カテゴリ:2012.06 東欧・北欧旅行( 75 )


2014年 02月 11日

イ課長ミシュラン・ホテル評価 26

「その街」のネタも大体書き終わったかな、という頃になると、おもむろに登場する
「その街で泊まったホテル評価」。本日はヘルシンキで泊まったホテルで、ヘルシンキネタも
そろそろ終りということだ。このポーランド・フィンランド旅行で75記事も書いちまった。すんません。

例によって評価は下記の通りの6段階なのである。

★★★★★  サイコウ
★★★★☆  ケッコウイイ
★★★☆☆  マァマァ
★★☆☆☆  イマイチ
★☆☆☆☆  ダメダメ
☆☆☆☆☆  ウンコ


Hotel Arthur 

これまた「例によって」で恐縮だが、このホテル名をどう読むべきかがわからない(笑)。
英語風に読めば「ホテル・アーサー」だと思うんだよ。でもフィンランド語でも「アーサー」と読むとは
思えない。もしかすると「アルトゥール」もしくは「アルチュール」って読むのかな?とも思うけど
これも単なるオクソク。まぁこの記事の中では便宜上「アルトゥール」にしておくか。


利便性★★★★☆
これはかなり良い。空港からフィン・エアーバスに乗ると、終点はヘルシンキ中央駅なんだけど、
中央駅から駅前広場を突っ切って、徒歩6~7分ってとこかなぁ?
しかも、トラムが何路線か、すぐ近くを通ってるし、メトロの駅もホテルからすぐのところにある。
中央駅が「ちょっと遠い」と思えちゃうくらい、市内公共交通のアクセスがいいから非常に便利。
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中央駅が近いわけだから、中央駅そばのメシ屋集積エリアにも近いし、地下鉄が近いわけだから
地下鉄構内のコンビニ売店にも近い。メシ食いにも、ちょっとした買い物にも便利なのだ。
利便性に関しちゃ迷わず星4つは進呈していいだろう。


部屋★★★☆☆
部屋はまぁこんなもんだろうって感じ。2泊で190ユーロだったから、1泊95ユーロ。当時で1万円弱。
他の国だったら「1万円も出してこれ?」と思ったかもしれないけど、物価の高いフィンランドでは
ホテル代も高い。だから1万円で「まぁまぁの中級ホテルグレード」って感じか。星三つが妥当。
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ただし、部屋はまぁまぁだったけど、バスルームに関してはイマイチだったかなー。
ご覧になるとわかるように、トイレスペースとシャワースペースの間に段差も仕切りも全くない。
同じ床がそのままつながってる。だから、シャワーをあびればどうしたって水がトイレスペースにまで
流れ出していっちゃうわけだ。
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トイレの床が濡れたら、これでどうにかしろっていうことか、こんな排水用の道具が・・・(笑)。
まぁね、そりゃ、これはこれで配慮が行き届いてるとも言えるけどさぁ~・・・
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朝食★★★★☆
このホテルで特筆すべきものっつうたら、やっぱ朝食かな。
見たことも食ったこともない地元北欧料理が用意されてて、なかなか面白かった。

たとえば下の写真、お皿の角度でいうと「2時の方向」に、何やら見慣れぬ物体がある。
コゲ茶色の皮?でウスラ黄色いナニかが包まれたものみたいだが、なんだこりゃ?
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欧州のどの国で食った朝食でも、こんな物体見たことないから、フィンランド独特の食い物なのか。
まぁいくら世界で最もマズい飴・サルミアッキを好むフィンランド国民とはいえ、ホテルの朝メシに
激マズフードを用意するとも思えないから、一つとって食ってみた。

うーむ・・半分食べても依然として組成がわからない。ジャガイモ系かと思ったけど、イモじゃない。
じゃ何だ?と言われるとサッパリわからない。味?いや、味らしき味ってないんだよコレ。
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このナゾの物体については帰国後に知った。
フィンランドではものすごくありふれた食い物で「カルヤランピーラッカ」っていうのだ。
牛乳粥をライ麦の皮で包んで焼いたモノだそうで、オカズというよりは主食に近いものっぽい。

だからカルヤランピーラッカを食うときは、「それだけで食う」んじゃなく、調味料や他のオカズ等々と
併せて食うべきなんだろうな。これだけ食っても、何となくアンなしマンジュウの皮だけ食ってるようで、
マズくはないけど、とりたてて美味くもない。

ネットで調べてみると、ゆで卵をつぶしてバターを混ぜたものをカルヤランピーラッカに塗るみたいな
ことが書いてあるけど、そんな「塗りモノ」あったかなぁ~??

それでも、ホテルの朝食ビュッフェでソーセージだ卵だベーコンだっていう「定番メニュー」ばかりじゃなく
ちょいと珍しい地元料理を食わせてもらったから星4つ。


宿泊費は決して安くない。ちょい高。でもヘルシンキ相場ならたぶん“並み”のホテル・アルトゥール。
「そこそこのホテルでいいよ」っていう人なら不満は少ないはずだ。部屋は「こんなもん」だけど
利便性はいいし朝食もいいし、名物・カルヤランピーラッカも食わせてくれたしね。


でも同じ名物っていうなら、ワルシャワのホテルで食ったピエロギの方が個人的にはずっと好きだなぁ・・


 

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by tohoiwanya | 2014-02-11 07:51 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(2)
2014年 02月 06日

フィンランド喫煙事情&ビール事情

タバコと酒。突如として不健康な話題を取り上げるイ課長ブログ。
ま、喫煙事情は定例ネタといえるものだけど、ヘルシンキに関してはビール事情も書きたいのだ。


まずタバコ。
ヘルシンキに来る前に滞在したポーランドでは「ゴミ箱・灰皿ハイブリッド型」のゴミ箱(というか灰皿)を
頻繁に見たって前に書いたけど、ヘルシンキは若干ちがった。同じように路上ところどころに灰皿はあるけど
「ハイブリッド型」じゃなく「デュアル併設型」とでもいうべきスタイルが多いんだよね。

