カテゴリ:2013.02欧州出張( 28 )


2015年 03月 18日

ロンドンのトホホな歩き方

さてだ。
イ課長はメークロン市場に着いたわけだけど、線路市場の様子を紹介する前に
気分転換にもう一つ違うネタをはさもう。ヨーロッパネタだ。

といっても、最近東南アジアばっかでヨーロッパって行ってない。
欧州訪問といえば一昨年の欧州出張が最後。さすがにあの出張のネタは大体書き尽くしたけど
写真を見ると「ああ、あの時ロンドンでここにも行ったんだっけ」っていうのがけっこうある。
だから本日はひとつイ課長がロンドン名所案内してくれようじゃないの。覚悟はいいか?(笑)

まずロンドン塔あたりからいくか。
ロンドン観光の定番スポットだけど、イ課長は過去2回のロンドン訪問で中に入ったことはおろか
近くに来たことすらなかった。当然見るのも初めて。ふーむ、こういうところだったんだ。
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ロンドン塔って要するに牢獄でしょ?
イギリスの歴史もの映画なんかでロンドン塔に船で収容される、なんて場面を見た記憶があるけど、
おそらくこの広大な窪地になってるところが昔はテムズ川とつながって堀になってたんだろうな。
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そんなに時間もないから中に入ろうとは最初から思ってなかった。入場料高そうだし。
入口にこんな昔風の衣装を着たオッサンがいたので望遠で盗撮。
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ロンドン塔のそばにはこれまたロンドンの象徴・タワーブリッジがある。この両者ってこんなに近かったんだ。
タワーブリッジって19世紀先端技術の粋を集めて作られた、当時の超ハイテク開閉橋だったらしいけど、
そういう先端的建造物を牢獄のすぐワキに作ったってわけか、ふーむ。
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金融街シティのあたりも歩いた。
ここにはロンドン大火記念碑・通称モニュメントっていう高い塔があるんだね。これは知らなかった。
17世紀に大火事でシティが焼け野原になった後、復興を記念して建てられたらしい。高さ62m。
なるべく大きく撮ろうとするとカメラをナナメにして撮るしかない。
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フと上を見てゾッとしたね。ぎえーーここって上まで登れるの?しかもテッペンはあんな柵だけ?
あ、あああ・・も、もうダメす。イ課長ここには絶対登れません。あの人よくコワくねぇなー。
いまこの写真を見て、ここに登ったことを想像するだけでも手のひらに汗が・・(笑)。
え?名所案内になってない?うう、うるせぇ、死んでも登らないからな。
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シティ周辺を歩いてると巨大口紅みたいな変な形のビル、ガーキンの姿があちこちからよく見える。
とにかくその外観の異様さから、今じゃすっかりロンドンを代表する建物の一つ。ロンドン塔からも
こんな感じでガーキンが見える。形が目立つからすぐわかる。
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このビル、正式名称はナントカっていうんだけど、ガーキンっていう通称しか知らない。ちなみに
ガーキンってピクルス用のキュウリのことなんだってね。いま調べて初めて知りました。
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あとここにも行ったんだよねー。シティからほど近いアーケード街・・といえばいいのか、
パリ風にいえばパサージュ。ミラノ風にいえばガレリア。歩いてたら偶然ここを通りかかって
「あ、ここはTVで見たことある場所だ」と思ったんだけど名前を思い出せない。
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実は今日になってもまだココの名前がわからない(笑)。「ロンドン アーケード街」とかで
検索したんだけど、ココらしき場所が出てこないんだよ。何て場所なの?ここ(ヲマエなぁ・・)。

この時は午前中のアポと午後のアポの間に空白の数時間が生じてしまったので、こんな風に
ロンドンをあちこちブラついたのである。このアーケード街にはレストランが多かったから
メシ食おうかなぁとも思ったんだけど、高そうだから結局入らなかった。
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というわけで、出張中ポッカリ空いた午後の時間を使ってロンドンを歩きまわった
貧乏性イ課長による、何ともしまらないロンドン名所案内でした(笑)

 
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by tohoiwanya | 2015-03-18 00:05 | 2013.02欧州出張 | Comments(4)
2015年 01月 29日

イ課長ミシュラン・ホテル評価 31

ううーー・・仕事の方でいろいろ問題があってあんまり腰を据えたネタを書く気分になれぬ。
こういう時は定番ネタ。ホテル評価がたまってるから書こう。一番古いのは2013年の2月、
ロンドンのホテル。もうすぐまる2年経過じゃん。サッサと書け。

Days Inn Hyde Park

デイズインってホテルチェーンのはずだけど、これまで泊まったことはないと思う。
前回と同じようにパディントン駅近くのB&B密集地帯にホテルをとりたくて(何せ便利だし)、
ネットで散々探した末に結局ここにした。どうせロンドン。利便性を優先し、それ以外のことには
ある程度は目をつぶる覚悟だったが・・・

立地・利便性★★★★☆
まぁ最優先事項だったわけだし、これに関しては十分星4つあげてもいいだろ。
ヒースロー・エクスプレスの出るパディントン駅まで徒歩5分くらいかな?前回泊まったホテルより
さらにちょっとだけ駅に近い。

