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2009年 08月 31日

オオカミ少年・イ課長

今回(と言っても、すでにあれから3ヶ月以上経ってしまったが…)のパリ旅行では
イ課長は「観光客でゴッタ返して行列だらけ」みたいな超有名観光スポットには
行かなかった…と書いた。だからルーブル美術館にもベルサイユ宮殿にも行かなかった…と書いた。

だがそれはウソだったのだ。
実はイ課長はベルサイユ宮殿には行ったんだよ。へへへ。有名な鏡の間の写真も撮ってきた。
どうよこの豪華絢爛ぶり。さすがベルサイユ宮殿だよねぇ。意外に観光客が少ないでしょ?
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…と、ここまで読んで「なんだ、イ課長は実はベルサイユ行ったんじゃん、ウソつき!」と思ったアナタ。
アナタはだまされやすいです(笑)。上の写真がベルサイユ宮殿というのは大ウソです。

じゃ、この写真はドコで撮ったのだ?というと、実はパリ・オペラ座なのである。
ルーブルにもベルサイユにも行かなかったイ課長だが、やはりオペラファンとしては
オペラ座だけは行ってみようと思った。ここは公演のない昼間でも入場料を払えば内部を
見学できるようになっているのだ。

オペラ座には5月20日の水曜日に行った。
月曜はアミアン、火曜はシェルブール&ドゥーヴィルと遠出が続いたから、水曜は
パリ市内にじっくり腰を落ち着けてあちこち見る日ってことにしてたんだよ。

しかしまぁ、パリ・オペラ座、別名オペラ・ガルニエ(ガルニエさんっていう人がここを設計したらしい)
さすがに大したもんだ。上演されるオペラはちっとも有名にならないが(笑)、建物だけは有名。
というより、オペラ座といえばエッフェル塔や凱旋門に次いで、パリを象徴する
建築物アイコンだと言える。パリ・オペラ座の写真ってよく見たもん。

遥か昔、バブル期と言われた頃にイ課長は仕事で広尾にある仮設レストランの経営者に
会ったんだけど、その仮設レストランっていうのがパリ・オペラ座を模した店だった。
内装はペンキで描いた、今思えばヒドすぎる店だったが(笑)。あれから約20年。
とうとう本物を見る機会に恵まれたわけだ。
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入場料を払って一歩中に入るとその豪華絢爛な内部装飾に圧倒される。
すっげーー。こりゃ確かに、演じられるオペラより建物の方が立派かもしれない(笑)。

中でも圧巻が劇場のロビー…といっていいのか、ベランダに面した大広間だ。
最初にベルサイユ宮殿とウソをついた写真がココなんだけど、まぁとにかくスゴい。
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ボックス席を少しだけ観光客に公開して劇場内を見られるようになってる。
うーーむ…床も椅子もすべて赤と金で統一してる。そういやプラハの国立オペラ劇場も
椅子や絨毯は赤だったっけ。やっぱオペラ劇場つうたら赤だよな、アカ。
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天井を見上げるとシャガールの天井画がどっかーーん。
この天井画といい、シャンデリアといい、もう何から何まで豪華絢爛。あーすげぇ。
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観光客でゴッタ返すベルサイユまで行くのはオックウだから、もっと手軽なところで
絢爛たるバロック建築の粋を味わいたいという人にはオペラ座は断然お勧めだ。
言うなれば「なんちゃってベルサイユ」とでも言うか…(笑)。とりあえず華麗な装飾の洪水を
満喫できるし、何よりベルサイユよりはずっと観光客が少なくて観やすいし、
しかも日本に戻ってから「ほら、これ、ベルサイユだよ」とウソついて写真を見せれば
信じる人がけっこういるんじゃないかと思う(笑)。



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by tohoiwanya | 2009-08-31 01:43 | 2009.05パリ旅行 | Comments(4)
2009年 08月 28日

シャルトル大聖堂 -その3-

さて。
シャルトル大聖堂見学“午後の部”のメインは「塔のぼり」なのである。

ゴシック教会というと高い塔が付き物だけど、その塔を観光客に解放している例も多い。
パリもアミアンもそうだったし、このシャルトルもそう。
シャルトルの場合、不ぞろいな2本の塔のうち、向かって左、高い方に登れる。これね。
アミアンでも登りたかったんだけど、塔のオープン時間に合わなかったのだ。
シャルトルでは登ってやろうじゃないのよ。
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ただし、登るためには金を取られる(笑)。5ユーロくらいだったか…安くない金額だった。
せっかく教会は入場料ナシなのに塔だけ有料って、どういう了見だ?
プラハの聖ヴィータ聖堂なんて教会も塔もタダだったのに。セコいぞ!フランス人!

