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2015年 10月 21日

つい注文してしまうアレ

東南アジアの話が続いてるから、たまには気分転換に日本の東京の千代田区の神田の
企業に勤務するオヤジサラリーマンの昼飯という気楽なネタをはさんでみよう。

アナタにはこういうことってないだろうか?
たとえばアナタがパスタ専門店に入ったとする。注文可能なパスタはたくさんあって
その中から一つ選ぶ場合を考えてほしい。

そういう時「結局なぜか必ずコレを頼んでしまう」ってメニュー、ない?
実はイ課長にはそういうメニューが厳然とあって、それはカルボナーラなのである。
パスタ屋行くと(ま、そう頻繁ではないが)注文するのは必ずカルボナーラ。

「アサリとエビのホニャラッラ」とか「明太子とキノコのナントヤーラ」とか、個性的なメニューが
どんなにあっても常にカルボナーラ。カルボナーラを置いてないパスタ屋なんてまずないから、
結果的にイ課長はどのパスタ屋でもカルボナーラばーーっかり食うことになる。
本人がそれで満足してるんだからイイのである(笑)。

さて本題。

ラーメン屋ないし中華料理屋に入った時、やはり「必ずコレを注文してしまう」ものって、ない?
作家の椎名誠はラーメン屋に入るとなぜかいつもワンタンメンを頼んでしまう、みたいなことを
以前に書いてたけど、イ課長にもそれに近いものがある。だがそれはワンタンメンほどありふれた
メニューではないので、おいてない店もある・・っていうか、おいてない店の方が多い。だから
ソレがあれば「お、ある!」って感じでよけい頼まずにはおれないメニュー。それは何かというと・・



麻婆ラーメン
なのである。


今からもう40年近く前の太古の昔、高田馬場の予備校に通ってた浪人生の頃。
午前中の授業が終わると毎日毎日、同じ店で麻婆ラーメンを食った。豆腐よりも玉ねぎとかニラとか
野菜の方が多いという変わった麻婆ラーメンで、当時350円だったと思う。とにかく好きで毎日食ったよ。
あの麻婆ラーメン食うことが予備校に行くモチベーションの何割かを構成していたのは確かで、
翌春、大学に合格して二浪せずに済んだ最大の功労者はあの店の麻婆ラーメンかもしれない(笑)。

その影響で、くたびれ果てたオッサンとなった今も、あればつい麻婆ラーメンを頼んでしまう。
さっきも言ったようにどの店にでもあるメニューではない。食わせる店を探す必要がある。
しかし神田引っ越し以来約1年半。イ課長勤務先の徒歩圏内にも麻婆ラーメンを食わせる店を
数軒は確保できたから、ナンだカンだ言って週に1回は食ってるんじゃないかなぁ。

たとえばこの店。神田小川町の刀削麺の店で、いろんな種類の刀削麺メニューの中で
麻婆刀削麺というのもある。ただこの店の場合、別に麻婆豆腐が食い放題のオカズとして
ついてることを発見したので麻婆刀削麺を注文する意義が低くて(笑)、その後行ってない。
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先日はこんな店も発見した。神田の淡路町近くにある中華メシ屋で、日替わり麺メニューが
麻婆ラーメンだったから思わず入ってしまった。豆板醤か何か、とにかく辛ミソ系の味が
濃厚でなかなか美味しかった。
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この店の場合、他に小盛りチャーハンと杏仁豆腐がついて700円なんだけど、今や老人になって
食も細くなったイ課長としては小盛りチャーハンなしで650円くらいにしてほしい。
それと、定番メニューとして麻婆ラーメンがないので、今回みたいに、たまたま日替わり麺が
麻婆ラーメンの日に当たる確率に賭けなければならないという難点がある。

イ課長の勤務先に最も近くて、金曜に行けば日替わり麺として必ず麻婆ラーメンを食えた
貴重な店がここ。ここの麻婆ラーメンはボリュームあって、食うと汗かいたもんだった。
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とーころがこの店、春頃に閉店しちゃったんだよ。なんということだ。
会社から最も近い麻婆ラーメン供給店が閉まってしまうというのはイ課長にとってみりゃ
非常に大きな損失であり、災厄といってもいい。

実は秋葉原にも麻婆ラーメンを食わせる店が2軒あったんだけど、うち1軒は今年初め頃だったか
やはり急に閉店してしまったガッカリ。だからイ課長が知る範囲では秋葉原近辺では
麻婆ラーメンを出す店は1軒だけになってしまった。下がその店の麻婆ラーメンで、これは
いつ行っても食えるから助かる。お値段650円。
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イ課長が現在最も気に入ってる麻婆ラーメンはこれかな。
会社から神田駅に行く途中の地下にある。この店の場合はとにかく山椒の味がきいてて、
辛くて美味しい。食うとやはり大量の汗をかく(笑)。
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ここも麻婆ラーメンがメニューに入ってるからいつ行っても食えるし、杏仁豆腐つきで
600円というお値段も嬉しい。混んでるのが難点だけど、こればかりは仕方あるまい。

上にも書いたように、この約1年半の間に神田・秋葉原周辺だけで麻婆ラーメン供給店が
2店が閉店してしまっている。イ課長にとっては深刻かつ重大な損失だ。ちなみに、
神田駅周辺にはあと何軒か供給店があるみたいだけど、まだ行ったことはない。

基本的に、麻婆豆腐とラーメンの両方をメニューに載せてる店であれば麻婆ラーメンは作れる(はず)。
神田・秋葉原近辺のラーメン屋さん、中華料理屋さんには麻婆ラーメンをメニューに加えることを
ぜひご検討いただきたいと思うのである。


こんな昼飯を食いながら東京のサラリーマンとして生きてるわけですよ、イ課長は。
神田・秋葉原界隈ではたぶん何万人ものサラリーマン・OLが毎日ランチを食ってるだろうけど、
麻婆ラーメン摂取量の多さに関して言えば自分が、まぁさすがに第一位とは言わないが
トップ10くらいには入ってるのではなかろうか。

 
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by tohoiwanya | 2015-10-21 00:07 | 日本でのオシゴト | Comments(2)
2015年 02月 25日

