カテゴリ:2016.06 英国銀婚旅行( 43 )


2017年 01月 20日

ビクトリア駅 【ロンドンの駅シリーズ:5】

例によって東南アジアネタの間に突然はさまる英国ネタ。
いやーしかしこれはすごく懐かしい企画だ(笑)。

2010年秋の欧州出張でロンドン主要ターミナル駅を4カ所利用したから、翌2011年に
このシリーズ名で「4」まで書いた。しかしロンドンのターミナル駅はこの4つだけじゃない。
昨年の旅行ではまだ書いてなかった駅を利用したから、今回追加というわけだ。
6年ぶり復活のロンドンの駅シリーズ。それはロンドン・ビクトリア駅でございます。
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ビクトリア駅は鉄道のターミナル駅なのはもちろんだけど、駅の近くに巨大な
バスターミナルもある。だからバスで行ったコッツウォルズやストーンヘンジの
現地ツアーの集合場所でもあったけど、本日はカンタベリーに行くためにここから
列車に乗った時のことを主に書こう。

この駅からは主にロンドンから南の方に行く列車が出る。カンタベリーも一応
ロンドンから見れば南東だから、この駅ということになる。名前からして当然だが
ビクトリア女王の時代に作られた駅で開業は1860年(東京駅は1914年)。まさに
ホームズやワトソン君の時代からあったんだよ。

この時もヘボ地下鉄の遅れが怖くてすごく早くホテルを出て、駅で時間がかなり余った。
どら、せっかくだから駅舎の外観でも見にいってみっか。

ほほーーさすがはビクトリア駅。レンガじゃなく石造りの立派な建物だ。
後で知ったんだけど、このビクトリア駅には立派な駅舎が二つあって、下の写真は
上に名前が彫ってあるようにサザン・レイルウェイ社が作った。
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その隣、写真の奥にチラッと写ってるのがもう一つの壮大なレンガ造りの駅舎で、
これは別の鉄道会社が作ったらしい。いろいろフクザツなのだ。

駅の中はこんな感じ。欧州によくある行き止まり式ホームで、駅構内は別に
鉄道会社別に分かれてるなんてことはない。平日の朝だから通勤客が多くて活気がある。
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反対側を見るとこんな感じ。
窓があるレンガの壁もおそらくビクトリア時代に作られた駅舎内側の壁のはずで、
昔は切符売場なんかの機能はぜんぶ駅舎、そこから出るともうホームしかない
という構造だったんじゃないかと推測される。
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ビクトリア時代に比べれば今は駅の利用者も飛躍的に増えただろうから、現在は
こうして大屋根の下に切符売場はもちろん、飲食店や物販店等の店もいっぱい並んでる。
まだ時間はたっぷりあるし、イ課長たちもここで朝メシ食うとするか。
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というわけで、ある店でパンとコーヒーを買ってベンチで食った(上の店ね)。
ロンドン滞在中、日帰り鉄道の旅に行く日の朝飯っていうとこのパターンが多かったが、
イ課長が食うのは常にこのタイプのレーズンロール(食いかけですまぬ)。
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思い起こせば26年前の新婚旅行。夜のガトウィック空港に着き、そこから
薄暗い列車で到着したロンドンの駅がこのビクトリア駅だった。ここから雨がそぼ降る
夜のロンドンを見て「あーオレはとうとうヨーロッパに来たんだ」と感動したっけなぁ。
いわばイ課長が人生で初めて降り立ったヨーロッパの駅なんだよ、ここは。

そんな懐かしいビクトリア駅を「ロンドンの駅シリーズ」に新たに加えることができて
ちょっと嬉しいイ課長なのである。


 

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by tohoiwanya | 2017-01-20 00:07 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(10)
2017年 01月 05日

海外人物(主にコドモ)図鑑 2017年版

イ課長ブログの数少ない読者のみなさま、本年もよろしくお願い致します。

実は元旦早朝に義母が亡くなってしまったのです。
こうなると正月どころではなくなる。4日の仕事始めは午前中だけ出社したけど
「おめでとう」と言うのも気が引けるよね。そんな事情でお通夜・告別式と
不祝儀が一通り終わるまで更新もちょっと控えておりました。すみませぬ。

さて、新年最初の更新は恒例のアレ・・・といきたいところなんだけど、こちらの方も
どうも歯切れが悪い。去年行ったのが英国だけだからねぇ。いつものように華やかに
美女図鑑というわけにはいかないのだ。

イギリスに美人がいないと言うつもりはない。まぁ多いと言うつもりもないが(笑)。
英国において美女図鑑が難しい理由は他にある。英国に限らず欧州だと全般的に
人物写真を撮る機会そのものが少ないんだよね。

東南アジアを歩いてると露店やら屋台やらで何となく現地の人と仲良くなって写真を
撮る機会がしょっちゅうあった。「あなた日本人?」って向こうから声かけてくることも
多くて、こっちも「写真撮っていい?」って聞きやすい。

だが、英国じゃ「現地の人と何となく仲良くなる」ことって、それほどないよね。
特にロンドンじゃ東洋人も黒人もインド系もアラブ系もちっとも珍しくないし
イ課長たちが入る店やレストランの従業員だってかなりの確率で非アングロサクソン系。
「お?ガイジンだ。どこから来たのかな?」なんてお互いイチイチ気にしない。
東南アジアとは対人的感覚自体が何となく違うのだ。

そんな英国旅行で数少ない人物写真っていうと、盗撮系のコドモ写真が多い。
まぁそんなものでもご紹介するべ。

①英国の田舎のコドモ
これはコッツウォルズ一日ツアーで行ったブロードウェイ(N.Y.のとは違うよ)という村の
村のベンチで見かけたコドモ。アイス食ってる。
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ぽっちゃりした子たちだ。大きくなるとデップリ太った英国ネエチャンになるのかもしれんが
コドモのうちはかわいくて結構(笑)。