たとえばこんな風。
ゴミはゴミ箱に、吸殻は吸殻入れにっていう風に投入容器自体が完全に分かれてて、しかも
その二つがくっついてる。ゴミと吸殻は似た扱いだけど、混じることはあり得ないわけだ。
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これもヘルシンキで見かけたデュアル併設型。
ゴミ箱と灰皿が同じ高さってことは、必然的に灰皿は相当「深い灰皿」ってことになる。
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あまり深いと、中の吸殻のヤマに火がついたりするとちょっと面倒に違いないけど
それを防ぐためか、ちゃんと落とし口のところに「モミ消し用のでっぱり」が付いてるんだよねー。
設計上の細かい配慮というべきか。

こういうデュアル併設型灰皿。そこらじゅうにあるってほどではないけど、道路のところどころに
何気なく置かれている。比較的「吸いやすい」環境といえるだろうけど、そのわりに、路上で
吸ってる人はあまり見なかったし、吸殻もあまり目につかなかった。
喫煙率が低いっていうのもあるだろうけど、フィンランドじゃタバコの値段が高いのかもしれない。

ヘルシンキ。タバコを吸いやすいけど、一方でそれなりの規律も感じられる街と言っていいのかも。
もっとも、ヘルシンキ到着早々、夜遅くに高校生くらいのネエちゃんからいきなりタバコをタカられた
イ課長としては、規律も感じられるという感想には「昼間限定」という注釈が必要だ(笑)。


さて、タバコの次は酒。つうか、ビール。
これには驚いたよ。ビール天国ポーランドじゃ毎日安い缶ビールを飲んでたっていうのに、フィンランドに
来たとたんビール入手のまぁ難しいこと。両国の間には劇的な違いがあったといっていい。
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上や下の写真みたいに、飲食店でメシと一緒にビールを注文すること、これは簡単なんだよ。
ところが自分で買って帰ってホテルで飲もうとすると、これがない。普通の食料品店やスーパーじゃ売ってない。
まぁインドほどじゃないけど、缶ビール入手困難性の高さじゃワシントンDCと同じくらいだったと思う。
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やっとこさ見つけた酒屋(かなぁ?)で買えたんだけど、それも缶ビールじゃなく瓶ビール。しかも小瓶だけ。
そのうえアルコール度数2.5%ってナンですかそれ。やけに薄くないかヲイ。こんな薄いビールの小瓶じゃ
2本や3本くらい飲んでも飲んだ気がしねぇ!でも5本も6本もカバンに入れて持ち帰るってのもムリで、
結局2本でガマンした。値段は忘れたけど、ポーランドよりはだいぶ高かったはずだよ。
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そういえばホテルの冷蔵庫に入ってたビール(チャージが高そうだからこれも飲まなかった)も小瓶のみで
缶はなかった。もしかするとフィンランドではビール容器は缶じゃなくて必ず瓶、しかも小瓶じゃないとダメとか、
アルコール度数はコレ以下にしないとダメとか、いろいろ規制があるのかなぁ?
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以前にコメントで教えてもらったけど、そもそもビールの入手が困難なのも、要するにアル中防止策
らしいからね。いろんな意味で酒の製造販売については規制が厳しいんだと思われる。
うーん・・・フィンランドには・・す、住めぬ。

というわけで、フィンランドのタバコ事情とサケ事情でした。特にサケ事情の方はポーランドから移動すると、
その差異が非常に顕著でなかなか面白かったわけだけど、ここでちょっと考えてみた。

アル中防止のためにフィンランドでは酒の販売規制が強いってことは、だよ?
逆に考えると「規制しないで野放図に酒を安く売ると飲みすぎてアル中が増える」という傾向もまた強いんだろう。
そうでなきゃ規制する必要ないんだから。

そんなフィンランド人が、だよ?ガイジンでも缶ビールを容易に買えるビール天国・ポーランドに行ったらどうなる?
その入手しやすさと安さに嬉々として鯨飲し、さらに鯨飲し、鯨飲のあげくアル中地獄に落ちるんだろうか?

ヘルシンキの街を昼間歩いてる健全な市民たちを見てると、まさかそんなことはないだろう思う。
しかし、ヘルシンキに到着早々の夜、さっそくドロリ目の酔っ払いに行く手をふさがれたイ課長としては
「ありそうな話だ」という気もちょっとするのである(笑)。


 

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by tohoiwanya | 2014-02-06 00:21 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(8)
2014年 02月 04日

ヘルシンキの港に行ってみよう

ヘルシンキってキレイで、清潔で、キチンとした街で、道行く市民も昼間は実に健全にみえる。
前にも書いたように夜になると「だいじょぶか?ヘルシンキ」ってややアブナい感じになるんだけど(笑)
少なくとも昼間に関しては、まぁ一言でいえば「よい子の街」って感じだよね。

しかし、キチンとしてキレイで健全であるという性質は滞在が長くなれば「つまらない」という印象に
結びつきやすい。何度も何度も行ったフランクフルトがそうであるように(ごめんよ)。

イ課長はヘルシンキにたった2泊3日しかいなかったから、つまらないなんて感じるヒマなかったけど
たとえばもう一度ヘルシンキに、観光で一週間滞在しろって言われたら「あの街にぃ?一週間も~?」って
思うかもしれないって気がするんだよね。