…まぁいい。金を払って登ってみる。
教会の塔っつうと、おなじみの永遠に続くラセン階段登りだ。プラハでも登ったっけなぁ…。
これ登ると、足腰が疲れることよりも、とにかく目がまわりそうになっちゃうんだよね。
フと上を見る。これから自分が登る階段の裏が続いてるよ。ちぇっ。
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途中の小窓から外を見る。おお、もうフライング・バットレスより高いぞ。
しかし、これでもまだ半分くらいしか来てなくて、最終的にはこのロクショウ色の
屋根を上から見下ろすくらいまで登らなきゃいけないのだ。けっこう大変なのだ。
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なおも登り続けること数分。やった。ついに登頂に成功したぜ。ぜいぜいぜい…。
いやー…さすがにいい眺めだ…と言いたいところなのだ…が。

実はこの時、イ課長はけっこうコワかった(笑)。
だってあんまり手すり…というのか柵というのか、とにかくそれが高くないんだもん。
柵から身を乗り出すとそのまま落ちそうでとにかくオッカナイのだ。
自分の頭の上までフェンスがあるような、たとえばエンパイア・ステートビルの屋上なら
全然コワくないんだけど、シャルトル大聖堂はコワかった。

昔、ローテンブルクの市庁舎の塔に登ったときも柵がすごく低くて、ちょっとでも
身を乗り出すと落ちそうでおっかなくてしょうがなかったことを思い出すよ。
小柄な人にはムネくらいまである柵もイ課長にとってはコシくらいの高さ。
オジギしたらそのまま落ちそうだ…というオッカナサがあるんだよね。
え?イ課長は高所恐怖症だ?うるせえな!

写真を撮ろうとすると「うっかりカメラを落っことす恐怖」で手が汗ばむ(笑)。
ううう…こええ。こええけど、せっかく登ったんだからがんばって写真を撮ろう。
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この高さからだと、おなじみガーゴイルどもの背中がよく見える。
こうやって背筋?にそって水を通すミゾが掘って口につながってるんだな。
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おお、あっちにはシャルトルの駅が見える。シャルトルってこうして見ると
ほんとに田舎町なんだなぁ。
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このアングルから屋根を撮ると「真上から見たら十字架」っていう建物の構造が
非常によくわかる。いまイ課長がいるところがちょうど十字架の足の部分ってことだ。
さっきは目の高さだったロクショウ色の屋根を今や見下ろしてるわけだ。
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さて、そろそろパリに帰る電車の時間を意識しなきゃいけなくなってきたし、
地上に戻って、シャルトル大聖堂に別れを告げるとするか。


…え?イ課長は高所恐怖症だから、とにかく下に降りたかったんだろうって?
ちちちち違わいッ!!


 

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by tohoiwanya | 2009-08-28 05:07 | 2009.05パリ旅行 | Comments(0)
2009年 08月 26日

シャルトルでのランチタイム

大聖堂の方にブラブラ戻る途中、テラス席のカフェで昼メシを食うことにした。
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この店は前菜+メイン、もしくはメイン+デザートで13.5€…まぁここにしてみるか。
黒板に書かれた手書きのメニューに関してだけは、もうフランス語なんてこわくない(笑)。
イ課長が席につくと、さっそくウェイター氏が来たぞ。

ウ「ボンジュール ムッシュー」
イ「ボンジュール、あー…トマーテス…ア……ラ…ンティボアズ…」

前菜は1種類しかないんだから、これは通じた(笑)。
トマーテスっていうからには、何かトマトを使った料理が予想される。
問題はメインだ。これはROGNONSかPOULET のどっちかを選ぶっぽい。