周辺はレストランやパブ、缶ビールを買える食料品店等々大体そろってるし、アナタが何か特別な
ナイトライフでも求めない限り何も困らない。下はパディントン駅の地下鉄出口から見た風景。
道路渡って、この真ん中の道を少し行った先の左側にホテルがある。
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部屋★★☆☆☆
チェックイン手続きして、部屋に入った瞬間の印象は鮮烈だった。
どういう印象かというと、「せまーーーッ!!」という印象だ(笑)。
出張前半を過ごしたブリュッセルのホテルも決して広いとは言えなかったけど、あそこと比べても
圧倒的に狭い。何せ部屋の幅がベッドの長さ+30cmくらいしかないんだから、ほら。
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ベッド側からドアを撮るとこんな感じ。狭すぎて、広角レンズでも部屋の全貌を捉えきれない(笑)。
梅田とか名駅周辺あたりの激安ビジネスホテル並みの部屋。そりゃ確かに利便性以外は
目をつぶる覚悟だったけどさぁ・・・
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しかもこの部屋、こんなに狭いくせになぜか廊下から部屋に入るまでの間に「次の間」がある。
存在理由は不明。廊下から入るにはまず「外扉」を開き、90度曲がって「内扉」を開く。
次の間自体もすごく狭いから、ゴロゴロスーツケースを出し入れしづらかったよ。
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バスルーム★★★☆☆
部屋がこんなだから、バスルームも推して知るべしというところだ。
当然バスタブなんてない。シャワーのみ。バスルーム全体も広くない。しかしその辺のコトは
部屋を見た時点で十分予想できてたから、その分衝撃は少なくて済んだ(笑)。
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備品・サービス等★★☆☆
実はこの出張では持参したノートPCの無線アダプタがダメになり、ブリュッセルではネットに
つなげられなかった。しかしこのホテルでは無線と有線と両方あったからケーブルを使って
ネットにつなげられたのは幸いだった。

もっとも「どうやって有線でネットにつなげるの?」って聞いたら、インド系の従業員が
「引き出しにケーブルがある」って言うんだけど、ない。しょうがないから「ケーブルないよ」って言うと
フロントから持ってきてくれた。サービスがいいような、ダメなような・・・
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インスタントコーヒーと電気ポットくらいは用意されてたけど、結局使わなかったなぁ。
インドや東南アジアみたいに、ボトル入りの水が備えてあればともかく、わざわざ外で
水を買ってきてまで飲みたいというわけでもないし・・。英国の水道水ってどうなんだろ?


朝食★★★☆☆
朝メシは大したことない。パンと、ハムみたいな冷たいオカズ類。あとはゆで卵くらいか。
炒り卵とか茹でソーセージみたいな温かいオカズはなし。
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ただ前回のホテルと同様、生グレープフルーツが食い放題だったのは積極的に評価できる部分だ。
ロンドンのホテルってグレープフルーツ食い放題が当たり前なのかね?グレープフルーツに加えて
バナナとヨーグルトも食って、やけにヘルシーな朝食じゃねぇか。
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これで3泊230£。当時で大体3.6万円くらいかなぁ。1泊1.2万円もとるんだぜ?
ロンドンのホテルのコストパフォーマンスなんて最初から期待してないとはいえ、やっぱ高い。 

というわけで、まぁあまり積極的にはお勧めはできないホテルだ。
しかしパディントン駅周辺のB&Bって、どこも大体こんなレベルだろうと思うんだよね。
ホテル検索サイトでこの辺りのホテルを見ると、どこも「狭い」とか「きたない」とか、
悪いユーザーレビューがテンコ盛り(笑)。その中でもまぁ少しはマシな方かな、と思われたから
ココを予約したわけだ。

前回泊まったホテルとは歩いて1~2分の距離。ただ、そこはもう満室だったんだよね。
あそこだってそう素晴らしくはなかったけど、ココよりはまだ良かったかなぁ・・。

 
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by tohoiwanya | 2015-01-29 00:12 | 2013.02欧州出張 | Comments(2)
2014年 12月 22日

ヒースロー・エクスプレスに乗ろう

この際だからイギリスの鉄道ネタを続けよう。
といっても、今回は長距離ではない。ロンドンのパディントン駅とヒースロー空港を約15分という
ドえらい早さで結ぶヒースロー・エクスプレス。

イ課長はロンドン市街からヒースロー空港までの鉄道移動を二十数年前に一度やったことがある。
はるか白亜紀の昔、トホ妻と行った新婚旅行の時で、地下鉄を使ったんだけどずいぶん時間が
かかった記憶があるから「ヒースローって遠い」っていうイメージが強かった。
(いま調べたら、地下鉄ピカデリー線のピカデリー駅からヒースローまで50分くらいかかるらしい)

それが15分!夢のようなスピードではないか。
イ課長はロンドン出張では2回ともパディントン駅近くのホテルをとったんだけど、その理由として
帰国の時にヒースロー・エクスプレスを利用しやすい駅だからというのも大きかった。

それでは出張が終わったイ課長と一緒に、パディントン駅からヒースロー空港に向かいましょう。
ロンドンにたくさんある長距離線ターミナル駅の中でもパディントン駅って前にも書いたように
内部はなかなか風格があって好き。でも外観はややショッピングモールっぽい(笑)。
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まず何より重要な切符購入。
パディントン駅構内をキョロキョロ探してると、こんな紫色の看板の専用チケット売り場がある。
これはヒースロー・エクスプレス専用切符売り場だから、駅名の発音に気を使う必要もなく
「ワン チケット」と言ってお金を払えばいい。料金は当時20ポンドだった。
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切符はネット予約もできる。でもイ課長は当日駅で切符を買う方を選んだ。
何せ15分おきに頻発してるヒースロー・エクスプレスだから、どの列車に乗るかあんまり早く決めとく
必要もないだろうと思ったのだ。