自分でも認めざるを得ないけど、イ課長は街歩きに際して「ゴミゴミした混沌そのもの」的なところの方が
清潔でキチンとしたところより明らかに好きなんだよね。だから東南アジアの町は歩いてるだけで楽しい一方、
ヘルシンキみたいにキレイな街はしばらくいるとちょっとつまらなくなってくるかもしれないんだよ。

さてだ。ここまでがまぁいうなれば前フリ。長い前フリだな。

そんなキレイでキチンとしたヘルシンキの中で、ほんのちょびーっとだけ「ゴミゴミした混沌」的な雰囲気を
感じさせてくれた場所がある(ほんとにちょびっとだけどね(笑))。それはヘルシンキの港だ。
ここはブラブラ歩いてるだけで楽しい場所だった。

ヘルシンキの港っていっても、スオメンリンナ行き遊覧船なんかが出てるところで、そんな巨大埠頭じゃない。
こじんまりしたところなんだけど、そこにすごい数のカモメと、すごい数の仮設店舗がひしめいてる。
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土産物屋はこんな感じ。北国に来たんだから、つい毛皮の帽子とか買いたくなっちゃうけど、
日本に持って帰ると使い道がない土産の典型だよな。もちろん買わない。
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木工製品なんかの店も多かった。サラダスプーンでも買っていこうかな、と思ったけど、どうせトホ妻は
使わないだろうと思ってやめた。ヤツにはアラビアのマグカップ買ったからいいのだ。
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土産物屋よりさらに魅力的なのはこの飲食店だ。その場で海の幸をジュウジュウ焼いたり炒めたりしてる。
これがもうー美味そうでさぁーーー。フィンランド語はわかんないけど「らっしゃいらっしゃい、おいしいよー」と
間違いなく言ってるであろう、お姉ちゃんたちの呼び声も賑やかで、活気がある。
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とにかくあまりに美味そうなので、イ課長はここでイカリングフライを食ってビールを飲んだ。
このイカリングフライ、温かいうちは美味しかったけど、冷えると急速に美味しくなくなったのはなぜだろう?(笑)
やっぱサーモンのソテーにすべきだったかなー?メニュー選択を失敗したかなーー?
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食い終わって、空容器と空ビンを返しにいった。さっき注文したときと同じお姉ちゃんが元気よく
挨拶してくれたので、一枚写真を撮らせていただいた。
さすが「魚河岸の女」というか、みんな威勢がよくて気っぷのいいお姉ちゃんばっかりだった。
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さらに、港のワキにある市場。あーーーもうこういう場所、無条件に好きなんだよイ課長は。
場所的に考えて、おそらく昔は魚市場だったんだろうけど、現在は精肉や野菜の売場もある。
いまやヘルシンキのちょっとした観光名所といえる(・・んじゃないかなぁ?)

うっ、なんて美味そうなスモークサーモンだ。これ食ってビール飲めば、もう一気にゴキゲンになっちまうぞ。
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市場の中にはこんな立派な寿司屋もある。へぇ~~。
中央駅にもテイクアウト寿司屋があったが、ここはすごく本格的な寿司屋っぽい。客は西欧人ばっか。
寿司は北欧でもポピュラーになってるって話はだいぶ前に聞いたけど、本当だったんだな~。
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というような感じで、キチンとした街・ヘルシンキの中にあって、港の一角だけはなんとなく
(ヘルシンキにしては)ゴチャゴチャしてて、「何があるんだろう?」的なワクワク感があって楽しかった。
もし、またヘルシンキに行く機会があれば、間違いなくここにはまた足を運ぶだろう。


その時はイカリングフライじゃなく、絶対サーモンのソテーを食ってやる。


 

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by tohoiwanya | 2014-02-04 00:17 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(4)
2014年 02月 02日

ヘルシンキの床屋で髪を刈る

海外に行けば、常に「現地で散髪」を重要ミッションとする海外床屋フェチ・イ課長。
ポーランド・フィンランド旅行でも当然どこかで散髪するつもりで計画的に髪を伸ばしておいた。

しかし伸びた髪で旅行するのって、うっとうしいんだよね。旅先では早く刈りたいと思う。
イ課長の場合、伸びたといっても普通の基準では短髪なんだけど、やっぱり伸びるとうるさい。
早くガリガリ刈ってサッパリしてしまいたい。

そこで、ポーランドにいる間から床屋を探し、何軒かみつけた。
たとえばクラクフの駅の中に床屋があった。しめた、と思ったけど・・・・閉まっていた。ちぇっ。
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ワルシャワでも床屋を見かけた。しめた、と思ったけど・・・・閉まってるやん。なんだよーー。
髪を刈りたいガイジンがここにいるんだぞ。なぜ非協力的なのだ、ポーランド理容業界!
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結局、うるさい髪のままヘルシンキに移動することになった。
しょうがない。ヘルシンキで床屋を見つけたらドコでもいいから入ってやろうじゃねぇか。
・・と思っていたけど、何せ滞在はたった2泊。アッという間に「帰る日」になってしまった。
ヘルシンキで、夕方までに床屋に行かねばならぬ。

おお、ここはヘアサロンっぽい。さっそく入ってみた。しかし、すでに女性客が二人くらいいて
「数時間待つよ」とか何とか言って断られた。ぬぬぬ・・・
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せっかくポーランド・フィンランドを旅行しておきながら、床屋に行かず日本に戻るなんて、
そんなマヌケな事態は海外床屋フェチ・イ課長として痛恨の極み。何としてでも髪を刈らねば。