観光地 AKIHABARA を歩く その2

写真がまだいろいろあるからこの際、続編だ。

秋葉原は今や各種オタクと外国人観光客がワンサカ集まるワンダーランドと化しているから、
イ課長みたいな年寄りとしては「ええ?」「なにこれ?」と思いたくなるような店舗も増えている。
前回書いたリアル集会所なんかもよくわからない店舗(なのかなぁ?)の代表例だけど、
他にも「ここはいったい・・?」と思いたくなる店がいろいろある。

たとえばいきなりこんな店がある。ガンダムカフェときた。カフェえ??
これがガンダム“ショップ”なら話は簡単だ。ガンダムのキーホルダーだのTシャツだの売ってんだべ?
しかしカフェってどういうことヨ。
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①従業員がみんなアムロやシャアみたいなコスプレでサービスしてくれる飲食店
②ガンダム的世界観に基づいた内装デザインがなされた飲食店
③ガンダムをイメージした飲み物・食い物を提供する飲食店
 
おそらく②じゃないのかなぁ?①ならスゴいと思うけど、似合ってなかったらコッケイだ(笑)。
③って可能性もあるけど「これぞまさにガンダム」と客をうならせるメシや飲み物なんてあるのかい?

入口ワキにはけっこう大きなガンダムの模型があって、その上にはメニューの写真も出ている。
これを見る限り、食わせるものは普通っぽいよね。イ課長が通りかかったとき、店から出てきて
このガンダムと一緒に嬉しそうに記念写真を撮ってる欧米人グループがいた。いまやガンダムオタク
文化もワールドワイドなものだったのか・・。
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さらにその横じゃアキバ名物ガンプラ焼ときたもんだ。何なのこれ・・?
こういうの見るとガンダムカフェも意外にトホホなものじゃないかって気がしてくるが・・(笑)。
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アニメ系のカフェバーといえば、昭和通りを越えた東の方にはこんな店もある。
写真上の「エレベーターで2F」のお店、ちょっと読みづらいけど「アニソン DJ BAR」と書いてある。
ってことぁナニかい?DJにのせてアニメ主題歌流すのかい?まじ?!
「Hi everybody! それじゃ次のリクエストいってみようか。オールドファンを自称する
 イカ長さんからのリクエスト、鉄人28号〜〜〜GO!!」って感じなの?なんだかなぁ・・・ポリポリ。
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下の「声優のたまご」は声優志望の兄ちゃん姉ちゃんたちが従業員やってる飲食店ってことだろうな、たぶん。
イ課長は外見的には巨神兵とかラピュタロボットとか言われたけど、声だけならデスラー総統と言われた男。
定年後はデスラー声のウェイターとしてここで雇ってもらおうか(笑)。

さっき見たガンダムカフェの隣には、実はこんな店もある。AKB48 Cafe & Shop。
これまたショップの方は容易に想像つくけど、Cafeってのがよくわからん。
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まさかとは思うけど、AKB48のメンバーが交代でウェイトレスやってるの?だとしたらすごいカフェだ。
でも違うよなぁ?タレント本人たちがウェイトレスしてる店なんて考えづらいもんなぁ?
「AKB風の衣装を着た普通のねーちゃんがウェイトレスしてる店」の方がむしろ現実的だろうけど
それならアンナミラーズと大差ないという気がするのだが・・。

この建物にAKB劇場の切符売り場ってのもあったけど、AKB劇場って秋葉原にいくつあるの?
イ課長が時々お菓子買いに行くドンキホーテと同じビルにある、アレ1カ所だけだと思ってたが。
ちなみにそのドンキホーテってのがまた外国人客多くてさぁ、先日はお菓子コーナーの一角がミドリ色になってた。
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前にも書いたけど、外国人が狂ったように買いたがる大人気抹茶お菓子がちゃんと専用コーナーになっておる。
今や秋葉原ではこうやって外国人の好みを想定したマーケティングこそが当たり前で、日本人客は
もうターゲットではなくなりつつあるような印象すら受ける。

コリアいくら?みんな買っチャイナ。おそロシア・・・意味のない駄ジャレ三連発でした。

とはいっても、昔ながらの電機パーツ屋さんが集まった一角も秋葉原にはかろうじて残っている。
こういうパーツ屋さんって必ず何軒か固まってるよね。一軒だけポツンとあるより、いろんな種類のパーツ屋が
集積して「あれこれ買える」方が客が集まりやすいんだろう。
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だがそんな昔ながらの一角にも時代の波は確実に押し寄せている。
パーツ屋の二階は今や「メイド喫茶&コスプレ酒場」が存在する時代なのである。こういうのを見ると、
「古き良き秋葉原」と「新しいワンダーランドAKIHABARA」とがせめぎあってるように思えてくる・・が・・。
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実は昨年末、ウチ会社の忘年会がこのパーツ屋2階のメイド喫茶&コスプレ酒場で開催されたなんてことは
恥ずかしくてとても言えない(笑)。幹事団(イ課長は含まれてないぞ)の趣味的独断でココになったのだ。
当日はオッサン社員やオバさん社員を含む御一行様がゾロゾロと・・・浮いた集団だったなーー。

え?店内はどんな感じだったかって?
まぁご想像通りの感じですよ。メイド服着たお姉ちゃんたちがビールや料理を運んでくれる。メシは普通の洋食。
ただこの店の場合、何度も来店してスタンプを貯めると「好みのメイドをずっと自分の横で話し相手にできる」という
一種の“権利”をゲットできるらしい。忘年会で行ったときも自分の両脇に二人のメイドを立たせてずーっと話してる
男性客がいたから「知り合いなのか?」と思ったんだけど、彼こそ最高権利を手にした客だったんだと思われる。

てな具合で(どんな具合だ!)、今や都内の立派な有名観光地となったワンダーランド・AKIHABARA は
今日も少しずつ、少しずつ、気づかれない程度に微小かつ緩慢に変化しながら、何年かしてみたら
ギョッとするほど変貌を遂げているんだろう、きっと。

イ課長は「有名観光地に歩いて行けるオフィス」なんて勤めたことないから、外国人旅行者が群がる
ワンダーランド秋葉原に昼飯食いに行くのは物珍しくてなかなか面白いよ。そのうちまた「秋葉原観光」して
何かネタがあったらご紹介しようと思うのである。

  
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by tohoiwanya | 2015-02-25 00:40 | 日本でのオシゴト | Comments(4)
2015年 02月 23日

