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2012年 07月 09日

ウィーン音楽会チケット購入ガイド

国立歌劇場でオペラ。
フォルクスオパーでオペレッタ。
楽友協会大ホールで音楽会。

ウィーン旅行中に楽しんだ、これら夜の音楽ライフのチケットは全部日本でネット予約した。
まぁ近頃は海外の劇場のチケットをネット予約するくらいは珍しくなくなってきたし、
「イ課長でもできるくらい簡単」と考えれば、わざわざガイドするほどのこともないとは思うけど、
多少は誰かの役に立つかもしれないからご紹介しておこう。

国立歌劇場でのオペラのチケット予約はここから。
フォルクスオパーはここから。
そして、楽友協会ホールのチケットはここから、それぞれ予約できる。

まぁサイトの構造としてはおおむね一緒で、演目がカレンダーで表示されてるから、
自分のウィーン滞在日程中にナニをやってるかな?って感じで探して、
ドレがいいかな~…と決めるわけだ。ここまではまぁいいよね。

ちなみに、楽友協会大ホールで開催されるウィーン・フィルの定演のチケット入手は
まず不可能みたいで、イ課長たちが3ヶ月くらい前に確認した時もSold Outだったけど、
一方、国立歌劇場のオペラは余裕で予約できた。チケット入手困難度の差は大きい。

自分の観たい演目が決まって、席が残ってればどの席にするかを決める。
これも種類がいろいろあってわかりづらいけど、座席表の画面と見比べながら
選べるようになってるから、これもまぁ何とかなる。席が決まれば、あとはチケット代を
クレジットカードで決済すればいいのだ。

本日はここから先について少し詳しくご紹介したい。
ここから先がちょっと違うんだよ。劇場によって。

国立歌劇場とフォルクスオパーは同じ予約システムになってるみたいで、
予約確認証みたいなものも全く同じフォーマットになってる。こんな感じね。
上がサロメ、下がメリー・ウィドウだ。イ課長たちはおおむね「真ん中クラス」の席を
とったわけだけど、サロメのチケット代はメリー・ウィドウの倍だったんだねぇ。
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ところが楽友協会の方の確認証はこういうんじゃない。
何と、信じ難いことに日本語対応してるのだ。これにはびっくり。
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あの観光客向け仮装コンサート、65ユーロもしたんだ。
そりゃさ、十分楽しませてくれたけど、サロメ並みってのはちょっと高かったかも…(笑)。

まぁいい。今はチケット代をウンヌンしようっていうんじゃないのだ。
日本からネット予約した場合は、この確認証を現地に持ってって、チケットと
引き換えるという重要な使命が残ってる。面倒だけどしょうがない。

同じシステムっぽい国立歌劇場とフォルクスオパーは引き換えも同じ場所でできる。
もちろん、公演当日でなくてもいい。イ課長たちは到着した翌日にすぐ引き換えた。
場所は国立歌劇場の裏。この辺にチケットオフィスみたいなのがあった。
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これで国立歌劇場とフォルクスオパーのチケットはOK。
同じ予約システム、同じ引き換え場所だから、チケットも同じようなデザインだ。
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では楽友協会の方はというと、これは楽友協会に行って引き換えるのだ。
同じところで全部やってくれりゃいいのに、そういう具合にはなってないんだね。
これもコンサート当日ではなく、前もって引き換えは可能。チケットはこんな感じ。
開演は8時15分。ずいぶん遅い開始だったんだね。
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それにしても驚かされるのは、ウィーンの音楽市場における日本人需要の高さだ。
楽友協会の予約確認証が日本語っていうのにもタマゲるけど、この記事を書くために今回
各劇場のURLを確認してたら、何とフォルクスオパーのトップページは
英語・ドイツ語・日本語の3つから選べるようになってるではないか。前はこんなのなかったぞ?!
(ただし、チケット購入画面はさすがにドイツ語だが)
楽友協会も日本語で確認証だしてくれるくらいだし、そのうち国立歌劇場も日本語対応
しちゃうんじゃないか?フランス語やイタリア語より優先されてるってんだからたまげる。

イ課長たちがチケットを予約したのが去年の3月(震災の数日前だった)。
現地で引き換えたのが去年の6月だから、その後多少システムが変わってることも
あり得るけど、冒頭に書いたように「イ課長に出来た」んだから基本的には大丈夫ですよ(笑)。
確認証までたどりつけば、あとは何かが変更になってたとしても、それ持って現地の劇場窓口に
行けば教えてくれるはずです。
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ウィーン観光を華麗に彩る、魅惑的な夜の音楽ライフがあなたを待ってますよ。
がんばってチケットとりましょう。
(上の写真は国立歌劇場のロビー。まだ明るいね)。



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by tohoiwanya | 2012-07-09 23:36 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(4)
2012年 07月 06日

ウィーン楽友協会大ホール

さて、ウィーンネタの消化を続けましょう(笑)。
本日はウィーン楽友協会ホールでの音楽会の話。

去年のウィーン旅行で、イ課長とトホ妻は3つの公演を聞いた。
一つがウィーン国立歌劇場での「サロメ」。これはもう書いた
二つめがウィーン・フォルクスオパーの「メリー・ウィドウ」。これも書いた
三つめが本日書こうとしているウィーン楽友協会ホールでのコンサートなのである。

