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2011年 08月 10日

ロンドン暴動騒ぎから思い出す

英ロンドンで黒人男性が警察に射殺されたことに端を発する暴動は、6日の発生から3日目に
入った8日も収まらず、市内各地で若者の集団が略奪や放火を続けている。英首相府は、キャ
メロン首相が対応を協議するためイタリアでの休暇の日程を切り上げて8日夜にロンドンに戻る
と発表した。

騒ぎはロンドンから約200キロ離れたバーミンガムにも飛び火した。警察によると、市中心部の
商店などが襲撃され、窓ガラスが割られたり、商品が略奪されたりするなどの被害が出ている。
警察はパトロールに当たる警官を増員して警戒を強めている。

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ロンドンの消防当局は、市内各所で相次ぐ放火などの対応に追われている。東部のハックニー
地域では警察車両や商店が襲撃され、警官隊と暴徒が小競り合いを展開。南部のルイシャム地
域では車両が放火され、ペッカムではシャツやバンダナで顔を隠した数百人の集団が警官隊に
石や瓶などを投げつけた。主要駅のクラパム・ジャンクションでは警察が一帯を封鎖し、列車が駅
に出入りできなくなっている。

(以上、CNNのネットニュースを引用、写真は時事ドットコムからもらいました)

…というこのニュースを読んで「お?」と思った。最後のところだ。
主要駅のクラパム・ジャンクション…ジャンクション?

ロンドンの周囲には「ほにゃららジャンクション」って名称の駅がいくつかあるってことを
以前に本で読んだことがあった。鉄道ヲタクの大学教授・原武史っていう人が書いた
「鉄道ひとつばなし」っていうエッセイ集だった。

ジャンクションっつうだけあって、そういう駅はまさに「乗り換えるための駅」らしいんだな。
「そこから乗る・そこで降りて何かする」っていうより、ひたすら乗り換えるための駅。
だから、そういう駅の構内は一日中乗り換えの乗客が早足で縦横無尽に行き交っていると…

まぁ、おおまかにはそんなことが書いてあったと思う(チャンと読み直して確認しろ)。
東京の巨大乗り換え駅なら新宿とか池袋とかが思い浮かぶから、乗り換え客も多いけど
乗り降りする人も多い大都会だ。でも、ロンドンのそういうナントカ・ジャンクションってのは
ただもうひたすら乗り換える人だらけの駅ってことらしい。どんな感じなんだろ?
その本を読んだ時、そう思ったわけだ。

ロンドン出張最後の半日観光。イ課長がハンプトン・コートに行ったあの時ネ。
ウォータールー駅から乗った電車が途中、なんとかジャンクションって駅に停車した。
ははぁ、ここが例の「乗り換えるための駅」の一つなわけだ。

イチイチ降りて見学はできないけど、1枚だけ駅の様子を写真に撮った。
長~い跨線橋があるあたり、いかにも乗り換えのための駅って感じだけど、何せ
ココを通ったのは土曜日だったから、乗り換え客も少なくて閑散とした感じだったね。
周囲にコレといった建物もなく、都会って感じは全然ない。やっぱ新宿や渋谷とは違って
乗り換えという路線的価値?以外はどうってことない場所なんだろう、きっと。
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さて、気がついた?
イ課長が何気なく撮ったこの駅、冒頭CNNの記事にあったクラパム・ジャンクションだったんだよ。
ちょっと読みづらいけど、駅名表示にそう書いてある。

イ課長もCNNの記事を読んで、「そういやナントカ・ジャンクションって駅、見たなぁ」と思って
この写真を確認するまではまったく気付かなかった。
あそこだったんだ~。あの駅を閉鎖して電車が出入りできなくなっちまったりしたら、
ドえらいことじゃないか?何しろ乗り換え拠点としては重要な駅だからね。

イ課長が乗ったサウス・ウエスト鉄道って、ウォータールー駅をターミナルにしてるはずだ。
言うなれば東急電鉄にとっての渋谷駅。そのたとえで言えば、このクラパム・ジャンクションは
さしずめ中目黒あたりか(このタトエもちょっとムリがあるが)。

要するに、ウォータールー駅を出たサウス・ウエスト鉄道の列車はクラパム・ジャンクションを
通らないことには、ほとんどの路線が本来の目的地まで行けなくなっちまうと思うんだよ。
巨大始発駅のちょっと先にある巨大乗換え駅という位置関係から考えるとそうなる。
もしホントにこの駅が閉鎖されて列車が止まってるとしたら、毎日ここで乗り換えてる乗客も
困ってるだろうが、サウス・ウエスト鉄道はもっと困ってるんじゃないか?

ちなみに、クラパム・ジャンクション駅の俯瞰図はこんな感じ。線路ばっかり(笑)。
駅周辺も全然都会っぽくなくて、大きな乗り換え駅があることだけが特徴の、
平凡なロンドン郊外の町っていう感じに見える。
(Google Mapの写真を取り込ませてもらっております)
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それにしても今回のロンドンの(というより、もはや英国全体の)暴動騒ぎ。
アフリカ系やアジア系なんかが多く住むエリアを中心に発生してるっていう話だから
まぁおそらくは貧しくて、治安だって元々そう良くなかった地域なんだろうけど、
クラパム・ジャンクションのあたりもそうだったのかなぁ?

あの駅を出た電車がハンプトン・コートに行く途中には、たしかウィンブルドンっていう
駅もあった。あの有名なテニス大会会場の最寄り駅なんだろう。
歴史あるテニスコートがあるくらいだから、「この辺はハイソなエリアなのか…」なんて
イ課長は電車の中で漠然と考えてたけど、実際はそうでもなかったのかも。
ま、車窓から見ただけのガイジンにはどっちみちわかりっこないことだが。

ニュースに出てきた駅が、たまたま昨年の出張で通った(ついでに撮った)駅だったもんだから
今日はイ課長ブログには珍しく、時事ネタ系から入ってみました。
ま、実態は時事ネタというより、例によって「マイルド鉄ちゃんネタ」かもしれんが…。

しかしロンドンもなーー、困ったもんだよなーーー。
映像だけ見てると、エジプトかシリアの反政府運動騒ぎか?と思いたくなるぜ。
来年オリンピックだっていうのに、治安がこんなじゃ、イメージめちゃ悪いよなーー。
それでなくたって食い物があんな…まぁ今日のトコはその話はやめといてやるが…。
 


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by tohoiwanya | 2011-08-10 00:09 | 2010.11欧州出張 | Comments(0)
2011年 08月 08日

フランクフルト駅ナカ生活

昨年の欧州出張の話を続ける。
欧州出張はいつも日曜の夕方に到着し、月曜から仕事が始まる。

その月曜。
ドイツでの業務初日が終わってフランクフルト中央駅に戻ってきたのは夕方。
そのまま中央駅のカフェで通訳さんと打ち合わせしたらもう外は真っ暗だった。
まぁ11月だし、暗くなるのが早いのは仕方ないのだが。

