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2013年 03月 24日

イ課長ミシュラン・ホテル評価20

当ブログおなじみのホテル評価もとうとう20回め。
それでは、2011年11月の欧州出張の最後に泊まったマンチェスターのホテル、いってみよう。
この出張の時のネタ、これで主要なものは大体書き終わったかなぁ・・・長かったなぁ・・。

例によって、評価はこの方式ね。
★★★★★  サイコウ
★★★★☆  ケッコウイイ
★★★☆☆  マァマァ
★★☆☆☆  イマイチ
★☆☆☆☆  ダメダメ
☆☆☆☆☆  ウンコ


Macdonald Manchester Hotel

利便性★★★★☆
マンチェスター空港からの電車が到着するのがマンチェスター・ピカデリー駅。
そのピカデリー駅から徒歩3~4分っつうんだから、まぁ利便性は文句ないと言っていい。

ホテルの周囲にはメシ屋もなく、これといった商店もないっていうのが若干のマイナスだけど
まぁ買い物なんかは駅まで行けばコト足りるし、メシは徒歩15分くらいのところにあるチャイナタウンに
散歩がてらブラブラ食いに行ったから、特に不便っていう印象はない。

到着時は重い荷物を持って駅からホテルに移動。翌日も早朝に重い荷物を持ってホテルから駅に移動。
しかもそれが二人連れだ。これが駅から遠いホテルだったらかなり大変だっただろうけど、だからこそ
駅に近いこのホテルを選んだわけで、正解だった。利便性は十分合格点だね。


部屋・設備★★★★★
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部屋はすごく広くて良かった。部屋に入った時に思わず「おお」と声をあげたくなるくらい。
ロンドンのホテルが「高い・狭い」っていうのを知ってるだけに、「地方都市のホテルだと、ロンドンより安い値段で、
こんなに広い部屋に泊まれるんだ」と思ったよ。ベッドも肩書きだけのダブルじゃなく、二人で泊まっても十分に広い、
正真正銘のダブルだった(ちなみに、上の写真を撮った直後にカメラを落として壊したのだ。下の写真は携帯)。
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広いだけじゃなく、設備も立派だった。
ティーセットなんかも充実してたし、iPod用のスピーカーがあるのにもびっくり。
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もちろん、バスルームも広々してて、大きなバスタブもある。
これで一泊82.79£、当時のレートで大体12,000円くらいってところかなぁ?
ロンドンの相場よりずっと安い。この値段でこの部屋なら文句ナッシングだよ。
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ちなみに、今や英国のホテルは全部そうかもしれないけど、ここもたぶん全館禁煙ホテルだ。
タバコ吸いたい人は玄関を出たワキのところの灰皿にタムロって吸う。イ課長もそこで1本吸った。

雰囲気★★☆☆☆
このホテル、この時の出張で唯一、朝食が込みじゃなかったホテルなのだ。
翌朝は早〜くチェックアウトして、メシも食わず移動したから、ここは完全に「泊まるだけ」。
だから朝食の評価はできないし、1泊だけだったから従業員との触れ合い?もなかった。
そこでこんな評価軸をつくってみたのだが…

まぁねぇ、雰囲気なんて完全に個人の好みの問題だから、あくまでイ課長という
性格のヒン曲がったツーリストによる、極めて主観的な評価と思って欲しい。

このホテル、「く」の字型の建物はモダンで、客室数も多い。
それまでに泊まったドイツやフランスのホテルに比べると、はるかに「近代的巨大ホテル」といえる。
ただね、このホテルにいると何となく、イ課長は自分がヒルトンとかホリデイ・インとかの、アメリカの
大手ホテルチェーンにでもいるような気分になっちゃったんだよね。
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せっかくヨーロッパにいるのに、アメリカのチェーンホテルみたいっていうんじゃ、つまんないよ。
部屋は狭くて建物も古いけど、アットホームな雰囲気で、朝はダイニングで焼きたてのクロワッサン・・
パリ・リヨン駅前のホテルみたいな、ヨーロッパのプチホテル的な雰囲気がちょっと懐かしかった。

まぁ、これは最初に言ったように、あくまで個人的な好みの問題ではあるんだけどさ。
「マンチェスターに来て、ヒルトンみたいなホテルか・・・なんだかなぁ」って気分だったのは確かだ。
この出張で泊まった中では最も広くて、設備の立派なホテルだったのは間違いないんだが。

何せこのホテルに到着早々、カメラを落として壊してるからね、イ課長は。
あまりイイ思い出がないんだよ(笑)。ごめんね、マクドナルド・ホテル。


  
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by tohoiwanya | 2013-03-24 22:03 | 2011.11欧州出張 | Comments(2)
2013年 03月 21日

マンチェスターのMOSIは面白いッ! sanpo

モシ-MOSI-とは何か?
まぁ順をおって書かせてくれ。

茶色い街・マンチェスターに到着した当日は午後が空いていた。

せっかくだからマンチェスターでどっか行くか・・・と思ってはみたものの、一体全体マンチェスターに
「見るべきもの」って何があるの?何せこの街には1泊しかしない身。ガイドブックも持って来てないし、
土日を含めて6泊したパリに比べると現地観光情報の収集もロクにやってない。

サッカーファンであればマンチェスターユナイテッドのホームグランド見学ってところか。
しかしイ課長もそこまで熱心なサッカーファンってわけでもないしねぇ。さてどうしたものか・・・

ホテルの部屋でパソコンを開いて、マンチェスターの観光物件検索を始めた(笑)。
正直言って「あまり大したものはない」と思ったんだけど、その中でイ課長の興味をひいた博物館があった。
その名も科学・産業博物館(Museum Of Science and Industry)で、頭文字を並べると MOSI 。
ふーむ、まぁここにでも行ってみっか。
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場所を確認し、トラムに乗って最寄り駅と思われるところまで行った。
着いたのはレンガ造りのくすんだ建物が多い一帯で、市街地っていうより完全な工場地帯。
それもそのはず、このMOSIって、実は産業革命当時、紡績工場か何かだったところを改造した博物館で
ミュージアムそれ自体がちょっとした近代化遺産らしいのだ。