切符はこれね。
ネット予約した場合どうなるのかわからないけど、当日駅買った切符には「3日間有効」と書いてある。
日本のスカイライナーの予約なんかだと、何月何日何時発のスカイライナー●号みたいに、乗るべき列車が
厳密に決まってるから、その列車を逃すと新しく切符を買わないといけない(んだと思う)。
ちょっとした予定変更にもビクビクしないといかん。
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この切符を見る限り、ヒースロー・エクスプレスは発券後3日間ならどの列車に乗ってもいいわけだ。
パディントン駅で切符を買ったイ課長は、すぐに行きたければ「次に発車するヤツ」に乗ることもできるし
ちょっと買物してって、2本くらい後の列車に乗ることもできる。このくらい融通が利いた方が利用者は助かる。

イ課長は寄り道すべきところもないから直近の列車に乗った。以前も乗ったけど宇宙船チックな車体だ。
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「どの列車にも乗れる」ということは、逆に言うと指定席ではないということになる。
キモチ早めに乗車して、好みの席を確保しましょう。空港専用列車だけあって立派な荷物置き場が
あるけど、混んでる時はこの荷物置き場確保の競争率も高くなるはずだからね。
もっとも、この時はけっこう空いてたが。
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あとはヒースロー空港までアッという間だ。エクスプレスだと途中停車駅はない。
ただ、注意すべきは成田と同じように空港には駅が複数あって、ターミナル5(主に大英帝国航空)を
利用する人はヒースロー・セントラル駅(ターミナル1・2・3用)ではなく、ターミナル5駅まで乗る必要がある。
さらにターミナル4駅っていうのもあるみたいだけど、エクスプレスは停車しないようで、ターミナル4に
行きたい人は「セントラル」駅でシャトルっていうのにまた乗り換える必要があるらしい。この辺が難しい。
日本人旅行者ならセントラル(JALとかANA)か、ターミナル5(英国航空)利用者が大多数だとは思うが。

ちなみに「空港まで15分」っていうのはセントラル駅利用の場合で、ターミナル5駅まで行く場合は
もう5分くらいかかる。ま、大きな違いではないが。

切符代が20ポンド(現在は21ポンドらしい)つまり3,000円以上する。けっこう高い。
しかし空港まで15分という早さには代え難い。どうせ出張だ。交通費は会社が払うのだ(笑)。

出張じゃないよ、少しでもお金を浮かせたい貧乏旅行だよ、という人は上にも書いたように地下鉄がある。
50分かかるけど、料金は6ポンド弱らしいし。

世界有数の混雑空港として名高いロンドン・ヒースロー空港。
しかしさすがは大都市ロンドンだけあって、市街から空港までのアクセスにもリッチ層向けから
プア層向けまで、いろいろ選択肢があるようだ。こういうところ、さすが階級社会が色濃く残る
大英帝国というべきか。
 
  
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by tohoiwanya | 2014-12-22 01:04 | 2013.02欧州出張 | Comments(4)
2014年 12月 19日

キングストン・アポン・ハルまで鉄道の旅

東南アジアネタの間に時々挟もうと思って、昨年の欧州出張の時の話を少しだけ残してた。
しかしもうすぐ「一昨年の欧州出張の時の話」になっちまう。さすがにマズい。

というわけで、ロンドンからキングストン・アポン・ハルに行った話をサラリと書こう。
やたら長い地名だけど、普通はただ「ハル」って言うことが多いはずで、以下「ハル」と書く。
言っとくけど、大して内容のある記事じゃない(笑)。

ロンドンからハルまでは電車でたしか2時間半くらいかかった。
キングス・クロス駅から、隣のセントパンクラス駅の時計台を眺めるのも何度目だろう?しかも
時刻はクソ寒い朝の7時。楽しい東南アジア旅行を経て、今こうしてあの出張を思い返すと、
海外出張ってつくづく楽しくねぇなぁと改めて思う。
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駅構内の売店で買った朝メシはこれ。これを駅のベンチに座って食う。みじめなもんだ。
海外出張なんてこんなモンなのだ。
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ハル行きは7:22発の予定だけど、7:19:55になってもまだ列車はカゲも形も見えない(笑)。
結局定時より少し遅れて到着し、少し遅れて発車した。ま、イギリス鉄道業界においては
この程度の遅延、遅延のうちに入らないんだろう。
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車窓風景は寒々したイギリスの原っぱばっかり。何も見るべきものはない。
つまらないことはなはだしい。
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座席は「QUIET COACH(静寂車両とでもいうか・・)」だった。ここ、タバコや携帯はもちろん、
iPodも使っちゃいけないんだねぇ。イヤホンの音モレがイカンってことなんだろうな。
車窓風景はつまらない、車内でiPodも聞けない・・退屈な旅だぜ。
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ハルという街、イ課長も全然知らなかったけど、海みたいに広い川幅をもつハンバー川の
河口近くにある街なのだ。だからハルに近づくと線路のすぐ近くにハンバー川が見えてくる。

ハル到着が近づくと、この鉄道の旅で「ちょっと実物見たいな」と思っていた唯一のものが
見えるはずだ。まだかな?そろそろ見えるんじゃないか?