ウィーン楽友協会大ホール…ムジークフェラインザール。
クラシックにご興味のない方には「何それ?」な話で申し訳ないけど、
ここは世界中のクラシックファン憧れの音楽ホールなんだよ。
その音響の素晴らしさ、絢爛豪華な内装の素晴らしさから「黄金のホール」とも言われる。
毎年お正月にNHKが放映するニューイヤーコンサートの会場としても知られている。

テレビでしか見たことのない、あの楽友協会大ホール。
今回ウィーンに行ったらぜひここで何か聞きたかったんだよ。演目なんて何でもいい。
とにかく「あの楽友協会大ホールでオンガクを聞く」という体験をしたかった。

チケットは日本からネットで予約した。
「サロメ」や「メリーウィドウ」を先に予約し、それ以外の日で楽友協会大ホールで開催の
音楽会を探したら、モーツァルトの曲を中心にしたコンサートがあった。よしコレだ。
名前を知らない地元オケみたいだけど、とにかく演目はこの際何でもいいのだ。
とにかくあの楽友協会大ホールで…え?くどい?はいはい。
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月曜に国立歌劇場、水曜にフォルクスオパー、そして金曜日の夜に楽友協会ホール。
ウィーンならではの音楽的娯楽を今回はうまくスケジュールに組み込めた。
そしていよいよ当日…。

うおおーーー…ついに実際に入ることができたぞ黄金のホール!
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きれぇーーーー!!うおおーーーー!(←嬉しくてイッちゃってる)
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おおおーーーオレ達の席は2階席だ!!
うおおおーーもうすぐ始まるーーー!(←嬉しかったのだ、大目にみてやってほしい)
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この夜のコンサート。
行ってからわかったんだけど、オーケストラ全員が18世紀風の仮装をして
モーツァルトの名曲を演奏するというもの。あー、これってよくウィーンの街中で
仮装したチケット売りが「モーツァルトコンサート!」とか言って、観光客相手に
売ってるアレだな。完全に「楽友協会ホールを見たい観光客向け」の音楽会だ。
こんなものをわざわざ海外からネット予約してきた客はイ課長たちくらいかも(笑)。

しかしね、この音楽会はなかなか楽しかった。
仮装オーケストラとはいえ、そこはウィーンだから演奏自体はしっかりしてるし、
「観光客のみなさん楽しんでちょうだい」って姿勢が徹底してる。
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特に会場が異常な盛り上がりを見せたのはエンディングだ。
ウィーンの音楽会っぽく、最後のアンコールで「美しき青きドナウ」が演奏された。
それを聞いたとき、イ課長は「あ、これ…ひょっとすると…」と思ったんだけど、
その通りの展開になったのだ(笑)。

つまり、ニューイヤーコンサートと同じ趣向でやってくれたんだよ。
最後に「美しき青きドナウ」をやって、鳴り止まぬ拍手を受けて再アンコール。
もちろん曲はお約束の(観客手拍子付き)「ラデツキー行進曲」に決まってるじゃん!

「楽友協会ホールでラデツキー行進曲に併せて手拍子」ってのはニューイヤーコンサートの
最後に必ず用意されたお楽しみなんだけど、ソレを今、自分たちが、同じ楽友協会大ホールで、
やってるんだよ!嬉しいーー!キャッキャッ!!(←またイッちゃったようだ、すまぬ)

観客はみんな、もうタガがはずれたように大喜びだよ。その気持ちをわかってくれ。
コドモたちなんかは喜びのあまり、全身で手拍子してたな(笑)。
もちろんイ課長もトホ妻も「嬉しい嬉しい」と思いながら盛大に手拍子したわけで、
いや楽しかったなーーー。
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この音楽会、ウィーン滞在の最後の夜、金曜の晩のことだった。
国立歌劇場の「サロメ」も、フォルクスオパーの「メリー・ウィドウ」もよかったけど、
こういう、肩のこらない観光客相手のコンサートも最後の夜にふさわしかったかもね。
もちろん、その開催場所がかの「黄金のホール」だったということが、何よりも重要なのは
言うまでもないのだが。




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by tohoiwanya | 2012-07-06 00:47 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(2)
2012年 07月 02日

フロイト博物館

本日はいかにもマットウなウィーン旅行記っぽく、フロイト博物館に行ったときの話を書くぞ。

19世紀末ウィーンは様々な分野でめったヤタラに天才を輩出したことで知られる。
なぜこの時期のこの街に特異的にワサッと天才が集中したのかは興味深い問題で、
近代西洋史のセンセイにとっちゃ格好の研究テーマみたいだ。

絵画(クリムトやシーレとか)、音楽(マーラーとか)、建築(オットー・ワーグナーとか)
哲学(ヴィトゲンシュタインとか)、文学(ホフマンスタールやシュニッツラーとか)等々の
キラ星の如き天才たちと並び、世紀末ウィーンを代表する知の巨人の一人として
フロイトの名前は必ず挙がる。その後の20世紀精神医学はもちろんのこと、文学や芸術等々の
諸分野に与えたフロイトの影響の深刻さはまったくスゴかったらしい。