この日のフランクフルトは冷たい雨がそぼ降る日。
夜だし、疲れたし、傘もないし、わざわざ傘を買ってまで行きたい場所もない。
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こういう時はサッと食ってしまえるメシをサッと食ってしまい、
ホテルの部屋でビールでも飲んで早寝したい。明日は5時に起きなきゃいけないし。

それなら中央駅ン中でメシ食おう。店はいっぱいある。
さてどこで食おうか?結局、駅南寄りのトルコメシ屋でトリモモを食うことにした。
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考えてみたら、出張でフランクフルト中央駅に来るたびにここでトリモモ食ってないか?
フランクフルト出張回数が増えると、食うものも習慣化しつつあるな。
(2009年に食ったメシの写真はコレ

さて、ほんじゃ、あとは缶ビール買ってホテルに帰るか。
ドイツじゃ缶ビールは「金属の味がして美味くない」とされてるそうで、
駅構内のスーパーにもこうやってビールの小瓶がズラーッと並んでる。
日本じゃあまり見ない光景だ(ちなみにイ課長はドイツでも缶を買う。瓶は重い…)
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さて、翌日の火曜。
火曜の夜の仕事が終わったのは月曜よりさらに遅かった。
今朝は5時起きだったんだから、もうクタクタだよ~。
フランクフルト郊外の駅で中央駅行きの電車を待ってたのが6時過ぎだった。
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これも、一昨年似たような時間、似たようなアングルで写真撮ってた
こんなところまでも習慣化してるのか?(笑)

翌日もまた早起きスケジュールが決まってたし、くたびれたことでもあるし、
もうどこかのレストランを探してメシを食うのは面倒だ。ホテルの部屋に
サンドイッチでも持ち帰って、ビール飲みながら食って、パッと寝たい。

こういう時も頼りになるのは中央駅だ。
菓子パンやサンドイッチを売ってる店は構内にいーーーっぱいある。
その中でもイ課長のご贔屓はシーフード系サンドイッチ専門店のこの店。
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去年ここで食ったサカナ(いわしかな?)酢漬けサンドは美味しかった。
今年もまたアレを食おう。ここでもまた習慣化の傾向が強く認められる。
何か新しいものを食ってみようって気にならんのか?

いいじゃないかよ。イ課長はくたびれてんだよ。今朝は5時起きだぞ?
その上、明日も早起きだ(7:29発の列車に乗る必要があった)。メシはサッと済ませたいのだ。
というわけで、この店でサカナの酢漬けサンドと、スモークサーモンサンドを買い、さらに
別の店で大量の缶ビールも買って、ホテルの部屋でワシワシ食い、飲み、バッタリ寝たさ。
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…と、まぁ、昨年の欧州出張前半のわびしい日々を振り返ってみた(笑)。
こうしてみると、昨年のドイツ滞在中はことのほかフランクフルト中央駅の
お世話になった。考えてみたら到着した日曜の晩飯も駅で食ったわけだから、
ドイツ滞在中この駅以外では一度も晩飯を食わなかったことになる。
絵に描いたような欧州駅ナカ生活だ。まぁそういうのもどうかと思うが…。
しかもメシの内容がやけに習慣化してるし…(笑)。

まぁそのくらい、この駅はイ課長にとって「おなじみ感」があるんだよ。
「またここに来たんだから、またアレ食うか」って気に、ついなってしまう。
別に名物料理でもナンでもないし、特徴は「安い」ということくらいなのだが(笑)。
去年出張で何度も行った福井駅の立ち食いソバのようなものか。

海外出張で、ここまで「駅の立ち食い」に依存するヤツも珍しいかもしれないけど
B級グルメ道をひた走るイ課長なんだからしょうがない。それに、イ課長みたいな
非高級志向のヤツにとって、フランクフルト中央駅はとても利用価値の高い
“B級グルメステーション”兼“缶ビール調達場所”なのだ。

海外出張はない方がホッとするけど、もし今後死ぬまでフランクフルト中央駅に
行けないとしたら、ちょっと悲しいなぁ…。




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by tohoiwanya | 2011-08-08 00:01 | 2010.11欧州出張 | Comments(4)
2011年 08月 05日

フランクフルト中央駅というところ -その3-

なぜ急にフランクフルトなのか?
昨年の欧州出張についての記事をいろいろ書いたけど、考えてみたらその大半は
ロンドン滞在中のハナシばっかりで、ドイツやベルギーに関する記事がほとんどない。

ドイツに3泊した出張前半は早起き→早朝出発→夕方まで仕事、の繰り返しが多くて
フランクフルトの街を明るいうちにブラつくヒマなんて全然なかった。
ベルギーのブリュッセルに至っては滞在自体がタッタ半日、しかもその半日の間
ずっと面談相手企業の人たちと一緒だから写真も撮れない。記事を書きようがないのだ。
イ課長は海外出張で遊んでばかりいる、なーんて言ってるのは誰だ?

しかし、これじゃまるで昨年の出張が「ロンドン出張」だったみたいではないか。
フランクフルトとロンドン、等しく3泊ずつしてるんだよ?実際は。

というわけで、今日はフランクフルトについて書く。何がなんでも書く。
わずかな自由時間しかなかったのに何か書くとすればフランクフルト中央駅しかない。
もうすでにこの駅についてはを書いてるのに…(笑)。

ドイツ出張が多かったせいで、フランクフルトといえば、今やイ課長にとって
「日本以外の、海外で最も慣れ親しんだ街」であり、その中でもさらに
「最も慣れ親しんだスポット」といえば、どうしたってやっぱりフランクフルト中央駅になる。
去年また行って、いよいよ、ますます、しみじみと慣れ親しんだ。

イ課長がもし国内出張で大阪駅や名古屋駅にいけば、当然キョロキョロするだろう。
大阪駅なんて新しい駅ビルが出来たらしいから、今行きゃ、尚更だよね。
しかし出張でフランクフルト中央駅に行くと、イ課長はもうあまりキョロキョロしない。
駅の雰囲気も、構造も、出入口も、ドコにどんな店があるかも、大体わかってんだもん。
ガイコクでこんな場所、フランクフルト中央駅をおいて他にあろうか。

去年の出張でも例によって駅の真ん中に立ち、行き止まり式ホームに並ぶ列車を眺めながら
「ああ、今年もまたここに戻ってきたなぁ…」という感慨に浸ったよ。
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そのまま後ろを振り返ると駅前ロータリーに続く中央ドームが見える。
これまたおなじみの光景だけど、内から見ても外から見ても、いつ見ても立派な駅だ。
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フランクフルト中央駅は地下にも駅がある。
ドイツ版新幹線その他の長距離列車は必ず地上駅、山手線や京浜東北線みたいな近郊列車は
主に地下の駅を使うっていうすみ分けになってて、それとは別に地下鉄の駅もある。
そう書くと複雑そうだけど、実際のところはけっこうわかりやすい。
JRの地下ホームが離れたところに二路線あって、なおかつ東京メトロの地下鉄駅もある
複雑な東京駅なんかよりずっとわかりやすいと思うよ。