スペイン語で鶏肉は「ポロ」だったからPOULETってのはたぶんトリのことだろう。
でもROGNONSはゼンッゼン分からない。せっかくなら分からない方を食おうじゃないか。
イ「うー…ロニョ〜〜ン…ドゥ…ヴォウ…アラ…モウタ……ルデ…?」

…やはり料理名を読んで注文するのは無謀だった(笑)。
まぁいいの。ウェイター氏、わかってくれたんだから。
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ビールを飲みながらぼんやりと待つ。歩道にあるテラス席だからイ課長のそばを
いろんな人たちが通る。観光客…老夫婦…イヌを散歩させてる地元のおばちゃん…
そんな人たちを眺めながらシャルトルののどかな昼下がりを満喫するイ課長。
ああ出張じゃない海外旅行って何て素晴らしいんだろう(←こればっかり)。
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お、そんなこと言ってるうちに前菜登場。やっぱりトマトを使ってる。
上に乗ってるのは…食った本人にもよくわからない(笑)。何かのマヨネーズ和えを
トマトの上に載せたっぽいが…やっぱりよくわからん。
まぁ美味しかったからいいのだ。

ほどなくメインが運ばれてきた。ぬぬぬ?コレは何だ?やけにドロドロしたものが…
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立ち食いソバとさくら水産に詳しいB級グルメ・イ課長の乏しい料理描写力では
この料理の解説は手に余るものがあるが、それでも何とかやってみると…だね。

皿の手前の、黄色っぽいモテッとしたものはおそらくマッシュポテトと推定される。
ちょっとワサビ風味というかラディッシュ風味というか、そういう味が効いてて
うーーむ…初めて食う味だ。新鮮だ。なかなか美味しいよ。

さて問題はこの、薄茶色のシチュー状のモノだ。
イ課長の推定では何かの動物のコロコロした内蔵…砂肝という感じじゃないから
腎臓かなぁ?…とにかくそういう内蔵肉みたいなものとマッシュルームや何かを
クリームソースで煮込んだ料理なんじゃないかと思うけど、全く自信はない。

もし、このブログをフランス語が堪能な方が読んでいて、
上に載せた黒板の文字からどんな料理か推定できたら、ぜひ教えて欲しいのである。

内蔵系は嫌いっていう人も少なくないけど、イ課長はおおむね大丈夫だ。
かつて、スペインでは牛の脳と睾丸が入ったオムレツを食ったことがあるんだから
腎臓(かなぁ?)くらいなら全然オッケー。残さず食い尽くしたのでありました。

さて、腎臓(かなぁ?)シチューとビールで栄養補給もしたし、
ふたたび、大聖堂見学“午後の部”といきましょうかね。
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by tohoiwanya | 2009-08-26 00:06 | 2009.05パリ旅行 | Comments(4)
2009年 08月 24日

シャルトル大聖堂 -その2-

少しずつ夏カゼから回復しつつあるイ課長でござんす。

さて、シャルトル大聖堂訪問記の続き。
知らずにミサの最中に写真を撮ったことを反省したイ課長。
それならいったん外に出て、ミサが終わった頃にまた中を見学することにした。
どうせ時間はあるんだし、入場料はタダだから何度でも入れるし(笑)。

外に出て正面ファサードを見上げる。
うーむ…こうして見るとシャルトル大聖堂の正面って意外にスッキリしてるって印象だね。
他のカテドラルだと彫刻やら装飾やらがもっと高密度に詰め込まれてて、結果的に
圧倒的な装飾の重量感があるけど、シャルトルは割とスッキリ感があるというか…
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脇にはこんな日時計天使?もいる。
この天使さん、日時計を持つという自分の仕事があまり楽しくなさそうな顔つきだ(笑)。
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正面のスッキリ感とはウラハラに、教会の側面にまわるとそのフライング・バットレスは
一本(…と数えるのかな?)がやけにブ厚くてゴツゴツしてて重量感がある。
これがズラリと並んでるんだからすごい迫力。
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教会の裏の方にまわるとこんなノドカな光景が広がってる。
こうして見ると、シャルトルって実はけっこう田舎町なんだねぇ…。
地図を見ると、アッチの低くなってるあたりが旧市街の中心みたいだから、
とりあえず散歩しながらアッチの方に行ってみるか。
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大聖堂の裏手の道はどんどん下り坂になってる。
こういう、中世の香りを残すような魅惑的な路地がいっぱい残ってる。
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で、低くなったところにはチャンと川が流れてる。
これがまたやけに風情のある川で、ここだけ切り取るともうフランス革命よりずっと前、
中世そのままって感じがするよなぁ。
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橋の上から振り返ると、大聖堂からけっこう下りてきたことがわかる。
欄干に座って釣りをしてる人なんかもいて、のどかだねーー。
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さて、そろそろミサも終わっただろうから、戻ろうかな…いや、その前にどこかでメシを食うか。
キリスト昇天祭で祝日の木曜日。
田舎町・シャルトルはドコもカシコものどかな風景が広がる街だった。