おーーー見えた、見えましたハンバーブリッジ。この橋を見たかった。
これ、吊り橋屋さん・・というか、吊り橋業界?ではけっこう有名な橋で、中央の柱と柱の間、
つまり中央支間長が1,410mという長さ。これは明石海峡大橋ができるまでは世界一の長さだった。
調べたところ、現在でも世界第5位らしい。確かに長いよねーーー。
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ハルで見たかったものといえばこれだけ。街自体はまったくもってつまらない。
仕事の面談内容は非常に実り多いものだったけど、旅行ネタとして書くことはないのだ。

まぁ駅の写真でも載せておくか。ハル駅ってこんな感じ。
カマボコドームの屋根を持った、典型的な欧州の行き止まり型の駅といえる。小さいけどね。
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ハルでの面談が終り、メシを食い、さてまた鉄道に2時間半ゆられてロンドンに戻らにゃ。
今度は反対側からハンバーブリッジを見ることになるから、カメラを構えて近くから撮ろうと思ったけど
いざ近づくと手前の木がじゃまでよく見えぬ。ばかたれ。
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あとはロンドンまで再び退屈な鉄道の旅。窓の外はハンバー川とイギリスの原っぱだけ。
雲間からさしこむ太陽の光もどこか弱々しくて、風景は相変わらず寒々しい。
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そして、ようやくキングス・クロス駅に戻ってきました。朝7時に出て、もう夕方6時だ。
一日かけてロンドンからハルまで鉄道で往復し、現地の有識者と面談してきたという、
面白くも何ともない欧州出張の一日がこうして暮れていくのでありました。
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東南アジア旅行記に比べると、ただ「行って、帰ってきました」ってだけの、何の感慨もない記事。
ま、海外出張なんてね、こんな感じの、つまらない日々の連続なわけですよ結局は。けっ。


 
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by tohoiwanya | 2014-12-19 00:02 | 2013.02欧州出張 | Comments(6)
2014年 10月 24日

イ課長ミシュラン・ホテル評価 29

東南アジアネタが続いたから、箸やすめ?ということで久しぶりのホテル評価。
インド出張のホテルで止まってたから、去年2月の欧州出張のうちからブリュッセルのホテル。

欧州ネタも久しぶりだなぁ・・っつうか、1年8ヶ月も前に泊まったホテルじゃん。
そのうちネタ在庫が腐って発酵しはじめるぞ、イ課長、わかってんのか。


Aris Grand Place Hotel

たぶん アリス グラン・プラス ホテル  と読むんだと思う。

立地・利便性★★★★★
ブリュッセルからは南駅発のユーロスターでロンドンに移動する予定だったから、当初は南駅近くのホテルを予約。
しかし「治安わりぃからそこはやめな」というエラい人からのご託宣があり、急遽こちらを予約しなおした。
ここはもう立地という点じゃほぼ文句なし。何せグラン・プラスから徒歩30秒くらいだもん。以前に書いたパサージュ
ギャラリー・サンチュベールの入口ワキだから周囲は賑やか。でも夜は静かで、立地は文句なし。
(下の写真、正面奥にある5階建ての建物がそう。写真右がパサージュの入り口)
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電車移動の場合はブリュッセル中央駅まで歩いて3~4分くらいかな、これまた超便利。
観光客が集まる(冬で多くはなかったが)グラン・プラスのすぐ近くだから、もちろん治安も問題ナッシング。
まぁ星5つあげていいロケーションだと思うよ。強いて難点をあげれば、ユーロスターに乗る南駅に行くのに
タクシー使わなきゃならなかったことくらいか。でもタクシー乗り場は近かった。

部屋★★★☆☆
このホテル、一泊約80ユーロ。当時のレートで・・9000円くらいかな(当時のレート忘れた)。
まぁ欧州の大都市のホテルで1万円以下で(今のレートなら1万超えるが)この部屋なら値段相応ってとこか。
ちょっと屋根裏部屋っぽい構造だよね。この時はイ課長より2日遅れて通訳さんも同じホテルに泊まった
わけだけど(もちろん別の部屋に、だぞ?)、女性が泊まっても問題ないレベルのホテルだろう。
立派、豪華、広いという感じでは全然ないけど、安宿然としてるわけでもない。まぁこんなもんだべさ。
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一応バスタブもついてるしね。この時のブリュッセルは何せ寒かったから、シャワーだけじゃなく
バスタブで温まれるのは嬉しかった・・と言いたいところだけど、このバスタブにお湯をためて
入浴したかどうか、あまり覚えてないのである(←バカ)。
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朝食★★★☆☆
朝食は比較的質素。でもまぁ、これもまたこんなもんだろうっていう範囲だと思う。
ハムとソーセージ、あとはパン。珍しいのはピエロギ風のケチャップ水餃子?がついてたことだ。
へぇ、と思って食ってみたけど、特に美味しいというほどのものでもなかった。フツー。
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このホテルでもっとも珍しかったのは「ゆで卵製造機」を初めて見たことだ。
カゴに卵が積まれてるんだけどそれらは全部「生」で、この機械のお湯の中に放り込んで茹でる。
手前にタイマーがあって、「半熟」とか「固ゆで」とか好みによって茹で時間が違ったはずだ。
時間がかかるのかと思ったらけっこうすぐ出来た。なかなか高性能のマシンなのである。

最初に見たときはお湯が張ってあるヘンな機械ってだけで、使用目的がわからなかった。
しかしイ課長の偉大なる洞察力はこれを「ゆで卵製造機」と見抜き、ちゃんと固ゆで卵を作って食った。
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一度こんなことがあった。
日本人っぽい東洋人のオジサン(イ課長よりやや年上っぽかった)が食堂に一人で朝食を食いに来た。
客はこのオジサンとイ課長の二人だけだったと思う。イ課長がすでにモグモグと食ってるワキで、彼は
パンやら飲み物やらを自分のお盆に載せてたんだけど、そのとき、彼が積まれた卵の中から無造作に
ヒョイと一つ手に取ってお盆の上に加えたように見えた。

「ん?あのオジサン、いま、卵ゆでてないよな・・?」 
よく見てたわけじゃないけど、彼がこの機械を使っていた様子はなかった。
ひょっとすると、あの生卵のヤマを「茹で卵のヤマ」と信じて疑わぬまま、1個持ってったのでは?

