに飼われているのかな。
よく太ってらっしゃるんで、食べるのには困らないみたいね。
Commented by Bきゅう at 2016-12-15 20:37 x
問屋さんみたいな感じでしょうか。ほんと刺繍がきれいですね。これをたくさん購入して、首都圏で売れば儲かりそう。
Commented by tohoiwanya at 2016-12-16 01:06
>モン族という人たちは、女の人が働くのかしらね

なおぼんRさん:
これについては東南アジア全体に共通する傾向なんじゃないかと思う。
ベトナムでもタイでも市場や屋台でかいがいしく働いてるのって
ほとんどがおばちゃん。男は何やってるのかイマイチ不明ですが(笑)
考えてみるとトゥクトゥクやタクシーの運転手には女性は絶対いないなぁ。
男女の仕事の分化がわりとハッキリしてるのかも。日本も昔はそうだったし。
Commented by tohoiwanya at 2016-12-16 01:09
>これをたくさん購入して、首都圏で売れば儲かりそう

Bきゅうさん:
確かに。これをああやって手でひと針ひと針刺繍してるんだとしたら
すごいですよねぇ。ひとつの手提げの刺繍作るのに一人のおばちゃんが
一週間くらいかかりそう。いくらくらいなんだろうなぁ?たぶん
ギョッとするほど安いんじゃないかと思うけど、値段聞いてこなかった・・・すんません。


<< ロンドン交通博物館というところ      カヤン族について >>