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2012年 04月 11日

くさり橋を渡ってみたら…

過去に何度か触れたことがあるけど、イ課長にはマイルドな高所恐怖傾向がある。

高いところは例外なくオッカナいっていうならわかりやすいんだけど、
高所恐怖が発症するのは(細かくは省略するが)多少条件があって、同じような高さでも
平気な場合もあれば、怖くて手のひら汗ジットリになる場合もある。ケースバイケースなのだ。

このブログの記事でいえば、プラハの聖ヴィータ大聖堂の塔は「わりと平気だった」例で、
シャルトル大聖堂の塔は「オッカナかった」例だ。条件つき「まだら高所恐怖症」とでもいうか…。

まぁ高所恐怖っつうても、上に書いたように「手のひら汗ジットリ」にはなっても
足がすくんで動けなくなるようなことはない。だから、「高いところが得意ではない」と
自覚があるくせに、高いところに嬉々として登りたがる。これが最大の問題なのだが(笑)。

国内外の観光地で行く「高いところ」といえば、教会や市庁舎の塔なんかが代表的だけど、
意外なところでは橋っていうのもなかなかコワい建築物なんだよ。
大きい川にかかる橋って、下を船が通行できるようにかなり高い位置に架橋されてて
橋の上から下の川の水面を見ると相当高かったりする。これがけっこうコワい。

N.Y.のブルックリン橋を歩いて渡ったときはけっこう怖かったよなぁ…。
日本の明石海峡大橋の展望施設も高くて、下の水面見るとオッカナかった。
しかも橋って、けっこう揺れるのがわかるからなお怖い。

さて、ここまで説明すれば、今日のくさり橋に関する記事がどんな内容なのか、
大体おわかりいただけると思うが…(笑)。

ブダペストのブダ地区でマーチャーシュ聖堂なんかを見学したイ課長とトホ妻、
帰りのバスを乗り間違えたために、徒歩でうーーーーんと遠回りして
やっとドナウ川をのぞむところまで戻ってきた。
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まぁせっかくだ。
ブダペストといえば必ず挙がる有名観光&撮影スポット・セーチェーニ鎖橋。
行きはバスの中から見ただけだけど、帰路はじっくり徒歩で渡ってみようではないか。

最初は何てことなくスタスタと歩いて渡り始めた。
昔の橋だし、ドナウ川の水面からの高さったって明石海峡大橋なんかとは段違いに低い。
渡り始めた当初はここでオッカナい思いをするなんてこれっぱかしも思わなかった。
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このくさり橋、かなり古い。開通は1849年なんだと。軽く160年以上前だ。
近くから見ると、橋の鉄骨部分が錆びてる箇所もけっこうあるし、スゴいところでは
サビて穴があいたりしてるところもある。その穴から下の水面がチラッと見えたりして…

ここでイッキにコワくなった。恐怖心が湧いてきた。
う…しかしまだ橋のせいぜい1/4くらいしか渡っておらん。引き返すわけにもいなかいし、
とにかく渡りきってしまうしかない。

景色もロクに眺めず、写真も撮らずにスタスタと早足で歩くイ課長にトホ妻が声をかける。
「どしたのよ?、写真撮ろうよ」
「いや…この橋、けっこうオッカナいから、早く渡っちゃおう…」
「オッカナい?コワい?この橋が?!あっはははは!おもしれーー!オッカナイの?!」

亭主をアザ笑うとき、世界中の妻が例外なくそうなるように、この時のトホ妻もまた
極めて残忍な女になった(笑)。

「ほら、ねぇ、キレイだよ、あっちの景色見てみなよ、見なってばホラ!」
「い、いいから早く…」
「おもしれーー!はははは!ほらほら、ここに立ちなよ、写真撮ってあげるからさ」
「うるせぇ、早くオレを渡らせろテメー」
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今になってみると、あの時なんであんなにコワかったのか自分でもよくわからんのだが
要するにまぁ「もし今この橋が崩壊したら…」という妄想に襲われたんだよね。
鉄骨がサビて穴があいてるところから下が見えたのがマズかったんだよ、たぶん。
くさり橋をご存知の人にすれば「アソコで高所恐怖?うそ~」とチャンチャラ大笑いなのは
間違いないだろう。イ課長だってまさかあそこで高所恐怖を感じるとは思わなかったさ。
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…というわけで、くさり橋の上から撮った写真の数は非常に少ない。
上の写真が唯一、橋の上からの景色を撮った写真で、下の写真は3/4くらい渡り終わって
少しホッとしてブダ王宮を振り返って撮ったもの。あとは地面の上から撮った写真ばっか。
上記のような事情があったことをお汲みとりいただきたいのである。
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しかしまぁ、くさり橋を渡るというだけのコトで、こうやってブログの記事が一つ
書けちゃったわけだから、高所恐怖も悪いことばかりではないのかも(笑)。



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by tohoiwanya | 2012-04-11 00:18 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(6)