一応教えるべきだろうか?日本人っぽいから日本語で言ってみるか?
どうしようか迷っているうちに、彼は何の疑問も感じずにその卵をテーブルにコンッと打ちつけた。

あとは皆さまご想像通りの展開になった。
カラの中からはドロリと生卵が流れ出し、彼はあわててそれをすくって飲み込んだ。
まぁ生卵とゆで卵と栄養価は違わないし、消化プロセスに多少差はあるだろうが大きな問題ではない。
もちろん本人はちょっと恥ずかしかっただろうけど、イ課長はそれに気づかなかったフリをする程度の
良識を備えた人間なのである。

というわけで、ホテル評価だか、ゆで卵製造機の評価だかよくわからない記事になったが(笑)、
とにかく立地はいいし、部屋もまぁまぁだし、ブリュッセルであまり高くなく、しかしそこそこの
ホテルに泊まりたいという人にはお勧めできると思う。

もちろんこの記事を読んだアナタなら、ゆで卵製造機で恥ずかしい思いをすることもないのである。
 

 
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by tohoiwanya | 2014-10-24 00:01 | 2013.02欧州出張 | Comments(8)
2014年 09月 08日

チャールズ・ディケンズの家

ホイアンの話に戻るかと思いきや、突然ヨーロッパネタ。
昨年の欧州出張におけるロンドン小ネタを急に書きたくなった。

海外出張中って行動にかなり時間的余裕をもたせるから、時間が余ることも多い。
通訳さんと一緒だと話をしてるうちに過ぎちゃうんだけど、単独行動してて時間をつぶすとなると
どこかでボーッとするか、そこらを歩き回るしかない。
 
昨年の欧州出張が後半に入った木曜の朝、イ課長は地下鉄でロンドン最初の訪問先に向かったんだけど
なにせロンドン地下鉄は油断ならんし、初めて訪問する場所で迷う可能性もあるからかなり早めに行った。

降りた駅はチャンスリー・レインというところで、まぁビジネス街といっていいんだろう。
幸い訪問先の場所はすぐわかったから、アポの時間までけっこう余った。近所で時間をつぶさなきゃ。
近所には何があるんだろうかと思って地図を見てみた。
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そこで見つけたのがチャールズ・ディケンズの家だったというわけ。すぐ歩いていける距離だったんだよ。

英国の大作家で、英語圏の人なら彼の作品は必読の書というか、シェイクスピアなんかと同様に
一種の教養として「ある程度知ってて当然」っていう存在なんだと思う。
日本でも読まれてるのかな?ちなみにイ課長は「クリスマス・キャロル」しか読んでないし、彼のことも知らない。

この記事を書こうとしてWikipediaでディケンズについて調べたんだけど、いやぁいろいろ勉強になるねぇ。
全然知らなかったけど、ディケンズって実は子供の頃は相当貧乏で苦労したようで、今で言うところの
児童労働の辛酸もイヤってほど味わったらしい。そういう経験が著作にも投影されてるんだろうな。

彼は新聞記者だった24歳の時にある女性と結婚した。子供は10人もうけた。めでたい話だ。
オトナになってからは幸せな家庭生活に恵まれた・・と言いたいところだけど、これも内実はかなりスゴくて、
ディケンズと奥さんは性格不一致で夫婦仲は基本的に悪かったらしい。

しかも驚くのは、もともと彼が本当に愛してたのは奥さんの妹の方だったっつうんだな。
ところが相手が若すぎて(たぶん16歳)結婚できないから、なぜかその姉の方と結婚。
でもやっぱり妹が好きで、しかもその妹は姉夫婦つまりディケンズ家に同居。その妹が翌年17歳で死ぬと
ディケンズは悲嘆とショックのあまり一時筆を折る・・・って、スゴい展開。

仲の悪かった奥さんは後に精神的な病気で入院したりしたらしいけど、ディケンズとの間で毎年のように
子供は作り続けた。一方でディケンズは若い女優と不倫・・・って、おいディケンズ、いいかげんにしろ。

ちょっとトルストイを思い出した。
トルストイも妻と折り合いが悪かったことで有名だけど、やはり子供だけは毎年のように作ってトータル13人。
でも妻と衝突した挙げ句に家出し、放浪先の小さな駅舎で死ぬ。あーあ。
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ポーのことも思い出した。エドガー・アラン・ポーが26歳で結婚したとき、妻のヴァージニアは13歳(!)。
その奥さんは14年後、つまり27歳の若さで寒さと極貧の中でネコで暖をとりながら死ぬ。あーあ。
まぁ19世紀の欧米じゃ日本の江戸時代の如き早婚も珍しくなかったみたいだから(でもポーは極端(笑))、
ディケンズもホントに好きだった16歳の妹の方と結婚すりゃ良かったのになぁ。

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すんません。ちょっと「19世紀の有名作家とその奥さん」という方向に話がそれてしまいました(笑)。
本題に戻る。ディケンズの家だよね。はい着きました。これがそう。
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ふーん・・・ごく普通の、レンガ造りのアパートというのかフラットというのか・・・。
文豪の家だから一軒家のお屋敷かと思ったけど、そんなに豪勢というわけでもない。けっこう意外。
ただし場所はすごくいい。ロンドン中心街から歩いてすぐの静かな住宅街だもん。おそらく19世紀当時は
この辺は馬車が優雅に行きかう高級住宅街だったんだろう。
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しかしディケンズの子供の頃ってこんな美少年だったの?こっちの方がさらに意外。
この絵だととても靴墨工場の児童労働で苦労した貧しい少年には見えん。貴族の御曹司みたい。
美化されてる疑い濃厚だな(笑)。
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ディケンズの顔なんて知らなかったけど、大作家となったディケンズがどんな顔してたかっていうと、こういう顔。
まぁいかにも19世紀的な文豪の顔って感じだよね(作家の画像はすべてWikipediaから拝借)。
ヘアスタイルだけは少年時代の面影が残ってる(笑)。というか、ディケンズが高名な大作家になった後に
実物(つまり下の顔)を元に少年時代の“想像図”を描いたんだろうな、たぶん。
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ディケンズの家に着いたのは9時40分頃だったかな(アポは10時だった)。博物館自体もまだ開館してないようだ。
どっちみち博物館の中を見るほどの時間はないし、建物の外観だけザッと眺めてから訪問予定先に向かった。