②英国の地方都市のコドモ
こちらはピーターバラという街で見かけた女の子。この子はかわいかったね。
地面から定期的に噴水が噴き出す場所に立って、まだかな?まだかな?って待ち構えてる。
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で、ピューッと噴水が噴き出すとキャッキャいって大喜び。かわいい。
歩き疲れて、列車の時間までしばらく座って休んでたんだけど、その間この女の子を見て
楽しませてもらった。
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③ロンドン近郊のコドモ
こっちはグリニッジに行った時に来てた学校の生徒たち。3〜4年生くらいかなぁ?
制服を着てるから、社会科見学か何かでクラスでそろってグリニッジ天文台見学に来たんだろう。
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ただ、一つ不思議なことがある。黒人の子供ばっかだったということだ。
よく見たわけじゃないけど、黒人比率が非常に高いコドモ集団だったから「何でだろ?」と思った。
黒人しか入学できないなんて逆差別学校があるとは思えないから、単なる偶然なんだろうか。


④ロンドンど真ん中の美女
コヴェント・ガーデンのあたりで何かステージイベントをやってた。
そのうちステージに登場したのがこちらの金髪の美女。芸能人・・なんだろうなぁたぶん。
もちろん知らない人なのである。
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かろうじて「美女写真」と言えるのは上のコレくらいなのだ(笑)。
やや化粧濃いめ、ちょいケバめの、こういうタイプが英国美人とされているのかもしれないという話は
昔書いたけど、それにしてもこの人はちょっとケバすぎかも(笑)。


・・という、このくらいなの。英国人物写真。しゅみましぇん。
今年はまた東南アジア一人旅行きたいなぁと思ってるところなので、来年は何とか
美女図鑑復活に向けて頑張りますです、はい。


 

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by tohoiwanya | 2017-01-05 23:02 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(6)
2016年 12月 28日

英国喫煙事情 2016年版

年内更新はコレ入れてあと2回くらいか・・というわけで英国のこんな話を書いておく。
最後の更新は「例の統計」になるはずだし(笑)。

英国については2010年出張での経験を元に、2011年に喫煙事情の話を書いている。
ロンドンオリンピックの2年前ってことだ。

あれから5年以上。2016年の英国喫煙事情は前回と変わっていたか?
実は「けっこう変わったな」という印象があるんだコレが。端的に言えば「街に灰皿が増え、
道に落ちてる吸い殻は減った
」といえる。

2010年に来たときはパブの前の歩道なんて吸い殻のジュウタンかってくらい吸い殻だらけだったけど、
今回はそういうヒドい場所は見かけなかった。そういう意味じゃこぎれいになってた。

2010年にイ課長が最後に路上喫煙し、吸い殻を道端に捨てた犯罪現場であるパディントン駅前。
その同じ場所にもいくつか灰皿が置かれてた。前はここも灰皿ナシ、吸い殻だらけだったけどなぁ。
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イ課長が思うに、2010年頃ってパブなんかが禁煙化してから間がなくて「とにかく吸っちゃダメ」ことが
前面に出てたけど、街は吸い殻だらけでバッチい。「オリンピックもあるんだし、もうちょっと
何とかしようぜ」ってんで灰皿を増やした・・・んじゃないかなぁ?という気がする。想像だけどね。

ただ、英国の吸い殻収集の主役を担うのは灰皿より、街中にある灰皿併設型ゴミ箱の存在が大きいと思う。
ロンドンの場合、黒いゴミ箱をよく見かけるけど(考えてみたらゴミ箱も以前は少なかったよなぁ)
そのゴミ箱がかなりの割合で「灰皿併設ハイブリッド型」になっているのだ。こんな感じ。
写真右の穴が吸い殻用で、ちゃんとタバコをモミ消す部分が樹脂ではなく金属になってる。
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同じようなハイブリッドゴミ箱はロンドン以外の街でもよく見た。ただしデザインはみんな異なる。
これはボートン・オン・ザ・ウォーター(コッツウォルズ地方にある小さな町)で見たタイプ。
灰皿がテッペンにあるのはいいけど、風が吹いたらたちまちそこら中に飛んじゃうじゃん。これって
「上でモミ消し、吸い殻自体はゴミ箱」に入れるのが正しいんじゃないの?(イ課長はそうした)
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これは例の南西鉄道で行ったプールの街で見かけたハイブリッドゴミ箱。
たぶん「ここでモミ消せ」「ここに捨てろ」って書いてあるんだと思われる。
ただし「ここに捨て」てない人もいるようだが(笑)。
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これはカンタベリーにあったハイブリッドゴミ箱。
やっぱさっきみたいな「風が吹いたら吸い殻飛びます」方式より、こっちの方がいいよねぇ。
モミ消し用の小さい穴までついてるあたり、親切設計といえるのかもしれん。
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こちらはピーターバラの街にあったハイブリッドゴミ箱。
こちらも吸い殻投入の穴だけじゃなく、ご親切にモミ消し用のギザギザのスジがついてる。
それらがゴミ箱の端っこのところに配置されてて、なかなかスタイリッシュだ。缶やビンを
リサイクルする別の投入口もあるね。
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ストーンヘンジのビジターセンターにもこんな灰皿併設型ゴミ箱があった。
モミ消し用の小さい穴、吸い殻投入用の大きい穴を組み合わせた金属灰皿が立派な木製ゴミ箱に
くっついてて、なかなか重厚?でお金かかってそう。入場料収入でタップリ儲かってるのであろう(笑)。
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最後を飾るのはテムズ河畔、ロンドンのナショナルシアター前にあった金属製のハイブリッドゴミ箱。
こんな感じで吸い殻用の穴が横に並んでて、これまたスタイリッシュなデザインといえるだろうけど
モミ消し用の小穴やギザギザがないというのは英国的にいうとやや不親切なのかな?
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別にゴミ箱の写真を撮りに英国に行ったわけではないのだが(笑)、行く先々で異なるデザインの
ハイブリッドゴミ箱があると「お?これは初めて見るな」と思ってついカメラを向けてしまう。