よし見つけた。今度こそ・・・と思ったらここは閉まってるときやがった。ざけんなテメーーー!
この後、市電に乗り間違えて偶然アラビアのショップに行ったわけだけど、乗り間違えたのは
床屋が見つからないというアセリからだったのかも(笑)。
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アラビアから市電に乗って中央駅周辺に戻り、なおも飽くことなく床屋を探す。
おお、あった。見つけた。ここも純粋床屋っていうより、女性・男性兼用のヘアサロンって感じだが、
もうこの際ドコでもいい。突入だ、突入。
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幸い店内は空いてて、すぐ刈ってもらえた。担当したのは比較的若くてガタイのいいネエちゃん。
「短くしてください、マシン(電気バリカン)オッケー」と言って頼んだら、こちらの注文通り
下の方はバリカンでウィ~ンと刈り、上の方はハサミで切ってだいぶ短くなった。よしよし。

しかし短髪ジジイのイ課長としてはもう少し短い方がいい。「上の方、もう少し短く」って頼んだんだけど、
彼女の切り方ではこれ以上短くできないようだ。さっきも言ったようにこの店は女性用美容院も兼ねてて
イ課長を担当した彼女も明らかに女性客の方が慣れてる様子。ハサミ調髪のときもクシを使わず、
指で髪をはさむスタイルなんだよね。これだと、はさむ指の太さよりは短くできない。

彼女はその技術的限界を率直に認め、「次に来るときは上の方もマシンで刈った方がいいわね」
みたいなことを言った。うーん・・しかしこの床屋に「次に来るとき」は、ないだろうなぁ~。

ちなみに、この時の散髪に関しては料金の正確な記録がある。写真を撮ったからだ。
男性の散髪は23ユーロ。当時なら2300円だけど、今なら3000円くらいになる。けっこう高い。
ポーランドの床屋だったらもっとずっと安く済んだのは間違いないはずだ。
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値段といい短さといい、いささか不本意なブブンも残る散髪だったけど、前回記事にならっていえば
イ課長はヘルシンキで見事に「人生最北散髪」を果たしたってことになる。値段が多少高いのは
「最北サーチャージ」だったと思うことにしよう(笑)。


 

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by tohoiwanya | 2014-02-02 00:11 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(4)
2014年 01月 30日

ヘルシンキの地下鉄 副題:サイホクの話

さて、ヘルシンキネタに戻る。
以前紹介した市電に続いて、今回はヘルシンキの地下鉄だ。

ヘルシンキには地下鉄は1路線だけしかない。
だから乗る方向さえ間違えなければ、乗り換えに悩んだり迷ったりする必要はない。
非常にわかりやすくて、市電を乗り間違えたイ課長も地下鉄はまったくオッケーだった。
さぁそれではご一緒にヘルシンキ地下鉄に乗ってみましょう。

ヘルシンキの地下鉄の旅はまずなっがぁ~~い下りエスカレーターから始まる。
長~い斜坑一本でイッキにホームまで、っていうとプラハの地下鉄なんかが思い出されるけど
欧州の地下鉄にはけっこう多い。東京みたいにホームにたどりつくまでに何回も何回も
エスカレーターに乗りなおさなきゃならんっていう方がむしろ変わってんのかも。
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さてホームに到着。こんな感じ。広い。
土曜日の朝だからか、駅が広いわりに乗客はマバラ。こんなんで経営が成り立つのか?
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フィンランドって国旗が白と青だから、そんな感じの色使いの車体を想像していたら、
意外にも車体カラーは柿色ではないか。柿メトロ。
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車内はこんな感じ。柿メトロの中にある柿シート。けっこうハデだ。
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色使いも印象的だけど、ヘルシンキの地下鉄で印象的だったのはやっぱり島式ホームの幅の広さだよ。
東京の地下鉄に慣れた目で見ると、とにかくもうベラボウに広く見える。東京の銀座線、新橋駅あたりの
ショボいホーム3つか4つ分はありそうなくらい幅広い。

ある駅で、その幅広さを何とか写真に撮ろうとしたんだけど、広角でやっとこさ画面の端と端に
乗り場が入る。そのくらい広いのだ。しかし広いわりに乗降客の数はやけに少ない(笑)。
非常にゆったりした作りといえるだろうけど、逆に、こういう地下鉄に慣れたフィンランド人が東京に来て、
銀座線の狭いホームからこぼれんばかりに乗客がひしめいているのを見れば腰を抜かすだろう。
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目的地の駅に着いたらエスカレーターで地上に戻りましょう。当たり前だが。
もちろん、ここでも待っているのは長大な上りエスカレーターなのである。
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この旅行では偶然にもワルシャワ、ヘルシンキと「地下鉄が1路線しかない街」を渡り歩いたことになる。
そういう意味じゃ同じようなものだけど、ただ、ヘルシンキの地下鉄にはワルシャワのソレにはない重要な
付加価値というか、売り文句がある。それは何かというと・・・




世界最北の地下鉄


へぇ~~そうだったの?!
イ課長はヘルシンキにいる時はそんなこと全く知らず、帰国してから知った。
そうだったんだぁ。ヘルシンキって思ってた以上に北にある街なんだねぇ。

地図をみると、確かにヘルシンキはモスクワよりずっと北だし、サンクトペテルブルグや
ストックホルム、オスロなんていう都市と比べてもちょっびっとだけ(ほんのわずかだが)北っぽい。

世界最北の地下鉄っていうだけでも「へぇ~」と思うけど、調べてみるとそれだけじゃない。
ヘルシンキっていう街自体が「世界最北の、人口100万人以上の“都市圏”」なんだと。
地下鉄を持つくらいの大都市圏としては地球最北記録を持ってたんだね、ヘルシンキが。
ただ、人口100万人以上の“都市”ではサンクトペテルブルグが最北らしい。都市と都市圏。
この辺は若干「最北記録をつくるためのムリヤリ分類設定」っぽくもあるが・・。

