カテゴリ:2012.03 欧州出張( 35 )


2013年 06月 19日

イ課長ミシュラン・ホテル評価23

ホテル評価の続き。ミラノのホテルだ。
これで2012年3月出張で泊まったホテルはぜんぶ終わったことになる(ホッ)。


Hotel Flora

ミラノ中央駅から徒歩5分。小さなホテルがゴシャーッと何軒も集まった一角にあるホテル・フローラ。
2泊で220ユーロだから、1泊110ユーロ、当時のレートで約1.1万円。フランクフルトのエクセルシオールに
比べればほとんど倍。ブリュッセルのホテルよりもさらに高い。

でもグレードとしては3ツ星の安ホテル。大したことはないの。ミラノはホテルの相場が全体的に高いわりに
口コミのいいホテルが少なくて、探すのにけっこう時間がかかったんだよね。
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利便性★★★★☆
それでもまぁ、利便性は星4つはあげられる。駅からの近さだけから言えば星5つでもいいんだけど、周囲に
夜でも行きやすいメシ屋やコンビニみたいな店があんまりなくて、その点が若干のマイナスか。
もっとも、イ課長は一晩目は夜遅く到着してなんとか焼き野菜にありついたし、二晩目は関係者との会食。
夜間活動もロクにしないから特に困ることもなかったが。

ただ、中央駅前は夜はびっくりするほど人通りが少なくて、ほとんどフランクフルト並み(笑)。
女性の一人旅なんかだったら、もう少し賑やかな場所の方が安心だし、便利だし、楽しいと思うよ。
もっとも、それがミラノのどの辺なのかと聞かれると困るのだが(笑)。
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ただ、前にも書いたようにイ課長の場合は空港バス発着地点である中央駅から近いことが優先された。
夜遅く到着するとか、朝早く空港行く必要があるなんて人はこのエリアが便利だと思うよ。


部屋★★★☆☆
部屋ン中はこんな感じ。中央にドカンと広いベッド、あとはあまりスキマがないってくらい狭いが、
最初から「こんなもんだろ」と思ってたからさしたる失望もない。星三つってところか。
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バスルームはこんな感じ。これまた「こんなもんだろ」と予想した通りだ。もちろんバスタブなし。
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全体的に「こんなもんだろ」な部屋なんだけど(笑)、悪い印象は全然ないよ。
上にも書いたように、駅近のわりに周囲は賑やかじゃないから、その分静かで、よく寝た記憶がある。


朝食★★★☆☆
ヨーロッパのホテルで大きなポイントになるのはやっぱ朝食。
イタリアのホテルの朝食って、新婚旅行の時に食ったかもしれないけど、全然覚えてないから、
実質的には生まれて初めてみたいなもんだ。で、どんなだったかというと・・・。

こんな感じ。朝食もまた「こんなもんだろ」と思ったレベルの、まぁまぁのグレードだった。
ハムとかの冷肉類、パン、チーズあたりがメインだ。

ただ、朝からロールケーキが置かれてるのはちょっと珍しい。朝は甘い菓子パン系を好むイ課長、
さっそく食ったのである(味はフツー)。それと、この赤いジュース。たぶんスイカジュースだと思うけど
これは美味しくて、翌日の出発の朝もガブガブ飲んぢまったぜ。
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というわけで、とにかく予想したとおりのレベルの、まぁまぁのホテルだったといえる。
2泊したとはいえ、夜遅く到着、中一日おいて最後の日は朝発ちだから、このホテルではあまり
ゆっくりくつろぐなんて時間もなかったけど、逆に言うとそういう旅ならこの程度のホテルで十分だよ。

ただ、1泊110ユーロは、フランクフルトのあそこに比べるといかにもコストパフォーマンスが悪い。
倍近い値段の開きがあるわけだからねぇ。

この出張では3箇所のホテルに泊まったわけだけど、最初のエクセルシオールが非常に安かったので
その後泊まったブリュッセルやミラノの同レベルのホテルに対してはどうしてもエクセルシオールとの
比較評価になって、全般的にホメ言葉が少ないね。もっと安きゃ、もうちょっと評価もあがるんだが・・・。
 

 
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by tohoiwanya | 2013-06-19 10:15 | 2012.03 欧州出張 | Comments(0)
2013年 06月 12日

イ課長ミシュラン・ホテル評価22

ホテル評価をサクサクと続けよう。
このあとまだ7ホテルくらい貯まってるはずだからね。

さて、昨年3月出張で泊まったブリュッセルのホテル。
この時はブリュッセル到着早々アントワープ日帰り観光に行き、その夜はオペラ「ルサルカ」を鑑賞し、
翌日はブリュッセルで仕事、って感じでけっこう忙しかったから、何となく「ブリュッセルには長くいた」って
印象があるんだけど、実際には1泊しかしてないんだよね。

「グラン・プラスに近いところで、高くなさそうなところ・・」っていうんで選んだわけだが・・・。


Hotel Matignon

これ、例によって読み方がわからない(フランス語なんてきらいだ!)。「ホテル マティニョン」でいいのかな?

利便性 ★★★★☆
プレメトロのブルズ駅からすぐ近く、グラン・プラスからもすぐ近く、周囲には店もいっぱい。
オペラを見たモネ劇場までだって歩いて行ける。観光利便性を考えれば文句なく星5つと言っていい。

ただ、ビジネスの利便性を考えるんだったら、北駅か南駅というターミナル駅の近くにすべきだよな。
フランクフルトから到着した時、空港に行く時、荷物抱えてプレメトロでの移動するのはちょいと面倒くさい。
しかしまぁ、それは「強いて言えば」っていう程度の問題で、交通・買い物・食事等々、あらゆる利便性が
高い場所、充分いいロケーションといえる。

ホテル設備 ★★☆☆☆
これはイマイチ評価とせざるを得ないだろうな。
まず困ったのはエレベーターが故障中で階段しか使えなかったこと。しかもイ課長の部屋は4階。
別に4階くらい、ただ上り下りするだけなら困らないけど、「荷物を持って」となると苦しい。