というわけで、出張中の空いた時間にロンドンでちょいと見に行ってみたディケンズの家というお話でした。
何の気なしに調べてみた彼の私生活がけっこうスゴかったんで、ついこんな記事を書いてしまった(笑)。




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by tohoiwanya | 2014-09-08 00:22 | 2013.02欧州出張 | Comments(2)
2014年 07月 25日

ゲント名物・ワーテルゾーイ

さて、ゲントネタは本日で終わりだ。また食い物ネタなのだが。
熱くてフーフーいいながら食った料理の写真を見て、ますます暑くなっていただこう(笑)。

祭壇画を見学して、なおもしばらく性懲りもなく運河周辺を歩き回った。
人影のない中世の街の雪景色。人影ゼロでまさに死都。幻想的で美しい。が、寒い。
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雪の降るクソ寒い死都を歩き回ってさすがに疲れたし、とにかく腹が減った。
何か食おう。こういう時は暖かいものが食いたい。

しかしゲントにおいてはそういう食欲と暖欲?を満たす明確なターゲットがあった。
ワーテルゾーイっていう料理で、これはベルギーの、とりわけゲントの名物料理とされている。
ゲントの情報収集してると必ずこの料理の話が出てくるからイ課長も知ったわけだ。

事前に見た写真ではホワイトシチュー、しかもあんまりドロッとしてないユルめのものに見えた。
美味そうだし、とにかくこういう寒い日には暖かい料理というのはそれだけで値打ちだ。
しかもこの街の名物料理とくれば、これを食わずして帰ることなどできぬ。

たまたまあるレストランで waterzooï (たぶんオランダ語)って文字が見えたから迷わず飛び込む。
あーやっと暖房の効いた室内でコートを脱げる。やれやれ。
さっそくワーテルゾーイとビールを注文。あれほど寒い寒いと言っておきながら、イザとなると
結局ビールを注文。いいじゃないか。ベルギービールおいしいもん。
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ピーナッツを齧りつつビールを飲んで待つことしばし。やってきましたワーテルゾーイ。おおおお。
トリムネ肉っぽいのがほぼ一羽分ドカンと入ってて思った以上にボリュームありそうだ。
しかもそれが熱い汁モノ料理。ああ嬉しい。さっそくむさぼり食う。
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  あーーーーうまいッ!(ガツガツ!)
            おいしいッ!(ガツガツ!!)
                  あったまるッ!!(ガツガツ!!)

こんなに一生懸命メシを食ったのも久しぶりかもしれない。
ロンドン到着の夜にステーキ食ったときなんかとは比較にならない真剣さで食った(笑)。
空腹だったのももちろんだけど、とにかく寒かったからねぇ。

トリ肉はホロホロに柔らかく煮えてて、フォーク1本で簡単に崩して食える。
こういう料理なら日本でもホワイトシチューの素で似たようなものが作れるんじゃないか?
すごく美味しかったし、身体も温まったよ。

さて、せっかく温まった体をもう一度身体を冷やすのもナンだからブリュッセルに戻るか。
往きと同様、市電に乗ってセントピータース駅に戻った。到着したときは気がつかなかったけど、
この駅ってこんな煙突みたいにタテ長の時計台があるんだね。
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というわけで、あの欧州出張における唯一の観光らしい観光、ゲント日帰り観光でした。

この街にはもう一度来たいな、っていう気持ちがちょっとあるんだよ実は。
白い雪景色のゲント、誰もいない死都のごときゲントを見られたのはそれはそれで良かったけど、
もうちょっと観光に適した気候・気温の日に来て、“生都”ゲントの様子も見たいわけで・・・


 
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by tohoiwanya | 2014-07-25 00:13 | 2013.02欧州出張 | Comments(6)
2014年 07月 20日

ゲントの祭壇画 -神秘の子羊-

ゲントで行きたいと思ってた屋内観光物件。それはある教会が所蔵する祭壇画なのである。

以前にルーブル美術館の記事にも書いたけど、イ課長の美術的教養の大部分は
NHKの「ルーブル美術館」シリーズと朝日新聞の「世界名画の旅」シリーズで形成されている。

その「世界名画の旅」でゲントの祭壇画、別名「神秘の子羊」という絵を初めて見た。
宗教画だから内容はよくわかんないんだけど、とにかく保存状態が良いせいか異常に色が鮮やかで、
描かれているもののディテールが異常に細密で、要するに「何だかわからんが異常にすげぇ」っていう、
そういう印象の絵だったんだよ。ファン・アイク兄弟が15世紀に描いたとされる。