観光地 AKIHABARA を歩く

ハノイを発ったとことで、ちょっと気分転換に会社近所ネタ。

ウチの会社からは神田も秋葉原も歩いて行ける。
オフィスが移転した当時は、昼メシは神田方面に足を向けることが多かったけど、最近は
ランチっていうと秋葉原方面に行くことが多い。

秋葉原においしいランチ屋があるから?いや違う。
この街がワンダーランド化して物珍しいからだ(笑)。神田には外人観光客なんていないけど、
AKIHABARAはいまや外人観光客だらけ。日本人のイ課長が見たってスゴい街だなぁと思うよ。
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先日の昼休み、デジカメを持って秋葉原をちょっと“観光”してみる気になった。
会社から行こうとすると靖国通りの方から神田川をわたって秋葉原に向かうわけなんだけど、
秋葉原に行く途中の、万世橋近くからすでに「ちょっと普通の街じゃなくなってきたぞ」的な、
イ課長のハテナマークを激しく誘発する妖しいオーラが漂いはじめる。

たとえば、フと見るとこんな看板がある。んん??んんん?ナンだいこれ?
リアル集会所ってことは、ふだんネットを通じてバーチャル空間でつながっている人たちがリアル、
つまり実際に面と向かう形で集まる場所、という意味だろうな、おそらく。
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でもそれって要するにオフ会でしょ?違うの?
しかしオフ会会場を商売にするってのもヘンな話だ。ひょっとすると内部にはいろんなゲームが置いてあって、
ふだんネットゲームしてる者同志がここに集まって「直接対決」するということなのか?

仮にそうだとしてもだ。直接対決ったって本人同志が決闘するわけでもなく結局は画面を見ながら
ゲームで対決するはずだ。わざわざココに集まってやる意味ないはずだが・・・うーむ、わからぬ。

そのすぐ近くにはこんな施設?もある。
あるビルの一階に自動販売機だけがびーーーっしりと集められてる。こんなトコがあったんだ。
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問題はその自動販売機で売ってるブツだ。それを見るといよいよハテナマークがたくさん飛び出し始める。
「何スかこれ?」っていうモンばっかり売ってるんだよ、ほら・・。
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万世橋近くの路地で770円厳選バターとか、800円の鏡モチ?を買おうって御仁がいるのかい?
こんなニーズの少なそうな商品で満ちた自販機を、こんなにギッシリ並べて設置した理由が
さっぱりわからぬ。まだ秋葉原に行く途中だってのに、イ課長の脳内はすでにハテナマークだらけだぞ。

万世橋で神田川を越えるといよいよ秋葉原に来たという感じの街並みになる。
免税店前に観光バスが停車して歩道は(おそらく)中国人観光客だらけ、なんて光景も日常茶飯事。
特に中国人旅行者は秋葉原の免税品店、電気屋、ドラッグストア屋等々で買物しまくるっていうのが
重要な「日本旅行の楽しみの一つ」らしい。

だがイ課長が秋葉原を物珍しいと思うのは、この街がいまや完全に「美少女の街」になってるからだ。
かつての電気街と言われたあたりを歩いてると、アニメ系美少女キャラの看板やら広告やらがあふれ返ってる。
しかもその広告や看板が一体何をPRしてるのか、イ課長にはもはやよくわからないのだ(笑)。

見つけるのは造作もない。ほら、ここにも美少女。
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     ここにも美少女。
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     ビルの壁面も美少女。
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写真は秋葉原を彩る美少女たちのほんの一部にすぎない。実際はもっともっともぉ~っといっぱいいる。
これだけ多種多彩なアニメ美少女がそこらじゅうでキャピキャピしてる街、世界中で秋葉原以外にあるとは思えない。
外国人にとっちゃ、そりゃー物珍しいはずだよ。イ課長にだって物珍しいんだから。
それにしても一体この美少女たちって何の広告なの?ゲームソフト?アニメ番組?書籍?
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アニメ系だけじゃなく生身系?のAKB48のビジュアルもそこらじゅうにある。だが名前は一人も知らない。
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生身系といえば秋葉原名物メイドカフェ。こんなメイド服着たねーちゃんがしょっちゅう歩道で
店のビラ配りしてたりするわけで、秋葉原は毎日がコミケ状態とでも言えばいいのか・・。
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さらに美少女フィギュアもあちこちで売られてる。いやはや。これ初音ミクだろ?名前だけは知ってる。
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さて会社に戻ろうと思って再び神田川をわたり、会社の近くである看板を見てまたまた驚いた。
なんとまぁ、今や水道管工事の看板までアニメ系美少女ですか。ヘルメットかぶった美少女の
背景が明らかに秋葉原電気街をイメージさせてるってことは、これもまた「秋葉原美少女仕様」の
工事看板ということだ。たまげたね。
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イ課長が20代の頃の秋葉原はまだ「家電の街」だったと思う。実際、秋葉原でステレオ買ったりした。
それが徐々に家電ハード+ソフト(ビデオソフトだのゲームソフトだの)の街に変わってったと思うけど
その後どういうプロセスを経て現在の「美少女キャラの街」になったのか、イ課長もよく知らないのだ。

いま秋葉原はとてもオシャレでトレンディな街になり、美少女オタク、アニメオタク、ゲームオタク、
AKBオタク、その他非常に多種にわたるオタクたちと大変な数の外国人観光客がこの街を闊歩している。
いま秋葉原で絶滅危惧オタクを指定するとすれば、それは「電器オタク」だと思うよ、間違いなく。

 

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by tohoiwanya | 2015-02-23 00:01 | 日本でのオシゴト | Comments(0)
2015年 01月 21日

日本に来るガイジンさんたち

去年の9月に来日外国人旅行者数についてちょっと書いたことがある。
あそこで「今年は年間1,200万人は軽く突破しそう」って書いたんだけど、実際のところは
去年1年間で約1,340万人が日本に来たらしい。もちろん過去最高。

来日ビザ要件の緩和と円安効果が大きいのはもちろんだけど、アジア周辺国で
「海外旅行できる程度に豊かになった人たち」がどんどん増えてるってことだよなぁ。

前に仕事で来日旅行者数の統計を見たことがあったから、最終的にどのくらいの数字になったのか、
さらに国別に見てどんな"シェア"になったのか、興味があったんで先日確認してみた。
全部ではないけど、主要国の国別来日旅行者数、2014年トータルではこう。
(数字はJNTO:日本政府観光局のエクセルファイルを使用)
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ほほぉ~~・・・。
国別の旅行者数だと、去年は僅差で台湾がトップになったんだ(一昨年は韓国だった)。