チェックインの後、フロントのおじちゃんが「リフトが壊れてるから、荷物を運ぶのを手伝おう」って言って、
イ課長と二人で4階までゴロゴロスーツケースを運んだけど、二人とも最後はハァハァいってたね(笑)。
「荷物を下ろす時も手伝うから呼んでくれ」と言ってくれたけど、かえって時間がかかるから、
チェックアウトの時はイ課長一人で持って降りましたよ。大変でしたよもう。はぁはぁ。

部屋 ★★☆☆☆
これもちょっと厳しい評価になる。
一番困ったのはwifiでネットできなかったことだ。無料wifiありって書かれてたけど、全然電波がこない。
どうせ1泊だけだからいいや、と思ってすぐ諦めたけど、長期滞在だったら大きな問題になったはずだ。
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部屋自体もねぇ・・・、どうしても、前日泊まったフランクフルトのエクセルシオールと比較しちゃうじゃん?
グレード的には同じレベルなんだけど、何せあっちは約6000円。こっちは約10000円(99ユーロ)だからねぇ。
バスタブがついているのは(エクセルシオールにはなかった)評価すべきだろうけど・・・。
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特によくわからんのはこのタンスだ。部屋の隅にタンスがある。まぁそれはいい。
しかし、タンスのすぐ前には冷蔵庫があって、引出しが引き出せない(笑)。
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「ここにモノを置いたら、タンスの引出しが出せなくなる」って気付かなかったのか?どうもよくわからん。
そういうわけで、部屋もイマイチ評価なのである。

朝食 ★★★☆☆
ベルギーのホテルの朝食は、ドイツと違って簡素だろうと最初から思ってたから、これはソコソコってとこか。
チョコの入った菓子パンと、ハムなんかの冷たいオカズとゆで卵。温かい料理や生野菜はなかったね。
ベルギーの安ホテルならオーソドックスなレベルのはずで、星3つが妥当だろう。
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全体としては「そこそこ」ってところかなぁ?ゴージャスなホテルライフなんて最初っから考えてない人なら
大きな不満はないはず。とにかく観光には便利だからね。1泊99ユーロはちと高いけど、これは何度も言うように
フランクフルトのホテルと比べちゃうからで、ブリュッセルのこのレベルのホテルで朝食コミで1万円なら、
まぁ妥当なセンだろう。

なお、この出張の翌年、つまり今年の2013年2月、イ課長はまたもブリュッセルに出張したのはご存知の通り。
当然、ブリュッセルでホテル探しをまたやった。

しかし、このホテルは検討対象にはしませんでした。なぜかって?いや別に特にイヤだった理由はないんだけど、
特に良かったっていう理由もないし・・・(笑)。
 

  
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by tohoiwanya | 2013-06-12 11:00 | 2012.03 欧州出張 | Comments(2)
2013年 06月 11日

イ課長ミシュラン・ホテル評価21

フランクフルトネタ、重要なのを忘れてた(笑)。
イ課長ブログ恒例、ホテル評価。フランクフルトで2泊したホテル、いってみようではないか。
例によって評価はこの5つ星システムね。

★★★★★  サイコウ
★★★★☆  ケッコウイイ
★★★☆☆  マァマァ
★★☆☆☆  イマイチ
★☆☆☆☆  ダメダメ
☆☆☆☆☆  ウンコ


Hotel Excelsior

ホテル・エクセルシオール。これはだいぶ前に書いたホテル・モノポールの隣にあるホテルで、おそらく同じ系列。
モノポールが4ツ星なのに対し、隣のエクセルシオールは3ツ星。だからグレードに大きな差があるかというと、
これがあんまりない。そのくせ2泊で117ユーロだ。当時の円高レートなら一泊せいぜい6000円。これは安い。
安くても、基本的には非常に良いホテルなのだ(下の写真、右隣の茶色いのがモノポール)。
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利便性 ★★★★★
フランクフルト中央駅からすぐ近くで★5つあげたモノポールの隣。しかも「駅寄り」の隣なのだ。
モノポールより数十m、さらに中央駅に近いわけで、駅からの近さは文句つけようがないし、そういう立地だから
缶ビールを買うんでも食事でも何でも駅で済む。便利さじゃ文句なく星5つだ。

部屋 ★★★★☆
そんなに広いってわけじゃないけど、部屋の広さもまた問題なし。何度も言うけど6000円のホテルだからね。
国内出張で6000円のビジネスホテルに泊まれば、もっと部屋は狭いだろう。建物はやや古いし、調度や設備も
ピカピカではないけど、ゆったりしたソファがあって、ちゃんとデスクもあって、wifiでネットもできる。
「この料金なら」という条件つきで星5つあげてもいいくらいだ。
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ドイツのホテル、必ずと言っていいくらい、ベッドの上に何かちょっとしたお菓子が置かれている。
よくあるのはクマのグミの小袋だけど、ここはこんな専用ホルダ?に入れたチョコレートなのである。
写真を撮って、すぐに食った(笑)。
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部屋のカギの開けやすさ ★★☆☆☆
最初はあせった。カギが開かないんだもん。
フロントでチェックインするとき、係員が「こうやって開けなさい」っていうのをドアノブの模型を使って(!)
説明してくれた。模型まで置いてるくらいだから、「どうやってカギ開けるの?!」っていう声が多いんだろうな。

フロント係員は「コレをここに差し込んだ状態でこの緑のヤツを、こうやって回す」と「左に」回して実演してくれた。
言われた通りにやったんだけど、これが開かない。何度やっても開かない。ドアの前でひたすらガチャガチャ。
「もしかして・・」と思って、しゃがみ込んでドアのところを見た。
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ドアノブの下にある、この緑のボタン。回す向きが右か左かは部屋によって違うんだと思う。
イ課長はフロントの係員がやった通りに「左に」回したんだけど、この部屋は「」だったのだ。
え?ちゃんと書いてあるじゃないかって?あのねぇ、イ課長は身長の不自由な巨大ロボットなの。
ドアノブの下の、緑のボタンのさらに下の、小さい紙なんて、立った状態じゃ目に入らないの!ぶう!