着いた着いた。MOSIって看板もある。確かに外見は古そうな建物だ。
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しかし切符売り場がどこなのかよくわからない。
そこで、入口の係員に聞いた。

イ「あー、私はどこでチケットを購入できますか?」
係「入場料は無料です。ただし入場者による寄付は受け付けてますよ?(ニッコリ)」
イ「(こちらもニッコリ)おお、それはサンキュウベリマッチ」
結局、寄付はしなかったが・・・(笑)。

しかしイ課長はズバリ言う。MOSIはすごく面白い。
名称は科学・産業博物館だけど、「産業革命歴史館」的な側面も強く打ち出されてて、
英国の産業近代化をまさに体感できる、というわけだ。
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たとえば産業機械コーナー。
巨大発電機だの、巨大ポンプだの、巨大タービンだのが目白押しで展示されてる。
たぶん展示物のほとんどはレプリカじゃなく、オリジナルの実機のはずなんだよ。存在感が違う。
そこに「ある」ってだけで迫力が感じられる。メカマニアじゃないイ課長もその迫力には打たれる。
見てよこの古めかしい装置。クラシカルなメカならではの造形美があるよねぇ。素晴らしい。
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マンチェスターといえば、リバプールとの間で世界初の実用蒸気機関車が走ったことでも知られてる。
鉄道コーナーにはその歴史的機関車「プラネット号」も展示されてるんだから、鉄道ヲタクも泣いて喜ぶ。
(ただし、これはさすがにレプリカだと思うが)
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航空機コーナーの展示がまた素晴らしいんだワ。
ここもすべて実機が所狭しとばかりにギッシリと置かれている。
すっげぇーーー。いやホントに、びっくりしちまったよイ課長は。
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こんな風に飛行機の中に入ってコックピットも見られる。うおお、コーフンしちゃうぜ。
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携帯で撮った写真ばっかで、枚数も多くないけど、けっこうスゴいでしょ?
入場料タダ。それでいて、産業機械、鉄道、航空機etc・・・展示内容の充実ぶりは大したもんだよ。
航空機コーナーに限ったって、(空港近くとかじゃなく)街中にある博物館で、こんなに実機を揃えてるのは
他にはワシントンのスミソニアン航空宇宙博物館くらいじゃないの?
これだけ充実した博物館なのに、知名度が低くて入場者もあまり多くないのがちょっと気の毒なくらい。
(ま、その分こちらはゆっくり見学できて嬉しいわけだが)

ちなみに、MOSIにはかつて使われてた線路もそのまま残っている。
その線路に、昔の蒸気機関車を実際に走らせて“走行展示”してるわけだ。うおお、すごいぞMOSI!
当時の線路を、蒸気機関車が通る。ううむ、絵になる・・。
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さしたる目的もなく、フラリと行ってみたMOSI。だがイ課長はすっかり感心しちまった。
もっと有名になって、見学者でワンワン混みあう価値が十分にあるミュージアムだと思うよ。
イ課長としてもこのブログを通して、MOSIの知名度アップに微力ながら貢献しようではないか。
寄付してこなかった引け目もあるし・・・(笑)。

他にどんな観光物件があるのか、イ課長もよく知らない街・マンチェスター。
でもMOSIはお勧めできる。特に「近代化遺産萌え」の人には、たまらないだろうなぁ。
イ課長もそういうのキライじゃないから、あちこち見て回るのが楽しかった。

産業革命を牽引した大工業都市・マンチェスターならではの、素晴らしい博物館だと思うよ。
マンチェスターに行かれる方、時間があったらぜひMOSIにお立ち寄りあれ。


 
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by tohoiwanya | 2013-03-21 10:26 | 2011.11欧州出張 | Comments(6)
2013年 03月 19日

マンチェスターに行く

長くて、長くて、長かった2011年欧州出張ネタ。そろそろ大陸から英国に渡ろう。

といっても、このとき英国に滞在したのはたった1泊。マンチェスターという街に行ったのだ。
イギリスには3回目だったけど、ロンドン以外の街に宿泊するのは初めての経験。
産業革命の頃から有名な工業都市という程度の知識はあったけど、実際のところマンチェスターが
どんな街なんだか、カイモク見当がつかなかったというのが正直なところだ。

パリのホテルを早朝に発ち、マンチェスター空港に着いたのがまだ午前中だった。
空港から市街に向かう電車の窓から街を見て、イ課長はけっこう驚いた。「うっわぁ~」と思ったよ。
マンチェスターという街の第一印象はちょっとした衝撃だったと言っても誇張はない。

この強烈な印象の形成に、「パリと比べて」という要素がかなり影響しているのは確かだ。
もし、ロンドンあたりからマンチェスターに移動すれば、あんなに驚くことはなかったと思うんだけど、
何しろそれまでいたのがパリ。そこからいきなりマンチェスターに移動するとその差は強烈だよ。

何にそんなに驚いたのかって?それはね・・・






街全体が茶色であるということだ。



要するに、建物のほとんどがレンガ造りなんだよ。
パリは石造りの白っぽい建物が圧倒的に多い。「街の色」が白いことに目がすっかり慣れたところで
マンチェスターに入ると、何もかもレンガ色。要するに茶色。英仏海峡を挟んだ隣国同士の主要都市で
「街の色」がこれだけ劇的に違うと、やっぱ驚く。

