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2017年 09月 25日

水色の疱瘡にかかった建物

ヤンゴンの偶然はすげぇって話を書いたけど、もちろんヤンゴンはそればかりじゃない。
風景にもミョーなものはいろいろあったのだ、ヤンゴンってトコは。

その一つが本日の標題「水色の疱瘡にかかった建物」。
最初に見た時はそれが何なのかわからなかった。空港から乗ったタクシーの窓ごしに
見たんだけど、ごく一瞬チラリと、ビルの壁面にびっしりと小さな水色のブツブツが
くっついてるのを目にしたのだ。うわ、いまの何あれ?

先にタネ明かしをしておこう。
その水色の疱瘡とは、実は衛星放送受信用のパラボラアンテナなのである。
ヤンゴンじゃこのアンテナの圧倒的多数が鮮やかな水色。高層住宅にこれを取り付けると
全部同じ方向を向く。ま、アンテナなんだから当然だが。
水色の疱瘡にかかった建物_f0189467_00234972.jpg
 
この水色はけっこう目立つ。くっついてるのが薄汚れた高層住宅だから、なおさら
鮮やかな水色が目立つ。それがびーーっしりくっついてればね、視覚的にけっこう
インパクトあるんだよ。
水色の疱瘡にかかった建物_f0189467_00241958.jpg
 
ヤンゴンはほぼ道が碁盤目状になっている。しかもちょうどタテが南北ヨコが東西の向き。
この水色のアンテナは向きでいうとほぼ南西上空に向かって設置されるようだ。
だから南ガワが道路に面した建物ならそちらにアンテナをくっつける。それを南側から
見るとこんな感じになる。
水色の疱瘡にかかった建物_f0189467_00245077.jpg
 
しかし南面がふさがってる建物だと西側の面にくっつけることになる。
これを北に向かって見ると、特にアンテナだらけの壁面に見えるんだよ。ほぉら。
水色の疱瘡にかかった建物_f0189467_00241970.jpg
 
この後行ったミャンマー第二の都市マンダレーはヤンゴンに比べると低層建物が多くて
アンテナはこんな目立ち方をしてない。つうか、気がつかなかったよアンテナなんて。
そういう意味じゃ水色の疱瘡はヤンゴン独特の風景といっていいんだろう。
水色の疱瘡にかかった建物_f0189467_00244996.jpg
 
海外に行きゃ多かれ少なかれ「うわ何だこりゃ」という光景を見る。ヤンゴンでも
たっぷり見たわけだけど、これはその最も初期の「うわ何だこりゃ」だったといえる。

海外旅行なんてある意味「うわ何だこりゃ」を味わうために行くものじゃん?
だから水色の疱瘡なんかはイ課長的には非常にグッドなネタなわけで、「日本に戻ったら
コレのことをブログに書こう。標題は『水色のカサブタ』・・いや『水色の疱瘡』か・・」なんて
バカなこと考えながら歩いてたよ。その執筆構想?が実現してイ課長は大変満足じゃ(笑)。

 


by tohoiwanya | 2017-09-25 00:10 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(2)
Commented by Bきゅう at 2017-09-25 20:14 x
たしかに水玉かわいいです。でも、なぜ白ぢゃないんだろう。日本は最近、このお皿使っているのですか。それとも、ケーブルや、インターネット受信になっているのかな。
Commented by tohoiwanya at 2017-09-27 00:33
>たしかに水玉かわいいです

Bきゅうさん:
かわいいですかぁ?トホ妻はいわゆるトライポフォビア(集合体恐怖)の気があって、
こういう小さなツブツブがびっしりっていうのダメかもしれない。
私は大丈夫ですけどね(笑)。

日本はあんまり気にしたことないけど、白いアンテナが多いんじゃないかなぁ?
ウチはケーブルTVなのでアンテナなくて、実はよく知らないんです。


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