朝食 ★★★★★
朝食は良かった。モノポールと同系列なら朝食がいいことは予想がついたけど、すごくいい。
グレードとしては三ツ星ホテルで四つ星ホテルと同じ朝食が食えると評価していいと思う。

特にスモークサーモンがついてるのが嬉しい。イ課長の経験だと、三ツ星ホテルでスモークサーモンを朝食に
置いているホテルは少ない。ライスと、それにかける煮物、さらにヤキソバみたいなアジアンフードもあったりして
メニューのバラエティも豊富。前夜は到着当日の時差ボケでロクな晩飯食わずに爆睡しちまったから、
朝はがっつり食わせていただきました。おいしかったよ。
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しかも、ここ、確か朝食が5時半からだったと思う(5時だったかな?)。これはものすごく早い。
パリのリヨン駅前のホテルが朝食が5時半からだったけど、それに匹敵する早さ。これは助かる。
チェックアウト当日はチョー早起きして、朝6:25分発のICEでブリュッセルに行かなきゃいけなかったんだけど、
そんな日でも余裕でホテルの朝食が食えたのは嬉しい。前日に比べると、少し量が減ってるね(笑)。
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カギに若干の問題はあるが(笑)、総じて、すごくいいホテルだったと思うよ。
フランクフルトで何度もホテル選びしてるから、比較的料金の安いこのホテルが駅の真ん前にあることは
以前から知ってたけど、泊まったのは初めてだ。非常によろしい。


        た・だ・し・・・・

一つだけ注意事項。2月・3月にこのホテルに泊まる時は(イ課長が泊まったのは3月初め)覚悟が必要だ。
何の覚悟かっていうと、「周囲は日本人の、卒業旅行の若者だらけである」ということに対して、だ。
おそらく、日本のどこかの旅行会社がここを使ってるんだろうな。便利だし、安いし。ホテルのガワにしたって、
観光シーズンには程遠い3月に、大量の観光客を運んできてくれるのは営業上助かるはずだ。

ただねぇ・・やっぱ異様な状況だよ。実際その場に身を置いてみると(笑)。
朝飯を食う時なんて、周囲は全員東洋人の、おそらく日本人の、おそらく卒業旅行のワカモノで埋まる。
出張ビジネスマンなんてイ課長一人。何だか「日本人コドモ専用ホテル」に間違って泊まっちゃったみたい。
ま、日本人の学生たち、そんなに行儀は悪くなかったし、いいんだけどさ。ああ大量だとさすがに・・・


 
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by tohoiwanya | 2013-06-11 00:01 | 2012.03 欧州出張 | Comments(4)
2013年 06月 09日

夜のフランクフルト

以前、数少ないフランクフルトネタでこんな話を書いた。
この時「ベストショット」の夜景を見たいがために、翌日の夜、仕事の帰りにわざわざ途中下車して
橋の上から写真を撮ったって話も書いた。
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この写真を撮ったのがおそらく夜の6時半か7時頃だったはず。
冬至はトックに過ぎた3月初めだったけど、まだまだ夜が早くて、気分は完全に真冬だ。

前日の昼間、同じベストショット・ポイントからはトラムに乗って中央駅まで戻った。
今日も同じように帰ろうと思い、同じトラム乗り場に行き、同じように切符を買い、トラムを待った。

なかなか来ない。夜だから本数が少ないんだろう。待つしかない。寒い。


まだ来ない。さらに待った。寒い。


        ・・・・まだ来ない。さらに待った。寒い。

ヲイ、ドイツ人、イ課長はセッカチで気が短けぇって知ってるか?いつまで待たせるんでぃ!

フと気づくと、イ課長以外にトラムを待つ人は誰もいない。反対側の停留所にも人っ子一人いない。
愚かなるイ課長、このあたりからようやく「ひょっとして運行してないのではないか?」と推測し始めた。
事情はよくわからない。単にすごく終電の早い路線ということか、あるいは線路工事か何かの理由で
この日の夜は運行してなかったのかもしれない。

しかし、運行してないトラムなら切符の自動販売機に「運行してないヨ」って紙くらい貼っとけよな。
硬貨投入口に何か貼ってありゃ、ドイツ語の読めないイ課長だって「ナニかあるのか?」と思うけど
すんなり切符が買えたもんで、コッチは信用しちまったじゃねぇか。
(切符自販機ってこんな感じ。下の方に旗ボタンがあって、それで表示言語を選ぶのである)
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今からタクシー乗り場を探すのも面倒だし、しゃぁねぇ、もう歩こう。方向はわかってんだし。
中央駅までだったら歩いても30分はかからないはずだ。さっき買ったトラムの切符は完全なムダ。
金額的には200円程度だけど気分は悪い。

夜のフランクフルトを西に向かって、軽い怒りを胸に(笑)、疾風のように歩き始めるイ課長。
ったくもう、腹減ってるしさぁ、疲れてんのになぁ(ぶつぶつ・・・)。

言うまでもなく、フランクフルトはイ課長の外国都市訪問回数ランキングでぶっちぎりトップの街。
たぶんこの時の訪問が旅行・出張あわせて8回目の訪問だったはずだ。

しかし夜のフランクフルトをこんなに延々と歩いたのって初めてだと思うよ。
見慣れた街だけに、「おお、夜みるとこんな感じなのか」と思う。たとえば大聖堂はこんな感じ。
一応ライトアップされてるけど、何となくジミめというか・・・。
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ああ、この市電の上のアーチも見慣れた場所だけど、夜はこんなに閑散としてるのか。
しかしさぁ、まだ8時前だろ?いくらなんでも人通りが少なすぎないか?フランクフルト。
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あー、これが橋の上からのベストショットでも一番目立ってた、ヘンな形のビルだ。
夜はこんな感じなんだね。
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すごい早足で歩いたから、もう欧州中央銀行前。ここから中央駅はすぐだ。
ユーロ様の青いネオンが光り輝いてるぜ、けっ。
と、こんな感じで夜のフランクフルトを競歩の選手みたいな速度で歩いてきたわけだ。
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しっかしまぁ、この街の、夜の人通りの少なさには改めてびっくりだぜ。イ課長だからいいようなモンの、
女性の一人歩きはもちろん、女性二人歩きでもちょっとコワいかも(治安の悪い街では全然ないが)。
もうちょっと人通りの多い、賑やかな街になろうって了見はねぇのか?!フランクフルトッ!