この驚きはイ課長だけが感じたものじゃなかったようだ。
同行のエラい人も空港から乗った電車の車窓を眺めながら「うわぁ・・・街が茶色や(関西の人なのだ)・・・」と
感じ入ってたくらいで、パリから「レンガで出来た茶色の街・マンチェスター」に行くと誰もが同じ思いを抱くはず。
ウソだと思うなら、アナタもパリに5~6泊してから空路マンチェスターに行って、その目で確かめてほしい(笑)。

口で説明するより見てもらった方が早い。
たとえば、マンチェスター・ピカデリー駅からほど近い大通りはこんな感じ。もう見事なほど両側も正面も茶色。
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ここだけじゃない。
とにかくマンチェスターではどこを見ても必ず視界のかなりの部分が茶色で占められる(笑)。
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イ課長が特に感動したのはコレだ。
鉄道用の鉄橋の下にもう一つ、レンガで出来た橋が交差してる。
この鉄橋の橋脚部分もレンガで、色が真っ黒くクスんでるから、めちゃくちゃ古いものに違いないけど、
レンガの重厚な量感に圧倒される。
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この「レンガで支えられた鉄橋」には感心したから、離れたところからもう1枚写真を撮った。
なんかスゴいよねー。いかにも「近代化遺産」って感じで、さすがは産業革命の街・マンチェスター。
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華やかなパリと比べると、マンチェスターは街の感じが圧倒的にジミで薄暗い。それは否定できない。
街全体が茶色っていうせいもあるけど、何となく「観光地からトツゼン工業地帯に来た」ような感じ。
しかし、それはそれで「街としてのキャラクター」がはっきりしてて、なかなか興味深い。

以前にも告白したように、イ課長はマンチェスターのホテルに到着早々、カメラを落として壊した。
従って、マンチェスターで撮った写真はほぼ全て(今日載せたものも含めて)携帯から撮ったもので、
画質もイマイチだし、枚数も少ない。

「なんでオレんとこだけ写真が少ないんだ?」とマンチェスターから責められたら(責めないだろうが)
謝るしかないんだけど、次回はマンチェスターで訪問した、すごく面白いミュージアムのことを
張り切って紹介するから、勘弁しちくり、マンチェスター。
 

 
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by tohoiwanya | 2013-03-19 13:13 | 2011.11欧州出張 | Comments(2)
2013年 03月 17日

リールという街

うーむ…ちょいと鼻風邪をひいてしまったイ課長なのである。
欧州シゴトの報告書はあと2週間。最後の踏ん張りどころだが、もう気力が…(笑)。

まぁいい。とりあえず、粛々と一昨年11月出張のネタを消化していこうではないか。
これが終らないとなかなか他のネタに進みづらくてさ。

長くて、長くて、長かったこの出張の、フランスでの最後の仕事がリールだった。
パリから高速鉄道TGVに乗っても2時間以上かかるんだよね、リールって。
午前中の面談で仕事は終了、あとは同行者を待つ間、通訳さんと一緒に昼メシを食い、
さらにリールの街をブラブラして例のワッフルを食ったりしてたわけだ。
ちなみに、ランチで食ったのはおなじみムール貝。
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メシを食い終わって、さて、あと同行者から連絡があるまで、あと数時間どうしようか。
リールについての観光情報なんてチェックしてなかったし、地図も持ってなかった。
そこで、とりあえず目についた教会を見学してみることにした。
マイルドな教会建築ヲタクのイ課長としては有意義な時間のつぶし方だが、通訳さんには苦痛だったかも(笑)。
教会の名前とかは忘れちゃったけど、二つほど駆け足でご紹介しよう。

たとえばこんな教会があった。入口は超モダンで、最近できた現代建築による教会にしか見えない。
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しかし驚いたことに、中に入ると伝統的なゴシック建築の聖堂空間が広がっているではないか。
入口の現代的意匠と、内部の中世的雰囲気の落差にアタマが混乱しちまった。
何でこんな、木に竹をついだような教会にしたのだ?
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イ課長が思うにこの教会、入口の部分が第二次大戦の空襲(か、何かそれ以外の災厄)によって
一度ブッこわれて、壊れたところは敢えてモダンなスタイルで建て直したんじゃないかって気がする。
おそらく、入口にあたる西側が破壊され、祭壇のある東側は比較的残ってたんだと思う。
何で西側も元のゴシック教会として修復しなかったのかはフランス人に聞いてほしい(笑)。
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もうひとつ、こんな教会もあった。
天井に蚊帳?が吊ってあるのが理解不能だけど(笑)、なかなか立派で歴史ある教会っぽい。
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すると通訳さんがイ課長に声をかけた。「ドラクロワの絵があるみたいですよ?」
ええ?!ドラクロワの絵がリールのこんな教会にあるの?
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・・・う・・・確かにDE LA CROIXという表示はある・・あるが・・・。
どぉーーーーー見たってこりゃドラクロワじゃないよなーー?
ドラクロワが泥酔して描いたって、この絵よりはずっと見ごたえのある絵を描くだろー。
誰かがドラクロワを名乗ってニセモノを描いたか、それともたまたま同姓の別の画家が描いたか・・・
とりあえず、「本当にドラクロワが描いたのか?!」と調べようという気には全くならなかった(笑)。

入口ワキには以前にも載せた「(おそらく)立小便阻止ガード」がガッチリと据え付けられてたりして、
なかなか突っ込みどころの多い教会だったよな、ここ。

リールの街って、ベルギーに近いせいか、建物の風景も何となくベルギーで見た感じに近い。
こういうの「フランドル風」っていうのかなぁ?なんて思った。教会以外にも由緒ありそうな建物が多くて、
いかにも歴史あるヨーロッパの街って景色だった。かつては毛織物の交易で栄えたらしい。
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先月の欧州出張で、ブリュッセルからロンドンまでユーロスターで移動したとき、リールに停車した。
ああ、ここ、一昨年の出張で来たっけなぁと思って、ちょっと懐かしかったよ、イ課長は。

フランス北部、ベルギーとの国境に近い街リール。
これといってすごい観光物件は(おそらく)ないけど、おいしいワッフルもあるし、
フランス・ベルギーあたりを旅行するときは、ちょっと立ち寄ってみてはいかが?