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by tohoiwanya | 2009-08-24 00:45 | 2009.05パリ旅行 | Comments(2)
2009年 08月 19日

シャルトル大聖堂 -その1-

シャルトル大聖堂はフランスのゴシック大聖堂の中でも傑作のホマレ高い。
正面から見たところはこんな風に左右非対称のアンバランスな塔が二つ建ってて、
そんなに素晴らしいかなぁ?って気がしないでもない。実際、タテモノ外観の
壮大さとか重量感とかだったらアミアンやランスの方がスゴい。
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しかし、建物の中に一歩入るとソコは荘厳な宗教美の世界だ。
特に、ここのステンドグラスはその青色の美しさが「シャルトル・ブルー」と称されるくらいで
それはもう見事なものだ。
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天井や柱も他の大聖堂と比べると、どこか古びて黒ずんでるように見えて、歴史と時代を
感じさせるオモオモしさがある。本で読んだところだと、フランス・ゴシック教会で
建築や内部装飾、ステンドグラス等々が中世当時から最もよく保存されているのが
このシャルトルらしい。12世紀(か13世紀)から軽く800年の時を経て暗く黒ずんだ
天井ワキの華麗なステンドグラスの光が差し込むサマは実に美しい。
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これがシャルトルの交差廊の(たぶん)南向きのバラ窓。
パリ・ノートルダムと並んでゴシック教会の美しいバラ窓の代表格だよな。
何だかもう、光り輝く万華鏡を見ているような、ホレボレする美しさだったよ。

実はこの日(5月21日)はフランスは「キリスト昇天祭」っていう祝日。
シャルトル大聖堂でもちょうど午前中のミサをやってるとこだった。
今回の旅行では日曜に行ったパリ・ノートルダムとか、サンジェルマン・デュ・プレとか、
よく教会のミサにブチ当たるなぁ…と思いながら内部の写真を撮ってたら、オジイサン係員から
「写真はダメ」って注意された。

一瞬、外人観光客にワザと意地悪してるのか?と思ったけど、どうやらミサ中の写真撮影は
禁止なんだね。これがシャルトルだけのルールなのか、どの教会でもそうなのかはわからない。
しかし、パリではそんなことに知らずにミサ中も写真撮っちゃってたよイ課長は。
考えてみたら、他の国じゃミサ中の教会なんて入ったことないもんなぁ。
(あるいは、他の国はミサ中は一般観光客は入れないのかな?という気もするが)

「ミサ中は写真は控える」のが教会一般のルールだとしたら、気づかないうちに
イ課長はけっこう罪を重ねてきたことになる。これは申し訳ないことをした。

シャルトル大聖堂の周歩廊(内陣裏の、グルリと回れるところ)を歩いていくと
際立って美しい一角がある。ここは通称「柱の聖母」っていうらしくて、この小さな
祭壇に向かっていくつかのベンチが並んでる。教会の中のミニ教会みたいな感じ。
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「柱の聖母」の脇に例によってロウソクをともして寄付する場所があった。
長いロウソクは2€、短いのは1€。ミサ中に写真を撮っちまったイ課長は罪滅ぼしに、
フンパツして2€寄付することにした。
長いロウソクを手にとり、金属の貯金箱みたいなのに2€コインを入れる。
静かなシャルトル大聖堂の中にカチャンッ!…とイ課長のコインの音が響いた。
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by tohoiwanya | 2009-08-19 00:23 | 2009.05パリ旅行 | Comments(0)
2009年 08月 17日