ブリュッセルやミラノの話ばっかりでよゥ、フランクフルトネタが少ないのは気の毒だと思ったからよゥ、
こうして夜景写真と一緒に夜のフランクフルトを紹介してやったんじゃねぇか。イ課長だって気を使ってんでぃ。
それがどうよ、書き終わってみりゃ「フランクフルトの夜はトラムも動かねぇワ、人通りも少ねぇワで
しょうもねぇシケた街だぜ
」って話になっちまったよ(笑)。

しかしだな、これはイ課長の責任じゃねぇ!なんとかしろぃ、フランクフルト!


  
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by tohoiwanya | 2013-06-09 00:32 | 2012.03 欧州出張 | Comments(0)
2013年 05月 31日

空港バス乗り場の名歌手?たち

またミラノの話。

考えてみると、2012年3月欧州出張ネタではミラノの話が多いね。
ブリュッセルのこともけっこう書いたけど、2泊したフランクフルトネタなんてほとんど書いてない。
「行き慣れた街か、初めて行く街か」の差なのか。本当に「つまらない街」だからなのか・・・。
かわいそうなフランクフルト・・時間をくれ、善処したいと思う(笑)。

とはいっても、ミラノだって同じように2泊しかしてないし、そうたくさんネタがあるわけではない。
本日はミラノから日本への帰国当日、空港バスに乗った時のことを書こう。

ミラノに到着したときは、マルペンサ空港に到着したけど、帰る時は別の空港に行く必要があった。
その名もリナーテ空港。ミラノには空港が大小3つあるんだよね。
マルペンサ空港は遠距離国際便の発着が多いみたいで、規模も最も大きい(その代わり遠い)のに対し、
リナーテ空港はEU内路線中心で、規模は中っくらい(その代わり近い)。イ課長はそのリナーテ空港から
ルフトでフランクフルトまで飛び、そこで日本行きに乗り換えるというフライト予定だったのである。

当然、ミラノからリナーテ空港への交通手段を事前に調べた。どうやら中央駅からリナーテ空港まで
直行バスが出てるらしい。マルペンサ空港からのバスも中央駅に到着したわけだから、要するに
ミラノ中央駅って空港バスの大発着地なんだな。中央駅近くにホテルをとった理由はこれが大きい。

さて帰国当日。空港バス乗り場は中央駅東側、地図でいうと建物右側にある。
ゴロゴロスーツケースをひきずって、バス乗り場へと歩く。
(関係ないけど、下の写真は朝のミラノ。イタリアじゃパトカーもスポーツカーなのだ)
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駅のワキには確かにズラーーーッと何台もバスが停まってる。
「マルペンサ空港行きはこれ」っていうんじゃなく、マルペンサ行きのバスだけで複数ある。
台北の桃園空港みたいに、一つの路線にいくつものバス会社が参入して競合してるようだ。

このバス乗り場がまたやけに活気があってさぁ、意外なほど面白かったんだよ。
オレンジ色のベストを着たニイちゃんたちが各バス停ごとに立ってて、それぞれ自慢のノドで行き先を連呼し、
乗客を呼び込む。イタリア人はみんなオペラ歌手みたいに声が通るって聞いたことがあるけど、ここに来ると
あの説はホントなんだと実感する。どの呼び込みの声もちょいとばかり音楽的に聞こえるんだよ。

イ課長の目指すリナーテ空港行きは奥の方に二台停まってた。2社競合態勢ってことなんだろう。
それぞれ、バスのワキにキニイちゃんが立って、ここでも大声をはりあげて呼び込みしてる。
リナーーーテーー!」「エ~イ リナーテリナーテリナーテリナァーーテェェーーー!
リナーテーーー!リナーーテーー!」「リナーテリナーテリナーテリナーテェェ~~!!
実になんというか、先進国的でなくて(笑)、好きだなぁこういう感じ。

リナーテ空港行きバスを運行するこの2社の競争に関してはかなり力関係の差があるようだ。
バス停の配置が手前にデカいバス、奥はミニバスなんだよ。コッチ側から歩いてきた乗客は
まず最初に目にする手前のデカバス社の方にどうしても乗っちゃう。イ課長もデカバスに乗った。
奥に、同じリナーテ空港行きのバスがもう1台あるなんて、あとで気づいたくらいだ。
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デカバス社の兄ちゃん、よく通るテノールの声で行き先を連呼する。テンポとしてはアレグロくらいか。
リナーテリナーテリナーテリナーテェェ~!」リズムが良く、かすかに音程変化もつけて、その調子よさは
なかなか耳に心地よい。
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一方、位置的に不利なミニバス社のニイちゃんは、いまいち気勢があがらない。
やや低めの、バリトンの声で「リナーーテーーー!」ってアダージェットくらいのテンポで(笑)伸ばすんだけど
デカバス社テノールの「リナーテリナーテリナーテリナーテェ!」の連呼に押され気味。がんばれ。

リナーテ空港だけじゃなく、他の空港行きバスもこんな感じで客引き競争が激しい。
「ニュルンベルクの歌合戦」ならぬ、「ミラノ中央駅の客引き合戦」。呼び込みの声こそが彼らの商売道具だ。
雰囲気は空港バス乗り場というより、どちらかというと市場のソレに近くて(笑)、楽しい。
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ちなみにこのデカバス、中は自由席だから、一番前に座った。
出発直前、まだ運転手が乗る前はこんな感じ。前に停まってるバスはベルガモ空港行きかなぁ?
(格安航空ライアンエアは、遠くて不便なベルガモ空港を使っていたはずなのだ)
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この日は平日、金曜日の朝だったけど、幸い道路はそんなに混んでない。
リナーテ空港は中央駅からだと30分弱ってとこかな?マルペンサ空港よりはずっと近いのだ。
バス最前列で眺めもいいし、せっかくだから道中の写真を撮った。なお、イ課長と同じバスに乗って
リナーテ空港に行く乗客の大半は卒業旅行の日本の若者。ミラノにもいっぱいいたねぇ。
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外国で、宿泊した街から空港までの移動って頭を悩ますことが少なくないけど、ミラノはとても簡単。
とにかくミラノ中央駅のワキに行きさえすりゃ、3つの空港行きバスがワンサと並んでるし、係員が大声で
行き先空港名を連呼してるから、バスを乗り間違えるのは不可能に近い(笑)。
それに何より、この名歌手?たちの競演が面白くてしょうがなかったよ、イ課長は。