フランドル絵画の傑作中の傑作と言ってもいいこの祭壇画はゲントの聖バーフ教会に所蔵されている。
せっかくゲントに来たんだから行ってみようじゃないの。下の写真右側が聖バーフ教会。入場は無料だけど
教会には特に見るべきものもなくて、祭壇画は別室に展示されてる。こちらはさすがに無料ではない(笑)。
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ファン・アイク兄弟の話をするために、先に別の絵のことに触れよう。
この兄弟、とにかく絵が上手だったんだけど、特に弟のヤン・ファン・アイクは「神の手を持つ男」と
言われたほどの技術の持ち主で、彼が描いた有名な絵に「アルノルフィニ夫妻の肖像」という絵がある。
「ああ、この絵は見たことがある」という方も多いだろう。
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この絵も絵画史上の傑作中の傑作と言われてて、特にヤンの異常なほどの細密描写技術の例として
よく引き合いに出される。この夫婦の真ん中にギザギザのついた小さな丸い鏡があるじゃない?
この小さな鏡を拡大するとだ・・・
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こんな具合に実際に凸面鏡に映った部屋、モデル、絵を描いてる自分自身まで描き込んでるから驚く。
鏡自体に施された装飾の細密な描写も「そこまで描くか?」ってくらい細密。昔から思ってるんだけど、
こういう人間業とは思えないくらい精密にリアルに描かれた絵って、逆に幻想絵画に近づくよね。

こういう異常な技量を持った画家が、その異常な技量を余すところなくつぎ込んで描いた祭壇画。
さぁそれではご一緒に鑑賞・・と言いたいところだが、中は撮影禁止なので、Wikipediaにあった画像を
拝借させていただこう。
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祭壇画は大きなガラスケースの中に納められてて、表も裏も鑑賞できるようになってる。
(裏側には、ちょうど祭壇画のフタにあたる部分の絵があって、これがまたスゴいんだ)
細部をご覧いただくにはこのサイトがいい。どんどん拡大して見てごらん?ちょっとびっくりするよ。
ハッキリ言ってこの祭壇画、拡大して見ないとそのスゴさはわからないのだ。

上段中央の「父なる神」が胸にかけてる宝石の飾りなんかは得意の光沢描写テクニックが
ふんだんに使われてる。ヤン・ファン・アイクくらい異常に絵が上手になっちゃうと、こういう
「光沢を放つ宝石」みたいな得意中の得意といえるモチーフは居眠りしてても描けたんじゃないかと
思えちゃうよね。細部を精密に絵画として再現することにかけちゃまさに天才だった。
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下段左の騎士たちの甲冑の光沢表現もまたお手のものって感じだけど、油絵の歴史においては
こういうテクニックこそまさに革新的技法だったらしい。
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上段左寄りの聖歌隊がまたすごい。服の刺繍や宝石の細密描写のスゴさはいつものことだけど、さらに歌い手の
歯や舌の位置まで正確に描かれてて、誰がどのパートを唄っているのか推測できそう、とすらいわれてる。
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上にも書いたように、普通の距離から実物を見ただけじゃここまで細部はわからない。
この拡大可能サイトの絵を見て、改めて「うわぁすげぇ絵を見たんだなぁオレは」と思ってるところ(笑)。
細部を観察したい場合、双眼鏡とか持ってって見るっていうのも一つの方法かもね。

バーフ教会の外にこの祭壇画を描いたファン・アイク兄弟の銅像がある。
雪が積もって寒そうだけど、まぁとにかく大した兄弟だったよキミたちは。
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ちなみに、このゲントの祭壇画はいま段階的に修復してるそうで、そのスケジュールは以下の通り。

2012年10月~2014年10月:祭壇画の扉部分、外側のパネル
2014年10月~2016年4月:祭壇画内側、上段部のパネル。中心部「父なる神」を含む。
2016年4月~2017年10月:祭壇画内側、下段部のパネル。中心部「神秘の子羊」を含む。

イ課長が行ったのは2013年2月だったから、主要部分は修復前で実物を見られたわけだ。
内側の上段・下段、「父なる神」や「神秘の子羊」はこの祭壇画のキモだから、これを見たいという方は
今年10月までにゲントに行くか、さもなければ2017年11月まで待った方がいいのかもしれない。


 
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by tohoiwanya | 2014-07-20 00:14 | 2013.02欧州出張 | Comments(4)
2014年 07月 18日

死都・ゲント

蒸し暑くなってきましたなー。
こんな時こそ、寒々しいゲントの写真をたっぷりご覧いただこう。

今日の標題「死都」というのは、2009年の出張でイ課長が半日観光したブリュージュの、いわばまぁ
枕詞であって、ゲントが死都と称されることはないはずだ。

しかしイ課長が行った日のゲントは真冬の2月、しかも雪の日。
とにかく呆れるくらいヒトがいなくて、あの時撮った写真をいま改めて見ても、人影のなさに驚く。
まるで街中の人が消滅しちまったみたいで、しかも雪景色。寂寥感という点じゃ最高の演出効果だったわけ。
アレはアレでなかなか不思議な体験だったから「死都」という標題にさせていただいた。

ゲントって中世の面影を残す古都で、決定的撮影スポットのひとつは運河ごしに見た旧市街。
グラン・プラスのギルドハウスに似たギザギザファサードが連なる向こうにそびえ立つ高い時計台は
ゲント観光案内なんかでもよく使われるショットだ。
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うーん・・・キレイだ。キレイだが、人影ゼロ。おまけに寒い。
中世に黒死病か何で住民が全員死に絶え、街だけがそのまま残ったなんて例があったとすれば、
ちょうどこんな感じになるのだろうか。タトエが不謹慎で申し訳ないが。

この運河を中心としたあたりがゲント観光の中心のはずで、たしかに風景は美しい。
このキレイな風景が白く雪化粧した状態で見られるというのはある意味非常にラッキーだったといえるし
普段なら観光客で賑わってるはずの運河沿いがこんなにすいてて、ちょいと幻想的に見えるっていうのも
ラッキーだったといえるかもしれない。
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しかしいくら何でも人いなさすぎ、寒すぎ。こんな日に観光してるイ課長、可哀想すぎ(笑)。
こういう天候じゃ「きれいだなぁ」という感想より「こんな雪の日に何だってオレは・・・」というグチが
出てきてしまうのは致し方ないところだ。