しかしまぁ、伸率の欄を見るとどの国も軒並み日本旅行をする人がガバッと増えてることがわかる。
特に中国の伸び率が昨年比83.3%ってスゴすぎる。ほとんど倍増に近いってことやん。

中国以外ではフィリピンの伸びが高いけど、人数という点じゃタイの躍進がすごいと思うよ。
この調子だったらいずれタイは香港を抜いて4位に浮上するんじゃないか?人口だってタイの方が
香港よりずっと多いはずだから、ポテンシャルっていう点でも・・・

ん、待てよ?
「その国の人口」というファクターを加えて考えると、上の数字もだいぶ違って見えるはずだ。
たしかに中国人旅行者はグワッと増えてるけど、中国の人口が世界一だってこと考えりゃ比率的には
ぐっと低くなるはず。むしろ香港の方が「訪日比率」は高くなるかもしれない。いや絶対そうなるはず。

そこで、アジアの国に関して来日旅行者数と、その国の人口(大まかだが)との比率を調べた。
「その国の人口100人あたりの、訪日者比率」というわけだ。結果はこうなる。
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これはまた何と驚くべき数字であろうか。
何がって、台湾と香港の「訪日率」の高さだよ。人口100人あたりの訪日率が10人超えてる!たまげたね。
1年の間に人口の1割以上が特定の国に旅行するってことは、日本に置き換えれば年間約1,200万人が
一つの国に行ってるわけで、想像を絶してるよ。

2013年の統計になるけど、日本出国者の行き先として一番多かったのが中国で年間約288万人。
台湾には約142万人が行ってる。でも日本の人口1.2億人で割って人口100人あたりの率で見れば
「訪中率」で約2.4/100人、「訪台率」だと約1.2/100人。

ってことは、単位人口あたりの「台湾から日本に行く人の率」はだよ?「日本から台湾に行く人の率」の
10倍多いってことだ。まさにオドロキの「訪日率」。同じペースが続けば8年程度で「全ての台湾人が日本に行く」
という勘定になる。実際にはたぶんすごい数のリピーターが何度も来てるんだろうけどさ。あーたまげた。

台湾と香港の陰に隠れちゃうけど、韓国・シンガポールの人口100人あたりで4~5人っていう訪日率だって
相当の高さだよ?日本人の訪韓率なんてせいぜい2/100人、"訪シンガ率"にいたっては0.7/100人。
それなのに向こうからは100人中5人来てる。かなりの「入超」だ。

その一方で中国なんかは十分予想された通り、人口100人あたりの訪日率はぐーんと低くなる。
中国、ベトナム、インドネシア、インドみたいに人口規模の大きい新興国の場合、来日率を見ようと思ったら
人口100人あたりじゃなく、1,000人あたりで比較するのがちょうど良さそうだ。逆に言うと、こういう国から
日本に来る旅行者ってやっぱ相当「限られた富裕層」ってことなんだろうなぁ。
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こういう数字を見てると、イ課長が過去にアジアで接した人の中にも「何度も日本に行ってます」って人から
「行きたくても行けません」っていう人まで、国によっていろいろだったことが思い出される。

シンガポール出張の時、訪問先の女性秘書みたいな人が「あたしもう日本に何度も行ってるのよ、温泉大好きで
アソコ温泉にも行ったし、ココ温泉にも行ったし・・」って、イ課長が行ったことない有名温泉をズラズラ並べるんで
驚いたのを思い出す。訪日率の高い国は間違いなくリピーター率も高いと思うんだよね。

リピーターといえば例のプラーさん(仮名)。
彼女はもうすでに何度も来日してて、昨年11月にも「Facebookに宮島の写真載せてるから驚いた」って書いた。

ところが年明けのついこないだ、またFacebookに横浜中華街でポーズとってる写真が載ってるではないか。
ままままた来たの?数ヶ月単位で来日してるじゃん。驚いたというか、ほとんど呆れるばかりの来日頻度。
彼女の場合、日本人と結婚した友達が日本にいるはずだし、「ただの旅行者」というのとはちょっと事情が
違うかもしれないけど、それにしたってすごいリピート率だ。

一方でカンボジアのガイド氏みたいな人もいる。若い頃から日本語を勉強して今やペラペラなんだけど、
彼はまだ日本に行ったことがない。「行きたいんだけど、ビザが大変で・・」と嘆く。確かに、さっき確認したら
カンボジア人が観光で来日するだけでもビザ要件はかなり面倒くさい。

日本政府は東南アジア旅行者の来日ビザを緩和してて、ベトナムなんかはかなり緩くなったはず、タイなんて
ノービザになったんじゃないかな?ってイ課長が言ったら「カンボジアもそうしてくれないかなぁ~」ってさらに嘆く。
イ課長としては「カンボジアもいずれは緩和されますよ」と言って慰めるしかなかったのである。

つい最近、中国人の来日ビザがまた一部緩和されたらしいし、円安は相変わらずなわけだから、
今年もたぶん昨年以上の外国人旅行者が日本に来て、またまた過去最高を更新する可能性は高い。
どなたサンも日本楽しんでください。イ課長は時々昼メシ時に秋葉原を歩いてますからね(笑)。 

しかし何度も言うけど訪日率が100人中10人超って、つくづくスゴい数字だと思うよ。この比率を単純に
中国にあてはめたらだよ?年間約1.5億人の中国人が日本におしよせるわけで、日本の人口より多い(笑)。
中国の訪日率はせいぜいタイ並み、100人中1人くらいにしといてもらわないと(それでも千数百万人だが)
日本中のホテルはパンクするんじゃないか?