ミラノのスカラ座の「アイーダ」は見られなかったイ課長。イタリア人のノドと音楽性の片鱗を、
中央駅ワキの空港バス乗り場で垣間見させていただきました。大変楽しゅうございました。


 
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by tohoiwanya | 2013-05-31 11:28 | 2012.03 欧州出張 | Comments(4)
2013年 05月 29日

愚かなるイ課長のドジ【切符編】

前にも同じ題名で、ブリュッセルでのドジ話を告白したな。
あれが【チップ編】だとすれば、本日のドジはさしずめ【切符編】といえるだろう。

そりゃねぇ、確かにイ課長はバカ丸だしの愚か者だ。しかし、それでも失敗の許されない海外出張となりゃ
こう見えても念入りに準備してるんだよ。特に欧州出張は回数も重ねてるから、現地鉄道の切符の予約とかに
関しちゃ、いつの間にか社内でも断トツの経験を誇る立場になってる。

たまさか、他の社員が欧州出張する時にパソコンでササッとベルギーあたりの鉄道ダイヤを調べてあげたり
切符は予約サイトでこうやって買うんだよ、なんて教えてあげようもんなら、神のごとく尊敬される(笑)。
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とは言え、しょせん本質が愚か者だからね。慣れたはずの欧州鉄道切符に関してもミスをするのだ。
少し慣れたところで油断してミスるって、よくある話だ。本日はそれをザンゲしよう。

例のアントワープ観光のときの話。

行きは問題なかった。いつものようにSNCBのサイトで予約し、プリントアウトした切符を持ってたから、
検札が来ても「はいよ」ってなもんで余裕ぶっこき。SNCB(ベルギー国鉄)ならもう不安なんてないぜ。はっは。
(下の写真はブリュッセルからアントワープまで乗った二階建て車両)
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さて、帰路だ。アントワープ中央駅から、ブリュッセル方面行きの列車に乗り込む。
もちろん帰りの切符も、行きと同じように予約・プリントアウトしてあるから、それを取り出して・・・

・・・取り出して・・・・とりだし・・・んん?

あれ?  あれッ??
おかしいな?!帰りの切符がないぞ?

切符、地図、訪問相手の連絡先等々、出張の行動予定を全部まとめた紙の束を何度も探すけど、ない。
他のところに入れた可能性は全くない。切符は常に、必ず、絶対に、まとめてクリアファイルに入れる。
ないはずはないんだが・・・なぜないのだ?考えられる可能性はあまり多くない。

①予約・プリントアウトはちゃんとしたんだけど、持ってくるのを忘れた
②予約はしたんだけど、プリントアウトするのを忘れた
③予約・出力、全部し忘れた

①②があり得ないということは、自分の出張準備作業スタイルを思い返せば明白だ。
いつも予約したらすぐ出力し、出力した切符はすぐに日程順にクリアファイルに入れるから、
ソレだけ持ってこないとか、予約したけど出力し忘れるなんてことはあり得ないのだ。

すると③? うーん・・これはあり得る。
この時の出張じゃドイツやベルギーの鉄道切符、さらにeasyjetとかの航空切符、アレコレたくさん
会社PCから予約しちゃ、プリントアウトしたからね。帰りの切符も「当然予約したはず」と思い込んで、
実はし忘れたかも。まさに油断ってヤツだ。うぐぐ。なまじ慣れてるがゆえの油断というべきか。
(下の写真はアントワープ中央駅)
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しかし問題はそんなコトじゃないのだ。もうブリュッセル行き列車は走り始めちゃってるんだよ。
いまここに検札が来たらどうする?イ課長は切符なし乗車。罰金だ。アウトだ。これはヤバい。

アントワープを出た列車はちょっと走ると、次の停車駅に停まった。アントワープ・ナントカって駅。
ブリュッセルまで検札が来ないという可能性もなくはないが、無賃乗車のリスクは犯せん。
聞いたこともないその駅でイ課長は飛び降り、切符売場に行ってブリュッセルまでの切符を買った。
それでもアントワープからひと駅分だけ、無賃乗車しちまったってことになる。あっぶねーなー。
(下の写真は記念?に撮ったアントワープ・ナントカ駅)
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乗車券を買い、ようやく正規乗客の立場になってブリュッセル行きの次の列車を待った。
しかし、こういうミスはいかんよなー。切符買ったつもりになって電車に乗っちまうなんて、
油断以外のナニモノでも・・・


・・・・ナニモノでも・・・



ここでイ課長の頭に電光のようなひらめきがあった。






        ④往復切符だったんじゃねぇの?




がーーん!!そうだ、すっかり忘れてた!ブリュッセル・アントワープ間は往復切符を買ったんだよ!
行きの切符があって、帰りの切符がないのは当たり前じゃねぇか、一枚の切符を使うんだから。
いくら探したってあるわけない。あああドコまでバカバカバカなんだイ課長!!

イ課長は探す必要のない切符を探し、それがないっていうんで降りる必要のない駅であわてて降り、
買う必要のない切符をムダ金だして買ったことになる。ああ神よ、愚かなるイ課長を憐れみたまえ。

ムダに買ったアントワープ・ナントカ駅からブリュッセルまでの切符代は15€前後だったと思う。
当時のレートなら1500円前後。まぁその後の旅に支障がでるほどの巨額の出費ではなかったけど、
心理的ダメージは長く残った。

わかった?イ課長はね、バカに見えてもね、実はちゃんと抜かりなく移動の切符を準備してるんだよ。
しかし自分がした準備を忘れちまうっていうんだから、救いようがない。クソボケもはなはだしい。

愚かなるイ課長。今でさえこうなんだから、今後さらにトシをとれば、当然、もっとボケる。
そのうち、飛行機の中で自分がドコに行こうとしてるのかも、忘れちまうようになるのかも・・・ああああ。


 
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by tohoiwanya | 2013-05-29 00:03 | 2012.03 欧州出張 | Comments(16)
2013年 05月 27日

ミラノという街

再び2012年3月欧州出張ネタに戻る。ミラノの話。

ミラノに行くと決まって、イ課長は考えた。ミラノといえば、ナンだっけ?
とりあえずドゥオモ見学っていうのはすぐに思い浮かぶけど、他には何かあるんだっけか??
そこで、ミラノってどんな観光が可能な街なのか、さっそく調査した(仕事しろって)。