さて、今回はリール観光協会からの感謝状を待つことにしよう(笑)。


 
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by tohoiwanya | 2013-03-17 22:36 | 2011.11欧州出張 | Comments(6)
2013年 03月 14日

エッフェル塔、お前ってやつは

パリを代表する観光物件をエッフェル塔と凱旋門とすれば、イ課長は明らかに前者だけを偏愛している。
2009年のパリ旅行の時、イ課長は実物のエッフェル塔の美しさに感服し、昼間見たり、夜見たり、散々見た。
2011年11月出張でも決定的夕景写真を撮ったりした以外に、何度も見に行ったのである。

ラップ街29番地のアパートを見た後は、そのままシャン・ド・マルス公園に歩いて昼間のエッフェル塔を眺めた。
うーーんむ・・・美しい。いま自分は本当にパリにいるんだと実感するヒトトキだ。
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ちなみに、こういう日曜日のエッフェル塔前はガイジン観光客目当ての、寄付を装ったタカリが多い。
イ課長にもブスな女のタカリが一人寄ってきて、フランス語で何かいいながら掌をだして金を催促する。
無視して歩いていこうとしたら、こっちの袖をつかんで引き止めやがる。失礼なブスだな。
過去の経験からいっても、フランスの「寄付のフリしたタカリ」はこういうところ、非常にしつこい。

イ課長もムッとしたから袖を振り払って言い返した。
「私から何か経済的援助を得たいのなら、きちんと日本語で主旨を説明しなさい日本語で!
・・・と、日本語で、しかもわざと大きめの声に出して言った。
この女タカリ、もちろんこちらの日本語がわかろうはずもないけど、イ課長の全身の雰囲気で(笑)
強い拒否を感じ取ったようで、「けっ」てな顔して離れていった。ふん、あっちいけ、クソブス。

こういう時、相手が女でも、あまり攻撃的に対応すると、おそらく仲間の男性タカリを呼ぶだろうから
強硬にやればいいというわけでもないけど、このくらいは言ってやりたいよ。
パリのタカリの間に「日本人はドケチだ」という評判をひろげるべく、皆さんもエッフェル塔前のような
観光スポットではビタ一文払わず、頑張ってタカリを拒絶しましょう。

もうちょっと歩くと、何かの平和モニュメント?みたいなものの前に豪華な制服を着た騎馬警官がいた。
何のイベントだ?さっぱりわからないけど、写真を撮らせていただいた。
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それにしてもこの平和モニュメント(なのかなぁ?)、各国語で「平和」という文字が書かれているのはいいとして、
この日本語の「平和」の下手さ加減はどうだ。イ課長が書いたってもうちょっとバランスのいい字を書くぞ?(笑)
たぶん日本人が書いたんじゃないんだろうが、ちょっとなぁ・・・。
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同じ日曜日の夜、飽きもせずにイ課長はもう一度、夜のエッフェル塔を見に行った。
ライトアップに輝くエッフェル塔って、もう本当にパリならではの、誘惑的光景だとつくづく思うんだよ。
ちょっと時間があったから、オーステルリッツ駅からRER(近郊鉄道、メトロとは別)に乗って見に行ったのだ。

駅を降りて地上に出て、フと後ろを仰ぎ見るともうこんな風に光り輝くエッフェル塔が見える。ああキレイ。
やっぱコレだぜ。ライトアップに輝くエッフェル塔。パリといやぁこれ。これに尽きる。
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どんどんエッフェル塔のマタの下に向かって歩く。
ライトアップされたエッフェル塔を遠くから見たことは何度もあるけど、真下から見たことはなかった。
この機会にぜひ見てみようではないか。
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だいぶマタの下に近づいてきた。もう少しで真下だ。
なんだか女性のスカートを下から覗こうとしている痴漢のような気分になってきた(笑)。
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おおお、ついに来ました夜のエッフェル塔の真下。
いや~、同じ光景を昼間見たことはあるけど、塔全体が光り輝く夜はまた一段と不思議な光景だ。
東京タワーでもスカイツリーでも絶対に得られない、エッフェル塔ならではのアングルだよね。
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そして、夜7時(6時だったかな?)、一時間ごとに見られる5分間だけの、おなじみキラキラタイム。
この時は準備万端、一番よく見えるアングルでカメラを構えて待機していた。
まさに塔全体が輝く5分間。ああキレイ。ミーハーになりきって楽しみましょう。
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行きはRERで来たけど、帰りはメトロで帰ることにした。
ビラケム橋を渡り、以前にご紹介した、夜のエッフェル塔ベストショット地点を通ってメトロの駅に向かう。
エッフェル塔を振り返ると、写真を撮らずにはいられない。前回見た時と同じなのに(笑)。
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あーーーちくしょう。やっぱ見とれちまうぜ、このやろう。

エッフェル塔、まったくキミは大したヤツだよ。
イ課長は2度のパリ訪問で昼夜合わせてキミのことはもうタップリ見た。
でも、もし将来またパリに来ることがあったら、やっぱりキミに会いに行っちゃうんだろう。
たとえ、そこにタカリが多いとわかっていても・・・。

 

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by tohoiwanya | 2013-03-14 00:06 | 2011.11欧州出張 | Comments(4)
2013年 02月 18日

コメルス・サンタンドレ小路に行く

2012年3月出張の時のブリュッセルの話が続いたが、理由もなく場所と時間は飛ぶ。
本日は2011年11月出張のパリネタ。この出張ン時のネタもまだけっこう残ってんだよなぁ。
そもそも、イギリスに入ってからの話を全然書いてないし。