SNCF(フランス国鉄)切符購入ガイド

さて、イ課長ブログはこれからシャルトル大聖堂訪問レポートが始まるわけだけど、
ついでだから、イ課長なりに編み出したフランス国鉄SNCFのチケット入手ガイドを書いておこう。
本人もまだよくわかってないけど(笑)、もしかすると誰かの役に立つかもしれんではないか。

今回、イ課長はSNCFのチケットは「行き(パリ発)は事前ネット購入」することを原則とした。
パリから行く以上、行きは必ず北駅とかモンパルナス駅とか、パリの大きなターミナル駅を
利用することになるんだけど、どうも調べたところだと、こういう大きな駅の切符売場は
気絶したいくらい長い行列だって話を聞いたんだよね。
(これは実際にはそうでもなかったけど、バカンス時期とかだとヒドいらしい)
フランス人は切符売場の職員と“相談”しながら、一人15分くらいかけて切符買うのは当たり前
らしくて、実際、それに近い連中は現地で目にした。ウン時間単位で(!)待つこともあるらしい。

ただでさえ初めて使う不慣れな巨大駅。コッチは切符売り場探しから始めにゃならん。
そのうえ何時間も長い行列だぁ?冗談じゃねぇ。イ課長は江戸っ子だぞ、気が短ぇんだぞ。
おフランス野郎どもの悠長な切符買いにつき合ってられっかいッ!!

というわけで、行きのチケットに関してはネットで買うことにした。
早めにネットで買うと早割で料金が半額近くになるというのもビンボ旅行者には大きな魅力だ。

SNCFのチケット購入サイトはここ。
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色づかいが派手だけど、内容は全部フランス語。わかりづらいことおびただしい。
フランス語のわからないイ課長が望みのチケットを購入できた理由の大半は運とカンだ。(笑)

パリからシャルトルまで行きたいのであれば、左の水色のトコのDépart(出発)にparis、
Arrivée(到着) にchartresって入力してダイダイ色のボタンをクリックするとこういう画面が出てくる。
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この中から乗りたい電車を選ぶわけ。ここまでならフランス語ダメダメでも何とかたどり着ける。
…が、行きたい駅のフランス語のスペルは調べなきゃならん。これもけっこう面倒。

他の電車に変更可能なチケットにするか(すると高くなる)とか、ダイヤが遅れた場合に
補償が効くようにするか(すると高くなる)とか決めるみたいなんだけど、この辺になると
正直言ってイ課長にもよくわからない。半ばヤケクソでクレジット決済画面まで
たどり着くしかないのだ。がんばれ!(なんてヒドい購入ガイドなんだ(笑))

切符の入手方法は

①チケットを郵送で送ってもらう
②予約証をプリントアウトし、現地で切符と引き換える
③チケットそのものをプリントアウトし、後は何もしないでそのまま乗れる

…のどれかを選択できる。日本じゃ①はダメだから、当然②か③になる。
プリンタさえあれば③がラクなんだけど、路線によっては②までしかないっていう
ケースがあって、パリ〜シャルトルの場合はそうだった。その場合は、表示された
予約証の画面をそのままプリントアウトしてフランスで切符と引き換えるわけ。
予約証をワードかPDFか、どちらでDLするかって選択画面があるから、これは絶対に
PDFにした方がいいと思う。ワードにするとフランス語のアクセント記号が文字化けして
あとで苦労する(←経験者)。

引き換えは当日でなくても、またドコの駅でも大丈夫だから、イ課長はシェルブールに行く時に
サン・ラザール駅でシャルトルへの切符を換えた。予約証を見せれば言葉がわからなくてもOKだけど、
引き換え窓口で予約したときのクレジットカードを見せる必要がある。

その点③はラク。PDFチケットなら、ソレさえあれば何もしなくていい。検札が来たらそれ見せて、
パスポートを見せればOK。下はアミアンに行ったときのPDFチケットね。謹厳実直なドイツDBの
チケットに比べると映画の広告なんかあって、いささかバカッぽい(笑)。
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シャルトル行きに選んだ電車はモンパルナス駅9:34発、シャルトル駅10:42着。
乗った電車はこれだ。正面から見るとボロそうだけど、車内は2階建のモダンな車両だった。
途中に白い模様のついた透明壁があって、その向こうは1等席。
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この、1等席と2等席がやや向こうが見えづらい透明壁で仕切られているということが、
帰路にイ課長の大ピンチを救うことになるんだけど、それはまた後の話。