おお!そうか、レオナルド・ダ・ビンチの「最後の晩餐」はミラノにあったんだ!
ずいぶん長い間修復してたはずだけど、それも終ったんじゃなかったっけ?これは見たいな。
(下の写真はWikipediaから拝借したもの)
f0189467_075396.jpg

・・・しかしダメ。
あれは「いつでも、誰でも」っていうんじゃなく、見学予約制みたいになってて、事前に申込が必要。
一応、その予約状況ってのも確認してみたんだけど、イ課長滞在日はもう満杯。ダメじゃん。
「最後の晩餐」鑑賞はあきらめるしかない。ちょっと残念だったけど、しょうがない。

もちろん、ミラノならスカラ座でオペラ鑑賞っていうお楽しみがあるから、これは「行くことが決まって」どころか
「行くかもしれない」となった時にすぐ調べた(笑)。ちょうど「アイーダ」か何かの上演があったんだけど、
チケットはトックの昔に売り切れだったんだよ。ダメじゃん。
(下の写真は何年か前のスカラ座来日公演でのアイーダ。チョー絢爛豪華だねぇ)
f0189467_075638.jpg

他になにかある?これがね、意外とない。
まぁ他にも由緒ある教会とかはあるんだけど、特にイ課長の興味をひくものではないよなぁ。
ご婦人なら、ミラノで靴だバッグだとお買い物のヨロコビがあるんだろうけど、イ課長にミラノで何か
ショッピングしろと言われても困る(笑)。

うーむ・・・ダメじゃん。
せっかく生まれて初めてミラノ行くのに、仕事以外の活動で「これぞ!」というものが見いだせぬ。

しょうがないから、ドゥオモの屋根から下りてきた後は、ブラブラと市中心部を見て歩くことにした。
となれば、ドゥオモ前広場から伸びる豪華な「ビットリオ・エマヌエレⅡ世のガレリア」がまず
真っ先に目に飛び込んでくる。おお、これね。写真で見たことあるよ。中に入ってみよう。
f0189467_092917.jpg

ふーーむ確かにすごい。要するに「アーケード商店街のバケモノ」ってことになるんだろうけど、
その壮麗さ、巨大さには圧倒される。見た目的には中央駅よりイ課長はずっとこっちの方がいい。
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高~い天井アーケードの、曇りガラスごしに差し込む自然光がガレリア内を柔らかく照らす。
うーむ、ここは確かにキレイだね。
さらにここ、床面のタイル装飾がまた凝ってるんだよ。ちょっと詳細に見てみようか・・・。
f0189467_0113768.jpg

まさに上の写真を撮った次の瞬間、イ課長のデジカメはバッテリー切れで息絶えた(笑)。ダメじゃん。
この出張が初の「長期利用」だった新しいデジカメ。初の充電式。どのくらいでバッテリーが切れるのか
よくわかんなかったんだよね。あーなんてドジなんだろうか。

ここから先はぜんぶ携帯で撮った写真になる。
携帯ヘボカメラじゃ撮影意欲もガタ落ちだよ。それより、ホテルに戻ってカメラを充電しなくちゃ。

ホテルに戻る前に、一応スカラ座の外観くらいは見ておこうと思って行った。これがそう。
スカラ座が外観的にはどうってことのないオペラ劇場であることは知ってたが、実際、パリや
ウィーンに比べると地味だよねー。戦後、急いで(たぶん真っ先に)再建したんだろうな。
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このスカラ座の前にはレオナルド・ダ・ビンチの像がある。こんなん。
彼はフィレンツェやら、ミラノやら、イタリア中を転々と引越し続けたけど、ミラノにはけっこう長く
いたようで、さっき言った「最後の晩餐」以外にもミラノ時代の作品は多いはずだ。よく知らんが。
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ミラノで見たものって、このくらい。デジカメのバッテリー切れが返す返すもドジだった。
まぁミラノの、真ん中辺をチラッと見てきた程度の観光で、まだ見てないところもたくさんあるんだけど、
また行って、さらに深堀り観光したいかと言われると、まぁそれほどでもないっていうのが正直なところか。

まだ行ったことないけど、やっぱイタリアで観光するんだったら、古代遺跡も豊富なローマとか、
サンサンたる陽光、青い海と白い砂が待っている南イタリアとか、だよねぇやっぱ。
いつか行きたいけど、でも、ローマも南イタリアも、盗賊は多そうだよなぁ・・・。


 
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by tohoiwanya | 2013-05-27 00:14 | 2012.03 欧州出張 | Comments(0)
2013年 05月 20日

ムッソリーニの遺産 -ミラノ中央駅-

やっぱさ、6月の旅行に行く前に、せめて昨年3月出張のネタくらいは在庫一掃しとかないと、さすがにヤバい。
「常に1年前のことばかり書いてるイ課長ブログ」という汚名をそそぐためにも、とにかく昨年3月出張ネタくらいは
完結させてから出かけよう(ちょっと不安だが・・・)。

ミラノではドゥオモに行った話を書いたけど、もう一つ見ておきたい建築物があった。それがミラノ中央駅だ。
イ課長が釣り銭窃盗団の被害に遭ったメトロの地下駅じゃなく、長距離列車が出る地上駅の方の話。
このミラノ中央駅っていうのがね、また建物がドえらいことで有名なんだよ。

今ある駅舎の建築は第一次大戦前からスタートしたらしいんだけど、まぁ何せイタリア人のやることだから(笑)
遅々として進まず、そうしてるうちに設計はだんだん変更され、しまいにはムッソリーニが政権をとって、
イタリアの威厳を誇示しようっていうんでさらに変更が加えられ、何やらスゴい駅になっちまったらしい。