地上の駅が立派だから、フランクフルト中央駅といえば地上駅が紹介されるけど、
せっかくだから本日はふだん日の当たらない地下駅の方もご紹介しよう。
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こんな感じ。確かにまぁ…地下駅はつまらないのは事実だが(笑)。

上にも書いたように、ICEみたいな長距離列車はぜんぶ地上駅発着だけど、赤い車体の
近郊列車(Sバーン)はこの地下駅発着っていうことが多い。
フランクフルト空港からもSバーンで中央駅に来るわけだけど、到着するのが地上駅だと
「欧州の立派な駅に到着」って気がしてちょっと嬉しいし、地下駅だとちょっとガッカリする(笑)。
地上駅はホント風格あるんだよ。フランクフルト中央駅。
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去年の出張は4年連続5回目のドイツ出張であり、フランクフルト中央駅訪問だった。
去年行った時点で、すでに「来年は(つまり今年は)ドイツ出張はないだろう」ということが
予想されていた。

海外出張がなきゃホッとする。はっきり言ってイ課長はここ数年海外出張多すぎ。
でも、来年はもうフランクフルト中央駅に来ることはないんだなぁなんて考えてたら
ちょいと残念だったのも確かだ。

ただねー…
海外出張、今年はないと思ってたんだけど、どうも…ここにきて少し雲行きが…
まだどうなるかわかんないんだけど…ちょっとキナ臭い雰囲気が漂ってきて…
いやたぶん大丈夫だとは思うんだが、いろいろ事情が…

…急に歯切れが悪くなるイ課長なのであった…。



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by tohoiwanya | 2011-08-05 00:10 | 2010.11欧州出張 | Comments(2)
2011年 07月 26日

「英国美人」は存在するか?

ロンドンのホテル評価を書いたら、連鎖的に英国の話を書きたくなったので、書く。
書き手の気まぐれでドコの話になるかわからないイ課長ブログなのである(笑)。
本日はやや刺激的?なテーマかもしれないなぁ。

「プロテスタントの国には美人と美味い食い物がない」という定説がある。
もっとハッキリ言えば「プロテスタントの国はメシが不味くてブ○ばっか」というこの定説。
(その逆に「カトリックの国は食い物美味くて美人が多い」とも言われるわけだが)

英国国教会をプロテスタントと言っていいかどうかやや微妙なとこだが、とりあえず
カトリックでないことは確かだ(もちろん、北アイルランドとかは除いてね)。
この定説を世界に流布させる上で、英国はどの程度寄与しているのではあろうか?

食い物に関しては明白だ。英国が加われば「美味さ」で圧倒的不利、不味さで有利になる(笑)。
当然、英国のいるプロテスタント・グループが不味いと言われるのは仕方あるまい。

しかし美人の多い少ないとなると…?そもそも「英国美人」っているのか?
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確かに英国美人ってイメージが湧かない。映画女優で考えても「男がみんなウットリ」型の
典型的美人女優っつうたら…ビビアン・リーくらいかなぁ(古すぎ?)。
新婚旅行の時に3日間ロンドンに滞在した時の印象からいっても、英国女性の美人度は
おおむね「食い物と大差ないレベル」なんだと思っていた。

ところがだ。実は今回のロンドン出張でイ課長はちょっと印象に残る経験をしたのだ。
ロンドンの仕事初日、最初の訪問先でのことだった。

応対してくれたのは、当初から面談のアポをとってた若手男性職員。
端正な顔立ちにメガネをかけて頭良さそうで、スラリとした体格。なかなかイケメンだ。
その彼と、通訳さんを交えて3人で話をしているうちに、ちょっと特殊な話題に話が進んだ。

するとその彼が「それに関して詳しい同僚がいるから、呼んできましょう」と言って
応接室からいったん出て「詳しい人」をわざわざ連れてきてくれた。
その、彼が連れてきた人を見てイ課長はビックリしたのだ。

目のさめるようなというか、水のしたたるようなというか、すごい金髪美人だったんだよ。
年頃はおそらく20代後半かなぁ。スラッとしたスタイルでスーツをピシッと着こなしてて
お化粧なんかもビシーッと一分のスキもなくキメてた(化粧が濃いというのとはちょっと違う)。
まさに美人キャリアウーマンそのもので、実にキレイで、カッコよくて、モデルさんみたいだ。
「英国でこんな美人にお会いできるとはなぁ…」と思いながら話をした。

彼女だけじゃなく、ロンドンのビジネス街を歩いてるとカッコいいファッションに身を包み、
スラリとした姿で歩く美女がけっこう目につくんだよ。うーーむ…これはもしかすると
「英国に美人は不在」というのは誤解に基づく偏見で、実は英国女性のレベルは高いのか?

そんな話を通訳さん(現地在住日本人)としてたら、彼女はこんなことを言った。
「さっきの美人も、最初に応対してくれたイケメンも、両方とも見るからに上流の出で、
 いい大学出たエリートですね」
「ビジネス街には上流・高学歴の人が多いから相対的に美人が多く見えるんでしょうね」
「明日行くリーズはだいぶ感じが違うと思いますよ」 

へへぇ~~? 

確かに、翌日行ったリーズで見かけた「女性の風景」はロンドン中心街とはだいぶ違ってた。
顔の造作の差っていうのは主観的な部分もあるから一概にどっちがドウとは言えないし
ビジネス街のキャリアウーマンと田舎のねえちゃんの服装も単純には比較できん。

でもそういったことじゃなく、わりと顕著に違いがわかる部分があって、それは
リーズでは太った若い女性をしばしば見かけたということ。
昨日、ロンドンのビジネス街じゃ太った女性ってあんまり見かけなかった。

でもリーズにはドスンとした体型のネエチャンがけっこういる。そういうのが何人かで
ギャハギャハ笑いながら連れ立って歩く姿は外見的にも十分「こらあかん」なんだけど、
育ちという点でも、上流階級の出身には見えんよなーー確かに。

後に読んだ本によると、イギリスの労働者階級には「ヤセっぽちなんてダメ」っていう
価値観が根強く残ってるらしくて、子供が太ることを親はむしろ歓迎する気風があるらしい。
ふーーーむ…上流階級はスラリ、労働者階級はオデブっていう傾向があるわけか?