 

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by tohoiwanya | 2015-01-21 17:44 | 日本でのオシゴト | Comments(4)
2014年 06月 19日

神田須田町1丁目というところ

イ課長の勤め先では定期的に社員持ち回りで、フリーなテーマで社内プレゼンテーションをやるという
ちょっと変わった風習がある。社内のみんなに向かって、当番の社員が何かプレゼンするわけだ。
これはまぁプレゼンテーション能力向上にむけた練習という意味もあるんだろうな。

テーマは基本的に何でもいいのだが、大体は当番プレゼンターが自分の仕事上の成果等について発表し、
みんながその知識を共有するというのがオーソドックスなパターン。だからわりとお堅い内容の話が多い。

しかし他人の仕事の話なんて聞いてもつまんないじゃん?
だもんで、イ課長は発表当番がまわってくると、毎回柔らかめの話をしたがる。
前回はインド出張の時の写真を見せつつ、インドってこういうとこなんだっていう話をしたし、
その前は海外出張の際のホテルや鉄道切符のネット予約方法についてプレゼンした。
自分のブログ記事を適当にピックアップし、かいつまんで発表してるだけともいえるな(笑)。

さて、実は今日またもやイ課長のプレゼン当番が回ってきたので一席しゃべってきた。
ちょうど神田移転後初めてのプレゼンに順番がまわってきたのも何かの因縁だ、というわけで
「神田歴史散歩」的な話をした。弊社の業務とは1ミリグラムも関連性はない(笑)。

携帯で撮ったご近所の写真もいろいろあるし、多少は神田について調べたりもしたわけだから、
本日はその中から神田須田町1丁目関連ネタをブログでもご紹介しようと思うのである。

神田須田町には1丁目と2丁目があるんだけど、特に1丁目には戦災で焼けなかった街並みが残ってて、
そぞろ歩くだけでちょっとした「歴史散歩」という感じになる。

この辺、昔は連雀町っていう町名だったそうで、池波正太郎ファンならご存知の方も多いはず。
この旧連雀町、現神田須田町1丁目には食通で鳴らした池波正太郎が愛した老舗が軒を連ねる。

街並みはこんな感じなのである。
なんといってもこのY字路の分岐点にある六文そばが強烈なランドマークになってる。イ課長もさっそく
ココの「いかげそ天そば」を食した。400円。
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残念ながら「いかげそ天そば」の写真はない。この店、立ち食いそば屋として相当の歴史を持ってるはずで、
とにかくカウンターがびっくりするほど低い。立った状態のイ課長のズボンのベルトより低いといえば
その低さがわかってもらえるだろうか。

そりゃ確かにイ課長は図体デカいけど、それにしたって低すぎる。だからカウンターに丼を置いた状態で
蕎麦をすする客は誰もいない。丼を手で持って食うのだ。蕎麦の撮影どころではなかったのだ(笑)。

さて、六文そばで腹ごしらえしたところで、奥の方に入ってみよう。この辺からいよいよ戦前の香り漂う
エリアになる。たとえばこの「ぼたん」。創業明治30年、都選定歴史的建造物。鳥すきやき屋なのである。
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鳥すきやきってどんなんだろ?ちょっと食ってみたいよなー。
ガスを使わず、未だに炭火で食わせる店なんだとか。冬になったらぜひ食いにこよう。
 
ぼたんのちょっと向こうには「いせ源」。店のルーツは天保年間。都選定歴史的建造物。
こちらは「あんこう鍋」の専門店なんだと。いやーあんこう鍋とはオツでげすな。
むかし一度だけ友人宅でふるまってもらった記憶がある。コラーゲンが多そうな鍋だったよ。
ここも一度は食いに来たいけど、あんこう鍋は6人以上での予約がいるらしいんだよなー。
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いせ源の対面にはこんな店がある。これにも驚いた。だって「おしるこ屋」なんだもん。
竹むらという知る人ぞ知る名店。もちろん池波正太郎は知っていた。とうぜん都選定歴史的建造物。
甘味系もかなり守備範囲に含めるイ課長、この店のぜんざいもいずれ食いたいものである。
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連雀町、池波正太郎とくりゃ忘れちゃいけないのがまつや。創業明治17年。またまた都選定歴史的建造物。
非常に有名な蕎麦屋で、特にカレー南蛮が名物なんだとか。しかしネットで値段を見てたまげた。
かけそば650円、カレー南蛮1,000円、天ぷらそば2,000円っつうんだから高い。
イ課長には明らかに六文そばの方が分相応だと思われるのである。
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フと目を転じればこんな歯医者さん。
右→左向きの看板っていうだけで畏れ多いくらいの歴史を感じさせてくれる。
うーむ須田町、さすがだ。実はイ課長は神田の会社近辺で歯医者を開拓する必要に迫られている。
ここにしてみたい気もするのだが、治療内容も戦前のままだったらどうしよう(笑)。
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須田町1丁目グルメといえばもう一つ重要な店がある。松栄亭っていう洋食屋さんだ。
ここの「洋風かきあげ」というメニューの由来には夏目漱石が関係するっていうから驚く。

後に松栄亭を開くコックさんが、明治時代に東大のセンセイをやってたケーベルさんってドイツ人の屋敷で
専属コックをしてたらしい。その屋敷に、同じ東大教授仲間だった夏目漱石が幸田露伴の妹を連れて
トツゼン遊びに来た。ケーベルさん「何でもいいから、急いで何か作ってくれ」と専属コックに頼んだ。

そこで困り果てたコックが肉とタマネギをいためて小麦粉でツナギをつくってかきあげ状にして出したら
これを食った夏目漱石が「ウンマーーッ!!」と感激し、それがそのまま現在でも洋風かきあげとして
この店の伝統メニューになっている、と、そういうことらしい。
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確かに松栄亭の入口のところには夏目漱石由来の洋風かきあげがちょっと説明されてた。
しかしランチメニューには残念ながら洋風かきあげがないので、イ課長もこの店ではまだ食っていない。
なにせランチで1,000~1,500円といういいお値段の店。六文そば志向のイ課長にはちと敷居が高い。
ま、でもそのうち行ってみようではないか。神田勤務はこれからずっと続くんだし。

というわけで・・・神田須田町1丁目、歴史グルメ散歩でした。


と、まぁこんな、日頃の業務には全く役立たない話を今日してきたわけだ。
企画時期としてはタイムリーだし、みんなもまぁまぁ面白がって聞いてた(と思う)けど、
ここまで業務と無縁なヨタ話のプレゼンっていうのもいかがなものかと思ったよ、自分でも(笑)。


 
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by tohoiwanya | 2014-06-19 00:03 | 日本でのオシゴト | Comments(16)
2014年 06月 10日