Ticketって表示があるから、ここはかつて運河遊覧船乗り場だったのか・・・いや、今でもそうなんだろうけど
もうすっかり「住む者もない廃墟」を歩いてる気分になってきた(笑)。
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まぁしょうがない。とりあえずザッと街をまわってみよう。誰もいないけど。

中世から続く歴史を誇る街だけあって、こんな古いお城がある。
フランドル伯の城とか何とかいうらしいけど、寒いから詳しいことはよくわからない。
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歩いてたら市場もあった。おそらく昔から残ってる由緒あるものなんだろう。
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内部はぶっとい木で柱や梁が作られている。
外側は明らかにレンガ(石?)造りだったけど、内部だけ見ると木造建築みたいだ。今は市場じゃなく
飲食施設が集められてるけど、この天気だから客も入らんわなぁ。
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ゲント中心部には大きな教会がいくつもある。避寒も兼ねてその一つに入ってみた。
教会内部もとても「暖かい」とは言えないけど、外にいるよりは多少はマシだ。
なかなか立派な教会ではないか。暖をとらせていただいたお礼に毎度おなじみロウソク寄付。
しかし教会の中もだーーーーれもいません。
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しばらく休んで、再びクソ寒い屋外に出る。ああ寒い、勘弁してくれ。
ちなみに、この日のイ課長の格好というのはこんなスタイルだったのである。
欧州出張中のビジネスマンには見えんわなぁ(笑)。
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しかしホントは出張中の身なのだ。初日の半日観光で風邪ひくわけにもいかないのだ。
歩き疲れたことでもあるし、そろそろ屋内観光に切り替えるか。
ゲントの屋内で見るべきもの。世界的に有名なものが一つある。イ課長もそれはぜひ見ておきたかった。
さっそくソレを見に行こうではないか。というわけで次回に続くのである。


  
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by tohoiwanya | 2014-07-18 00:07 | 2013.02欧州出張 | Comments(4)
2014年 07月 15日

ゲントの市電

ゲントの話を続ける。といっても1年5ヶ月前の話だが(笑)。

ゲントって中世以来の歴史を誇る、由緒ある街だ。そういう街が大抵そうであるようにゲントも
観光面での見どころの多くは旧市街に集まっている。しかし到着したセントピータース駅から旧市街って
ちょっと遠いんだよね。ましてや雪の日だから歩いて行くなんて論外。そこで市電ということになる。

ゲントの市電。ブリュッセルあたりならともかく、ゲントの市電情報なんて知りたいニーズがあるとも
あまり思えないけど、せっかく写真もあるから一応お伝えしておこう。

駅から旧市街に行くには「1番」っていう路線に乗る。おそらく1番以外にも旧市街まで行く路線は
いくつかあるはずだけど、寒いから詳しいことはよくわからない(ヲイヲイ)。とにかくイ課長は
1番の市電に乗ったのだ。
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切符はこんな。欧州の多くの公共交通機関がそうであるように、ここもカード方式。
ちなみに、切符は停留所にある自動販売機で買った。
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この切符を車内にある黄色い機械に挿し込んでガチャンと日時を印字してもらう。
こういうところは大体欧州共通のやり方だし、なんとなく察しがつくよね。
f0189467_20030967.jpg
 
裏側に印字してもらうとこんな感じ。(おそらく)最低区間運賃が1.2ユーロだったんだと思う。
この頃はまだ主要なモノの値段をメモに残してなかったから(東南アジア旅行の時はけっこう残した)、
こういう写真を撮っておくと後で料金が確認できる。
f0189467_20030919.jpg
車内はこんな感じ。低床式のモダンな車体だ。
出入り口近くで二人の東洋人が地図を見ながら何か一生懸命話し合ってたけどよく聞こえなかった。
日本人じゃなさそうだったから、中国人かなぁ?韓国人かな?
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実はイ課長自身もどこで降りりゃいいのかよくわからなかったんだけど、教会の高い塔が近い停留所で
けっこうみんながゾロゾロ降りたから、きっとここが旧市街に違いないと思ってイ課長も降りた。

ううううううううう・・・外は寒い、寒すぎる。雪もぜんぜんやまない。
見たまえ、この寒々しい市電風景を。こういうの見れば、いま7月の日本で蒸し暑いだナンだと
コボしてる自分がこの上なく幸せに思えてくるでしょう?(笑)
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この辺が旧市街の街の中心だろうな、たぶん。旧市街はそんなに広大じゃないから、あとは徒歩で観光だ。
雪の中じゃかえってツラいけど徒歩観光でいくしかない。


しかしそれにしても歩いてる人が少ないね・・

    ・・・・・いや少ないというより、人がいないね・・・
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         ・・・人が・・ぜんぜんいない・・・ひとりもいないね・・
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クソ寒い雪の日曜の午前中。こんな時にゲント観光しようなんてモノズキは少ないよなぁ、そりゃ。
イ課長だって、これが「出張中唯一のフリーな日」でさえなければ、暖かいホテルの部屋で
ゴロゴロしていたかったさ。しかしここまで人が少ないとは思わなかったなぁ。

まぁいい。来てしまったのだ。来てしまった以上は寒さに負けずに町を観光しようではないか。
というわけで、雪化粧で美しいけど異常なほど人影のないゲント旧市街。次回更新でさらにご紹介します。


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by tohoiwanya | 2014-07-15 09:56 | 2013.02欧州出張 | Comments(0)