ただし、英国はホテルの中はどこも全面禁煙だと思う。これは2010年の時からそうだったはず。
今回泊まったホテルも部屋に灰皿なんてなかったし、ヨソのホテルでもみんな玄関前の路上で
タバコ吸ってた。言い方を変えれば、多くのホテルが入口ワキの路上に灰皿を置いてるわけで、
それはイ課長たちが泊まったホテルもそうだった(下の写真はキングス・クロス駅ね)。
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というわけで英国喫煙事情、2010年に比べると明らかに町中の灰皿設置は増え、道に落ちてる
吸い殻は減ったと感じられたわけなのでした。喫煙事情という点ではこれはけっこう大きな変化だ。
ま、もっともタバコ嫌いの方にすれば灰皿も吸い殻も、ついでに喫煙者もすべてこの世から
消えてなくなるべき存在であることは間違いない。はい、すみません・・。


 

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by tohoiwanya | 2016-12-28 00:19 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(2)
2016年 12月 16日

ロンドン交通博物館というところ

東南アジアにはさまって、時々出てくる英国旅行ネタ。
といっても、長編は書きづらいから単発でイケるネタとなるとコレあたりか。

英国旅行の最後の金曜(木曜のEU離脱国民投票結果が出た、あの金曜だ)は遠出する計画が
なかったから、グリニッジまで行き、そこからテムズ川を船で市内中心部に戻ってきた。
その日の夜はミュージカル鑑賞の予定があって、その前に一度ホテルに戻ろうと思ってたけど
それにしたってまだ時間がありすぎだろ。どこか寄っていこうか?

というわけで、近くて手頃なところというのでロンドン交通博物館に行ってみたわけだ。
コヴェント・ガーデンの近くにある博物館なのである。
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チケット売り場で「二枚」って言ったら「1回?」と聞かれた。そりゃ1回券だよ。明日はもう
日本に帰るんだから。1回券は17ポンド、二人で34ポンドだった。

入口に向かいながら頭ン中で計算してみた。17ポンド?
EU離脱が決まったあとポンドは急落したけど、イ課長が日本で換金した時は1ポンド160円くらい。
ってことは160×17=2,700円?!二枚買ったわけだから二人で5,000円以上ってことかい?!!

いやこれにはたまげた。日本でも入場料の高い展覧会あるけど、こんなに高いのは少ないだろ。
しかもココの場合通常展示でこの値段ってことだから、これはもう驚くべき高さだ。

展示内容はまぁそれなりに面白い。
何せ世界で最初の地下鉄、真っ赤なダブルデッカー、真っ黒なロンドンタクシーと、ロンドンなら
交通関連の展示物にはコト欠かないからね。
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古い列車の展示は中に入れる。当時の服装をしたマネキン人形が置かれている。
アガサ・クリスティの「パディントン発4時50分」なんて(読んだことない)、こんな感じだったのかな?
時代的にちょっと違うか・・。
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ロンドンの地下鉄建設の歴史なんかは特に興味深い。
ロンドンにはこんだけいろんな長距離鉄道のターミナル駅があり、これらを結ぶ都市鉄道を
地下鉄にしたわけだ。
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東京の場合、ターミナル駅を結ぶ役目は主に山手線が負っている。そのおかげで、たとえば
東京駅から新宿駅に行く場合も同じJRの切符のまま行くことができる。ロンドンの場合は
ドコに行くにも地下鉄に乗り換えなければならない。

しかし都市鉄道を地下鉄にしたおかげでロンドンの都心には鉄道のガードってものがない。
だからロンドンでは二階建てバスが走れるわけだ。イ課長の勤務先近くにある神田の中央線の
ガードは制限高3.9mしかない。東京に二階建ての路線バスが走れない大きな理由はそういう
制限高の低いガードが都心部にいくつもあることなのだ。
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てな感じで、展示内容はそれなりに興味深い。しかし入場料に見合うかといわれると・・・。
入場者には地元の子供(それも団体)が多く、一種の社会科見学として来場してると思われる。
子供の中にはウマも混じってたが(笑)、観光客らしき外国人は見かけなかったなぁ。
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英国ではナショナルギャラリーや大英博物館なんかの入場料がタダっていうのは有名な話。
しかしタダじゃないミュージアム系の入場料はベラボウに高いんだね。以前、ハンプトンコートに
行った時も「うわ、高けぇ」と思ったけど、交通博物館の入場料の高さはアレをはるかに上回る。
展示物を見てる間も「二人で5,000円以上」と思い出すたびに、これは夢ではないかと思った。
なんとなくボーゼンとしてるでしょ(笑)。
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国立施設はタダ、それ以外の市営とか私営だとバカ高っていう原則なのかもしれない。
でもマンチェスターのMOSI(科学産業博物館)はタダだったぞ。あれは国立なのかな?
とりあえずロンドン観光では国立のミュージアムに行きましょう。実際、イ課長たちが行った
ナショナル・ポートレート・ギャラリーは無料だったし。

ロンドン交通博物館。乗り物好きなら興味深い博物館で、そういう点じゃイ課長だって乗り物好きだ。
しかし17ポンド払う価値があるかといわれると微妙。これが600円くらいの入場料なら心おきなく
「お勧め」と言えるんだが。


 

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by tohoiwanya | 2016-12-16 00:18 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(6)
2016年 11月 25日