イギリスが今でもけっこう階級社会を引きづってるっていう話は聞く。
貴族か平民か、平民の中でもアッパークラスか労働者階級かっていう違いは依然として
消えていないんだろう。しかしその差が体型にも反映されるとしたら本当にすごい差だ。

日本だと、美人かブスか、スラリかデブかっていうのはおおむね「個体差」として捉えられる。
「貧民だけど美人の娘」や「裕福な家のデブブス女」がいたって全然おかしくはない。
でも英国では日本人の想像以上に、美醜の差に「階級差」って要素が絡んでくるのかも。
「階級差」からさらに「学歴差」「収入差」「結婚相手差」となると…うーむ…これは深い。

英国に入る三日くらい前、ウィリアム王子がケイト・ミドルトン嬢との婚約を発表した。
彼女は一応「平民出身」ということらしい。もちろん平民の中ではウンと上流なんだろうけど。
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ドイツのホテルのテレビで彼女を見た時、イ課長は「ややケバめ美人」だと思った。
しかし通訳さんの話だと、あのくらいキメた女性が英国では「気品ある上流の美人」と評価
されるらしい。そういやイ課長が会った金髪美人もキチーッとお化粧してたもんなぁ。
平民でもアッパークラスの美人になると、服装や化粧に手抜きなんて許されないんだろう。

冒頭に話を戻す。

プロテスタントの国に美人と美味い食い物はない、という例の定説。
「食い物」に関しては定説の形成に英国が大きく貢献しているのは間違いない。
だが「美人」の方に関してはちょっと判断を保留したい。

英国美人はいるかもしれないんだよ。ある階層以上になると特に。
普通の旅行者は「そういう階級の女性」と接することがまずないから知らないってだけで、
実はけっこういるのかもしれん、英国美人。イ課長が実際に見たのは一人だけだが…。
(本日は適した写真がなかったので拾い物写真だけでスンマセン)


 

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by tohoiwanya | 2011-07-26 00:08 | 2010.11欧州出張 | Comments(8)
2011年 07月 22日

イ課長ミシュラン・ホテル評価 No.13

ウィーンネタの間隙をぬって昨年の欧州出張ネタも地道に展開し続けるのである。
ロンドンで泊まったホテルの評価をまだやってなかったから、今日はソレをやろう。

今回から、☆印による評価制度を導入してみた(笑)。大体の目安はこんな感じか。

★★★★★  サイコウ
★★★★☆  ケッコウイイ
★★★☆☆  マァマァ
★★☆☆☆  イマイチ
★☆☆☆☆  ダメダメ
☆☆☆☆☆  ウンコ

まぁイ課長だって、アホはアホなりに「なるべく安くていいホテルを」と思いながら
探すわけだから、下二列のような評価にブチあたることはないと思うんだが…(笑)。


The Darington Hyde Park

ロンドンのホテル探しはかなり苦労した。
いつものホテル予約サイトで探したんだけど、フランクフルトに比べて相場が高くて
マトモそうなホテルは平気で1泊2.5万円くらいする。
もっと安いホテルはっつうと、どこもすこぶるユーザー・レビューが悪い(笑)。

いわく「狭い」「不潔」「うるさい」「二度と泊まらん」云々…
ロンドンには三ツ星程度で、なかなかいいホテルってもんがないのかよ?
いくら高級ホテルを除外して探してるとはいえ、やけに評価が低い。
評価が高いところはっつうと、値段もやけに高い。ったくもう…ロンドンときたら…。

ロケーション的に泊まりたい場所はある程度ハッキリしていた。
金曜のリーズ行きではキングス・クロス駅周辺が、最後の帰国時にヒースロー・エクスプレスに
乗るんだったらパディントン駅周辺が便利。この二つの駅のドッチかだろう。
だが、聞いた話ではキングス・クロス駅周辺ってのは治安がイマイチらしい。だもんで、
パディントン駅周辺を中心に探し、探し、探し疲れた頃に、あるホテルのユーザー・レビューに
こう書かれてるのを発見した(日本人が書いてた)。

ロンドンのベスト・バリューホテルの一つとして現地の雑誌で取り上げられてた

…ふぅ~~む。ここなら、そうメチャクチャひどくはないんじゃないか?
3泊324£だから1泊100£ちょい。安くはない(1泊1.4~1.5万円ってとこか)。
フランクフルトのあのナイスなホテルでも、1泊90€(1.1万円くらい)だったんだから
全然安くはない…が、バカ高くもないし、他の人の評価もまぁまぁだし、もう探すのに疲れたし(笑)、
面倒臭くなってここにしたのだ。さて、実際はどうだったのかというと…。


寝室:★★★☆☆ 
まぁ★3.5くらいあげてもいいんだが…。
イ課長が泊まったのは最上階の4階の部屋で、部屋はけっこう広かった。

特に、このデスクがすごく広かったっていうのは非常に使いやすかったね。
PCを置き、書類を広げ、なおかつ缶ビールとツマミを置いてもまだスペースに余裕がある。
外も静かだったし、全体としては悪くない部屋だったといえる。
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ただ、この部屋には問題が一つあって、それは床鳴りがヒドいってことだ。
配線類を通しやすくするためにジュウタンの下を二重床にしてたんだろうが、これがもう…
部屋ン中を歩くたびに「ギィーッ」「ギシッ」「ミシーッ」「ギシーッ」って音が
1歩につき1回鳴る。同階の隣の部屋が床鳴りしてるのもよく聞こえた(笑)。
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これ、イ課長は最上階の4階だったからまだマシだったといえる。階下の人はかなり
うるさかったと思うなぁ。下の人ごめんなさい。しかしイ課長だって生きている以上は
部屋の中をあちこち動くわけだからさ、しょうがなかったんだよ。


バスルーム:★★★★☆
これはまぁ特に優れているわけじゃないけど、一応バスタブらしきものが付いてたし
お湯の出も悪くなかったし、バスルームは床鳴りしなかったから(笑)、一応★4つ。
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朝食:★★★☆☆
おそらくロンドン中級ホテルの朝食としては「かなりいい」レベルだったと思うんだが、
その直前まで泊まってた、ドイツ・フランクフルトのあの朝食の直後じゃねぇ…。

ちなみに、最初の日によく知らぬまま「オカズ全部盛り」を食うハメになったイ課長。
最後の土曜は(金曜は早朝出発で朝飯食う時間がなかった)、オカズのオーダー量を減らし、
代わりに生グレープフルーツ(これは美味しかった)を大量にむさぼり食ったのである。
身体がビタミンを欲してたのかもね。
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利便性:★★★★☆
これは★4つあげていいだろ。
パディントン駅からは徒歩5~6分程度で、地下鉄に乗ればロンドンのドコに行くにも便利。
駅の周辺にはレストラン、パブ、土産物屋、缶ビールの買える店等々、いっぱいあって
生活にはまず困らない。
最後の帰国時に重いスーツケース運ぶのも、このホテルから駅までだったら問題ないよ。
しかもパディントン駅からならヒースロー空港まで約15分。これは助かる。
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従業員の態度:★★☆☆☆
これがねー…
いや、サービスや接客内容が悪いわけじゃないんだよ。必要な対応はしてくれた。
ただね、イ課長がよく会ったメガネの男性スタッフ、彼には全く「笑顔」ってものがない。
常に冷静に、事務的に、キチンと仕事をこなすけど、ニコリとも笑わず、英語の不自由な
イ課長に対して少し分かりやすくしゃべってあげよう的な心遣いもない。