実はイ課長は高校生のとき、よくわかりもしないのにフロイトの「夢判断」上下巻を
無理して読んだのだ(笑)。背伸びしたがる高校生にとっては難しい本だったけど、それでも
あれは印象に残る読書体験だった。だからイ課長にとってはウィーンの天才たちの中でも
ジーグムント・フロイトの名は親近感があって、フロイト博物館にもちょっと行ってみたかった。

フロイト博物館はベルクガッセっていうところにある。市電で行った。
しかし何番の市電で行ったのか、降りた停留所名が「ベルクガッセ」だったかどうかも
忘れてしまったよ、すまぬ(笑)。

博物館内部はそれほどスゴいものが展示してあるわけじゃない。
ここの値打ちは(リスト記念館なんかもそうだったけど)フロイトが住んでた当時の
たたずまいを極力そのまま再現しようとしていることにあるんだろうな。

扉にはこんな風に、当時のままの表札?や診療所案内?みたいなものが貼られてる。
こういう、どうってことない展示が逆にムードを高めてくれる。
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中はいくつかの部屋に分かれてて、ここはおそらく「待合室」だったと思われる。
ここも当時のままの調度が置かれているに違いない。
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これは…患者を寝かせて、いろいろ話をさせた診療台かな?
しかしこれだと硬くて痛いよねぇ。この上にクッションでも並べてたんだろうか?
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うーむ…帽子や旅行カバンがこんな風に無造作に置かれているというところも
実にムード満点だ。暗い室内だったから手ブレ写真で申し訳ない。
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イ課長が個人的に面白かったのは、おそらくフロイトの「夢判断」が発表された後に
作られた、一種の「夢映画」なんだよね。もちろん白黒サイレント映画なんだけど、
「寝巻のまま空を飛んだ」なんていう夢が当時レベルの特撮を駆使して作成されてて
なかなか面白かった。もっとも、この「夢映画」を上映してた部屋(このモニタがそう)で
いつまでもこの映画を眺めてる入場者はイ課長しかいなかったが…(笑)。
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ちなみに、ウィーン時代のフロイトにはマーラーも診てもらってる。おそらくマーラーが
若き妻アルマとの仲に不安を感じたかナニかで情緒不安定になったんだろう、きっと(笑)。
その時、フロイトは「アナタ(つまりマーラー)は妻に母親を、奥様は夫であるアナタに父親を
期待し、求めている」みたいな診断を下していろいろアドバイスしたらしい。

はるか昔に「夢判断」を読んだイ課長にとってはなかなか感慨深いフロイト博物館訪問。
しかしフロイトに何の興味もない人にとっちゃ大して面白くない場所であることも確かだ。
イ課長としても「人によっては面白いよ、行ってみては?」としか言えませぬ(笑)。





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by tohoiwanya | 2012-07-02 17:43 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(6)
2012年 06月 29日

建物を支える方々

木曜締め切りの提出物を出し終わって、少し気が抜けている金曜日。
ブログでも書こう。今日はちょっと変わった話題で、女人柱の話をしたい。

ヨーロッパの古い建物に、よく女の人がくっついているでしょ?

純粋に飾りとして屋根の上に載ってるような場合もあるけど、多くの場合は
「頭で建物重量を支える」という異様に過酷な労働を、異様に優雅な姿でこなしてる。

こういうの、イ課長は「女人柱:にょにんちゅう」って呼んでたんだけど、Wikipediaによると
「女像柱(にょぞうちゅう、って読むんだろうか?)」とか「女人像柱」とかいうらしくて、
ギリシャ語起源の「カリアティード」っていう専門用語?まであるらしい。

もともとはギリシャ建築で生まれたこの女人柱。なぜかその後もヨーロッパの建築で
使われ続けたみたいだけど、特にバロック建築では目立つ(…んじゃないかと思う)。
「建物のあちこちに美女がくっついてる」という見た目が、バロック建築の過剰装飾路線と
マッチしたのかも。しかしイ課長には「建物の重量を支える可哀想な女奴隷」にしか見えん(笑)。

ウィーンの街を歩くと、この過酷な労働に耐えるご婦人たちをたくさん見かけるんだよ。
基本は大体こんな感じだよね。「女を柱にする」という建築装飾である以上、
1人(1本)だけっていうことはあまりなくて、チーム体制で対応することが多くなる。
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例のハリー・ライムのアパートの入口も左右二人ずつ、デッカい女人柱がいた。
さぞかし重いだろうに…そんな遠い目をしてる場合じゃないだろうに…(笑)
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こっちにも、涼しげな表情で入口のヒサシを支える哀れなご婦人が二人。
建物と頭の間にザブトンみたいなものをカマしているというところに、彼女たちの
苦痛を和らげようというわずかな配慮が感じられる…ともいえるけど、考えてみりゃ
頭は丸いんだから、何かカマさないと建物を載せられないよな。
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あーあー…こっちにもズラリと…。
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こっちにもズラリ。
ただでさえ、建物重量を頭で支えるという過酷な労働に耐えてるのに、その上こうやって
上半身ヌードにさせられて、性的な奉仕?まで強要される哀れな婦人たち。
まさに奴隷並みの境遇ではないか。
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…てな具合に、ウィーンで女人柱を見かけるとよく写真を撮った。
何度も言うように、彼女たちが担当している業務内容は大変な肉体労働なんだけど、
姿や表情からはそれがマッタク伝わってこない。優雅に立ってるだけに見える。