弊社オフィスが神田に移転

全国的に雨だったこの週末、イ課長勤務先オフィスの引越しが“気合いで”強行された。

これまで8年間、遠距離通勤に耐え続けたイ課長だが、今日からは神田通勤。
イ課長の場合、京王線から都営新宿線という極めてラクな乗り換え1回で、岩本町で降りればいい。
通勤時間は従来より30分短縮。なんと素晴らしいことであろうか。

これまで8年に及んだ新浦安通勤はツラかった・・・。
乗り換えの多さもクソ面倒だったし、片道で4種類の電車に乗るから定期も1枚じゃムリで
2枚持つ必要があった。自動改札機で出すべき定期を間違えたことも数えきれない。
だが、そんなストレスフルな通勤とも先週末でオサラバなのだ。あーうれしい。

とりあえず午前中は個人の荷物を片付け、デスク周りを再構築。
ランチタイムになれば神田でのメシ屋探しということになるわけだ。当然だが。

この辺って何せ歴史があるからねー。
落語でも神田堅大工町、神田多町、神田須田町、神田お玉が池なんていう地名が
けっこうよく出てくる。そういう場所に毎日通勤というのはちょいと嬉しいぜ。
初日に会社周辺をちょっとブラついてみただけで、いろいろ面白い発見がある。

おお。神田青果市場発祥の地とな。
昔は日本橋に魚市場(魚河岸)があり、神田のこの辺りに青果市場があった。
江戸時代には青果取引の中心地だったのである。
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へ~え・・と思いながら、その辺りから神田駅方向を眺めたらすさまじくボロい家があった。
近づいてみると・・・

な、なんと、ミルクホールときた!
神田にそういうのがあるっていう話は知ってたけど、ここにあったんだ。
ミルクホールというノレンを掲げながら、なぜか中はラーメン屋(笑)。
結局、神田勤務初日の昼メシはこのミルクホールのラーメンだったのである。
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これがそのミルクホールのラーメン。590円。
「ラーメン」というより「中華そば」、できればもっと古めかしく「支那そば」と呼びたい一品。
細麺で美味しかった。
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しかしこのミルクホールの建物のボロさときたら、ちょっとしたもんだ。
読んだ話だと、この辺って関東大震災後に建てられた復興住宅がけっこう残ってるらしくて、
このミルクホールも戦争で焼けずに残ってる復興住宅なんだろうなぁ。
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ラーメン食って会社に戻る途中、こんな看板も発見した。
すっげー、天保七年だってよ。
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実は「千両みかん」っていう有名な落語に神田須田町の「江戸で一番」の果実問屋が出てくるんだよね。
万惣っていう店で、噺家によってはそれを万屋惣衛門と言うこともある。

この万屋惣衛門、略して万惣。驚くべきことに実在の店で、つい数年前まで須田町交差点にビルを構えてた。
耐震性の問題でビル建て替えの必要に迫られてやむなく廃業して、今日行ってみたらそこはもう
取り壊されて、ホテルを建てる予定という張り紙がしてあった。ことほどさように、神田って街は
江戸落語の名残りが単に言い伝えとしてではなく、事実として残ってる街なのだ。

上に載せた万彦さんも、おそらく万惣と同じ頃からこの界隈で果実問屋として商売してたんだろう。
なにせホレ、最初に書いたようにこの辺には江戸最大の青果市場があったわけだからね。

というわけで、今日からイ課長の勤務地となる神田近辺の初日のランチ散策でした。
神田周辺なら、新浦安よりはずっと面白そうな散歩ができるのは間違いない。
今後、もし旅行ネタが枯渇しそうになるなんて事態になったら、神田ネタを投入するか(笑)。


 

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by tohoiwanya | 2014-06-10 00:01 | 日本でのオシゴト | Comments(12)
2013年 09月 22日

人間でいえば木婚式

ちょっとブログ更新の間があいてしまった。

いやー、イ課長、先週から今週にかけていささか忙しく、肉体的に少々くたびれております。
忙しかったわりに結果的に実りがなくて、精神的にもくたびれております。

日本は秋分の日がらみで二週連続の三連休なわけだけど、9月の下旬といえば・・・と思って、
フと確認してみたらドンピシャリ。イ課長がこのブログを作って最初の記事を書いたのが
5年前の今日。つまり本日はブログ開設5周年記念日ってわけで、明日から6年目に突入するわけだ。
「イ課長ブログ木婚式」ということか(笑)。

木婚式を迎えられるまでブログを続けられた大きな要因が、2008年以降も続々と海外出張が
あったからというのは間違いないところで、年に一度の海外旅行ネタだけだったらとてもじゃないが
5年も続けられなかった(下の写真は2007年出張のプラハ)。
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ちょっと振り返ってみよう。行った国の数じゃなく、「出発して帰国するまでを1回」として
過去の生涯海外出張回数を勘定すると、こうなる(仕事のカンケイ上、年度表示ね)

1996年度  インドネシア&タイ、中国&フィリピン で2回
2007年度  欧州(独&チェコ) で1回
2008年度  欧州(独)、欧州(独&ベルギー)、米国 で3回
2009年度  シンガポール、欧州(独&ベルギー) で2回
2010年度  欧州(独&英等) で1回
2011年度  欧州(独&仏&英)、欧州(独&伊) で2回  
2012年度  インド、 欧州(ベルギー&英) で2回

ぜんぶで13回。このうち2007年度以降の11回がいまの会社に入ってからで、このブログに書いたのも
2007年以降の出張ネタだ。海外支店の多い大手企業だったら全然多くないだろうけど、
11回ってウチの会社ン中じゃ図抜けて多いんだよね(下は2008年米国出張のN.Y.)。
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まぁねぇ海外出張なんて、周囲が「いいなぁ〜」と言うほど素敵なものじゃない。
それが面白そうな国であればあるほど、仕事で自由がきかない状況に、逆に欲求不満がたまる。
しかしまぁ、そういう出張のおかげで5年間もブログを続けてこられたんだ。感謝せねば。

これだけやってると、海外出張に関して同じような質問をうけることも多くなる。
社内ではもちろん、仕事を依頼してくる相手からも聞かれることがある。
どんな質問かっていうと・・・


イ課長さんって英語しゃべれるんですか?
当然しゃべれない(笑)。仕事の依頼先なんかには「トラベル英会話なら一人で何とかしますが、業務上の
面談となれば通訳をつけます。英語圏であっても」と宣言する。会社によっては英語がダメな社員には
海外出張行かせないなんてところもあるらしいが、そんな人的余裕はないの、ウチの会社は(笑)。