ロンドンの借りをロンドンで返す

久しぶりにロンドンネタを一つ。
いよいよ銀婚旅行も最後を迎え、パディントン駅からヒースローエクスプレスに乗って
空港に向かおうって時の話。

少し時間があったからトホ妻は土産を買うという。それじゃ、っていうんで待ち合わせ時間を決め、
トホ妻はW.H.Smithに買い物、イ課長は駅出口ンとこにある喫煙所でタバコを吸ってた。
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まだ時間あるなぁ・・何してよっかなぁ?って感じでボンヤリそこらを眺めていたら、んん?
軍人さんらしき制服姿の男性たちがバケツを持って立ってる。
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ピキーン! たちまちイ課長の記憶回路が作動。
むかーしセント・パンクラス駅で巨大着ぐるみ+バケツ隊の姿を見て、意味がわからず
何のオフザケなのかしらと思ったって記事を書いた。当時は知らなかったのだ。

しかし愚かなるイ課長だってその後少しは世界についての知識を増やした。
今やロンドンの駅でバケツを持った人を見ればすぐ察しがつくさ。ありゃ募金に違いない。
よし、あの頃よりちったぁ利口になったイ課長が今回は軽やかに募金してくれようじゃないの。

しかしその前にちょっと様子を観察してみる。
この人はさっきの軍人さんとはまた違う人で、スラリとした軍服姿がなかなかカッコいい。
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この軍人さん、立ち姿がカッコいいせいか、やけに駅利用者から声をかけられてるね。
募金のためにっていうんじゃなく、何となく「道を聞かれている」といった様子にみえるんだが(笑)。
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ほらまた。まさか「○○行きは何番線ですかぁ?」なんて聞いてるわけじゃないよな?
聞かれた軍人さんだって困るよな。
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おっ、何と、このヒト顔がやけに二枚目。制服も似合うし、こりゃーモテそうだ。
やっぱカッコいい二枚目の軍人さんには人が寄ってくるのかね。
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さて、じゃ、イ課長も募金するか。
お?さっきの二枚目軍人サンがいなくなったぞ。しかし大丈夫。バケツを持った兵隊さんは
パディントン駅のそこココにいるのである。

よし、じゃ、まだ少年兵の面影を残すボーイズのバケツに募金しよう。
どうせ最後だから、ポンドより細かいペンスの硬貨は片っ端からあげちゃえ(持ってると重いし)。

ジャララっとコインを入れると御礼を言ってくれた。
そこで例によって図々しく撮影モデルを依頼。にっこり笑ってカメラに収まってくれた。
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なかなか凛々しくてハンサムなボーイズたちではないか。
胸のプリントを見て、ほほうと思って「エアフォース?」と聞くと、元気のいい声で
「はい、ナントカカントカです!」と返事してくれた。だが英語だから内容はよくわからない(笑)。
後で調べたらBenevolentって「慈善」って意味だ。王立空軍慈善基金。なーるほど。

2010年秋にセント・パンクラス駅のバケツ隊を見たときは、清掃職員のオフザケかと思って
目的が募金とは知らず写真だけ撮ってきてしまった。あン時は申し訳ないことをしたと思う。
だがあれから6年。今回は「駅のバケツ隊=募金集め」にちゃんと募金し、気分のイイところを
モデルになってもらえた。ロンドンに6年ごしの借りを返したようでイ課長も気分がよかったのである。


 

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by tohoiwanya | 2016-11-25 00:26 | 2016.06 英国銀婚旅行
2016年 10月 23日

ロンドン地下鉄からの物体X

せっかくだからロンドン地下鉄ネタを続けよう。
前回記事じゃロンドン地下鉄のことをアバズレと書いたけど、本日の記事を読めば
「それでも乗りたいロンドン地下鉄」と思っていただけるかもしれない(笑)。ただし本日の記事は
数あるロンドン旅行ネタの中でも特にバカバカしい話だということをご了承いただきたい。

標題に「ロンドン地下鉄からの物体X」って書いたけど、イ課長が経験した範囲では物体Xが
出現するのはセントラル線のみ。ベイカールー線やセントラル線、ディストリクト線等には
出現しないはずなのである。

なぜセントラル線だけ物体Xが出現するかというと、理由はイチにもニにも車両の窓構造にある。
たぶんロンドン地下鉄で一番多い車体は下の写真のタイプのはずで、天井がカマボコドーム状に
湾曲してるけど、窓ガラスは垂直平面というもの。カマボコ天井ドームがけっこう低いという
特徴を除けば、日本の地下鉄と劇的な違いはない。
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ところが(イ課長が乗った範囲では)セントラル線だけは窓ガラスそのものも湾曲して
上の方まで続いてるんだよ。つまり他の路線と違ってセントラル線では窓一枚の面積が大きく、
それが曲がった形で天井ドームの一部を構成している。この「窓が曲がってる」ということが重要なのだ。

ご存知のように地下鉄走行中、トンネル内は暗いから窓ガラスには明るい車内の様子が映る。
これが平らな窓ガラスなら問題ないんだけど、ぐぃーんと湾曲したガラスに物体が映ると、
原理的には凹面鏡にモノを映すのと同じことでヘンな映り方をする。どうなるかって?