というわけで、イ課長は自分でも知らぬうちに世界最北の100万人超都市圏に行き、そこで
世界最北の地下鉄に乗っていたのでした。なーんだ、そういうことだったら、イ課長がヘルシンキで
したことの全てが個人的には「人生最北」ということになるよ。だってヘルシンキより北の町なんて
行ったことないんだから(アンカレッジは空港ン中だけだったしなぁ)。

ヘルシンキで食ったメシはイ課長の「人生最北メシ」、飲んだビールは「人生最北ビール」。
「人生最北宿泊」したホテルで「人生最北睡眠」から目覚め、「人生最北観光」を楽しんだわけだ。
市電の「人生最北乗り間違い」なんて、今後の生涯で破られることは絶対ないだろう。

最北経験という意味ではヘルシンキに行くことは実に意義深いことが判明した。
さぁアナタもヘルシンキにサイホクしに行きましょう。




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by tohoiwanya | 2014-01-30 00:05 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(6)
2014年 01月 21日

ヘルシンキ建築ネタ二つ

二日連続でヘルシンキネタ更新。
本日はヘルシンキの建築物を二つご紹介しよう。

①ヘルシンキ大聖堂
純白に緑のドーム屋根が美しい建物だ。これは市のあちこちからも、海からもよく見えて、
ヘルシンキを象徴する建物といえば、コレだよね。

確かにこれはキレイな建物なんだけど、この日はそれ以上に空の青さが素晴らしかった。
見てよこの青空。ブルーをバックにした純白の大聖堂はいやがうえにも美しい。
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前に書いた生神女就寝大聖堂とはだいぶ建物の感じが違うけど、アッチが東方正教系の
大聖堂だったのに対し、このヘルシンキ大聖堂はフィンランド福音ルター派教会なんだと。
「ルター派」っていうからには、教義的にはプロテスタントに含まれるのかな?よくわからない。

正面は完全にギリシャ神殿を模したネオ・クラシック=新古典様式だけど、丸いドーム部分は
・・これはルネサンス様式っていうのかなぁ?
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まぁとにかくヘルシンキで一番有名な建物であることは間違いない。
イ課長としてはとにかく目に痛いほどの青空の下の、目に痛いほど真っ白な大聖堂という記憶が
強烈に残ってるよ。
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②テンペリアウキオ教会
「スオメンリンナ」ですら口ごもっていたアナタ、今日は「テンペリアウキオ」ですよー(笑)。
つくづく、フィンランド語の語感って面白いよねーー。

テンペリアウキオ教会。その名が示すとおり教会なんだけど、ヘルシンキ市内の観光名所でもある。
でもゴシック大聖堂とか、バロック教会とか、そういう歴史的・様式的な意味での名所なのではない。
極めて斬新な現代建築として有名なのである。

ナニがすごいってアナタ、巨大な岩山の内部をくり抜いて教会にしちまったらしいんだよ。
だから教会の内側から壁を見ると、そこはくり抜いた岩の断面をそのまま目にすることが出来るわけだ。
ちょっと見てみたいじゃん?市電に乗って行ってみた。

おおおおおーーーーーーーーー
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おおおおーーーすんげぇぇーーーーー
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ドーム天井と岩の壁面とをつなぐドーナツ状の天窓から外光がたっぷり入ってきて、中は意外なほど明るい。
なんだか素晴らしいではないか。

周囲が岩肌のせいか、柱が1本もないせいか、このテンペリアウキオ教会は優れた音響効果でも有名で
よくコンサートも開かれるらしい。立派なパイプオルガンもある。
ここでバッハのオルガン曲なんて聞いたらけっこうイイかも。
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この日は混声合唱の練習をやってたね。もっとも、シロウトの耳じゃ
普通の教会と岩の教会とで聞こえ方・響き方に違いがあるのかなんて、よくわからないが。
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しかし、周囲がゴツゴツの岩肌でできた教会という視覚的インパクトはシロウト目にも十分わかる。
見てて飽きなかったね。岩って断熱効果が高いはずだから、冬は暖かいのかもしれない。
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岩のスゴさばっかりに目がいっちゃうけど、ここはコンサートホールではなく、あくまで教会だ。
他の国の教会にあるように、寄付ロウソク立てがあるから、2ユーロばかり寄付してロウソクをつけた。
左端の、まだたっぷり残ってる新しいヤツがイ課長ロウソクなのである。
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ヘルシンキのテンペリアウキオ教会。
中央駅から市電に乗ってせいぜい5分。歩いてもそんなに遠くない。入場料なし。
市内の観光スポットの一つとして紹介されるだけあって、内部は一見の価値がある。
ヘルシンキに行くことがあったら、ちょいと覗いてみてはいかが?

最後のところはちょっとガイドブック風のエンディングでした(笑)。


  

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by tohoiwanya | 2014-01-21 00:02 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(4)
2014年 01月 20日

アラビアの食器を買う

ポーランドではついぞ見かけなかったけど、ヘルシンキでは日本人観光客の姿をときどき見かけた。
ただし、見かけた日本人はみんな女性だった。ヘルシンキは(ポーランドよりは)日本人女性に
人気があるみたいだけど、その人気の一端を「北欧雑貨」が担っているのは間違いあるまい。

海外に行っても現地での買い物に関してはトンと関心がないイ課長。
当然、北欧雑貨についてちーーとも知らなかったんだけど、アラビアとかイッタラとかマリメッコとか
フィンランドには有名な陶磁器(およびガラス?)のブランドがあるということは何かで読んだ。
たまたま市電を乗り間違えた偶然でアラビアの工場に遭遇したので、行ってみることにしたのである。
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アラビアの皿やカップのことは何も知らないけど、このアングルの、工場の写真はあちこちで見た。
レンガ造りの古臭い工場と煙突、そこにARABIAという昔風のロゴ。すごく特徴的な風景だ。
それが市電の窓から見えれば見学していこうって気にもなる。
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ここの最大の集客施設は工場そのものじゃなく(申し込めば工場見学もできるらしんだが)、併設されてる
アラビアのショップだ。北欧雑貨好きのご婦人ならたちまちハァハァ言って物欲の奴隷になりそうなものが
どかーんと並んでる。
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だが、イ課長はそういう方面にはウトい。ズラリと並んだカップや皿を見ても「おお素晴らしい!欲しい!」
なんて物欲がトンと湧いてこないわけで、なんて張り合いのない客であろうか(笑)。

