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2018年 07月 25日

シュエサンドー・パゴダで朝日を見る

出発前に更新できるとしても、あと4~5回。
とりあえず、このネタだけは書き終えてから出かけよう。例によってまた続き物だが。

バガン仏教遺跡見学シリーズは昨年12月、「2.マヌーハ寺院」からスタートした
「2」がある以上、その前に「1」がある。それが朝日鑑賞で訪問したシュエサンドー・
パゴダなのである。最初に行ったココを最後にとっておいたわけ。

朝日鑑賞ツアーって他の国でもけっこうある。アンコール・ワットでもあった。でもイ課長は
行かなかった。黒いシルエットになったアンコール・ワットの向こうにのぼる朝日は美しいに
違いないけど、寝ていたい気持ちの方が勝った(笑)。

しかしバガンではぜひ、ナンとしてでも朝日を見たかった。
広大な平原に無数のパゴダが林立するバガン。そこに登る朝日をパゴダの上から、つまり
遠くまで見渡せる高い位置から見ると、それはもう素晴らしい。そういう写真はいっぱいある。
イ課長も見たいぞ、クソ(下の写真はプロが撮ったバガン朝日写真の一例。オンシーズンには
こうやって朝日鑑賞用の気球もいっぱい浮かぶらしい)。
シュエサンドー・パゴダで朝日を見る_f0189467_23074642.jpg
 
まず朝日を見る手段だ。「登れるパゴダ」に、夜明け前に行くことが絶対条件。
自力で行くのはまずムリ。一番簡単なのは朝日鑑賞ツアーに申し込むことだろうけど、
イ課長は現地でタクシーチャーターを申し込んだのはすでに書いた通り。

次に重要な問題はどこから見るか、言い換えればどのパゴダに登って見るか、だ。
通常の朝日鑑賞ツアーだと必ずシュエサンドー・パゴダに行く。朝日でも夕日でもとにかく
ここがメッカなのだ。しかしどのツアーも必ずここに行くもんだから夜明けと夕方は
ツアー客でめっちゃ混むらしいんだよね。それは避けたい。というわけで、イ課長は
仕事のフリしながらバガンの朝日鑑賞・穴場スポット研究に情熱的に取り組んだ。

そこで狙いをつけたのがブレディ・パゴダというところだ。
ここは朝日鑑賞の穴場として有名なところらしい。有名ってことは穴場でもナンでもない
という気もするが(笑)、シュエサンドー・パゴダよりは人が少ないと思われる。
よし、ここがいいんじゃないか?・・と、ここまでが出発前のハナシ。
(下の写真は夜明け前のホテルロビー)
シュエサンドー・パゴダで朝日を見る_f0189467_23124919.jpg
 
そして迎えた、バガンでの朝日鑑賞当日。
まだ真っ暗な、朝5時前のホテルの玄関で、迎えにきたドライバー氏と打ち合わせ。

「朝日はどこで見るのですか?」
「シュエサンドー・パゴダで見ます」
「ブレディ・パゴダはいかがであろう?」
「ブレディ?」
「シュエサンドー・パゴダはものすごく多くの人がいて・・・」
「オー、今はシーズンオフですから人は少ないです。ノープロブレム」

こうしてイ課長の綿密な事前調査に基づくブレディ・パゴダ案はあっさり却下(笑)。
彼の運転する車でシュエサンドー・パゴダに向かうことになった。

【1. シュエサンドー・パゴダ】
これが夜明け前のシュエサンドー・パゴダ。うーむ・・ここを登るのか。
何気なく撮った写真だけど、パゴダの肩のところに光る星がやけにハッキリ
写ってるんで、あとで撮った本人がびっくりした。
シュエサンドー・パゴダで朝日を見る_f0189467_23010055.jpg
 
ご覧のようにまだ真っ暗。しかも照明なんて全然ない。その状態で急な階段を
ハダシで登るわけだから危ない、よーく足元を見て注意して登らなければならない。
懐中電灯持参の人とか、携帯電話モニタをかざして登ったなんて人も多いらしい。

なんとか無事登って、東側のテラスに回る。
おお、東の方角はすでに明るくなってるよ。あの辺から朝日が登るに違いない。
シュエサンドー・パゴダで朝日を見る_f0189467_23033247.jpg
 
すでに世界中から来たカメラ自慢たちが腕まくりして待ち構えてる(笑)。
でも人は意外なほど少なくて、誰かの頭が撮影の邪魔になるなんてことは全然ない。
「シーズンオフだから人は少ない」というのは本当だったんだ。
シュエサンドー・パゴダで朝日を見る_f0189467_23041384.jpg
 
やや左、つまり北の方に目を向けると、どこかのパゴダがライトアップされてる。
あっちはまだ真っ暗。いやー・・何だか興奮してきた。これから素晴らしいことが
始まるという緊張感と期待が高まる。他の観光客も同じ気持ちだっただろう。
シュエサンドー・パゴダで朝日を見る_f0189467_23043768.jpg
 
これからいよいよサンライズ・ショーの幕が開くわけだが、長くなったから続きは次回。
あれはあまりにも感動的な絶景だったから、一回でなんて、とても書ききれないのだ。

 


by tohoiwanya | 2018-07-25 00:04 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(0)


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