しょせんは飾りなんだから、リアルに重そうな顔させたってしょうがないじゃん…
…と、たぶんそういう理由だろう。重くて苦しそうな顔のご婦人たちがあちこちに立ってたら
いくら建築装飾だって、見る方の気も滅入るってもんだ。

ところがだよ…。
さよう。ここで話は終わらないのだ。

数は多くないけど、建物によっては「男人柱」を採用してるものもあった。
何に驚くって、「男人柱」になるとトタンに、めっちゃ重そうなツラになるんだよコレが。
建物重量を支えるという過酷な担当業務のツラさがリアルに伝わってくる。

たとえばこれ。
頭なんて使わない。リアルに肩で建物をかついでるわけだ。重そうだよねー。
しかしこちらの男性はまだマシな方。
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その反対側にいるヒゲの男性は一段と苦しそうだ。
「ううーーーーーー…」っていうウメキ声が聞こえてきそうな表情で建物を背中に載せてる。
これはキツい。少しは彼の負担を軽減してやれよ。
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同じ「ニンゲン柱」であっても女だと「重量感ゼロ」なのに対して、男になったとたんに、
ものすごくリアルに、重そうな表現になる。この差はなんとしたことか。

こういうのも、一種の「男女差別」というのだろうか?(笑)。
そういや、いつも地球儀を支えてるアトラス氏も、重そうだったなぁ。

ウィーンで建物を支えるご婦人のみなさま、お疲れ様です。しかしそれ以上に、
建物を支える数少ない紳士たちのご苦労をねぎらいたいと思うイ課長なのである。




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by tohoiwanya | 2012-06-29 14:01 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(6)
2012年 06月 26日

ウィーン・夜の路地裏散歩

木曜に提出しなきゃいけない書類作成でちょいとプチ修羅場のイ課長。
こういう時は文章じゃなく、写真でチャッと更新したいところだけど、さて
どんな写真がいいか…。

これでいくか。
ウィーンの夜の路地裏シリーズ。

去年のウィーン滞在中、音楽会行ったり、ブダペストから夜遅く帰ってきたりで
フリーに夜を過ごせる日っていうのが少なかったんだけど、それでもある晩、
「夜のウィーンを散歩する」、というただそれだけの目的で散歩に出てみた。
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ウィーンの路地裏は昼間見ても実にイイけど、夜もまたイイんだよコレが。
治安のいい街だから、暗い路地裏を歩いても物騒な気配がないのも助かる。
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こういう欧州の歴史ある街の路地を歩いて、欧州旅情を喚起させる主な要素として
二つのモノが指摘できるのではないかとイ課長は思う。
(こういう四角張った書き方は最近の仕事のクセかもしれない…(笑))

一つは言うまでもなく「石畳」。
そしてもう一つはこの…何と言ったらいいか…ヒモ吊るし街路灯じゃないかって気がする。
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このヒモ吊るし街路灯はヨーロッパじゃよく見るよね。
大体どこでも細い道がこうなってることが多くて、おそらく街路灯のために
柱を設置すると、ますます道路が狭くなっちまうっていう事情が、このヒモ吊るし方式を
普及させたんじゃないかと思うんだよな。

どんな狭い路地でも電信柱が発達?した日本じゃまず見かけない方式だし、
道路が広いアメリカも「柱方式」が普通で、こんなヒモ吊るし方式はないよね。
(手ブレ写真でごめんなさい)
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このヒモ吊るし街路灯、昼間見るとちょっと間が抜けて見えるけど(笑)、
夜の、石畳の路地をこんな風に照らしてると「欧州旅情」って感じするよねぇ…。
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というわけで、仕事で軽~く追い詰められているイ課長だけに
本日は軽~い感じの更新でした。

…なぜこんな真昼間の時間、会社から更新しているかを
イ課長に問うてはなりませぬ(笑)。




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by tohoiwanya | 2012-06-26 13:29 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(4)
2012年 06月 22日

ウィーンの床屋は手強い

海外床屋フェチとしての変態趣味をアラレもなくブログで披瀝し続けるイ課長。
ウィーン旅行中も当然、ウィーンの床屋に行った。

しかしね、ウィーンでは床屋を見つけるのにちょっと苦労したんだよ。
いかにも床屋っていう感じの、トリコロールのぐるぐる看板を置いた店っていうのが
ほとんどなくて、コトによるとウィーンじゃ床屋にあのぐるぐる看板を置く習慣は
あまりないのかもしれない。