こういう感じになるのだ。
立った状態で窓を見ると、自分の足のヒザのあたりでつながった、もう一本のサカサマ足がある。
足と足がつながった足。いくら凹面鏡のせいとわかっててもその異様な光景に目が釘付けだ。
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セントラル線では立った状態でガラスに映る自分の顔を見ることは難しい。
特にイ課長みたいに背が大きくて視線が上の方にある人間だと、角度的にどうしても「足しか見えない」
ということになる。周囲の人も足しか映らないから、結果的に「足だけが林立する地下鉄」という
異様な光景が窓ガラスに現出する。
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座席後ろの窓の場合、さらに異様だ。座ってる人はみんな頭部がびよーーーーんとつながった状態で
逆さまにもう一人同じ人が乗っかってるわけだからね。この現象に気付いてからというもの、もう
セントラル線に乗るたびにこの「びよーーーん」が気になって気になって・・・(笑)。
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何度かセントラル線に乗り、この「物体X」にすっかり魅了?されたある日、たまたま我々は
空いた車両に座る機会があった。前には誰もいないから向こうのガラスに自分の顔が映る。セントラル線で
初めて窓に映る自分の顔を見たことになる。しかしそれもまた凹面鏡の原理からは逃れられないわけで・・・
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オデコでつながる謎の物体X。出来の悪いヒョウタンみたいではないか。
セントラル線に乗れば誰でもこうやって「自分の物体X」を撮ることができるはずだけど、
こんな落花生みたいな物体Xを出現させられるのは、例によって散髪直後で坊主刈りに近かった
イ課長じゃなきゃムリだぜ、はっはっは(⇦バカ)。

英国人はこれ見て違和感ないのかね?まぁすっかり慣れちゃったってことなんだろうけどさ。
しかし物体Xをここまで面白がって写真撮るガイジンもあまりいないだろうなぁ。
 
こういう湾曲した窓ガラスを持った車両がロンドン地下鉄でどの程度使われてるのかわからない。
しかしセントラル線なら確実にある。ロンドンでセントラル線(路線図では赤)に乗る機会があったら、
ぜひアナタも「自分自身の物体X」の写真を撮って楽しんで頂きたいと思うのである(笑)。


 
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by tohoiwanya | 2016-10-23 00:11 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(2)
2016年 10月 20日

やっぱりダメだな、ロンドン地下鉄

東南アジアネタの間に時々はさむロンドン小ネタ。
今回はロンドンの地下鉄のダメさ加減について書こう。

ロンドンの地下鉄運行がいかにダメであるかについては2010年出張の時にたっぷり書いた
ところがその後、2013年出張の時に乗ったらけっこうマトモに走ってて、これは2012年の
オリンピックに合わせて大修復した効果が持続してるのではないか?みたいなことも書いた

さて2016年、リオ・オリンピックの年に乗ったロンドン地下鉄はどうだったか?
結論から言えば「4年前のオリンピック効果はすっかり失われ、元のアバズレ地下鉄に戻った」と
言わざるを得ない。ベーカーストリート駅にホームズの絵なんて描いてもダメダメなのである(笑)。
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今回、宿泊ホテルはパディントン駅とベイズウォーター駅、両方から徒歩圏というところにした。
パディントン駅はヒースロー空港との往復で必ず使うわけで、そこまで徒歩で行ける方が便利だし、
パディントン駅周辺は過去の出張でも泊まってるから多少は土地カンがある。

パディントンって位置づけ的には東京の池袋みたいな感じなんじゃないかと個人的には思う。
街の北西にある大ターミナル駅で、中心部に出る時は環状線(東京なら山手線、ロンドンならサークル線)で
グルッと周っていくこともできるし、ナナメに突っ切っていく(東京なら有楽町線や丸の内線、
ロンドンならベイカールー線とか)こともできる。とにかく交通の便はイイところで、そのことは
過去の出張滞在でも十分わかってた。

ところがだよ・・・。
ロンドンに着いてまず何に驚いたって、4月から8月まで肝心のベイカールー線パディントン駅が
ずーーっと閉鎖していると知ったことだ。
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上のタトエで言えば、池袋にホテルをとったけど、いざ行ってみたら有楽町線の池袋駅は当分閉鎖ですと
言われたのと同じ。ベイカールー線は駅の入口からも近くて、一番使いやすい路線なのに・・・
あまりと言えばあまりの仕打ち。ロンドン地下鉄・・やっぱりお前はそういう地下鉄だったんだな。
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ナナメ路線が使えないとなると、都心部に出るには主に環状線を使うしかない。
ところが、この頼りの環状線がまた怪しい。これまたちょうど我々が滞在する20日~26日にかけて
サークル線は「計画的閉鎖」ときやがった。実際、駅に行ってみたら動いてないとか、行きは動いてたのに
帰り停まってるなんてことがけっこうあって、ホトホト泣かされたぜ。
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到着翌日の日曜の早朝、そのサークル線に乗ろうとした時は別の意味で驚かされた。
だって駅が閉まってんだもん。ところがこれは「計画的閉鎖」のせいではない。西行きの始発電車が
7時09分!!そんな遅いの?!そりゃ確かに日曜はお休みだけど、始発電車が7時09分って・・・
日曜に早朝勤務のある人とか、一体どうしてるんだ?
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この時はビクトリア駅に行く必要があった。「地下鉄、何があるかわかんないから早めに出よう」ってんで
安全策をとって早起きしてホテルを出たのに、結局7時過ぎまで駅で呆然と待つハメに。
ビクトリア駅に着いた時には朝メシを食う時間も残ってなかった。まったくもう・・
(ま、途中で我々が乗り換えを一度間違えたせいもあるのだが(笑))
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ビクトリア駅以外にも、滞在中はウォータールー駅だのキングス・クロス駅だの、日帰り旅行出発駅まで
朝早く地下鉄に乗ることが毎日のように続いたけど、肝心の地下鉄がこんな状態だからホントに困った。
旅の2/3を消化する頃までは朝といい夜といい、常に「地下鉄ストレス」で苦しめられたと言っていい。
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ところが、ある日画期的な解決策が見つかった。
確か木曜日だったと思う。ベイズウィーター駅から地下鉄に乗ろうとしたらサークル線とディストリクト線
両方とも動いてねぇときた。2本の地下鉄が通ってる駅から地下鉄に乗れないサイアクの事態に。
途方に暮れてたら駅員が「アッチの駅に行け」みたいなことを言う。