ただ、考えてもいなかった「ヘルシンキのアラビアの工場」に、なぜか来ているという偶然が面白くて、
訪問記念に何か一つは買っていこうと思った。しかし、さて、何を買おうか・・・。
あまり大きなものは重そうだしなぁ・・・
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おっ、ムーミンカップがいっぱいあるじゃん。
同じようなカップをバンター空港のムーミンショップでも見かけたけど、あれってアラビアが作ってたんだ。
よし、それじゃせっかくだからトホ妻用土産にムーミンカップでも買っていくか。
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デザインにはムーミンだけじゃなく、ミーとかスナフキンとか、いろいろあった。
その中でイ課長が最終的にチョイスしたのはコレなのである。値段は例によって忘れたけど、
日本円で1,500円~2,000円ってとこじゃなかったかなぁ?バカ高くはなかったけど、安くもない。
(いま気がついた。写真に値段が出てるじゃん。17.6€だから、当時のレートだと1800円ってとこか)
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ショップの外に出ると、こんな風にきれいなカフェもある。
オジサンがぼんやり立ってるけど、彼が「奥さんの買い物につきあって、待ってるダンナ」であるのは
絶対に間違いないだろう。自分の妻が服や雑貨を買うのに付きったことのある亭主であればね、
直感的にわかりあえるんだよ(笑)。
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実際、このアラビアのショップで買い物してるのはほとんど女性客で、ヤロウなんてイ課長くらい。
まぁ北欧雑貨に関心が高いのが主に女性なのは当然だろうし、ショップに女性客が多いのも
これまた当然だ。日本人のおばさんたちも何人かいて、張り切って買ってたね。
ヘルシンキに行ったら何はさておき、ここで買い物したいという女性は少なくないと思う。

しかし何度も言うようにイ課長は「たまたま市電を乗り間違えて」ここに来てしまったっていうだけのオッサン。
工場の外観を見て「あっアラビアだ!」と思う程度の知識はあっても、食器自体に関する知識なんてゼロ。
とにかくアラビアとかイッタラって、優れたデザインで知られる・・んだよね?(必死に同意を求める)

ただ、この映画は知ってる。
日本女性のフィンランド志向に火をつけた「かもめ食堂」。実はアラビアはこの映画に協力してたんだと。
たぶん食事シーンで使われた食器の多くはアラビアのものだったはずだ。
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ほーら、雑貨好きのアナタ、ヘルシンキに行きたくなったでしょう~?
食器には詳しくないが、どうやったらここに行けるかという点に関してなら、いまやイ課長は詳しいぜ?(笑)
6番か8番の市電で北の方に向かい、終点の一つ手前で降りればいい。終点まで行っちゃっても大丈夫。
ちょっと歩いて戻るだけだから。

それにしても、このときの市電乗り間違い→位置情報大誤認→アラビア訪問という一連の偶然。
よくある「旅のハプニング」ってやつだけど、ヘルシンキで具体的観光プランがなかったイ課長にとっては
実はちょっと面白かったというブブンもあるんだよね。こういう経験をすると、前にも書いたように
旅というのは計画ではなく偶然で形成されるんだなぁとつくづく思うよ。

さぁアナタもヘルシンキに行ってみよう。そして市電に乗ってアラビアのショップで買い物しよう。
もし市電を乗り間違えてどこかヘンなとこに行ってしまっても何とかなるし、そこには予想もしなかった
新たな偶然の発見があるかもしれない(・・・し、ないかもしれない)。


 

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by tohoiwanya | 2014-01-20 00:00 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(10)
2014年 01月 17日

ヘルシンキ市電の光と影 「影」編

いま明かされる、ヘルシンキ市電のダークサイド(やや大げさ)。
コトの発端はイ課長がヘルシンキでトラムを乗り間違えたことから始まる。

地図を見て「街のコッチの方に行ってみよう」と思って市電に乗った。
しばらく乗れば左側に池が見えるはずで、池が見えたら次の停車場で降りようと思っていた。
下の路線図でいうと真ん中やや右寄り、メトロのMマークのあるSörnäinenっていう所から
茶色い路線で西に行こうとしたわけ。途中、左側に池みたいなものがあるでしょ?
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ところがどこまで、どこまで、どこまで乗ってもいっこうに池が見えてこない。
おかしい。こんなに遠いはずはない。どうも乗り間違えたっぽいぞ?
・・と思ってたら、やがて市電はループ状の線路を走ったと思ったら停車したまま動かなくなった。

車内にはイ課長と運転手しかいなくて、異様な静寂に包まれてる。動き出す気配はまったくない。
どうしたんだろう?と思ったけど、しばらくして事態が飲み込めてきた。
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どうやらイ課長は乗り間違えてオタオタしてるうちに、その路線の終点まで来ちまったようだ。
さっきのループ状線路は折り返し用のもので、運転手は次の発車時間まで待ってるに違いない。
じゃ、この時間を利用して運転手にここはドコなのか確認しようそうしよう。

運転席のところまで行き、「ココはどこですか?」と言って運転手のオッサンに路線図を見せた。
言葉はわからないから、今いるのはここだって路線図で示してもらいたかったんだよね。