まぁいい。とにかく本日はパリネタ。
芸術の都らしく、美術がらみのお話なのである。

ルーブル美術館シリーズを書いたときにちょっと触れたけど、イ課長の美術的教養は
その大半がNHKの「ルーブル美術館」と、朝日新聞の「名画の旅」で形成されている。
ルーブルに行ったときは特に前者の影響が炸裂したわけだけど、せっかくのパリ滞在だから
後者に関するヲタク趣味を満足させるプランもちゃんと用意していたのである。

バルテュスって画家をご存知の方はいるだろうか。
イ課長は「名画の旅」で知るまではバルテュスなんて画家は聞いたこともなかった。

わりと最近亡くなった人で、要するに現代画家。描く対象は特に奇をてらったところがなく、
普通の風景や人物を描いてるんだけど、画風が独特で、ちょっと幻想的。
イ課長なんかはこの人の絵を見ると、ちょっとスーラの点描絵画を連想することがある

バルテュスの代表作とされる絵に「コメルス・サンタンドレ小路」っていう絵がある。
これが「朝日・名画の旅」で紹介されてたんだよね。
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特に変わったものを描いた絵じゃないんだけど、なんか変わった絵でしょ?
この「コメルス・サンタンドレ小路」っていうのはパリに実在している場所で、「名画の旅」では
同じ場所の今の姿を写した写真も小さく紹介されていた。
うーむ、この場所が残ってるなら、ぜひ行ってみたいものだ。

それから、コメルス・サンタンドレ小路がパリのどこにあるのか、オニのように調べまくり、
左岸にあることを発見した。パリ中心部といっていい場所だ。地図をプリントアウトしておき、
当日はそれを持参して、万全の準備でコメルス・サンタンドレ通りに向かったである。

入念な準備のおかげで、コメルス・サンタンドレ小路の入口はわりとすぐに発見できた。
こんな感じで、トンネルになってる。実はここ、ちょっとしたパサージュみたいな通りで、
すごく歴史のあるカフェなんかもあるらしい。「あの絵の場所」としてより、どちらかというと
パリの歴史を感じさせるスポットとして知られているようだ。
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中に入るとこんな感じだ。うーむ、確かに歴史を感じさせるたたずまいだ。
道自体はそんなに長いものじゃない。あの絵のアングルを探してキョロキョロしながら
歩いてるうちに、すぐに反対側の入口に出ちまった。ありゃ?
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こっち側の入口もアッチ側の入口もトンネル構造。しかし絵にはトンネルなんてない。
一体この絵はドコからドコを見て描かれたものなんだ?こんな狭い通りに、あの絵の
アングルがあるようには見えなかったけど・・・。
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もう一度絵を見てほしい。突き当たりにある道は明らかに左から右に登る坂道だ。
しかし、そんな傾斜のありそうな道はあたりに見当たらないんだよなぁ?
バルテュスはこの道そのものじゃなく、近くの裏通りとかを描いたんだろうか?
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せっかくパリのコメルス・サンタンドレ小路まで来たのに、絵のアングルが見つけられないという
ガッカリを受け入れようか・・・と思い始めたその時、やっとわかった。ほら、ここだったんだよ。
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この右側のレストランがいけないのだ。こんなモノがあるから「ここは違う」と思うじゃないか!
このレストランに面したワキ道からコメルス・サンタンドレ小路を見ると、この絵のアングルになる。

左にある建物の窓枠なんて絵と全然変わってない。
奥の道は確かにかすかに傾斜してるんだろうけど、ここは実は直角に交差してなくて、ちょっと
ナナメになってるから、余計に坂道っぽく見えるんだろう。

以前にパサージュ・コタンの記事を書いた時もそうだったけど(あれも実は朝日・名画の旅の影響)、
「画家はまぎれもなく、今自分が見ている光景を絵に残したのだ」っていう場所に実際に立つのは
けっこう感激の体験だよね。右のレストランがなきゃもっと嬉しいんだが…(笑)。

ここに行ったのは、パリ滞在中にポストイット・アートを見たり、ラップ街29番地アパートを見たり、
「健全な観光客なら絶対わざわざ行かないところ」に行きまくった、あの日曜日のことなのである。
マニアック観光に明け暮れたパリの休日。しかしコメルス・サンタンドレ小路で「あの絵」の場所に
立つことができたイ課長はけっこうゴキゲンだったのでありました(笑)。


 
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by tohoiwanya | 2013-02-18 00:28 | 2011.11欧州出張 | Comments(2)
2013年 01月 19日

ル・トラン・ブルーの夜

2011年の欧州出張、えらい人がイ課長と同行してたって話はこれまでにも何回か触れた。

仕事でリヨン駅からリヨンに行った日、そのえらい同行者がパリに戻る列車の中で、
イ課長と通訳さんに晩メシをオゴろうと申し出てきたんだよ。

実はこのエラい人、この欧州出張同行はいわゆる「アゴアシ付き」だっんだよね。
飛行機代はもちろん、現地宿泊費や交通費なんかもイ課長側が負担してた。
成り行き上、ふだんのメシ代なんかもイ課長が払ってたのだ。

彼としても「ご馳走になってばかりじゃワルい」って気を使ってくれたんだろうな。
彼がオゴると申し出てきた背景にはそういう事情があったのである。

これまでずっとイ課長が(というか、ウチの会社が)メシ代を払ってたわけだから、
こっちもおごってもらうという罪悪感があまりなくて(笑)、それならまぁ今晩だけは
ご馳走になりましょうという話がまとまって、3人はリヨン駅に戻ってきた。

「駅の上に豪華なレストランがあったんじゃないか?あそこにしよう」という話になって
行ったのが、パリの高級レストランとして知られたLe Train Bleu= ル・トラン・ブルーだったわけ。