あっちに駅なんてあんの?と思って歩いたら、案外近い所にもう一つ地下鉄の駅があることがわかった。
これはセントラル線のQueenswayという駅で、あとで確認したらホテルからの距離はベイズウォーター駅と
変わらないくらいの近さ。ひええ。ホテル最寄駅はパディントンかベイズウォーターの2駅だけだと
思い込んでたが(ホテルでもそう言われた)、もうひと駅あったの?事前によく調べとかんとダメやのー。
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しかもこのセントラル線、他のアバズレ路線と違ってやけにマジメに運行してるんだコレが。
遅れや運休なんて一度もなし。駅に行けば電車が来るという当たり前のことが当たり前に実行されてる。
それを知って以降、サークルやディストリクトなんていう不良路線どもとはスッパリ手を切り、
まじめなセントラル線のQueensway駅をひたすら利用することにしたのである。

2014年の記事では「いずれ元のアバズレ女に戻るんじゃねぇか?」みたいなことを書いたけど、
その懸念は当たった。2016年のロンドン地下鉄は見事なほど超アバズレ女に戻っていた。
ま、ロンドン地下鉄が東京みたいに連日全路線フツーに運行なんてことになったら、それはそれで
ちょいとばかり「ロンドン旅情」が失われたかなぁって気もするけどね(笑)。


 
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by tohoiwanya | 2016-10-20 00:10 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(10)
2016年 09月 27日

大英帝国航空のキケンな機内食

ついでだからもう一つ英国関連ネタでいこう。これも南西鉄道モンダイと同様、ある意味
「重要な注意喚起」といえる。しかも今度は金銭的被害ではなく、純粋に肉体的被害を伴う(笑)。
大英帝国航空の機内食に関する話なのである。

大英帝国航空には3年前の欧州出張の時も乗ったから、どんな機内食が出てくるか大体想像はついた。
「味はフツウで量的にちょっと不足」という感じであろうと思って乗り込んだわけだ。往路のフライトは
離陸が12:35、ロンドン着が現地時間17:10だから「昼メシ時に出発し、晩飯前に到着」という感じだが
機内ではその間に12時間くらいが経過するわけだ。

まずは小袋入りスナックとドリンクサービス。ま、ごくフツーだわな。
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トホ妻はトマトジュースなんぞ飲みやがった。ビール頼んで、余った分くれりゃいいのに・・(笑)。
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しばらくすると最初のメシ。メインはビーフストロガノフ(だったかな?)にマッシュポテト。
サラダやデザートもついて、まぁこれもフツーのメシと言っていいだろう。
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体内時計的には夜になった頃アイスクリームが配られた。ところがこれがフツーではなかったのだ。
どうやって冷やしたらこうなるのか?というくらいカチカチに冷えてて、プラスチックスプーンを一生懸命
アイスに突き刺そうとしても固すぎてムリ。強引にやれば絶対スプーンの方が折れる(笑)。
しょうがないからしばらく放置プレイしてアイスが“温まる”のを待つしかなかった。
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やがて二度目のメシ。
これは何と言えばいいのか・・巨大洋風茶碗蒸しみたいな感じだ。トホ妻の天敵・シイタケどっさり。
右にある茶色いのはケーキだったかな?あとは水だけ。
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やっぱりこれだけじゃ足りないという乗客は特に欧米人に多かったようで、何人かは途中でカップ麺を
食ってた。量的にやや不足、足りない人はカップ麺という大英帝国航空機内食の伝統は健在のようだ。
イ課長はカップ麺なしでも大丈夫だったけどね(成田空港でラーメン食ったし)。

さて帰路。
最初のメシでは珍しく和食を頼んだら、こんな感じのサカナ弁当みたいなのが供された。ほほう。
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ちなみに、トホ妻が頼んだのはこんな感じ。これは・・ドリアかなぁ?よくわからん。
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成田が近づいてきた頃に出てきた第二のメシはこんな感じ。
いかにもイングリッシュブレックファストという感じで太いソーセージ、やけに白いスクランブルエッグ等々。
特に美味しくはなかったけど、イギリスめしならこんなもんだろ。
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と、まぁ往復でこういう感じの機内食を食ったわけなのである。
人によって量はやや足りないかもしれないけど、内容的には特に大きな問題はない・・ように思える。

だが実は問題があるのだ。それも大きな問題が。
その主役はやっぱりアイスで、帰路に配られたアイスは問題があるっていうより、もはや「危険」といえる。

帰路、照明を落とした暗い機内でアイスが配られた。行きはカップアイスだったけど、帰りは棒アイス。
とーころがこれがまた激冷えのカチカチで、普通の棒アイスのつもりでヒョイと口に運ぶと
唇の裏の口腔内粘膜が一瞬のうちにアイスに貼りつく。それをひっぺがし、しばらく待ってまた
食おうとするとまた粘膜がピターっと貼りつく。またひっぺがす。

カップアイスなら放置プレイでもいいけど、棒アイスだとずっと手に持ってないといけないじゃん?
早く食ってしまいたいんだけど、あまりに冷たいから粘膜がくっつくばかりで全然マトモに食えない。
機内が暗かったから写真は撮らなかったけど、暗い中で目をこらすとオレンジ色の棒アイスにところどころ
赤いイチゴ味が混じったごく普通の棒アイス。一体どうやったらこんなに冷やせるのか・・?