ハイリゲンシュタットで1軒見つけたけど、あの時は日曜だったからお店は休み。
うーむ…うまくいかんな。

ブダペストに行った翌日。滞在5日目の水曜に、やっと開業中の床屋を見つけた。
床屋というよりは「カットサロン」っていうフゼイのモダンな店だ。
看板をちょっと見ただけじゃ床屋と気づかず通り過ぎちゃいそう。
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だが、この際モダンかトラディショナルかなんてことは問うまい。
早く切りたいのだ。迷わず店に飛び込む。
(ちょうど、トホ妻と別れて単独行動になった直後だった)
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店内には男性スタッフが2名、男性客が1名。
男性スタッフ2名のうち1人が「カット担当」、もう1人は「受付担当」らしい。
まぁそれならそれでいい。前の客が終わるまでゆったり待たせてもらおうじゃないの。
イ課長の海外床屋キャリアもすでに20軒近い。もう落ち着いたものなのである(笑)。

やがてイ課長の番になったから、床屋イスに座り、白布で首から下を覆われる。
カット担当から「どんな風にするのだ?」って聞かれたから、こう答えた。
「この辺(後頭部)と、この辺(側頭部)はベリショート、この辺(頭頂部)はショート」
これで全てを理解したらしいカット担当、「オゥケーイ」と言って刈り始めた。
(これ以降の会話は全て英語で行われている)

後頭部と側頭部はバリカンで、上の方はハサミで刈っていく。
こういう、基本的な調髪技術は国によってそんなに大きな違いがあるわけでもなく、
順調にイ課長の頭はサッパリしていく。よしよし。

ほとんど終わったところで鏡を見せて確認する。これもほぼ万国共通だ。
ここでイ課長はロンドンの床屋の時と同じようなことを要望した。
「ここ(右ナナメ上)とここ(左ナナメ上)、もう少し短くプリーズ」
伸びるとハネやすい箇所なんだよね、ここ。

ところがだ。ここで珍しいことがおきた。
このカット担当ニイチャン、イ課長の要望に対して明確に抵抗の意思を示してきたのだ。
「長さの変化があってこっちの方がいい。短くすべきではない(とかナンとか言ってた)」

おお?強硬だなヲイ。しかしさっきも言ったようにここは伸びるとハネやすいんだってば。
短くしたいの。「伸びるとハネやすいから短くして」を英語で言うのは難しいから
単純なフレーズを繰り返して要求する。「もう少し短くプリーズ

ところがこのニイチャンの方もあくまで自説を曲げようとしない。
「ここをもっと短くすると、オマエの頭は卵のようになってしまうぞ」と脅かしてきやがる。
カット担当者には彼なりの美意識があり、「長めの坊主刈り」みたいな単純なヘアスタイルに
するのがイヤだったんだろうなたぶん。何せホレ、床屋じゃなくカットサロンぽいし(笑)。
しかしイ課長にはイ課長の事情があるの。卵だろうがヘチマだろうが短くしたいんだよ。

妥協はできない。もう一度言う。「もう少し短くプリーズ
ここでカット担当ニイチャンもやっと折れて、短くしてくれた。やれやれ。
海外で、散髪仕上げスタイルに関してここまで意見が対立したってのは珍しいよ。
押し問答の果てにみごと“卵頭”を勝ち取った?記念に写真を撮っちまったぜ…って、
普段とちっとも変わんないじゃん(笑)。
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ちなみに、料金は…たぶん20ユーロくらいじゃなかったかと思う。
英国やフランスの、いかにも「床屋」って感じの店よりはやや高かったような記憶があるから、
おそらく20ユーロくらいだったよ。

ウィーンの床屋、なかなか手強い。
ある意味、プロ意識の高い床屋と言えるだろうけどね。
もっとも、イ課長みたいに元々短髪で改変余地の少ないアタマなら、
どうなったって実は大した差はないのだが(笑)。



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by tohoiwanya | 2012-06-22 00:23 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(4)
2012年 06月 20日

カールス教会に“登る”

イ課長とトホ妻が泊まったホテルからほど近いカールス・プラッツ駅。
そのカールスプラッツ駅からほど近いところにカールス教会がある。
必然的に、カールス教会はホテルから「ほどほど」近い場所にあったわけだ(笑)。
歩いてせいぜい12〜3分ってとこかなぁ。

この教会は新婚旅行の時に見て「うわぁ~西洋の教会だぁ〜」と思って印象深く覚えてるし
(新婚旅行が初欧州体験だったイ課長、当時は今よりもさらに、さらにバカだったのだ)
今回の旅行でだって外観だけなら道を歩いてて何度も何度も見た。

しかし、中には入ったことは一度もなかったんだよ、カールス教会。
せっかくだから中にも入ろうぜ、というわけで滞在も終盤になった頃に行ってみた。
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この教会、入口左右に立ってる円柱が有名だ。
近くから見るとものすごく細かい彫刻がラセン状に上に向かって延々と続いてる。
どんな目的でこの柱が作られ、この彫刻が何を表してるのかは知らないけど、
この彫刻の感じからすると天使や聖人じゃなく、世俗の人たちを表してるようだけど…
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まぁいい。そういう疑問は積み残したまま、中に入ろう。