このレストラン。とにかく内装が豪華なことで知られている。
「ニキータ」っていう映画でも、この店のゴージャスさが強調されてたよなぁ。
実際、中に入ってイ課長も驚いたよ。どこの宮殿かと見まごうばかり。ほら。
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予約ナシで飛び込んだけど、幸い我々3人はテーブルにありつくことが出来た。
(予約ナシで座れる最後のテーブルだったそうで、後から来て断られてる客もいた)
超豪華レストランでのディナー、しかもオゴり(笑)。たいへん気分がよろしい。
皿に書かれたLe Train Bleuの文字がいかにも高級店っぽいよねぇ。
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海外出張では駅の構内で立ち食い焼きソーセージとかドネル・ケバブなんかを食い、
缶ビールをホテルの部屋で飲むといった食生活専門のイ課長だもんね、なにせ。
フツーだったら生涯入ることのないようなタグイの店だよ。

ほどなく出てきた前菜はこれ。料理名はわからない。
これねぇ、コップの中の液体はドロリと濃厚な、魚介風味の冷たいスープで、
エビのペースト(かなぁ?)が塗りつけられたパンと一緒に食う。
詳細がわからなくてスマン。こういうのを食うのに慣れてないのだ、イ課長は(笑)。
ただ、非常においしかったことは確かなのである。
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メインはこれ。
これはまぁ一種のハンバーグステーキと言っていいんだと思う。
そんなに大きくは見えないけど、いざ食ってみるとけっこうボリュームがあった。
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最後のデザート。何種類かあったんだけど、イ課長はシャーベットにした。
これも美味しかったねぇ。一つはあきらかに「ゆず風味」なんでびっくりしたよ。
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しかしまぁ、この店にいると、どうしても料理よりも内装に関心が向いてしまう。
トイレに行こうとする廊下にもこんな風にテーブルが置かれてて、時代色たっぷりだ。
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さらに驚いたのがこのトイレの蛇口。
これはもう、1900年に駅舎(と、たぶんこの店)が作られた当時のままの
まさに歴史的蛇口に違いない。すごいねぇ。
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ちなみに、この店の入口で客をサバいてる女性従業員。
普通のウェイトレスじゃなく、サブマネージャー的な感じで仕切ってたけど、
この人がスラリと背が高くて非常に美しい人だった。インド系か、北アフリカ系かな…
同席者たちの指令もあったので(笑)、ズームで盗撮させていただきました。
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美味しい料理、コージャスな店内、歴史を感じさせる備品、さらに美しい女性従業員。
たっぷり堪能させていただきました。ごちそうさまでした。

オゴってもらったわけだから、ル・トラン・ブルーにおけるこの夜の3人の
メシ代+シャンパン代の合計がいくらだったのか、イ課長は知らない。
まぁかなり高かったのは間違いないよねぇ。重ね重ね、ごちそうさまでした。
 

  
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by tohoiwanya | 2013-01-19 00:05 | 2011.11欧州出張 | Comments(4)
2013年 01月 16日

【パリの駅シリーズ:4】 リヨン駅

トホ妻が北駅のことを「東京でいえば上野駅」と評したとき、比較対象に出したのが
このリヨン駅だった。いわく…
「リヨン駅は“南仏に遊びに行く駅”的な、華やかなイメージがある」

当時、イ課長はパリなんて一度も行ったことない身。「ふーんさいでござんすか」と
拝聴するしかなかったわけだが。

そんなイ課長もいまやパリ主要駅をコンプしたもんね。ふふん(笑)。
中でもリヨン駅は、宿泊ホテルの真ん前だったから、リヨンの街に行く時、ここからTGVに乗ったし
(そう、リヨン行きの列車はリヨン駅から出るのだ)、他のどの駅に行くときも
まず、このリヨン駅からメトロに乗って移動したわけだ。
2011年のパリ滞在中、最も頻繁に出たり入ったりした駅だったといえる。

リヨン駅の外観はこんな。どーーん。
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第一印象はとにかくデカい時計台の目立つ立派な駅だなー、と思った。
サン・ラザール駅の正面にも時計がハマッてるけど、あれに比べてやたらデカい時計だ。
バランス的にややデカすぎるのでは?と思わせるくらいデカい(笑)。

現在のリヨン駅は1900年パリ万博のときに作られたそうで、例のアレクサンドル3世橋なんかと
“同級生”ということになるんだと。へぇ~存じませんでした。

建物の外壁もやたら豪華だ。
女神らしきご婦人やら、何だかわからない裸体のご婦人やらがそこらじゅうに貼り付いて、
ちょっとした宮殿のようなたたずまいなのである。
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中はこんな感じ。この駅に関しては昼間の写真があるのである。
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もっとも、リヨンに行くんでここからTGVに乗ったときはは7:24分という、例によって
朝早い列車だったから駅もまだ真っ暗だったけどね。
夜…つうか、早朝のリヨン駅の写真もお目にかけようか?こんな感じだ。
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これまでご紹介した「夜のように真っ暗な早朝のモンパルナス駅や北駅」に行くために
さらにもっと早い時間にホテルを出て、このリヨン駅からメトロに乗るわけだから、
この「夜のような早朝のリヨン駅」の光景は眠さと、身を切るような寒さの記憶とともに
イ課長の中では冬の海外出張の、悪しき思い出のイメージとして残ってる(笑)。

夜の駅構内はこんな感じ。行き止まり式構造の駅なのである。
ちなみに、これまでご紹介したパリの6つのターミナル駅、ぜーーーんぶ行き止まり式だ。
ヨーロッパの大きな駅の典型的スタイルと言っていい。
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しかしリヨン駅、どうしてお前は「リヨン駅」なんだ?
ガイジンは何となく気づかずにスルーしちゃうけど、よく考えてみたらこれは
東京の巨大ターミナル駅の一つに「名古屋駅」っていう名前がついてるのと同じことだ。
そういう名前つけるか?フツー。