何度も言うが、仕事自体はチャンとしてる。荷物も預かってくれたし、前の宿泊客の
忘れ物とおぼしき封書(未使用のクレジットカード入り!)を持ってってあげた時も
「ありがとうございます。おお、ミスター●●ですね、存じてます、連絡します」って感じで
的確に対応はしてくれた。ただ、その対応の間にマッタク笑顔はない…
何だかロボットのフロントマンと話してるみたいでさぁ…ブツブツ。

他の中級ホテル(おおむね良くないらしい)に泊まってないから比較できないけど、
ロンドンの三ツ星B&Bとしては、確かになかなかイイ方なんだと思う。
高級ホテルは無理だけど、そうヒドいところでも困る、っていう、イ課長みたいな
ごくフツーの旅行者or出張者にはお勧めできると思う。
ゴージャスなホテルで思い出に残るロンドンの夜を楽しみたいって人には論外(笑)。



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by tohoiwanya | 2011-07-22 00:23 | 2010.11欧州出張 | Comments(5)
2011年 07月 11日

ユーロスター切符のネット予約方法

えー…ウィーンネタの間にはさまりまして、ユーロスターのおうわさでございます(←落語風)。

欧州大陸と英国をドーバー海峡トンネルで結ぶユーロスター。
本日は、日本からネットでそのチケットを予約する方法のご紹介なのである。

ユーロスターの切符ってどうやって買うんだ?ってネットで検索して調べてる人だって
世の中にはいるんだよ。現にイ課長自身がそうだったわけだし。
そういう人(まぁ、そう多人数ではないだろうが)のお役に立つ、実用的なイ課長ブログ。
過去にドイツやベルギーやフランスの国鉄のチケット予約方法もご紹介したりして、
ちゃんとお役立ち情報をご提供しておるのだ。おバカ旅行記ばかりではないのだ(笑)。

さてユーロスター。イ課長は昨年11月の出張で初めて乗り、当然のことながら初めて
切符のネット予約なんてものをやった。

まずここにアクセスすることから始めよう。
こんな感じの画面が出てくるはずだ。
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ここで国と言語を選ぶようになってる。Japan/English にして GO をクリックすると
次はこんな画面になる。いよいよ切符の予約っぽくなってきた。
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この From と To のところに駅名を入れるわけだけど、手入力する必要はない。
From や To の入力欄にポインタを当てると、勝手にユーロスターの駅が出てくるから、
その中から選択すればいい。ユーロスターって駅が少ないからこの辺はラクだ。
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ここはイ課長の出張の時と同様に、ブリュッセルからロンドンへの片道切符を買うとしよう。
自分の乗りたい日ニチを選択し、one way をチェックして進むとこうなる。
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ふーむ。ブリュッセルからロンドンに行くユーロスターは一日9本しかないんだ。
それじゃまぁ、ここもイ課長が乗ったのと同じ時間帯で17:59ブリュッセル南駅発、
19:03ロンドン、セント・パンクラス駅着の列車にして、一番安い82€のチケットを
買いたいってことでポッチをクリックして、次の画面に進みましょうかね。
(ちなみに、ベルギーと英国には時差が1時間あって、実際の乗車時間は2時間4分)

このあと、ユーロスター・アカウントがどうたらって画面になるけど、もちろん
こっちはそんなアカウント持ってない。Continue as a guest をクリックして
先に進みましょう。そうするとこんな画面になる。チケット受け取り方法の確認だな。
f0189467_053625.jpg

プリンタがあるんだったら、断然 Print-at-home がいい。
現地で切符引き換えの心配もなく、A4でプリントアウトしたものをそのまま切符として
使えるから非常に助かる。というわけで、躊躇なく Print-at-home を選択して次へ。
するとこんな感じで座席の確認が出てくる。18号車の53番座席っつうわけだ。
f0189467_061281.jpg

ユーロスターのネット予約で優れているのはここで、どんな席か確認したいから、
View/change outward seat ってところをクリックすると、自分の座席が見られる。
こんな風に。
f0189467_063446.jpg

さっきは53が指定されてたけど、やっぱ窓際がいいなぁと思ったら、窓際の席を
クリックして変更できるのだ(上の画面では71番に変更してみた)。

ここまでくれば、あとは大丈夫。
最後の確認でユーロスターどうとやらに同意するか?みたいな画面が出るから
I agree (同意します)をクリックすると、クレジットカード支払いの画面に進む。

個人情報を入力するときにメールアドレスも入れて、手続き後はそのアドレスに
確認メールが送られてきて、そこに切符のPDFファイルのURLが書かれてるってわけ。
これが会社のプリンタで出力したユーロスターの切符。広告だらけだ(笑)。
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ドイツやベルギーやフランスで同じように鉄道切符のネット予約の経験があったから、
多少はイ課長も慣れたというブブンはあったにせよ、このユーロスターのネット予約システムは
比較的わかりやすいと評価していいと思う。
駅の少なさを逆手にとって、イチイチ手入力しなくていいようにしてたり、好きな座席を
事前に選んでから予約できるのは(ANAなんかもそうだが)嬉しいシステムだと思う。

「ユーロスター 切符 ネット予約」で検索してきた方、お役に立ちましたか?(笑)
これを読めばもうユーロスターの切符購入はこわいものなーーし。
ロンドン、セント・パンクラス駅がアナタを待っていてくれるのである。
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by tohoiwanya | 2011-07-11 00:08 | 2010.11欧州出張 | Comments(0)
2011年 06月 03日

リムジンバス乗り遅れの悪夢

明日の早朝出発を前にして、なんと不吉な題名の記事であろうか(笑)。
いやしかし、ウィーン出発前の厄落としの意味でもあの恐ろしい経験をここに書き残しておこう。

2010年11月欧州出張は、イ課長の寝過ごしによってその幕が切って落とされたのである。

乗ろうとしたのは6:40新宿西口発の成田行きリムジンバスだった。
バス発車ギリギリの新宿着は避けたい。となると最寄駅5:34発という早い電車しかない。
新宿で20分くらい待つことになるけど仕方ない。休日早朝は電車本数が少ないしね。

重いゴロゴロを引きずって駅まで歩いて、5:34の電車に乗るなきゃならんとすると
5時起床じゃちょっと余裕がないから4時45分に目覚ましと携帯アラームをセットした。
まぁコーヒーの一杯くらい飲んでから出かけたいし…


