2008年 09月 28日
かつての東西冷戦の象徴・ベルリンには9月16日の夜に入った。 フランクフルトには大変失礼だけど(笑)、やっぱフランクフルトにいた時とは イ課長の気分もだいぶ違う。ドコ見ても「あーいまベルリンにいるのか」っていう 新鮮なキンチョウ感がつきまとう。ま、生まれて初めて行った街だしね。 ベルリンに対しては前衛的でトンガッた街というイメージがイ課長にはあった。 通訳サンからは「ドイツのすべての州の中で失業率が一番高い(ベルリンは州扱い)」 なんていう話も聞いてたから、けっこうヤバい雰囲気もただよってるかと思ったけど 街を歩いてるとそういう感じはない。むしろ「歴史ある国際都市・ベルリン」、あるいは 「かつてのドイツ帝国の首都」としての重厚感の方を強く感じたなぁ。 これはブランデンブルグ門をヨコから見たところなワケだけど、 この通りはかつてベルリンの壁があったところ。街路樹の植わっているラインが 壁だったんだと思う。 ブランデンブルグ門も分断時代は立ち入り禁止ゾーンだったが今はそのマタの下を 通過できる。考えてみりゃイ課長のこれまでの人生の半分以上にわたってベルリンは 西と東に分断されてたわけで、それが今じゃ誰でも通れる。 外国人のイ課長にとってすら、ちょいとばかり感慨深いことである。 ブランデンブルグ門から西を見ると、遠くに小さ〜く塔が見える。 これがジーゲスゾイレ(戦勝記念塔)だ。塔のテッペンには勝利の女神の黄金像が乗ってる。 ブランデンブルグ門の上には馬車に乗ったブロンズ製の勝利の女神がいる。 そして、はるか遠望できるジーゲスゾイレの上には黄金の勝利の女神。 二つの勝利の女神を結ぶ、この眺望こそまさに「ドイツ帝国の威信」を象徴するような パースペクティブ(遠近法)だよなーと感心しきりのイ課長なのであった。 一日乗車券買ったからバスは何回でも乗り放題。 いったん戻ってジーゲスゾイレの写真も撮った。 あー…映画ファンにとっては、ここは「ベルリン・天使の詩」って映画で 天使たちが座っていた場所として思い出深い。実物を見られるとはなぁ…。 ベルリンでフリーでいられたのは半日しかなかったけど、 それでもこの街にはいろいろ感じるところがあった。 「ベルリンという街」シリーズはたぶん続くのである。
by tohoiwanya
| 2008-09-28 00:37
| 2008.09ドイツ出張
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