これでリヨンに「パリ駅」があれば笑えるところだけど、さすがにそれはないようだ。
ちなみに、リヨンの街には『リヨン駅』って名前の駅はないそうで、イ課長が利用したのも
「リヨン・ナントヤラ」って、後になにか付いた駅名だったな(調べろよ)。

実はこの駅を「パリの駅シリーズ」の最後にもってきたのには理由がある。
「利用した順番通り」なら、リヨン駅じゃなく、北駅が最後になるはずだった。
でも、ここを最後にする方が次回への流れが良くなるんだよ。

このリヨン駅の中には有名な豪華レストランがある。
「ル・トラン・ブルー(英訳すればブルー・トレイン)」っていうレストランだ。
ガイドブックなんかにも載ってる有名店で、「ニキータ」って映画にも出てきた。

実はイ課長はなぜか、その「ル・トラン・ブルー」で晩メシを食ったんですねー。
駅に続けて、そのレストランをご紹介するために、リヨン駅を最後にもってきたんですねー。

リヨン駅構内にある絢爛豪華な高級レストラン「ル・トラン・ブルー」。
駅もそうだけど、そのレストラン自体も歴史建造物に指定されてるんだとか。
B級グルメ専門のイ課長が、なぜそんなゴージャスなレストランでメシを食ったのか?

次回の更新で全てが明かされる…(ひっぱるねぇ)。


 
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by tohoiwanya | 2013-01-16 00:21 | 2011.11欧州出張 | Comments(0)
2013年 01月 14日

【パリの駅シリーズ:3】3つのターミナル駅

3連休なのをいいことに、こんな時刻に更新するのである。

さて、パリの駅シリーズ。最後を飾るリヨン駅の前に、寄り道をしたくなった。
だから、予定を変更して今日は他の駅のことを書く。

2011年の出張で、イ課長は仕事上の訪問先に行くために、パリにおいて
モンパルナス駅、北駅、リヨン駅を利用した。だから最初は順当にこの3つの駅について
書こうと思っていたのだけど…

…ん?だが待てよ?

考えてみりゃ、シュツットガルトからパリに到着したのは東駅だった。
翌日、ルーアン観光に行くために使ったのがサン・ラザール駅。
オーステルリッツ駅は日曜日に散歩で見学して、この駅の地下からRER(近郊線)に乗って
夜のエッフェル塔を見に行ったんだよ。ってことはだよ?

なんと。
イ課長はあの出張でパリ主要駅を全部使ってたんだ!
パリ6大ターミナル駅をコンプリート。ステージクリア。すごいぞイ課長(笑)。

というわけで、せっかくだから仕事以外で使った3つの駅のことも触れておこうと思ったわけだ。
以前の記事と多少カブるけど、やはりここは「6駅完全制覇」という完璧性を追求しておきたい。

【サン・ラザール駅】
歴史と伝統あふれるサン・ラザール駅。モネも描いたサン・ラザール駅。

2009年にはガタガタ工事してたけど、2011年にはそれも完成して、落ち着いてた。
ここはノルマンディー方面の列車が出る駅で、ルーアンにはここから行ったわけだ。
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ただサン・ラザール駅と言やぁ,映画ヲタクのイ課長にとっては映画ヲタク的な意味で
非常に思い入れがある駅なんだよ。2009年の旅行のときも詳しく書いた
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「シェルブールの雨傘」のロケ地、シェルブールに行きたい方(少ないだろうが)
「男と女」のロケ地、ドゥーヴィルに行きたい方(いるかなぁ?)
「シベールの日曜日」のロケ地、ヴィル・ダヴレーに行きたい方(いないだろうと思う)
全部サン・ラザール駅からの発車です。しかも駅自体も「男と女」の、有名なラストシーンの
ロケ地だっつうんだから、フランス映画ファンにとっては聖地のような駅なのである。


【東駅】
北駅とほとんど隣接すると言っていい東駅。
シュツットガルトから週末ルンルン気分で乗ったTGVの到着駅が東駅だったのである。
着いたときは夜で暗かったけど、昼間は利用客でにぎやかな駅だ。
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東駅からさらに東にちょっと歩くともうサン・マルタン運河なんかがある。
北駅同様、パリ下町情緒あふれるエリアと言っていいだろうな。

駅構内のショップもけっこう充実してて、イ課長はこの駅の中のロクシタンで
日本へのお土産を買ったりしたもんだった。
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ランスに行ってランス大聖堂を見たいという方(これは多いだろう)
あと…ドコ方面行きが出るのかよく知らないんだけど、方角からいってパリ東方の
都市に行きたい方は利用するであろう駅なのである。


【オーステルリッツ駅】
ここは上にも書いたように、地下の駅から近郊線に乗る時に利用したけど、
この駅から長距離路線に乗ったことはない。
だから、ドコ方面行きの列車が出る駅のかも実はよく知らない(笑)。
おそらくパリ南方の都市向けじゃないかと思うが、よくわからんヌ。

リヨン駅前のホテルにチェックインして、リヨン駅をブラブラ散歩・見学したあと、
セーヌ川対岸にあるこのオーステルリッツ駅まで足を伸ばしてみたというわけなのだ。
リヨン駅とオーステルリッツ駅はセーヌ川をはさんでアッチとコッチにあって、近い。
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石造りの外観で、なかなか歴史のありそうな駅だ。
駅名はナポレオンが勝った「アウステルリッツの戦い」からとってるらしい。
しかし、この駅からアウステルリッツ行きの列車が出ているのかどうかは知らぬ。

中はこんな感じ。
パリのターミナル駅によくある、長~い三角屋根構造になってて、これだけ見たら
ここがナニ駅なのか全然区別がつかないよね(笑)。
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以上、パリ主要駅コンプリート記念、3つのターミナル駅の駆け足紹介でした。