ところが、目が覚めたらすでに5:45ではないか。1時間もの寝過ごし。
(目覚ましと携帯が鳴らなかった理由は長くなるからここでは省略)
予定起床時間より1時間も後だ。乗ろうと思ってた電車も駅を発車しちゃった後だ。

時計の文字盤を見て、これは夢ではないか?と思ったよ。
しかし信じたくないがこれは現実だ。大変なことになったという思いが全身を貫く。

悪夢の中にいるような気分で大急ぎで着替え、スーツケースのフタを閉めてベルトで巻き、
荷物の最終チェックなんてする間もなく家を飛び出した。
今にして思えば、おそらくそれが5時55分前後、6時ちょっと前だったはずだ。

11月の早朝、まだ真っ暗な道を疾風のようにゴロゴロをひきづって歩く。
善後策なんて考える気持の余裕はない。とにかく駅まで早く…早く…

駅に着いたのがたぶん6:10頃だったと思う。
すごく重い荷物をひきずりながら、超スピードで歩いたことになる。

確認すると、次の新宿行き急行は6時13分。
もちろん予約した6:40のリムジンバスには間に合わない。予約した3000円の切符はパーだ。
しかしあの時の心理状態は切符代の心配どころじゃなかった。
海外出張出発日に寝過ごしたというショックで、悪夢に中にいるような気分は
電車が新宿に着くまでずっと続いた。

新宿に着いたのがたぶん6:43分頃だったはず。
京王の新宿駅からリムジンバスの新宿西口乗り場は、階段を上ればすぐだ。
超重い荷物を持って疾風のように階段を上り、疾風のようにチケット売場に駆け寄る。

「えーと…次の成田行きは…7時ですか?」
「ああ、6時50分発のバスにまだ間に合いますよ」

見ると、確かに目の前にはアイドリングしてるリムジンバスが停まっとる。

「じゃ、その6時50分発、1枚…」

切符を買い、イ課長の荷物を積み込み、バスは発車した。
混乱した心理状態のまま、リムジンバスの座席でイ課長は状況を反芻・確認してみた。

寝過ごして乗れなかったリムジンバスは6:40新宿発だった。
今乗り込んだこのバスが6:50新宿発だった。


あ?…もしかして10分遅れで済んでる?


徐々に自分の状況が冷静に飲み込めてきた。
目が覚めたのが1時間遅れだったから地獄に落ちた気分になったけど、
行動計画に余裕を持たせてたから実際には10分の遅れで済んだわけだ。

10分なら大丈夫だろう。ああ…大丈夫ダイジョウブ。問題ないモンダイナイ…
この辺からようやく、自分がマトモな心理状態に戻っていくのがわかった。

休日の早朝だから渋滞もなく、バスは問題なく成田空港に着き、
空港での行動計画にも余裕を持たせていたイ課長は問題なくチェックインし、
出張先で読む文庫本を買い、第1ターミナルから出発するとき恒例のラーメンも食べた(笑)。

あの朝のことは今思い出してもゾッとするけど、
寝過ごしの実際的なダメージとしては、実はすごく小さかったんだよね。

言い古されたことだけど「海外に行く時は(まぁ海外に限らずドコに行く時も、だが)
移動には余裕を持たせろ」という鉄則がイ課長を救ったともいえる。

しかし海外出発当日の寝過ごしっていうのは、精神衛生上はものすごく悪い。
あの日の寝過ごしショックで、イ課長の頭にはシラガが数十本は増えたはずだ。
そんなこともあって、あの日無駄にしたリムジンバスのチケットをイ課長は今も保存し、
過ちを繰り返さぬための教訓にしているのである。
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明日(というか、もうそろそろ今日だが)は6時頃家を出る。
同じように新宿西口からリムジンバスに乗る予定だけど、今回は便を予約せず、
着いたら直近の、乗れるバスの切符を買って乗ることにしたのである。
どうせ新宿西口からは10分おきに出てるんだし、満員で乗れないなんてことはまずないし。

この辺のプランニングにも、あの遅刻の教訓が生きてるといえそうだ(笑)。

さてそれでは行ってきます、ウィーンへ。予定通りなら12日に帰国します。
現地で余裕があれば、携帯から短信だけでもお伝えします。




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by tohoiwanya | 2011-06-03 23:50 | 2010.11欧州出張 | Comments(4)
2011年 05月 27日

ロンドンのメシ問題・その結論

20年前の新婚旅行でロンドンのトラウマを経験したイ課長。
日本に帰国後、ロンドンのメシの不味さの話をすると、話した相手の70%(イ課長推定)は
ハンで押したように同じコメントを返してきたものだった。

「英国のメシが不味いのは当然で、イギリスではインド料理や中華料理を食うに限るのである」

みんな、ホントに同じことを言う。アナタも同じこと言った記憶、ない?(笑)
イギリス料理はマズい、イギリス以外の料理を食うべきっていう主旨が共通するだけじゃなく、
食うべきものとして例にあがるのは絶対、必ず、常にインド料理と中華料理なんだよ。

まぁインドの場合は旧英国植民地でつながりも深いだろうから、ロンドンにインド料理屋が
たくさんあるっていうのはわかる気もする。中華料理屋は…これはまぁ世界中にあるか。

とにかくあまりにみんな同じこと言うから、イ課長としては正直、ちょっと口惜しかった。
もしその話が本当なら、イ課長はロンドンで不味いものばっか食って、美味いとされるものは
食ってこなかったわけじゃん?今度ロンドンに行く機会があれば、美味しいと誰もが言う
インドメシかチャイナメシを食ってみたいな、とずっと思っていたんだよ。

これで、前回記事の末尾の部分と話がつながった(笑)。
さよう、ロンドンのメシ問題で最後に検証したかったこと。それは
「ロンドンで(おいしいとされる)インド料理か中華料理を食う」ことだったのである。
欧州出張最後のメシくらいは、マズさにおびえながらロンドンメシ食うんじゃなくてさ、
ウマいカレーでも食って美しくフィニッシュしようぜ。

11月20日、ハンプトン・コートから戻ってきて、それを実現することができた。
ホテル近くのインド料理屋に入って遅いランチをとったわけだ。下の写真の店ね。
午後の3時過ぎ。レストランにとってはヒマな時間だったようで、客はイ課長一人。
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ちなみに、パディントン駅周辺ってインド料理屋が何軒もあったし、他に
インド人経営の床屋とか、インド人経営の土産物屋なんかもあったりしたから、
わりとインド系英国人の多いエリアなのかもしれない。

頼んだのはフィッシュカレー。魚のカレーってことか。あとナンね、ナン。
飲み物は当然、インドビールでいってみよう。これでいくらだったかなぁ?
とにかく、昨晩食ったあのステーキよりずっと安かったのは確かだ。

