2017年 03月 29日

イ課長、ついにバイクタクシーに乗る

このブログではアジア各国のバイク事情に関する記事を過去何度も書いたけど、内容的には
「おっかねぇー、気をつけろよー」という論調のものが多かったはずだ。

そういう記事を書く大きな理由はイ課長自身がかつて50cc原付や250c中型自動二輪に
乗ってたからに他ならない。幸いバイク事故で死ぬとか大ケガすることはなかったけど、
小さなケガはしたし、「あの時もし、ほんのちょっとコウなってたら・・」っていう
ヒヤリハット体験は数知れない。そういう恐怖の記憶が身体に残ってる。

だから東南アジアではバイクタクシーには乗らないようにしてた。
バイクタクシーなら必然的に二人乗り。もし二人乗りでバイクがコケたら後ろの乗客は
絶対にケガする。ヒザすりむく程度のケガでは済まない確率も高い。どこかのホネ折るとか、
後続車にひかれてペシャンコとか・・あーこえー。

いくら確率的に低くても海外でそういうリスクは避けたいからバイクタクシーは怖かった。
海外でバイク後部座席に乗ったのはサイゴンのバイクツアーだけ。ところがそんなイ課長も
ついにバイクタクシーに乗る日が来てしまったのだ(下はバンコクのバイクタクシー乗り場)。
f0189467_15055838.jpg
 
前回書いた、アーントーン行きロトゥー。
車はちゃんとアーントーンのロトゥーターミナル?に着いた。だがイ課長が行きたい場所は
ここからさらに何らかの陸上交通手段で移動する必要がある。不便な場所なんだよ。

トゥクトゥクで行くしかないな、と思ってた。
同じ場所に行った人のブログを読んでもトゥクトゥクで行ってボられたなんて書かれてたし。
とーころがロトゥーターミナルにはトゥクトゥクなんて1台もねぇじゃん。
f0189467_15055777.jpg
 
トゥクトゥクがないんだから四輪タクシーなんてさらにない。うーむ困った。フと目を転じると
バイクタクシーの運ちゃんたちがヒマそうにタムロってる。まぁとりあえずイ課長が行きたい場所が
ここからどのくらい遠いのか、彼らに聞いてみよう。

彼らのところに近づいて行き、行きたい場所のHPをプリントアウトしたもの(タイ語だから
イ課長には読めない)を取り出して「わっとむあん、わっとむあーん」と言ってみた。
彼らはみんなで紙を覗き込んで、しばらくすると「オー、ワットムアーン」とわかってくれた。
片道なら80バーツ、往復なら150バーツとジェスチャーで示す。

うーむむ・・ええいこうなったらしゃあねぇ。ここまで来たら乗るしかあるまい。他に手段がない。
往復150バーツで手を打ち、一人のおっさんが運転するバイクタクシーに乗ることになった。
ちなみにこの時のイ課長は半袖Tシャツ、下はヒザ下短パンときた。肌の露出面積が大きいほど
バイク転倒時の皮膚ダメージも大きくなるわけだが・・・。

渡された小さいヘルメットをムリヤリ頭にかぶり、リアシートにまたがる。東南アジアじゃ
左右どちらかに両足出して尻だけで乗る女性も多いけど、そんな危ねぇ乗り方できねぇよ。
日本みたいにライダーの腹に手を回すっていう習慣がないのは知ってたから、片方の手で
彼の肩をつかみ、片方の手はシートの後ろのバーをつかんだ。

そういう姿勢だから走行中の写真は当然ない。運転手以上に真剣に道路を見てた。
前の方の道路に少し砂が浮いてる・・よ、よけ・・いや急にハンドル切るなよ、ゆっくり・・
とか何とか、ずっと心ン中で叫んでた。バイクタクシーってこんなに精神的に疲れるのか(笑)。

実際には田舎道で交通量も少ないし、危険度は低い道路だ。この状況なら死ぬ可能性は
低いだろう。しかし何度も言うようにこっちは肌露出しまくり。低速でズザザッと横転しただけでも
大擦過傷は確実だ。頼むからコケないでくりー(←こわがり)。

とりあえずワット・ムアンには無事着いた。乗ってた時間は15分くらいじゃなかったかなぁ?
彼に帰られたらイ課長は帰路の足がないから、見学中は待ってもらうことにした。
お互い最初からそのつもりで往復料金で妥結したから、この辺はスムーズ。

で、見学が終わると駐車場で待ってたおっちゃんのバイクに再びまたがって帰るわけだ。
車が少ない田舎道、道路状況もそうヒドくないといったことは行きに確認してたから、
帰りは多少オビエが少なくなったと思うけど、それでも走行中は緊張してたよ。
「なんでこの客、こんな身を固くしてるんだ?」とあのおっちゃんは思っただろうなぁ。

ようやくロトゥーターミナルまで戻ってきた。はぁはぁ・・。
いやーコケなくてよかった。ライダーのおっちゃん安全運転してくれてサンキュー、ということで
往復150バーツのところ160バーツあげて彼の運転に感謝。
f0189467_15062972.jpg
 
タイやベトナムあたりじゃ極めてありふれた陸上交通手段であるバイクタクシー略してバイタク。
地元の人はロトゥーで町まで来たあと自宅近くまでバイタクとか、逆に下の写真みたいに
ターミナルまでバイタクで送ってもらって、ここからバンコクまでロトゥー、なんて使い方を
日常的にしてるようだ。便利な交通機関なわけで、こんなにコワがる外国人も珍しいだろうが(笑)、
やっぱケガはこわい。旅行保険も入ってないし(ヲイヲイ)。
f0189467_15062975.jpg
 
旅行者がバイタクを使うかどうかは結局自己責任で判断ってことになる。
イ課長は今回で多少耐性がついたかもしれないし、東南アジア行けばまた利用する可能性は
たしかにある。あるけど「今日は行程上、バイタク乗るかも」と思う日があったら、せめて
下半身にジーンズくらいは穿いていたいと思ったよ、やっぱ。

 

[PR]

by tohoiwanya | 2017-03-29 00:01 | 2015.09 東南アジア旅行 | Comments(2)
Commented by Bきゅう at 2017-03-31 13:20 x
天井に移った写真がなんとも。。。。目が真剣ですね。
それを我々は、苦労せず、見ることができてらくちん。すんまそ。
Commented by tohoiwanya at 2017-04-02 19:16
>我々は、苦労せず、見ることができてらくちん

Bきゅうさん:
戦勝記念塔からロトゥー乗る時も、バイタク乗る時も、ずーーっと
「オレ、あんなもの見に、あんな不便なトコまで行くの?マジ?」って
自問してた(笑)。道程に苦労が多いほど、行った先にあるヨロコビも
また大きいんですよ、ええ。


<< すごすぎるワット・ムアン 【シ...      戦勝記念塔からロトゥーに乗る >>