イ課長は海外の駅を見学するのが好きだし、パリの駅はそれぞれに趣きがある。
皆さんもパリでヒマがあれば、あちこち見学してみるのも面白いと思う…けど、だ。

こういう大きな駅にはヘンなヤツ、あぶないヤツ、スリ、ひったくりの類もいる。
そうウヨウヨしてるってわけじゃ(たぶん)ないだろうし、イ課長も遭遇はしなかったけど、
巨大駅はそういう連中が“仕事場”にしやすい場所であることは確かだ。
念のため、駅見学に際しては警戒レベルを1段階くらい上げて、のぞみましょう。

パリの駅シリーズ。モンパルナス駅から始まって、これで5つご紹介し終わったわけだ。
次回はいよいよ、今度こそ、シリーズラストを飾るリヨン駅のご紹介でーーす。
 
 
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by tohoiwanya | 2013-01-14 02:11 | 2011.11欧州出張 | Comments(6)
2013年 01月 12日

【パリの駅シリーズ:2】北駅

パリ北駅

この語感には何となくロマンチックなイマジネーションをかきたてるものがある。
パリに行ったことがない頃から「北駅」っていう駅があることは聞いたことがあって、
そこはきっとノスタルジイと旅愁に満ちた駅に違いない、と勝手に想像してた。
「北」っていう言葉が影響してたんだろうな、きっと。

パリ経験のあるトホ妻が北駅についてイ課長に説明したことがある。
いわく、北駅というのは東京で言えば上野駅に近くて、周囲は庶民的かつ下町的な
雰囲気に満ちた駅なのである…ということらしい。

実際に北駅を始めて見たのは2009年に初めてパリを旅行した時だ。
駅自体は近代的で、ベルギーやドイツに行く国際列車も出る巨大駅なんだけど、
駅の周囲は確かに下町っぽい雰囲気がある。

北駅からしばらく歩いてモンマルトルの周辺まで行くと、これはもうはっきりと
黒人やアラブ系・インド系なんかの移民が多く住む地区だってことがわかる。
美容院に貼られたモデル写真がアフロヘアの黒人女性モデルだったりするからね。
そこからさらに歩くと、ポルノショップ街があり、赤い風車ムーラン・ルージュがあり…
…なんとなく上野駅から浅草にかけて歩いてるような気分。

しかし、こういう「昼間の北駅」の思い出はぜんぶ2009年のパリ旅行のときのことだ。
2011年出張では7:58発リール行き列車に乗る必要があって、例によって眠い目をこすり、
寒さに身をかがめながら早朝にホテルを出て、北駅に向かった。

北駅に着いたのは7時ちょい過ぎくらいじゃなかったかな。
しかし、朝の列車に乗ろうっていうフランス人たちで駅の中は混んでる。
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上の写真の右のところに何やら光り輝く柱みたいなものが床から突き出ている。
これ、何かっていうと、要するに電気ストーブなんだね。大して暖かいわけじゃないけど、
ないよりはマシだっていうんでフランス人たちが暖をとってる。
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上の方から北駅全体を見渡してみる。
天井が高くて、クラシカルな球形の照明がズラリと並んでるあたりは、いかにも
歴史と伝統を誇る駅としての風格があって、なかなかよろしい。
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ちなみに、駅前はこんな感じ。その名もズバリ「テルミヌス・ノール=北駅」っていう
建物が真ん前にあるね。何度もいうけど、これは夜の写真ではない。
もう7時をトックにまわった朝の写真なのである。
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ほら、もう7:43だし。
でも例によって「発車直前まで何番線か教えてあげないよ~んシステム」だから
発車15分前になってもこうやって表示板の前で待ってなきゃならん。
まったくもう…フランス人ってやつぁ…
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実はこの夜、リールから再び北駅に戻ってきたとき、イ課長はフランス人に対して
さらなる呪詛の言葉を吐くことになった。

北駅の切符自販機で、翌日のドゴール空港までの切符を買っとこうと思ったんだよ。
通訳さんが一緒だと、機械の表示画面がフランス語でも切符が買えるじゃん?
彼女についててもらいながら、自販機の表示画面を操作してドゴール空港…大人2枚…と
順調に買い進み、最後の入金画面になったら…

現在お札が使えません」という表示が(通訳さんの話によると)出るではないか。
となりの自販機に移って買おうとしてもダメ。どれもダメ。おそらく、この時は北駅全体の
切符自販機システムがトラブッて、全部「お札は使えません状態」になってたと思われる。

仕方なくクレジットカードで買おうとしたら…えッ?!カードも「使えません」だとゥ?
フランス人〜〜〜、そんなにイ課長を怒らせたいか?

通訳さんが「硬貨なら使えるみたいです」っていうけど、そんなねぇ、パリ中心部から
ドゴール空港まで1000円くらいするんだぜ?二枚買おうとすりゃ2000円だぞ?
2000円分もジャラジャラ硬貨をかき集めろってか?!ふざけんな!

こうなると旅愁あふれる駅もヘチマもあったもんじゃない。
イ課長の北駅に対する印象は一気に悪化し、同時に対仏感情も大幅に悪化した(笑)。
自分の財布から硬貨をジャラジャラ出し、同行者の人の硬貨もあわせて、二人分の
切符を買えるかどうか勘定してみたけど、そりゃねー2000円分もの硬貨なんて、ないよ。

まったくもう~…ワインばっか飲んでヘラヘラしてねぇでな、駅の切符自販機くらいは
マトモに動くようにシステムメンテナンスしとけ!フランス人!

結局、北駅では切符を買うことができず、ルーブル3時間1本勝負のために移動した
メトロの駅の自販機で(これはマトモに動いた)やっと切符を2枚購入できたのである。
ったくもう~…ぜいぜい…。

次回?次回はリヨン駅をご紹介する予定だよ。ぜいぜい…。
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by tohoiwanya | 2013-01-12 00:18 | 2011.11欧州出張 | Comments(6)