中はこんな感じ。正面の祭壇、真ん中が三角形になった透かし彫り?がちょっと変わってるけど
全体としてはまぁウィーンのよくあるバロック装飾コッテリ教会なんだろうと思う。
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なぜ「だろうと思う」なんていう中途半端な書き方をしたかというと、実は教会内で
大修復工事をやってて、巨大足場が組まれてたから、中はほとんど見られなかったんだよ。
これがそうで、白い布で覆われた中層足場まではエレベーターで、さらにそこからまた
階段で上に上がるようになってる。これじゃ落ち着いて内部鑑賞どころじゃない。
しょうがねぇなぁ…まったく。
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あれ?なんだか人がエレベータに乗ってこの足場の上に登っていくみたいじゃん?
うそ。一般の観光客がこの足場に登れるの?うひゃ、登りたい、登りたい。
マイルドな高所恐怖症のくせに、こういうの見ると反射的に登りたがるバカなのである。

というわけで登ってみた。
教会の尖塔から外を眺めるんじゃなく、教会の内部をこんな風に高みから見下ろすと
何となく浮遊感があって、「神様の視点」を味わってるような気分になるね(笑)。
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ふだん、はるか上に眺めてるドームの天井画を間近から見るなんていうのも初めての経験だ。
これが非常に面白い。何が面白いって「はるか遠くから鑑賞される」ことのみを
前提として描かれてるから、間近で見るとけっこうゴマカしてるというか、
合理化・省力化してるのが如実にわかるのが面白い。

それでもマリア様(なのか?)とかは一応キチンと描いてる。格調高いとはいえないが。
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ところがこの辺になると「遠くから見るとブロンズ像に見える」ように描かれた
平面画に過ぎない。光沢の部分の描き方も簡単なアミカケだけでさぁ、けっこう雑だよね。
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さらにスゴいのがこれ。
壁面に茶色い泡みたいなものが描かれてるけど、これ、要するに「なんちゃって大理石」なんだな。
マーブルっぽい模様を描いてるだけ。でもはるか下から見ると大理石っぽく見えるって寸法。
下からしか見られない前提だから、でっぱりに隠れるトコにはそのマーブル模様さえ描いてない。
どうせ見えないんだから描いてもしょうがないのだ。レヒネルさんとは大違いだ(笑)。
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おまけに緑や金の飾り、その他の装飾も全部「ソレらしく立体的に描いた絵」だよ。ひでぇ〜。
どうせ下から見りゃ細かいとこはわかんないんだから、こんな感じでいいんだろうな。

それにしても、はるか上に見上げるべき教会天井画をこんな風に上から見下ろすっていうのは
まったくもって空前絶後の経験だよ。すごく異様だ。
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これだけ高いところにいるけど、イ課長が立っているのは鉄パイプで組まれた足場。
ガラガラ崩れるんじゃないかって不安がだんだん恐怖に変わりつつあったので、
天井画見学はこのくらいにして、地上に戻ったイ課長なのでありました(笑)。

初めて入ったカールス教会、なかなか稀有な体験をさせてくれたよ。あんがとね。



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by tohoiwanya | 2012-06-20 00:01 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(2)
2012年 06月 18日

カイザーバード水門監視所

さて、久しぶりに去年のウィーン旅行ネタに戻るぞ。

あの旅行ではカールスプラッツ駅舎だの、マジョリカハウスだの、郵便貯金局だの、
ウィーン世紀末建築をいくつか見学したわけだけど、最後にもう1箇所行ったところがある。
それはカイザーバード水門監視所という建物なのだ。

ウィーンの街はドナウ川に沿ったところに位置してるんだけど、太いドナウ川から
少し細い運河が市内にひきこまれてる。水門監視所っていうからには、この運河に
昔あった水門に付属した建物ということになる(現在は水門はない)。

郵便貯金局マジョリカハウスほどメジャーじゃないけど、これも世紀末ウィーンを
代表する大建築家オットー・ワーグナーの作品。ちょっと見てみたかったんだよ。
「水門監視所」なんて、建築デザイン性における“自由度”が高いシロモノとは思えない。
住居やオフィスビルと違って、デザインやら芸術性やらを注ぎこむ余地なんてあんまり
なさそうじゃん?そんな建物をオットー・ワーグナーがどう作ったのか、興味があった。

水門監視所は市電のショッテンリンクという駅からほど近い場所にある。
道路をわたって運河に降りると建物はすぐに見つかった。おおおー、あれか。
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実質的に地下鉄への入口機能しかないカールス・プラッツ駅舎よりは大きいけど、
建物としては小ぶりなものと言っていいだろう。ハデな装飾があるわけでもないし、
こうして少しワイドで見ても、気にしてなければ見逃しちゃいそうな建物だ。
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もう少し近くから見よう。ふーむ…まぁ確かに味もソッケもない建物といえなくもない。
「芸術は必要にのみ従う」というポリシーを持つオットー・ワーグナーさんの考え方からすりゃ
水門監視所という建物の性格からして女人柱だのタイル模様だののデコラティヴな装飾は
「必要ない」ということになるはずだよね。
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なんたって「監視所」だ。最も必要な機能は「見る」ことだ。
だからなのか、監視用の窓(なのかな?)がこうして張り出してるところなんかは
機能を強調してるともいえるよね。イ課長はこの部分を見て、「船のブリッジみたいだなぁ…」と
思ったりしたよ。
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しかし、だよ。
水門監視所という、装飾の必要のない建物といえどもだよ。
やはりオットー・ワーグナーさんとしては、ナニもない真っ白な建物にするのは
「さすがにちょっと…」っていう気があったんじゃないかって気がするんだよ。
それじゃいくら何でも味気なさすぎる。