まず軽く驚いたのはビールの銘柄だよ。コブラビール?!
もちろん初めて見る銘柄だけど、よりによってあの猛毒爬虫類・コブラの名前を
ビールにつけなくても…ま、いいんだけどさ。
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何しろ客はイ課長一人。店員(当然、インド系)はヒマだ。ボーッと立ってる。
しかし、ずっとソコに立っていられると、カメラでメシの写真を撮るという、
ただでさえ行儀の悪い行為がますますやりづらくなる。
上のコブラビールの写真も、撮るのにけっこう気を使ったんだよ、これでも(笑)。

コブラビールを飲み、コブラの毒で舌がしびれ始めた頃(←大嘘)、カレーとナンが来た。
おおお、見るからに美味そうだ。店員がちょっと後ろを向いたスキに、パチリ。
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実際、このカレーは極めてマットウなカレーで、味もマットウに美味しかった。
マズいんじゃないかという警戒感抜きで、最初から美味しいだろうと思ってるものを
美味しく食べるという当たり前の経験。ロンドンに来て以来、初めてじゃないか?(笑)。

リラックスした気分で美味しいカレーをすすり、ナンを食い、ビールを飲んだ。
あーやっぱり食事っていうのはこうやって、ゆったりと味わいたいよね。
カレーを食い終わり、ビールをちびちび飲んでるとヒマなインド系店員が話しかけてくる。

店「オマエは日本から来たのであるか?」
イ「さようである」
店「日本は今頃の季節(この日は11/20)は寒いか?」
イ「うーん…寒い。でもロンドンの方がさらに寒いと私は考える」
店「そうか…」

カレーは美味しかったけど、店員との会話はイマイチ盛り上がりに欠けた(笑)。

長かったロンドン・メシとの戦い。
今回の出張で食ったものを総括すれば、少なくとも20年前の「ロンドンのトラウマ」よりは
だいぶマシになっているのは確かだ。「ロンドンのメシは昔に比べて改善された」という説は
おおむねその通りであると評価していいだろう。

しかしまぁね。
しょせんは「昔に比べればマシになった」っていうだけの話だし、そもそも昔が昔だからねぇ。
結論としては、20年前に散々聞かされたセリフをイ課長自身が言うことになったわけだよ。
「ロンドン行って美味しいメシ食うなら、インド料理だぜ」  …中華料理は未検証(笑)。

しかし「その国に行ったら、その国以外の料理を食え」ってのが定説になるんだから、
イギリスってのも変わった国っつうか…悲惨な国っつうか…(笑)。
 


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by tohoiwanya | 2011-05-27 00:03 | 2010.11欧州出張 | Comments(4)
2011年 05月 25日

ロンドンのメシ問題は続く

ロンドンのメシについては執念深く書き続けるイ課長です。
フィッシュ&チップスホテルの朝食に挑戦した程度では、ロンドン・メシ問題の検証に
十分に取り組んだとは、まだまだ言えぬ。

…と、勇ましいことを言ってはみたものの、だ。
何しろ3泊4日の短期滞在。ロンドンでは3回しか晩メシを食わなかったわけで、
そのうちの1回、最初の晩がすでに書いたフィッシュ&チップスだったことになる。
残り2晩。この限られた期間でロンドン・メシという根深い問題をさらに検証してみた。

①ロンドン・パスタ問題
ロンドンのトラウマの時も書いたように、トホ妻が新婚旅行の時にロンドンで食ったパスタは
彼女のその後の人生におけるロンドン観に癒しがたい深い傷を残している(笑)。
とにかくそのマズさは衝撃的だったようで、「あれは外見はパスタだったけど、内実は
何か別の物体だった」と彼女は未だに主張し続けている。

それほどマズいとされるロンドンのパスタ。しかしイ課長はまだ食ったことがない。
それならってんでロンドン2晩め、例のオペラを見る前に腹ごしらえとして
ロンドンのパスタを検証してみようと思ったわけだ。

オペラ観劇前、コロシアム劇場のすぐ近くに手頃なイタめし屋があったから入った。
イタリア人経営の店っぽい。イ課長が頼んだのはカルボナーラなのである。
(ちなみに、イ課長はパスタ屋に入ると十中八九、カルボナーラを頼む)

出てきたのは下の写真のブツ。「チーズかけるか?」って聞くから「うん」って答えたら
ガリガリとチーズをふりかけていった。
ロンドン・パスタのマズさの重要なポイントは「ウドンのような茹ですぎ」にあるそうで、
どんな感じか、おそるおそる食ってみたが…
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うんむ… … モグモグ … 
確かにやわらかい。これをアルデンテとは絶対言わない。言わないけど、
カルボナーラとしての味はごくマトモで、日本や、他の国で食うカルボナーラと
特に差があるとは思えない。

ふーむ。
検証課題だった「ロンドン・パスタのその後」は、それほどヒドくないことがわかった。
イタリア人経営の店なら、「多少茹ですぎでも味はマトモ」ということか。
逆の意味で期待はずれだったかも(笑)。ちょっとつまらん。


②ロンドン・ステーキ問題
パスタを食った翌日は金曜。早くもロンドン最後の晩だ。
この日は仕事が終わってやれやれの日だったし、ロンドンのマズメシ検証作業を一時忘れて
景気よくステーキを食うことにした。ステーキなら味に当たりハズレも少ないだろうというわけで、
ホテルの近くにある、下の写真の店に夜9時頃に行ってみた。
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スコッチ・スコッチ・ステーキハウスっていう店だったんだな、ここ。
ちなみにこの店、なぜか配膳係の店員は全員女性で、しかも全員が東洋系だった。
金曜夜のせいかかなり混んでて、イ課長はテーブルが空くまで少し待ったんだよね。

食ったのはこれ。
シンプルなステーキと、オプションとしてマッシュルームの炒め物。あとはビール。
イ課長が海外出張先で食う晩飯としては豪華な部類だし、値段も安くはなかった。
(正確な金額は忘れた)
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ズバリ言おう。これは美味しくなかった。
「焼かれた牛肉の塊である」という、それ以上でもそれ以下でもなくて、
ステーキとしての味もなけりゃ、肉としての旨味もないって感じなんだよね。

おそらく焼いた時に塩コショウはしてるはずなのに、味がない。
結局、イ課長は卓上の塩をふりかけて食ったわけだけが…。

それにさぁ、肉の付け合わせで乗ってるこの野菜はナンなんだい?
一滴のドレッシングも何もかかってなくて、これこそ正真正銘、カンペキに味がない。
そりゃイギリスの羊なら喜んで食うかもしれんが、日本から来た人間のイ課長はちょっと…。

このステーキ、イ課長がロンドン滞在中食ったものの中で一番値段は高かったが
その値段のわりには…いや、仮に値段がもっと安かったとしても、このステーキは
かなりガッカリだったなぁ…。東洋人経営のステーキハウスっていうところに、
すでに無理があったのだろうか?

