2008年 10月 18日

日光浴

まだ一応言わないでおくが、「第二の街」での出来事。
ってことは、昨日の話なわけだが、なんだか遠い昔のことに思える(笑)。

朝からけっこう寒かった。
おまけに小雨模様でますます寒かった。
コートのフードをかぶって歩いてたけど、とにかく寒いもんだから
暖を取るのも兼ねて床屋に入った。
(床屋についてはいずれ詳しく書くっす)

床屋を出たら雨は止んでたけど、首の後ろが涼しくてますます寒くなった(笑)。

あーここで風邪をひくわけにはいかない。まだ日程途中だし。
とりあえず何か食うか。

暖かい料理が食いたかったけど簡単なサンドイッチ屋くらいしかない。
まぁテーブルクロスがかかってるようなレストランに入ろうっていう気分でも
なかったけど、この時は日本の立ち食いソバ屋が恋しかったよ(笑)。

仕方ない。サンドイッチを買い、ついでに缶ビールを買った。
どこかに座るとこはないかと探したら公園があるからそこのベンチに座った。
まださっきの雨が残っててベンチも濡れてるよ…でも仕方ない。
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寒くて、疲れて、なんだかシミジミとわびしかった。
傍から見れば、ショボクレ果てた東洋人が公園のベンチでわびしくサンドイッチを
かじってる姿に見えただろうが、実際、イ課長はその通りだったのだ(笑)。

北杜夫がマンボウ航海でアントワープかどっかの超安宿に泊まったときのことを
「今もあの安宿の壁のシミのひとつひとつまで思い出せるようだ」って後に書いてた。
やっぱり人間ホトホトわびしい状況のときのことってよく覚えるみたいで、
イ課長も寒い思いしながらパン食ったこの公園のことは忘れないだろうなぁ。
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その時だ。
雲の割れ目から日が射し始めるではないか。
「うおお、太陽にあたって暖まろう!」と即座に思って、日向のベンチに移動した。


あーー…救われる。温まる。ひきかかってた風邪が治っていくようだ。あーー。

欧州、それもアルプス以北~北欧のヒトたちは日本人なんかからみるとまるで
「何かに取りつかれたように、必死になって日光浴する」ってよく聞くけど、
その理由がわかった。理屈ではなくカラダでわかった。
カラダがとにかく欲しがるんだよ、日光を。

見知らぬオバサンがイ課長の隣に座る。
バスを待ってんのかな?と思ったらとんでもない。
彼女もイ課長と同じように日光浴したいんだ。目をつぶってジッと座ってる。

異国の地で見知らぬオバサンと二人並んで
ベンチで日光浴したら、さっきまでワビシさの極北にいるようだったイ課長も
少し元気が出たよ。
 
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by tohoiwanya | 2008-10-18 06:29 | 2008.10 欧州出張 | Comments(0)


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