そこで、うんと控えめながらも彼がこの建物に込めたちょっとしたデザイン性みたいなものが
この波模様じゃないかって気がするんだよな。
水門監視所にこんな波模様が必要なわけでは全然ない。全然ないが、しかしナニもない
ノッペラボウにするのもナンだから、こんな模様でも…というわけだ。
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この波模様は水門監視所という、水にまつわる建物だっていうことを表してるんだろうけど、
そこにまぁ何と言うか、設計者の「遊びゴコロ」というか、「装飾欲」の発露みたいなものが
あるんじゃないか…なーんて、建築素人のイ課長は勝手に考えるわけヨ。

しっかし、ドナウ運河のこの辺りのラクガキのスゴさにもたまげたね。
これもまたある意味「装飾欲の発露」と言えなくもないだろうが。まぁスゴい。
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観光客の多いエリアはどこもキレイに磨きあげてるウィーンだけど、ガイジン観光客どころか
地元の人だってあまり来ないような(人通りはホントに少なかった)、ドナウ運河までは
ウィーン市当局の掃除の手もまわりきらないようなのでありました(笑)。



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by tohoiwanya | 2012-06-18 00:03 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(8)
2012年 05月 30日

さらばブダペスト

あーついに“ドナウの真珠”とうたわれた、美しきブダペストの街と別れる日が来てしまったよ。
もっとも「別れる日」つうても、到着日と同じ日の夕方だったわけだが(笑)。

地下鉄に乗ってブダペスト東駅に向かう。
ニンゲン恐ろしいもんだね。朝着いたときはあれほど「右も左もわからないガイコク感」に
あふれていた東駅が、ブダペストに体がなじんだ今となっては妙に懐かしい。
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改めて見ると、ブダペスト東駅って建物として本当に立派だ。
こんな風にやけに壮麗なロビーなんかもあって驚いた(下の写真は朝撮ったものだが)。
しかし、エキナカショップはまだ何となく「垢抜けてなさ」みたいなのが感じられたね。
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この時、イ課長たちは現地通貨フォリントがまだ少し残っていた。
よく覚えてないけど、おそらく1000円か1500円程度は残ってたんじゃないかな?
もう一度ユーロに再両替しても良かったんだけど、また手数料とられて両替するほどの
金額でもないし、この駅で何か買って使いきっちまえってことになった。

とりあえず、ウィーンまで帰りの電車は3時間近い長丁場だ。
各自ペットボトルの飲物を買う。しかしこんなんじゃ全然使いきらん。もっと何か買わねば。
しかし買うっつうてもなぁ…Budapestのロゴ入りグラスなんて買ってもしゃーないし。
うーん…うーん…ナニ買おう?

果物屋さんがある。よし。しょうがない。ここで量り売りで果物買って、
フォリントをきれいに使い果たしちゃうしかない。
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残ったお金で果物を買い込む観光客は我々以外にもけっこういた。
(ちなみに、フォリントはハンガリー国外での両替はけっこう難しいらしい)
たぶんこの果物屋、「最後に駅でフォリント使いきりたい」という外人観光客ニーズを
的確につかんだマーケティングで、成功しているんだと思われる(笑)。
結局、相当大量のサクランボを購入することになった。

ウィーンに戻る列車はこれ。
行きのÖBB(オーストリア国鉄)の車両に比べるとちょいと年季が入ってるけど、まぁいい。
先頭車両にCARGO(貨物)とあるのは、ハンガリー国鉄が我々を貨物扱いしてるんじゃなく、
たまたま貨物列車専用機関車で客車をひっぱることになったからだと思いたい(笑)。
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車両の中はこんな感じで、コンパートメント席。
最近は国際列車もモダンなオープンサルーンが主流になっちゃったから、
コンパートメントに乗るのは久しぶりだなぁ~。
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名残惜しいし、まだちょっと時間があるからカメラを持って再びホームに出て、
ブダペスト東駅の風景を何枚か撮った。
楽しかったなぁ。また来ることあるかなぁ?…ブダペスト。
濃密な半日だったよ。ばいばい、ブダペスト。
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東駅を出た列車は方向的にはまず西に向かう。しかしその後、南の方にぐるーっと
大きく円を描くようにまわって東向きになり、やがてドナウ川を渡るはずだ。

ドナウ川の鉄橋渡るとき、窓の方向(北)に王宮なんかが見えるはずだよな?
鉄橋の上から夕焼けに照らされたブダペストに別れを告げるなんて、ロマンチックじゃん。
そう思いながら窓の外の景色を見てると、ほどなく列車が鉄橋にさしかかった。





ガガガーーーーーッ!!