ミラノで泊まったホテルは中央駅のすぐそばだったし、空港バスが着くのも中央駅。
だから、あの焼き野菜を食った夜に外観だけは見たんだけど、翌日、もう少し詳細に見学してみた。
昼間見る外観ってこんな感じ。何だかすごいねぇ~。神殿風といえば言えるけど、ギリシャ神殿みたいに
多少なりともエレガントな印象なんて皆無で、ひたすら男性的重厚さを追求した外観って感じだよね。
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このペガサスも何というか・・・羽のある馬の美しさを表現するっていうよりも、重厚なデザインコンセプトに
あわせて、やけに重厚なペガサスになってる。ちょっと埴輪のウマみたい。
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外観の重厚さ圧倒され、今度は中に入ってみる。
うっひゃーーーーーーーーーーー。すっげー天井の高さ。すごいねこりゃ。
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調べてみたら、この駅、一番高いトコの天井高が72mで、これは当時としては新記録だったんだと。
あのアミアン大聖堂が天井高43mだから、アレの1.5倍よりもずっと高いことになる。たまげたねこりゃ。
イタリアの威信を示すために「とにかくスゲェ建物を作れ」っていうんで、ムッソリーニが
設計者のケツを叩いたんじゃないか?
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ただ、ここまでの書きっぷりでも察せられるように、イ課長はミラノ中央駅を確かに「すんげぇ」とは思ったけど
美しいとか素晴らしいと賛嘆する気持ちはあんまりなかったんだよね。
まぁ要するに、「スゴい建物」であればいいのだ、っていう感じの建物だから、これが別に駅でなくても、美術館でも
劇場でも良かったんじゃないかっていう感じ。駅舎としての機能美が感じられない、とでも言えばいいか。

まぁここまで来たんだ。列車の発着ホームまで行ってみよう。

うひょーーーー。これまた何やらすごい。実に立派なカマボコドームだ。
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ここで写真を撮った時はあまり気付かなかったけど、今改めてこのドームを見ると、ここには鉄道駅としての
機能美があると思う。正面駅舎の、コケオドシ的重厚デザインとはだいぶ感じが違う。

特にイ課長が感心するのは、半円ドームの途中のところに、横向きのカマボコ型の窓をズラリと並べたところだ。
こういうのは英国やフランスの駅であまり見た記憶がないなぁ。

このドームと、たとえばこのロンドンのキングス・クロス駅のみすぼらしいドームを見比べれば一目瞭然(笑)。
ミラノ中央駅の、この発着ホームを覆うカマボコドームはすごくエレガントで、美しいと思うよ。
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結局のところ、ミラノ中央駅って、「美しいカマボコアーチ」と「大げさな駅舎」を無理矢理くっつけたって感じで、
あの巨大で重厚で神殿じみた駅舎が、駅としてのトータルな美しさ、別の言い方をすれば「駅の機能美」という点では
むしろマイナスになってるような気がするんだよなぁ。

まぁね。
ミラノ中央駅に対する評価が何となく低いのには、別の心理的要因があることは認めねばならない。
この時って、イ課長が中央駅の地下鉄駅で釣り銭窃盗団の被害にあった直後だったのだ。
カッコ悪いのも顧みず、盗賊対策のためにバッグをナナメがけにして、駅構内を歩いたさ。
ハッキリ言って「盗賊の街の駅なんて、どうせロクなもんじゃねぇ!」っていう偏見がウズ巻いていたな。

大建築家のフランク・ロイド・ライトはミラノ中央駅のことを「世界で最も美しい鉄道駅」と言ったらしい。
これはすごいホメ言葉だけど、イ課長としては全面的に賛成はいたしかねる。イ課長として確実に言えることは、
ライトは中央駅で盗賊の被害に遭わなかったに違いないっていうことだ(笑)。


 
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by tohoiwanya | 2013-05-20 00:22 | 2012.03 欧州出張 | Comments(0)
2013年 04月 29日

アントワープという街

短い滞在だったけど、アントワープってなかなかイイ感じの街だった。

ノートルダム大聖堂とか市庁舎前広場があるあたりは完全なアントワープ旧市街。
大きな市庁舎とギルドハウスに囲まれた広場って、ブリュッセルのグラン・プラスと似てるね。
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旧市街をふらふら歩いていくと、すぐに大きな川にぶつかる。
この先の方に巨大な港があるはずで、アントワープって、ドイツのハンブルクなんかと同様、
直接海に面した港というより、「河川港」なんだよね。
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川は風が強くて寒い。腹も減ってきた。
考えてみたら、今日は朝の6時前にドイツ・フランクフルトのホテルで朝メシくって、そのあとは
何も食わないままフランクフルト→ブリュッセル→アントワープと電車乗ってきて、もう午後だもんな。
そりゃ腹も減るわ。身体が暖まるような、何かあったかいものが食いたい。

こういう時、日本だったら迷わずラーメンか立ち食いそばを食うところだが、ここはベルギーだ。
味噌ラーメン食ってあったまるというわけにはいかない。そういや、2008年に初めてベルギーに来たときも
寒くて、温かいものが食いたいのに見つからなくて、結局、公園のベンチでサンドイッチと缶ビール
済ませたことがあったっけなぁ・・・しかし今日はそれは避けたい。

結局、駅に戻る途中にあったカフェレストランみたいなところに入ることにした。
トレーで好きなものをとって、最後に精算するタイプの店だ。こういうところなら温かいスープか何か
あるだろうと思ったら予想通り。あとはマカロニサラダとパン。ま、こんなもんだろ。
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食い終わったあと、トイレを借りることにした。何しろ冷えたし(笑)。
ところが、店の男性用トイレに入って、イ課長はちょっとギョッとしたのだ。
写真じゃわかりづらくて残念なんだけど、この男性用トイレの“標的”がさ、ものすごく位置が高いんだよ。
ギョッとしたついでに写真を撮らせていただいた。
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てやんでい。はばかりながらイ課長だって日本じゃ「タンパク質でできた巨大ロボット」と言われるお兄ぃさんだ。
このくらい高い“標的”でも何とかならぁ。でも170cmくらいの平均的日本人男性だったらつま先立ちでも
しないと無理じゃないか?という以前に、つま先立ちで用を足すこと自体がおそろしく難しそうだが(笑)。

考えてみりゃ、アントワープってオランダに近い。言語的にもフランス語が主に話されるブリュッセルに対して
オランダ語圏に属する街なんだと思う。オランダといやぁ世界でも名だたる「巨人族の国」として有名だ。
トイレの男性用便器にもそういった「巨人族の国・オランダ仕様」の影響が現れているのであろうか?