通訳さんってどうやって見つけるんですか?
すべてネットで探す。ただドイツみたいに何度も行ってる国だと、同じ人に頼むこともできるわけで、
信頼できる通訳さんネットワークは海外出張を通じて得た重要な財産だと思ってる。

現地でのアテンドってつくんですか?
基本はつかない。移動手配もメシを食う店探しも全部自分でやる。まぁそれはそれで面白いんだけど
インドだけは出張規程上「原則フルアテンド」の国だったので、常に現地法人の社員と一緒だった。
普段に増して自由がきかずに欲求不満がたまったよ(下は2009年出張のシンガポール)。
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でも、観光することだってあるんでしょ?
時にはあります。一番いいのは出張中に土日がはさまるケースで、これは大いばりで観光できる。
欧州出張だと帰国便が夜ってことが多いから、最後の土曜日の半日観光が楽しみ。

そういう観光で、これまで一番良かったのは?
これもよく聞かれる(笑)。まぁ2007年出張のプラハ半日観光、2011年出張の土日のパリ、
去年のインド出張の土曜に行ったタージ・マハルあたりだろうね、印象深いのは。

じゃ、一番つまんなかったのは?
観光魅力度という点でいえば・・うーん・・シンガポールかなぁ(ごめん)。

また海外出張行きたいですか?
そりゃ仕事なら行くけどさー、ハッキリ言ってイ課長はもう十分すぎるくらい海外出張したと思うよ。
これからはもっと若い社員にどんどん海外経験を積ませるべきだと思うんだよねぇ。もっとも、
年齢ピラミッドの歪んだウチの会社じゃ、それはけっこう難しいんだけど。(下は去年のインドね)
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さて、そんなイ課長の海外出張、今年度は一体どうなるのか?
実は年度の半分過ぎようとしてるのに、まだよくわからないというのが正直なところなんだよ。
去年の今頃はインド出張準備してたことを思えば、今年は見通しが不透明なんだよねぇ。

「今年は海外出張ナシ」という可能性も十分ある。もしそうなら2006年度以来の快挙だ(笑)。
ただ、行く可能性もボンヤリとはあるんだよ。その辺がまだハッキリしない。

海外出張があれば、このブログもその分長く続くことになるわけだけど、はたしてどうなるか?
いずれにしても、とりあえず明日から6年目に突入するところまでは何とか続いたアホブログ。
なるべく長く続けたいとは思ってますので、今後ともよろしくお願いいたします。


  
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by tohoiwanya | 2013-09-22 00:00 | 日本でのオシゴト | Comments(8)
2013年 03月 11日

あの日から二年

昨年の3.11はちょうど欧州出張から帰国した翌日で、日曜日だったはずだ。
イ課長は自宅で時差ボケボケで、震災1年目を考えるユトリはあまりなかった。

しかし今年、オフィスにいる時に遭遇したあの震災から2年目の日を、同じオフィスで迎えるとなると
やはりいろいろ思い出さずにはいられない。
軽薄おバカな旅ネタが中心のイ課長ブログだが、あの日のことを少し書いておきたい。

最初の揺れがきたのは、ちょうど紙コップにコーヒーを注いで持ってきた時だったんだよね(笑)。
大きな揺れがきて、女子社員は悲鳴をあげ、みんな床に座り込んだ(立っているのは難しかった)。
ちょっとしたパニック状態で、あわてて防災用ヘルメットをかぶる者、デスクに頭を突っ込む者、
みんな動転していろんなことをしてたよ。

イ課長も机の中に入ろうかと思ったんだけど(体格的にそれは非常に難しいことなのだが)、
その時、さっき持ってきた紙コップから、揺れにあわせてコーヒーがちゃぷん、ちゃぷんと
右に左にこぼれ出し、デスクがコーヒーでびしょびしょになっているのに気づいた。

「コーヒーがキーボードにかかったらパソコンが壊れちまう・・」なんてバカなことを考えながら
揺れが収まるのを待った。
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あの日は、その後何度も大きな揺れが来た。
その何度目かのとき、イ課長は外の様子を見ようと思ってヨロヨロと窓にしがみついて
外を見たんだけど、その時見た光景は忘れられるものではない。

歩道にスキマができて、地震の揺れに合わせてそのスキマが広がったり狭まったりしている。
その動きに合わせるように、スキマが広がったときに「ゴボッ」「ゴボッ」って感じでリズミカルに
地下から泥が噴き出してる。これが話に聞く液状化現象か。
湾岸埋立地に出来たコジャレた街が、今まさに壊れていくのを見るのは恐ろしかったね。
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ご存知の通り、イ課長の勤務先がある浦安市は、液状化被害が突出してひどかったエリアで、
その後すっかり「被災地」として有名になっちまった。被災地でありながら、その後の計画停電じゃ
シッカリ電気停められたんだから、踏んだり蹴ったりだったよ。
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結局、震災当日は会社に泊まった。
結果的にはその方がよかったんだと思う。あの夜の主要道路は相当混乱したみたいだし
イ課長は千葉県浦安市から東京都府中市まで歩かにゃならん。無理っす。
歩くことはハナからあきらめて会社に泊まった。もっとも、自宅にいたトホ妻や実家の両親と
何とか連絡がついて、無事が確認できたから泊まっていられたとも言えるが。

会議室の椅子を並べて、ベッドがわりにして寝たけど、寝心地は非常に悪かったねぇ。
おまけに、夜中に何度も何度も携帯の緊急地震速報が鳴るからオチオチ寝てられない。
警報が鳴るたびに恐怖でバッと目が覚める。結局ほとんど眠らぬまま、翌日の朝を迎えたよ。
朝6時半頃に会社を出て、なんとか電車を乗りついで自宅に戻ることができた。
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液状化でボコボコになった浦安からかろうじて戻ってきたイ課長の眼には、
「地震のツメアト」が全然感じられない府中の街が、なんとなく信じられなかったよね。
ちょっと極端にいうと「戦争してる国」から「戦争してない国」に入ったような感じだった。

こんな“被災”経験、東北の被災者の方々にくらべれば取るに足らぬものであることは
重々承知している。しかし多くの日本人にとってそうであったように、イ課長にとっても
2年前の震災は「それまでの人生で遭遇した最も大きな自然災害」だったわけで、
備忘録がわりに書き留めておきたかったのである。