運転手はちょっと戸惑った様子だったけど、路線図を見て「ここだ」と指さしてくれた。
確かにソコは路線の終点で、折り返し用らしいワッカ状の線路もある。なるほど、イ課長はいつの間にか
市の南の方、海っぺりの方まで来てしまったらしい(下図、紫の路線の終点が運転手が指さした場所)。
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ほどなく市電は動き出した。よしよし。
今度は北の方に向かって中心部に戻るはずだから、どこかテキトウなところで降りりゃ何とかなるだろう。

・・・と思っていたら、だ。
動き始めた市電の窓からARABIAという文字が書かれた大きな建物が目についた。
あ!あれってガイドブックで見た有名な陶器ブランド・アラビアの工場だろ?ここにあったんだ!
こんな偶然で遭遇したのも何かの縁。発作的に行ってみようって気になって、次の停車場で市電を降りた。
アラビアの工場ってこんな市の南の方にあったんだねぇ。

さてだ。
ここまでの話を読むと、「トラムを乗り間違えた」以外には、特に大きな問題はなさそうに思える。
だが実はココに重大な問題が潜んでいるのだ。お気楽旅行者のイ課長だからよかったけど、これが
出張だったら破滅的事態になっていたかもしれない。なぜかというと・・・


さっき運転手が教えてくれた場所は全然違っていたからだ(笑)。


アラビアの工場は確かに市電の終点近くにある。
だがその終点というのは市の南じゃない。正反対。北の終点なんだよ。そんなバカなと思うでしょ?
さっき運転手は「いまここだ」って南の終点を指さして教えてくれたんだから。

しかし、実際にイ課長がいたのはココなんだよ。6と8の路線の終点。ここにも小さいけど折り返し用の
ループ線路があるんだよ。拡大してみるとArabiaっていう小さな文字も書かれている。
さっきの場所と、こことがどれだけかけ離れてるかというとだね・・・
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このくらい離れてるのだ(笑)。市のウンと南の方にいるつもりで、実はウンと北の方にいたことになる。
この両終点の間には相当の距離があるのは地図を見れば明らかだ。
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考えてみてほしい。
イ課長が「ここはドコですか?」と聞いたのは、かりにも市電の運転手だぜ?路線図で自分がいる場所を
示すことは造作ないはずだし、実際彼はそうした。だがそれは完全に間違っていた。
これを東京の地下鉄に当てはめれば、銀座線の終点・渋谷駅で「ここはどこ?」って路線図を見せたら
運転手は反対側の終点、つまり浅草駅を指さしたことになる。あり得ねぇハナシだろソレ!

外国の鉄道で誰かにモノを尋ねたくなった時、誰に聞くかっつうたら、周囲の乗客か、駅員・乗務員かだ。
その場合、乗客より乗務員の方が「より信用できる」と思うのがフツーだろう。ところがその乗務員の認識が
頼りないとなると、どうすりゃいいんだ?

ただ、こういう驚きはイ課長が日本人だからなのかもしれないって気もするんだよね。
あの運転手にしてみれば「オレの仕事は市電を運転することで、ガイジンの対応なんて仕事じゃないよ」
ということなのかもしれない。海外じゃそういう考え方って、けっこう強いんじゃないかなぁ?

まったくもう、ヘルシンキのトラムもやってくれるぜ。
結局、イ課長は市電を乗り間違え、さらに運転手から正反対の位置情報を教えられたにもかかわらず、
ノンキにアラビアのショップで買い物なんぞしたんだけど、その時点ではよもや自分が反対の終点にいるとは
気づいてなかった。さっきの例で言えば「へぇ〜東急百貨店の本店って、浅草にあったんだぁ~」と
思いながら渋谷で買い物してたことになる(笑)。誤った情報も無知に対しては無力ということか。

アナタがヘルシンキの市電に乗って、乗り間違えたかな?と思ったとき、運転手に質問してもその答えが
正しいとは限らない。念のため誰かにセカンドオピニオンを求めるべきかもしれない(笑)。
恐ろしい市電だ。よく無事に戻ってこられたもんだ。

そんな無知と偶然に流されて、思いもかけず行くことになったアラビアのショップ。
せっかくだから次回、ご紹介しよう。


 

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by tohoiwanya | 2014-01-17 00:04 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(10)
2014年 01月 15日

ヘルシンキ市電の光と影 「光」編

なんちう大げさな題名じゃろうか(笑)。
光と影って言っといて「光」編があるということは、「影」編もある。この話は続きものなのである。

生神女就寝大聖堂に行ったとき、「トラムに乗って行ってみた」ってサラリと書いたけど、
何せここはイ課長が生まれて初めて来た国フィンランドの、生まれて初めてきた首都ヘルシンキ。
生神女就寝大聖堂まで乗ったのが生まれて初めての「ヘルシンキ・トラム乗車」だったわけで
それなりのチャレンジだったんだよ。
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まず切符。これはキオスクで買った。1回乗車券っていうのがあるのかどうか知らないけど(おいおい)、
イ課長は1日乗車券っていうのを買った。どうせ一日に2〜3回は最低でも乗るわけなんだから、
面倒のないように一日乗車券を買っておいた方がいいのだ。教育レベルの高さで有名なフィンランド
だからというべきか、「ワンデイ チケット」って英語で言えば必ず通じた。

一日切符ってこれ。これで市電はもちろん地下鉄も乗れるし、スオメンリンナに行くフェリーにも乗れる。
確か料金は7ユーロくらいだったはずで、スメンリンナを含めて市内を何カ所か見学しようなんていう、
ごく普通の観光客(イ課長もそうだったわけだが)なら1日乗車券がお勧め。
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さて、こういう1日乗車券って、必ず使い始めの時に打刻しなければならない。
これは欧州のどの街でも大抵一緒で、イ課長だってそのくらいのことは知ってる。
しかし、ヘルシンキの場合、その打刻機の使い方?がイマイチよくわからない。

