2020年 01月 20日
駐車場で待機してたじっちゃんライダーの後部座席に再びまたがって、ムアン・タムへ。 パノム・ルンとムアン・タム両遺跡の位置関係ってこの時はよくわかってなかったんだけど あとで確認するとこういうことらしい。バーン・タコからだとムアン・タムの方が遠いわけだ。 パノム・ルンだけ見てムアン・タムは省略っていう観光客もいるみたいだけど、イ課長は この二つは「セットで見るもんだ」と決めてかかってた。 パノム・ルンからムアン・タムまではじっちゃんバイクで10分くらいだったかなぁ? 広ーい公園があるだけで、ここでも遺跡がどこかわからない。またじっちゃんに 「あっち?」って聞いてから歩き始めるワタス。 ああ、あった。地元の生徒がいっぱい見学に来てたパノム・ルンと違って誰もいないよ。 パノム・ルンみたいな巨大祠堂もなくて、タテモノ的には地味。パノム・ルンほどの 集客力がないことはすぐわかった。でもここは「水のある遺跡」という、これまでにないムードがある遺跡なんだよね。 堀に水をたたえた、誰もいない遺跡を歩き回ってると、見学者の多いパノム・ルンとは 別世界のように静かだ。イ課長と遺跡だけの静かな対話・・・。 ここもやはり楣石(まぐさ石)の彫刻が見ごたえある。 パノム・ルンでもそうだったけど楣石のレリーフの中央下部には日本の鬼瓦みたいな顔が 配置されることが多いんだね。 しかしまぁ正直言うと、この時のイ課長は「レリーフもう散々見たよ」っていう気分で それよりも水のある遺跡の静けさ、自分しかいないという気分良さ、「見たいと思ってた 二つの遺跡をついに見たぜ・・・」という達成感に浸っていたかった。 アナタに「すごいクメール遺跡を見る」という目的があるなら、パノム・ルン遺跡を見れば 目的の大半は達成できる。ムアン・タム遺跡には「パノム・ルンほどじゃない」という評価が どうしてもついてくると思うんだよね。遺跡の規模や建物のスゴさという点じゃその評価は 確かにその通りだとイ課長も思う。 でもね、誰もいないムアン・タム遺跡で、「二つの遺跡、ついに見たなぁ・・」っていう 達成感に浸った、あの静かなひと時が忘れられないよイ課長は。先の旅程を心配するばかりじゃ さすがに疲れる。ああいうポワーッとしてる時間も時には必要なのだ。 いつまでも一人で静けさに浸ってんじゃねぇと言わんばかりに、他の観光客が来た。 さて、じゃそろそろ切り上げて帰るか・・・。 スリンまで戻らなきゃ。目的を達成するまでは夢中だけど、イザそれを達成すると 帰路が心配になる。旅の全日程を終えてホッとすると帰りの飛行機がちゃんと飛ぶか 気になりだすのと同じやな。 まずはバーン・タコまでじっちゃんバイクに乗って帰るわけだ。転倒しないでくれよ。 そのあとはいつ来るかわからないバスを待ってスリンまで2時間・・ふう~。
by tohoiwanya
| 2020-01-20 00:49
| 2019.08 ラオス・タイ旅行
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Comments(2)
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Bきゅう
at 2020-01-20 05:44
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こういう風に、落ち着いた場所はいいですね。
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tohoiwanya at 2020-01-20 15:24
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