見事なタイミングで反対方向に走る列車がすれ違った。
何も見えなかった…(笑)。

ちなみにあのコンパートメント席、他の乗客はいなくてイ課長とトホ妻の独占。
気楽に足を投げ出してサクランボ食ったりしてたんだけど、やがて二人とも
泥のような眠りにつき、ほとんど仮死状態でウィーンに戻ってきたのでありました。



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by tohoiwanya | 2012-05-30 00:54 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(0)
2012年 05月 28日

ブダペストで見たもの・食ったものたち

次の土曜日、2日にはもうイ課長はダークな旅行に行く飛行機の中だ。
出発前にウィーン旅行ネタを消化し尽くすのはもうあきらめた(笑)。だが、せめて
ブダペストネタだけは書き尽くしてから出かけよう。今日と、あともう1回で終わる。

今日はこないだと同様、小ネタまとめて大放出って感じだ。
まずはこんな教会からいってみよう。


①聖イシュトヴァーン大聖堂
ペスト地区にあるイシュトヴァーン大聖堂。
後で知ったけど、ここは国会議事堂と並んで、ブダペストで最も高い建物らしい。
確かに、漁夫の塔からペスト地区を眺めた遠景の写真に写ってるよホラ。
ドナウ川の向こう岸、ひときわ目立つ高いドームと2本の塔が小さく写ってる。あれ。
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近くから見た外観はこんな感じ。
高いドームは先っちょしか見えないから、イマイチ「高い建物」って実感がわかない。
しかし中に入ってイ課長は驚いた。
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うわーこれはまたキレイなこと。
「古くに建てられた歴史ある大聖堂」を想像してたんだけど、ついこないだ完成した
ばかりかと思いたくなるくらい、どこもかしこもピッカピカに磨かれている。
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調べてみると1905年に出来たっていうから、パリのサクレ・クールと同じくらいか。
100年ちょっと前。ロマネスクやゴシックの大聖堂なんかに比べれば確かにずっと新しい。
とはいえ、天井に使われてる金色の塗装(というか金箔?)が100年以上前のものとは
ちょっと信じ難い気もする。最近改修されたばっかなのかも。
あの高いドームを内側から見るとこんな感じ。すげーー。
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しかし、イシュトヴァーン大聖堂をこんなにピカピカに改修する(あるいは磨く)なら
ドナウ川に面したあの王宮のあたりも少しキレイにしてやったらどうよ?
もっとも、これは国や市のおカネでキレイにしてるんじゃなく、教会独自予算かな。
世の東西を問わず、宗教法人ってのはおカネもってるのかも。



②ブダペストの自転車専用レーン
ブダペストの街を歩いてて、ハッと気づいた。この街にも自転車専用レーンがあるやん。
しかし、ただ歩道上の色を変えて区別してるウィーンに比べ、
ブダペストの自転車専用レーンはすごくわかりやすい。
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ほらね?こんな風に柵で分かれてるもん(むろん、市内全域がそうではないだろうが)。
これなら現地の事情にウトい外人旅行者がフラフラと自転車専用レーンを歩くこともない。
うーむこれは親切だ。こういうところに予算をつける行政の考え方も良心的だ。
(なにかと財政のことが気になって仕方がないらしい)



③エルジェーベト橋
下の写真の白い吊り橋。エルジェーベト橋という。
フランツ・ヨーゼフ皇帝の奥さんで、ミュージカルにもなったあのエリザベートのことだ。
彼女はウィーン宮廷生活が肌にあわず、しょっちゅう旅行してたっていうけど、ハンガリーのことは
すごく気に入ってたとされる。時まさにオーストリア=ハンガリー二重帝国の時代で、
エリザベート自身もハンガリー皇妃という立場だったことになる。

ハンガリーにすれば、オーストリア・ハプスブルグ王朝は「憎き支配者」だったわけだけど、
やっぱ誰しも美人には弱い(笑)。エリザベートはハンガリーを愛し、ハンガリー国民も
またエリザベートを慕って、こんな美しい橋の名前として今でも彼女の名前を残してるわけだ。
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このエルジェーベト橋はブダペストの繁華街・ヴァーツァイ通りの先にある。
さて、イ課長たちもヴァーツァイ通りで何か腹ごしらえするか。


④アンナ・カフェ
イ課長たちが入った店はアンナ・カフェ。ブダペストではけっこう有名な店のようで、
ガイドブックなんかにもよく紹介されてる。もちろん後で知ったんだが(笑)。
足が棒になったイ課長とトホ妻はここで帰りの長い列車のたびの前に腹ごしらえ。
イ課長はグラーシュみたいなシチューとパンを食った。
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いやー、この時はさすがに疲れてたよ。クタクタだった。
朝10時ちょい前にブダペストに着いてから夕方まで、まぁよく歩いた。
メシを食い終わって、まだ戻りの電車まで多少時間があるかな…?なんて思いながら
イ課長はアンナ・カフェのテラス席で少しウトウトしちまったのである(笑)。
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さて、腹も満ちたところで、そろそろ地下鉄に乗って東駅に戻りましょうかね。
半日歩き回ったブダペストとの別れの時間が近づいてきたのである。




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by tohoiwanya | 2012-05-28 13:08 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(2)