あの日はまだ状況がよくわからぬまま、このブログで状況報告だけした。
しかし、その後状況がわかってくるにつれ、ブログはあまり更新できなくなった。
福島原発の、刻々と事態が悪くなるニュースを毎日見てた時は、正直いって
「今この時のことを、“あの時は大変だった”と将来振り返れるんだろうか?」と思った。
このまま、何もかもがどんどん悪くなるような気がして、気持も沈んだもんだった。

2年後のいま、こうしてイ課長は生きている。普通に会社で仕事を続けている。
あの震災以後、行った海外出張の回数だって、すでに4回を数えてる。
こうしてみると「生活は元に戻った」と言っていいんだろう。

しかし元に戻ってない人たちもたくさんいる。
取り返しのつかないものを失った人たちもたくさん、たくさんいる。
そにて何より、あの震災で亡くなった方々がたくさん、たくさん、たくさんいるのだ。

この後、14時46分に会社では黙祷があるらしい。
イ課長としても、震災で亡くなった方々のご冥福を祈りたいのである。


 
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by tohoiwanya | 2013-03-11 14:40 | 日本でのオシゴト | Comments(0)
2012年 12月 08日

浅草での忘年会

また東日本にかなりの地震がありましたが、みなさま大丈夫でしたか?

東日本の住人は携帯の緊急地震速報の、あの音が完全にトラウマになってて
あれが鳴ると恐怖で身が凍って何もできなくなる。速報の意味がないかも(笑)。


                        はぁ…


今日は地震で精神的に疲れたから(電車も少し遅れた)、国内のハナシにしよう。

木曜の夜はイ課長勤務先企業の忘年会だったのである。
イ課長の会社があるのは去年の震災で大液状化大会が開催された浦安。
忘年会の会場は浅草。ずいぶん遠くでやるんだよ。

今年の忘年会が浅草だったのは理由がある。東京スカイツリー。
今年できたスカイツリーを眺め、浅草寺に参拝し、老舗の店でお座敷宴会という
趣向だったのである。ちなみに、イ課長が幹事をやったわけではない(笑)。

というわけで、まずは雷門。
昼間は観光客やら人力車やらゴッタ返してるけど、夜はのんびりムード。
あ、本日の写真は全部携帯で撮ってます。だからいつも以上にヘボ写真揃い。
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昼間は何度も来たことあるけど、考えてみたら夜の浅草寺ってのは初めてだと思う。
仲見世もすいてて、シャッターおろした店もチラホラ。ちょいと淋しい。
「これから忘年会だ、ウキウキ!」というより「・・・帰ろうか・・」と言いたくなる雰囲気(笑)。
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しかしライドアップされた五重塔は冬空に映えてキレイだ。
一応、家内安全を祈願して参拝したけど、その翌日に地震とはどういうことだ?
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宴会は明治3年創業の老舗天ぷら屋「中清」。
有名な店らしいけど、B級グルメ専門のイ課長にとっては初めて聞く店だ。
和風旅館みたいなつくりで、伝統を感じさせる。
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おお、何と。
スーパードライにこんな「スカイツリー・ラベル」があるの?!へぇ~。
そうか、浅草の川向こう、吾妻橋といやぁアサヒビールの本社がある場所だ。
スカイツリーも浅草も、アサヒビールの植民地ってわけだな?(笑)
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天ぷらはこんな感じ。
くもりガラス越しに撮った写真みたいで、いまいち美味しそうに見えないね。ごめん。
ちゃんと美味しかったよ。
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まぁこんな感じの忘年会だったわけですよ。
二次会もあったけど、イ課長はさっさと帰ってきたのである。

おっと、肝心のスカイツリーを忘れてた。
浅草からすぐ近くに見えるスカイツリーはこんな感じ。
東京タワーみたいに全面的に明るくなくて、モワッとしたイルミネーションだ。
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実は来年はイ課長が幹事みたいなんだよねぇ。
2007年に一度やったんだけど、また順番がまわってきてしまったらしい。
予算も少なくなったらしいし、来年イ課長に幹事なんかやらせると
幹事の個人的趣味でさくら水産での忘年会になるぞ。いいのか?(笑)
 

 
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by tohoiwanya | 2012-12-08 00:39 | 日本でのオシゴト | Comments(4)
2012年 09月 29日

インドへの道 その3

インドへの道は険しい。

いやもうきついっす。クタクタっす。
インド出発前に疲れて体調こわしそうッス。

インド出発は月曜の深夜、正確には火曜の0時20分なのである。
そこまで押し迫っているのに、やるべき準備はヤマのように貯まっている。
それなのに、なぜ木曜日に大阪まで出張なんてしないといけないんですか。
本日も土曜出勤しております。少し休ませてください。

ううう・・・問題山積のイ課長。
しかしその中でも重要な問題は荷物だ。
月曜の深夜に出発するってことは、イ課長は月曜に出社して、夜そのまま空港に行くわけだ。
ということは朝の通勤のときにあのゴロゴロスーツケースを…? むりむり。
あんなの転がしながらラッシュの地下鉄なんて乗れない。

しかもだ。
ご存知のように1日の月曜日は・・・台風だ。
非常に強い台風が本州を見事に踏んづけていくことが確実視されている。
そもそも月曜にちゃんと会社に出勤できるかどうかも危ぶまれる状態ではないか。

なんてひどい運命。インドへの道、険しすぎます。
ヘタしたら羽田から飛行機とばないんじゃないかという不安すらある。

今のところ、考えられる最上の策としては、明日の日曜日も出社することだ。
日曜のすいた電車で出社するときにゴロゴロスーツケースを持ってきてしまう。
そうすりゃ月曜は身軽になれるから、台風でも何とかなるのではないか?

しかし、あまりに忙しくて荷造りなんてまだ全然やってない。
今夜、ウチに帰ったらやるしかない。
そして、明日また会社来るのか…。

あーーーあ。
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すみません。疲れ果てたイ課長、本日の更新は単なるグチでした。
え?写真、これはね、大阪出張中に唯一撮った携帯写真なのである。
なんでこんなつまらないモノを撮ったのか、疲れてたから自分でもよくわからないのである。


 
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by tohoiwanya | 2012-09-29 18:09 | 日本でのオシゴト | Comments(4)