カフェを出て、ぶらぶらと歩いて中央駅の方に戻る。
お?!来たときは気がつかなかったけど、中央駅のすぐそばには立派な中華街があるんじゃないか!
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ちぇー。そうと知ってりゃ、スープとマカロニサラダなんかじゃなく、ここで温かいワンタンメンでも食ったのになー。
事前情報収集がズサンだとこういうことになる。しかし通りの真ん中をトラムが走る中華街って、変わってるねぇ。
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さて、そろそろブリュッセルに戻るか。
何しろ荷物を北駅のコインロッカーにぶち込んで、まだホテルにチェックインすらしてない身だからね。
ベルギー第二の都市アントワープ。滞在時間はせいぜい3時間くらいの短い観光だった。
結局、この街には「ネロとパトラッシュごっこ」をしに行ったようなもんだな(笑)。


  
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by tohoiwanya | 2013-04-29 00:18 | 2012.03 欧州出張 | Comments(8)
2013年 04月 26日

アントワープ決めゼリフ

なんと二日連続更新ときた。素晴らしいではないか。
続きものだとね、続編プレッシャーかけてくるヤカラもいてね、なかなか大変なのヨ(笑)。

さて、とにかく前回の続きだ。アントワープに来て「絶対にすべきこと」をする。するったらする。
アントワープを訪れた日本人なら必ず成し遂げなければならない、神聖なるミッション。
「あの教会」の「あの絵」の前で、「あのセリフ」を言わねば(・・・あ、もうバレバレ(笑))。

まず「あの教会」。それはアントワープにあるノートルダム大聖堂(聖母大聖堂)に他ならない。
市の中心部にあって、高い塔があるから、これは初めての旅行者でも見つけやすい。
ブラボー像のある市庁舎前広場からだとすぐ近くだよ。
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次に「あの絵」。「あの絵」とは、ノートルダム大聖堂が所蔵する、ルーベンス作「十字架降架」だ。
さっそく大聖堂の中に入って探す。どこだ?おそらく祭壇に近い奥の方だと思うんだが・・・

ぎく!おお、あれは「十字架昇架」だ。
この大聖堂にはルーベンスの「十字架昇架」と「十字架降架」がセットで置かれているのである。
ドキッとするじゃねぇか。
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うーむ、しかしこの「十字架昇架」もなかなか見事な絵だよなぁ。
ルーブルじゃ相当ひどいこと言ったけど、この「昇架」「降架」の2枚セットはルーベンスらしい
ドラマティックな構図がうまくハマッてて、彼の作品の中では傑作の部類だと思うんだよ。
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だがとりあえず、いまは「昇架」じゃなく、「降架」の方を探さねば。どこだ?
見学者の少ない大聖堂の中をうろうろ歩きまわるイ課長。

うおおおおお。あったありました十字架降架。ついにこの目で見られたか。
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よし。では「あのセリフ」を言う態勢を整えよう。
絵を前にして・・・この辺りに座って・・・位置的にこんなもんかな。少し見上げる感じで・・
それではみなさん、「イ課長」のところをご自分の名前にして、一緒に「あの決めゼリフ」をご唱和ください。









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今さらご説明するまでもないが、「フランダースの犬」のラスト、ネロ少年が息をひきとるのは
ここ、ノートルダム大聖堂に飾られた、ルーベンスの「十字架降架」の絵の前なのである。
ひとえに「フランダースの犬」のせいで、ここに来る日本人観光客はものすごく多い。

え?そんなバカなことするのはイ課長くらいだって?ふふふ、そんなこと言っちゃっていいのかな?
少なくとも、このノートルダム大聖堂に来る観光客の中で日本人比率が異常に高いことをイ課長は
容易に証明できるのだ。ほら、この主要国語別パンフレットの量を見てみ?
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地元のオランダ語版ですら3列だよ?フランス語版なんてたった2列しかない。ところがドウよ、
日本語版だけ4列も置かれてる!これにはイ課長もブッたまげた。日本人、よ~っぽど多いとみえる。

「フランダースの犬」の原作は地元じゃほとんど知られてないらしいけど、日本では局所的に人気が高い。
特に「カルピスまんが劇場」で放映されたアニメ版が、その悲しいエンディングによって当時の少年少女に
深刻な悲劇体験の記憶を植えつけたのは有名な話だ。
ちなみに、上のセリフ。アニメ版最終回のセリフとしてあまりにも有名だけど、正確には
「もう疲れたよ」っていうのとはちょっと違うらしい。ま、どうでもいい話だが(笑)。

あの最終回に涙した当時の小学生くらいの少年少女が、今や40・50のオジサン・オバサンになり、
遠い日本から続々とこのアントワープの大聖堂に押し寄せ、この絵の前で、あのアニメを思い出して、
目をウルウルさせてるのは間違いないんだよ。あのパンフレットの量が雄弁にそれを物語っておる。

アニメ放映当時、イ課長はもう中学か高校生くらいだったはずで、カルピスまんが劇場を見るトシではなかった。
そのイ課長でもアントワープに行ったら、ぜひルーベンスの絵の前で「パトラッシュ・・・」と言わなくちゃ、って気に
なるくらいだから、日本のアニメ史上最も有名なセリフの一つといってもいいんだろうな。

しかし、ここに来てアニメの話ばかりするのもまた日本人だけに違いない(笑)。
一応、絵のことにも触れよう。さっきも言ったように、この絵はルーベンスの作品では傑作の部類だと思う。
祭壇をはさんで左側に「昇架」、右側に「降架」が置かれてるんだけど、昇架では光の当たったキリストの体が
右下→左上に、降架では右上→左下というナナメ構図に置かれてて、祭壇をはさむと「逆ハの字」を構成する。
さすが巨匠ルーベンス。この辺の視覚効果をしっかり計算しているのだ。
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もし、この絵が修復中か何かで、「ネロとパトラッシュごっこ」が出来なければ大変な失望を味わっただろうが、
ちゃんと見られてよかったよかった。お礼がわりに、毎度おなじみ、寄付ロウソクをともすことにしよう。
(一番奥の、高くなってる列の右端がイ課長ロウソク)。
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「アントワープで絶対にすべき」ミッションは無事終了した。
いやぁ〜、心が洗われたようにすがすがしい気分だ(笑)。
さて、まだ時間はあるし、もうちょっとアントワープという街をのんびり探検してみっか。
(アントワープネタ、まだ続くようだ)

 

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by tohoiwanya | 2013-04-26 00:08 | 2012.03 欧州出張 | Comments(12)