だがそれはイチゴ味ではなかった。あれはイ課長の唇の裏の粘膜と、そこから流れ出たとがアイスに付着し、
再氷結したものだったのだ。何度もくっついてはひっぺがすのを繰り返してるうちに、とうとう
出血しちまったじゃねぇか。ベロで唇の裏をなめて、ソコがどういう惨状になってるかやっと気が付いた。

大英帝国航空の機内食に関しては重要な警告を発しておく必要がある。機内で配られるアイスは
液体窒素のように凍ってて危険だ。カップアイスならスプーンが突き立てられない程度の問題で済むが、
激冷え棒アイスをうっかり口にくっつけると文字通り「血を見る」ことになる。

あの時、よく考えずあの棒アイスを何度も口に入れたせいで、イ課長は日本に戻っても数日間は下唇の裏、
ちょうど下の歯に向き合う部分の粘膜がズルムケてガビガビ状態だったのである。いやはや・・・。

とにかく大英帝国航空のアイスには気をつけた方がいい。配られたらしばーらく放置プレイ。これしかない。
イ課長みたいに普通の棒アイスのつもりで食おうとすると、結果的に「自分の血の味フレーバー」の
凄惨な棒アイスを食うことになる。まぁそれはソレで珍味かもしれんが・・・(笑)。
とにかく、大英帝国航空で配られるアイスにはお気をつけいただきたいのである。
 

 
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by tohoiwanya | 2016-09-27 00:01 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(4)
2016年 09月 25日

南西鉄道から英国人気質を考える

先日、某クレジットカード会社のセキュリティ管理部からイ課長に一通の封書が届いた。
おおお、これは南西鉄道のリファンド請求結果の正否を知らせる通知に違いない。
さっそく震える手で(←やや大げさ)バリバリと開封。

          ご請求金額に対する処理経過のご報告
さて、先般ご照会をいただきました海外からのご請求代金につきまして、下記の通り
お取り扱いさせて頂きましたことをご報告申し上げます。


下記の通りってことは、失敗したか成功したかは下の行に書いてあるわけだな?
ところが読んでみると・・・

内容をご確認いただき、ご不明な点がございましたら、お手数ではございますが上記担当まで・・・

なんだよ。下に書かれたこの文章だけじゃ、まだコトの正否がわからんではないか。
もう紙の半分くらいまで読んだのにまだカンジンのことが書かれておらん。
南西鉄道へのリファンド請求は成立したのか?しなかったのか?

その下には問題となった南西鉄道の請求明細が記されてる。これはわかってるよ。でも
結局この金額がどうなったの?戻ってくるの?こないの?
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あと残ってるのは数行の「特記事項」だけ。記述内容の4/5くらいまで読み進んでも
まだ結論がわからないってすごい引っぱりかただな。
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取り消し申請が成立いたしましたことを・・・成立いたしましたことを・・(コダマ)

はぁぁぁぁぁ~~~~・・すまん、イ課長に3.5か月分のため息をつかせてくれ・・・。
これでやっとワタクシは南西鉄道とナンの関係もない一人の市民に戻れるわけですね(笑)。
本格的な夏にもならない6月1日に始まった南西鉄道との泥沼のタタカイ。秋風吹き始めた
9月後半にようやく終わった。いやー長い戦いだったぜ。

この結果をトホ妻に話し、とりあえず「粘り勝ち」だと喜びあったわけだけど、そこから
何となく話が発展して英国人気質の話になった。トラブルに直面した時の英国人の態度って
ちょっと他の国と違うような気がするんだよね。

今回の南西鉄道とか、ロンドン地下鉄のヒドさ(これはいずれ詳しく書く)とか、英国において
「ひでぇ」という思いを抱くことは多い。これはガイジンじゃなく、英国人自身だって同じはずで
住んでる者の方が旅行者よりも「ひでぇ」に遭遇する回数は圧倒的に多いことになる。

でも英国人にはそういう「ひでぇ」に対する感情反応があまり見られないような気がする。
これは今回の旅行でも、以前の出張でも感じたことで、乗ってた地下鉄がトツゼン運行をやめて
「はいこの駅で全員降りな」なんてヒドい状況でも、怒るでも騒ぐでもなく「あ~あ・・・」って感じで
それに従う。同じことがパリやローマで起きたらどうだろうか?みんなもっと騒がないか?
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たまたま旅行前に読んだ英国史の内容でもちょっと思い当たるフシがある。
第二次大戦、陸続きだったベルギーやフランスは早々にドイツに降伏し、島国だった英国だけが
ロンドンをボッコボコに空襲されながらも、とにかく耐え、降伏もせずに持ちこたえた。
もし仮にフランスが島国で、だよ?他の欧州同盟国がほとんどドイツに降伏しちゃった状況で、
パリをバカスカ空襲されながらフランス人はジッと耐えられただろうか?どうもラテン人気質に
「耐え忍ぶ」というイメージは重ならないのだが・・(←偏見)。

こういう英国人の気質。「忍耐力が強い」っていうのとはちょっと違う気がするんだよ。
乗ろうと思ってた地下鉄が動いてない。それに驚くでもなく、怒るでもなく、絶望するでもなく、
「あー、こういう状況に当たっちまった」って感じで仕方なく受け入れてるような感じ。

どうも根本的に英国人には楽天性がないというか、悪い状況が起きる(かもしれない)ことも
あるかもなぁと思いながら生きてるような印象があるんだよね。強いて近い表現としては
「醒めてる」とでも言うべきか。
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大震災やら、電車ストップやらで大混乱になるべき時も、日本人は暴動も起こさず秩序正しい・・
みたいなことは海外でよく言われる。英国人の気質は日本のそういうのともまたちょっと違う気が
するんだけど、行動として現れる部分では似てるのかもしれない。まぁ日本人の場合、地震や台風には
慣れてるという要素があるわけで・・・そうか、そういう点じゃ英国人も「ひでぇ」に慣れてるのか(笑)。

とにかく、災厄に直面した時の英国人の反応ってちょっと独特って気がするんだよね。
今回の南西鉄道トラブルみたいに何度クレームメールを送っても返信なし、なんて事態に英国人が
遭遇したらどうするのか?「泣き寝入りしねぇぞくぬやろう」って感じでイ課長みたいに粘るのか?
意外にあっさり諦めちゃうのか?地元民ならではの何か上手な対処方法があるのか?