そりゃね?20年前の、あのフライドチキンほどじゃないよ?それは確かだ。
「激マズすぎて食えない!」というほどではない。ほどではないが…うーーーん…。

ステーキなんて一番当たりハズレがなさそうだと思ったんだけど、最後の晩飯にこうして
ちゃんとマズいステーキを食わせるあたり、さすがロンドンと言うべきか。
まぁ、これは逆の意味での期待通りだったとも言えなくもないわけだが…(笑)。

しかし、ロンドン最後の晩メシがこのステーキではあまりに悲しいものがある。
明日の土曜、帰国前のハンプトン・コート半日観光の日も昼飯くらいは当然食う。それに賭けよう。

それに、最後の最後に至ってもなお「ロンドンのメシに関して検証したかったこと」が
もう一つ残っているのだ。大変なんだよ、ロンドンのメシ問題ってのは。




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by tohoiwanya | 2011-05-25 00:07 | 2010.11欧州出張 | Comments(0)
2011年 05月 13日

大したもんだ、ロンドン地下鉄

ロンドン地下鉄のヘボぶりに関しては、すでにこのブログでかなり糾弾した
あれはアレで、一人のガイジン滞在者としての実体験に基づく偽らざる感想だから
ロンドン地下鉄に対する不当な評価とは全然思わない。実際ヘボなんだもん。

しかしだ。イ課長は公平性を重んじるオトコである。
ロンドン地下鉄は確かに運行に関してはヘボだが、優れた部分が皆無ってわけでもなくて、
そういう優れたブブンを正当に評価する用意だってイ課長にはちゃんとあるのだ(笑)。

たとえば座席シート。
ロンドン地下鉄の座席シートはやけにどっしりしてて、ちょっとソファみたい。
背もたれが一人分の幅ごとに区切られてるけど、この幅も日本の地下鉄より広くて、
ゆったり座れてなかなか座り心地がよろしい。
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しかし、座席シート程度なら、優れてるっていっても大した話じゃない。
これだけだならイ課長もわざわざロンドン地下鉄賞賛記事を書いたりはしないよ。
もっと、びっくりするほど優れたモノがあるのだ。

前に、ロンドンで「おおさすが」と言えるものは地下鉄の切符自動販売機だろうって
ちょこっと書いたけど、あれが予告みたいなモンで、本日は詳しく書こう。

ロンドンの地下鉄って、普通に現金で切符を買うと異常に高い。初乗り4ポンドだ。
1ポンド250円だった頃に「ロンドンじゃ地下鉄初乗りが1000円!」っていうのが
ちょっとしたニュースになったから覚えている人もいるかもしれない。
イ課長が行った頃で1ポンド約130円、4ポンドで520円だ。それでも依然としてバカ高い。

これって、実はカード乗車券を使わせるために普通の切符をワザと高くしてるらしい。
たとえば、イ課長が出張中の木・金に使った「ゾーン1~2、終日利用可」のトラベルカードってやつだと
7.2ポンドでこのゾーン内なら乗り放題っつうんだから、そりゃ誰だってカード乗車券の方を買うわな。

トラベルカードは「その日最初に地下鉄に乗る前」に買えばいいわけだから、イ課長は
木曜も金曜も土曜も全てパディントンの地下鉄駅で買った。木・金は窓口で買った。
しかし最後の土曜だけ、モノは試しで自動販売機で買ってみようかなと思ったのだ。
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これがその自動販売機。液晶タッチパネル画面。まぁそれは日本も同じだ。
この日、イ課長は郊外のハンプトン・コートに行く予定だったから、欲しいカード乗車券も
昨日までと違って「ゾーン1~6、オフピーク用(土曜だからね)」というヤツだ。
ヨーロッパの切符自販機によくあるように、まず言語を選ぶようだから、英語のままで…

イ課長が心底ビックリしたのはここだ。
欧州の切符自販機の言語選択ボタンって、大体は英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語
くらいの中から選ぶっていうのが多くて、加わるとすればイタリア語、オランダ語あたりか。
たいていそういう言語選択肢は国旗で示されている(ドイツの切符自販機がそうだった)。

驚くべきことに、ロンドン地下鉄の言語選択ボタンは20カ国語くらいの選択肢があったのだ。
いや、チャンと数えなかったけど、もっとあったかもしれないなぁ。
これだけあると国旗ではなく、その言語の名称がその言語の文字で表示されてるから
ほとんど読めない。しかし、日本語で「日本語」と書かれた表示だけは当然読める(笑)。

切符自販機で日本語があるってのもスゴいが、何せ20カ国語くらい用意されてるんだから
日本語があったって驚くにはあたらない。他にも中国語はもちろん、シンガポール出張で見た
タミル語みたいなグニャグニャ文字もいくつもある。ヒンズー語とかベンガル語とか、たぶんそういうモノなんだろう。
もちろんアラビア文字みたいな中近東系らしきグニャグニャ文字も用意されている。

地下鉄のキップ自動販売機でこんなに言語選択範囲の広いモノなんて、イ課長はこれまで
見たこともないよ …って、それ以前に想像したこともなかったよ。

おそらく、この自販機の仕様を検討した際のロンドン市交通局の考え方は
以下のようなものだったんじゃないかって気がする(おなじみ、イ課長の仮説)。

①まずヨーロッパ系の主要言語は網羅しちゃいましょう
 (これだってなかなか出来ることじゃないと思うよ。キリル文字とかもあったと思う)
②東アジア漢字文化圏の中国語や日本語もカバーしましょう
 (スゴいことだよこれは。ハングルもあったんじゃなかったかな)
③かつて英国が統治した国の言語も入れちゃいましょう

イ課長が一番スゴいと思うのは、この③だ。
旧英国植民地系の言語はおそらくかなりカバーされていたんだと思う。だからインド系とか
アフリカ系みたいな、イ課長には判読すら不可能なフシギ文字がいっぱいあったんだろうな。
もっともこれ、イ課長の勝手な推測に基づいた賞賛だから、真偽のほどはわかんないけど(笑)。

残念ながら、この言語選択画面の写真を撮る機会がなかった。
コレを知ったのがロンドン地下鉄の切符を買う最後の機会だったし、この時は写真撮るより
後ろに人がいるからサッサと切符買わないといけなかった。残念なことをしたなぁ。
この時買った「ゾーン1~6、オフピーク用」トラベルカードの写真でがまんして欲しい。
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もしアナタがロンドンで地下鉄に乗る機会があれば、ガンガン自動販売機を使ってみて欲しい。
おそらく、この地球上で「自販機で、日本語で、地下鉄の切符が買える国」なんて、日本と英国しか
ないんじゃないかい?これにはイ課長、つくづく感心したよ。

何せイ課長はパリで「一行も読めない切符自販機」ってのを経験してるからね。
それに比べて何という素晴らしさ。(この点に関してだけは)エラいぞ英国人!フランス人のバカ!



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by tohoiwanya | 2011-05-13 00:16 | 2010.11欧州出張 | Comments(0)