ヘルシンキの市内交通機関の打刻機ってこういう風になってんだよ。
プラハやウィーンみたいにガッチャン!と物理的にスタンプするんじゃなく、スイカやパスモみたいに
電子的にピッとやるみたいで、切符自体には何も印はつかない。ちょっとわかりづらい。
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この0から3までの数字が何を意味するのかがわからない。
このカードをどの数字のところにくっつけるのが正しいのかもよくわからない。
とりあえず真ん中(黄緑色のバーが交差するところ)に4つの印があるから、その真ん中辺をめがけて
えいやっとくっつけるとピッと音がして、たぶんそれで電子的に打刻されたことになるんだと思う。

スオメンリンナに行く遊覧フェリーの乗り場にも同じ打刻機があるんだけど、こっちの方は数字が
1から3で、市電の時に見た0はない。この違いが何を意味するのか、これまたよくわからない。
たぶん乗車ゾーン区分みたいなものなんだとは思うんだけど、ヘルシンキに二日間滞在して、
打刻機にデカデカと書かれた数字の意味は結局最後までよくわからなかった(笑)。
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でもね、とにかく緑の一日乗車券を買って、この打刻機の真ん中あたりにくっつけてピッとやれば
(おそらく)大丈夫。それでアナタはヘルシンキの市電を征服できる(笑)。
路線はかなりあっちこっちに通ってるから、地下鉄と組み合わせれば市内ほぼどこでも行ける。
女性の市電運転士が多いなんていうのも北欧的なのかも(下の写真の運転士も女性)。
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・・・と、こう書くとヘルシンキの市電に乗る上での心配はほとんどなく、簡単なように聞こえる。
しかしそうとばかりは言えないということを、イ課長は思い知らされることになる。
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スオメンリンナに行った日は一日で3~4回市電に乗った。それなりに慣れたわけで、翌日はすでに
いっぱしの「ヘルシンキに慣れた旅行者」気取りになって再度市電に乗ったんだけど、その時にイ課長は
予想外の展開で何時間かを過ごすことになった。あの時のことを思い出すと、つくづく旅というのは
計画ではなく偶然によって形成されるものなのだなぁと思う。次回、その「影」編を書こうと思う。


 

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by tohoiwanya | 2014-01-15 00:05 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(0)
2014年 01月 11日

スオメンリンナ要塞をゆく その2

もと軍事要塞だけあって、スオメンリンナには大砲やら防空壕?やら、いろんな戦争遺構が残されている。
でもそういうのはポーランドでたっぷりシリアスなのを体験してきたイ課長は、完全にお気楽モードだ。

まぁいいじゃん。ヘルシンキにいる時くらいは気楽に観光させてちょうだいよ。それに、スオメンリンナは
現在は完全に市民や観光客が憩う海上公園として整備されてるんだし。
たとえ大砲を見かけてもそれがいつ、何のために設置されたのかとか、どんな人たちがどんな人たちを
標的にしたのかとか、そういう真面目なことに思いを馳せようなんて了見はサラサラない(笑)。
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島内はこんな感じでのんびりした遊歩道みたいなのがいたるところにある。
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そして、ちょっと歩くとすぐ海。青い空と青い海ってこんなにキレイに見えるんだと、改めて痛感したね。
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芝生のあっちこっちで日光浴をしてる市民がいる。いいなぁ。
ね?いくらかつては要塞っつうても、現在のスオメンリンナはこんなのどかな場所なんだよ。
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島にはこんな小さくてかわいい入り江もある。まるで個人用海水浴場みたいだ。
実際ここではおジイさんが水泳パンツ一丁になってジャブジャブ水の中に入っていた。
しかしここでイ課長が目を奪われたものは別のものだ。
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これ・・・ハクチョウだよな?
「白鳥の湖」っていうバレエもあるくらいだし、白鳥って基本的に湖とか沼とかの淡水にいると思ってた。
海に浮かぶハクチョウって何となく異様だ。ハクチョウとジイさんの海水浴・・・さらに異様だ。
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地元の子供たちが遊んでる広場を見てたら、小さな子がヨチヨチとイ課長の方にやってきた。
あはは。ほっぺについてるのはチョコレートかな?かわいいねーー。
すぐにお母さんが笑いながら近づいてきて、この子を“回収”していった(笑)。
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ことほどさように、とにかくのどかでキレイなところだよ、スオメンリンナ。
この日みたいに快晴だと、海とカモメさんの眺望に見とれながらいつまでもボンヤリしていたくなる。
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とにかく「青い空、青い海、白いカモメさん」っていう道具立てが素晴らしすぎたからね、この日は。
これが曇天や雨、あるいは厳冬期の観光だったりすると、ここの印象もだいぶ違ったものになるだろう。
フィンランドの苦闘の歴史と戦争の記憶を求めてスオメンリンナに行く人なら(あまりいないと思うが)
むしろそういう日の方がいいのではないか、という気もする。

でもイ課長は、ヘルシンキじゃそんなこと知らないもんにーーー。お気楽モードなんだもんにーーー。
ポーランドでのダーク・ツーリズムの重苦しかった記憶をサーーーーッと洗い流してくれた
スオメンリンナの青い空と白いカモメさんにはいまでも感謝してるよ。以前にも書いたけど
「ダーク・ツーリズムの後には明るい観光も必要」と痛感したのはこのスオメンリンナを歩いてた時で、
そういう意味でもここは忘れがたい場所なんだよ、イ課長にとっては。

 
 

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by tohoiwanya | 2014-01-11 00:15 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(6)