「英国人のトラブル対処法」がどういうものか、イ課長としても非常に興味深い。
何しろ南西鉄道みたいな鉄道会社がある国で暮らしてるわけだからねぇ(笑)。
もしそういう事例をご存知の方がいたらぜひご報告いただきたいと思うのである。


 
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by tohoiwanya | 2016-09-25 00:03 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(10)
2016年 08月 31日

英国トラブル・ガイド 【リファンド請求編②】

ガキの頃に見たジャングルもの映画につきものの恐怖シーンと言えば、うっかり足を踏み入れた人間を
ズブズブ飲み込む恐ろしい底なし沼。最後に必ず泥の上に手が出て、それが沈んでいくんだよね。

その底なし沼並みにタチが悪い南西鉄道トラブル。不運なガイジン旅行者がうっかりソコに足を踏み入れたら
もう自力では出られない。コトここに至ってイ課長は「お客様個人の力」でドウコウすることを完全にあきらめ、
VI●Aに対応を頼むことにした。これは時間がかかる方法らしいがしょうがない。何せ相手はひと月以上前の
メールにやっと返信した気になって「ところであなたの名前なんだっけ?」などとスッとぼけたこと
聞いてくるトリの南西鉄道だ。トリを相手に英語でリファンドを実行させる力はイ課長には、ない。
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●ISAが作ってくれた英文の決済証明を先方に添付で二度送ったところまでは前回話した。
二度目の送付が7月12日。しかしそれに対する返答は当然なし。ま、これは十分予想されたことだ。
彼女が近い将来、あのリファンド請求メールを読んだとしても、その頃にはソレが何の件だったか
ふたたび忘れているに違いない。

しょうがないから再度V●SAに事情を説明し、「一利用者からのメールじゃいくら送ってもラチがあかない。
この際、VI●Aから直接クレームを入れてほしい」とお願いしたのが3連休明けの7月19日。
今回初めて知ったけどクレジットカード会社からのクレームって、以下のような流れになるらしい。

①基本的にリファンド請求の期限は利用日から120日以内。今回の件の場合、6月1日が利用日だから、
 期限は9月末。だから7月19日の時点ですでに120日のうちの49日はムダにしたことになる。
②VIS●からクレーム通知が南西鉄道に行き、そこから45日以内に相手から異議申し立てがなければ
 リファンドは成立するらしい。クレームは7月下旬に送られてるはずで、リファンドが成立するか、
 しないか白黒つくのは9月中旬頃になるのではないかと思われる。
③ちなみに、本来キャンセルされているべき55.8£の請求、1回は支払を止めてもらったけど、2回止めるのはムリ。
 つまり8月にはイ課長口座から引き落とされる。上記②が成立すれば後で戻されるんだって。

●ISAとしては、リファンド請求が正当なものであることを証拠だてる補強資料を用意することになる。
それはまさに南西鉄道とイ課長の間で交わされた一連の英文メールだ。それを全部送ってくれと言われた。
そこでイ課長とミス・サウスウエストとの全メールを送信日時のヘッダー等も含めてWordに貼り付け、
美しき往復書簡集に編纂しなおしてみたらA4で12枚(笑)。しょうがない。それを送りましたよ。
(こんな写真も撮ったんだっけ。英国のリス)
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こうしてV●SAによるリファンド請求にお任せした今、イ課長としてやることはなくなった。
現在の状況としては「リファンドが成立するか、しないか中途半端な待ち状態」ということになる。

ミス・サウスウエストがVI●Aからのリファンド請求を見て、相変わらず「知ーーらないッ」と何も返事しなければ
45日なんてアッという間に過ぎる。どうせ彼女のPCの中はご存知の通りの(いや、もちろん見たことないどさ(笑))
グチャグチャ状況なわけだから、イ課長とのやりとりをもう一度順を追って確認なんて出来ないだろ、きっと。

そうやって放置プレイされてる間に45日間経過して時間切れ、払い戻し決定・・・と、いうのがイ課長にとっては
望ましいシナリオだ。しかしカネの話になったとたん南西鉄道がガゼン闘志むきだしで抵抗してくる可能性だって
ないとは言えない。そうなればVI●Aだって強制徴収はできないからリファンド不成立。

するとどうなるか?VIS●がダメならまた「お客様ご自身で交渉していただく」ことになるらしい。
一人の外人利用者が南西鉄道と交渉するってことは、放っておかれるというのとほぼ同義であることは十分学んだ。
要するに、もしそうなったら最後、もうリファンドされずイ課長の泣き寝入りってことだ。

こういう経験をした以上、イ課長としてはこの場を借りて言っておかなければならない。

ナショナルレールの他の鉄道会社は知らないが、とにかく南西鉄道には注意した方がいい。
南西鉄道の切符予約でトラブルが生じたら、アナタが先方と交渉し、メールベースで問題を解決できる可能性は
ニュートリノより小さい。カード会社を通じたクレーム処理という方法を早めに検討した方がいいと思うのである。

南西鉄道って、サザンプトンとかポーツマスとか、その名の通りロンドンから南西方面を営業エリアにしてる。
ソッチ方面に鉄道で行きたければ南西鉄道を使わざるを得ない(んだと思う)。イ課長にできることは、
アナタが南西鉄道で切符を予約する時にトラブルが起きないよう祈ることだけだよ。

英国トラブル大長編の最後に、現地で実際に南西鉄道に乗った時に車内トイレのフタにあった注意書きを
ご紹介したいと思う。なかなか印象深い文言だったので写真に撮っておいたのだ。
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このトイレには・・
 おしめ、生理用ナプキン、ペーパータオル、ガム、古くなった電話機、未払いの請求書、
 ジャンクメール、あなたの昔のセーター、希望、夢、あるいは金魚
                        ・・・などを流さないで下さい
 
イ課長が送ったきり返事がないリファンド請求メール、ひょっとするとミス・サウスウエストは
面倒になってトイレに流しちゃったのかもなぁ・・。


 
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by tohoiwanya | 2016-08-31 00:19 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(10)