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2012年 04月 29日

ウィーン美術史美術館③「クリムトの壁画」

黄金週間前半の3連休、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
イ課長はジムで走ってきて、シリの筋肉が痛いです。

さて、ウィーン美術史美術館ネタの最後はクリムトの壁画だ。
実は新婚旅行でここに来たときはそんなモノがあるなんて全く知らなかったんだけど、
今回は知っていた。ま、単に本で読んだからなんだけどさ。

本で見るとその壁画、なかなか素晴らしいんだよ。ぜひ実物を見てみたかった。
とはいえ、その壁画がどの辺にあるのかよくわからないままだったんだよね。

とりあえずマルガリータ・リベンジを済ませ、その他の名画の森もザーッと見て、
問題のクリムトの壁画を探してみた。いったい、どの辺にあるものやら…?
おそらく中央吹き抜け部分にあるんだとは思うんだけど…

やっと見つけた。アーチと柱の間のごく小さな…なんというか…変形三角形部分。
構造上、この三角形部分は吹き抜けホールを囲むようにズラッとたくさんあるんだけど
そのうちの幾つかにクリムトが壁画を描いてるのだ。こりゃ注意してないと絶対わからん。
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しかもクリムトが描いた壁画を正面から鑑賞したいと思えば、反対側の廊下から
見るしかないわけで、かなり遠い。ものすごく視力のイイ人が見たとしても、
相当小さくしか見えないわけで、近眼メガネじじいのイ課長じゃ到底鑑賞は不可能。

しょうがない。こうなったらカメラの高倍率ズームを活用し、写真撮影を兼ねて
デジカメのモニターごしに鑑賞するしかない。

ここからイ課長の苦闘が始まった(笑)。
位置的に遠いからズームは相当効かせないといけない。一方、昼間とはいえ、
室内だから美術館の中の明るさは不十分ときた。
シャッタースピードがやけに長くなり、何枚撮っても手ブレでロクな写真が撮れんではないか。

仕方ない。カメラを手すりの上に載せて固定させてみよう。
しかしこれでも角度的に仰ぎ見る形になって、キチッとカメラが固定されないから
相変わらず手ブレ。古いテジカメとはいえ一応手ぶれ補正機能がついてるのに
撮影条件はその機能を無力化するほど難しい。

結局、カメラの底の平らな部分を柱にタテに押し付けるというアクロバティックな
撮影技術?を編み出し、どうにかチャンとした写真を撮ることができた。やれやれ…。
それではクリムトの壁画をアップでご紹介しましょう。

これが「ローマ」って名称がついてる(らしい)壁画。
ローマ時代をイメージしてるんだろうけど、金を基調にした装飾的なコスチュームが
いかにもクリムトらしい。
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これが「古代ギリシャ」。
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これは「フィレンツェ」って名称がついてる(らしい)。
こうやって美術史上の重要時期をイメージした連作壁画シリーズなんだな。
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クリムト壁画の中ではこれが一番有名かな。「古代エジプト」。
美術史美術館公式サイトのトップページにも今やこの絵がドカンと出てくるくらいだもんね。
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うーむ…確かにこれは見事だ。女性も美しいけど、後ろの羽の装飾やヒエログリフがまた美しい。
手ブレを抑止できた嬉しさで、アップでもう一枚撮ってみた。
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これは「ルネサンス」。この女性の着てる服もクリムトっぽいよねぇ・・・。
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これらはさっき言った「柱とアーチの間の変形三角形」に描かれた絵なんだけど、他に
柱と柱のごく狭いとこにも何枚かクリムトの絵があって、全部で11枚あるらしい。
しかし、残りの絵の撮影は大変なんで、あきらめた(笑)。

「建物のために描いたクリムトの絵」っていうと、ウィーンでは美術史美術館のコレと、
近所にあるブルク劇場の天井画が有名だ。今回、ブルク劇場の方は見られなかったけど
美術史美術館の壁画を見られてのはちょいと嬉しかった。
もちろん、マルガリータ・リベンジが成功したことが最も嬉しかったわけだが。

ちなみに、このウィーン美術史美術館、月曜休館みたいです。
月曜日は避けましょう。もしウィーン滞在が月曜だけという方はあきらめましょう(笑)。

ただね、もしアナタがこの美術館で「コレだけはゼッテェ見てぇ!」という絵があるなら
月曜を避けるのに加えて、冬季を避けるってのも万一のリスクが少ないんじゃないかと思う。
「万一のリスク」って、要するにイ課長がマルガリータを見られなかったようなケースだ。

これだけの美術館だから、有名な所蔵品を外部に貸し出すことも多いと思うんだけど、
そういう貸し出しは「すいた時期」、すなわち冬に多いんじゃないかと思うんだよ。
イ課長がマルガリータを見られなかったのも1991年3月の話で、観光シーズンには早かった。

今回、6月に行ってみた感じだと主要な絵は大体展示されてたみたいだし、どこかの展示室だけ
閉鎖なんていうこともなかった。やっぱり混む時期は美術館ガワもそれなりに気を使って
展示品の改変や貸し出し、館内部分閉鎖なんてことは避けるんじゃないかと思う。
もっとも、美術館のために旅行日程を組むなんて不可能に近いから、結局は
「運しだい」ということになるんだろうけど。

新婚旅行の時のイ課長は明らかに運が悪かった。
今回は運が良かった…というか、まぁ「平常レベルの運」だったといえる。
まぁその点、クリムトの壁画は行けば必ずあるから安心といえば安心だけど、
細かいトコまでご覧になりたい方は双眼鏡か高倍率ズームのカメラをお忘れなく。



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by tohoiwanya | 2012-04-29 22:55 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(4)