退屈な車窓風景を見て(いや、キレイな牧草地帯や森が続くんだけど、単調で…)
シャルトル駅到着。着いたらすぐ午後のパリ行きの帰りの切符を買う。これも多少並ぶけど、
まぁシャルトルなんて(その点ではイ課長が行った他の駅も、だけど)しょせんは地方駅。
行列っつうてもそれほど大したことはない。

駅から観光客らしき連中がゾロゾロと歩いて行くから、そいつらの後をついて行けば
大聖堂に出るだろう。どうせこの街に来る観光客の目当てはソレしかないんだから。
お、早くも見えてきた。駅から近いんだね。
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というわけで、チケットの事前ネット購入でシャルトルに無事着いたイ課長。
ふんだんに撮った写真と共に、次回からシャルトル大聖堂訪問記が始まるざます。



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by tohoiwanya | 2009-08-17 00:22 | 2009.05パリ旅行 | Comments(4)
2009年 08月 14日

パリのパサージュはすてき

以前コタン小路のことを書いたとき、あそこがフランス語だと「パサージュ・コタン」って
名称であることも書いた。横丁とか細道ってな感じの意味なんだろうけど、パリで
パサージュというと、もう一つ重要な意味があって、それは日本でいうところの
「アーケード街」みたいなモノなんだよね。

ただ、パリのパサージュと日本のアーケード街は相当違う。
日本のアーケード街っておおむね最初は「細い道に面した商店街」だったのが、後に
屋根をつけて雨でも買い物しやすくしたっていう感じのところが多い(と思う)。
しかし、パリのパサージュは細い道に面してるんじゃなく、基本的には建物の中に作られてる。
建物の中なんだけど、そこだけ天井から日の光が差し込む構造になってて、上から見ると
どういう構造なんだろうと思うんだけど、もちろん上から見る機会はなかった(笑)。

大体は19世紀頃に作られたものみたいで、パサージュ・ナントヤラっていう場所が
パリには20カ所弱、残ってるらしい。このパサージュを都市建築論的なものの
研究対象にする人も多いらしくて、こんな本もある。パリのパサージュっていうのは
どうやら非常に“通好み”のスポットみたいだ。

パリ初訪問のイ課長はもちろん“通”のわけはないんだけど、偶然&幸運なことに
泊まったホテルがちょうど通りをはさんで3つのパサージュが連なる場所にあったんだよ。
メトロの駅から、パサージュを通るのがホテルに戻るための近道でもあった。だから
期せずしてパサージュを何度も歩くことになり、何度もあるいているうちに、パサージュの
あのたたずまいがすっかり好きになっちまった。
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上はパサージュ・パノラマ。
ここはカフェやレストランが多くて、夜なんか、もう実にいいムード。
奥の方までブラブラ歩いてると、あるレストランが1卓だけテーブルを通路に出してて、
そこでカップルが優雅に食事してる。うーーーむ…絵になる。くそ、パリめ。
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パサージュ・パノラマから通りを一つ渡ると、そのままパサージュ・ジュフロワがある。
パリのパサージュを代表する存在らしいんだけど、ここがまた素敵でさぁ…。
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ここはパノラマに比べると中の店舗も少しバラエティに富んでる。
上の写真の方向にまっすぐ進むとドン詰まりにホテル・ショパンなんてのがある。
あああ!ここに泊まってみたかったぜ。
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しかし、実はこれはドン詰まりじゃなくて、パサージュはここでカクっと曲がったり
階段を上ったりしてなおも続いていく。そして、また通りに出て右前方を見ると、そこにイ課長の
宿泊ホテルがある、という寸法なのだ。そう考えるとあのホテルの立地は最高だった。

ジュフロワには「シネドク」っていう、映画関連資料の専門店として有名なショップがある。
ショーウィンドウはジャック・タチの「ぼくの伯父さん」資料が並んでるよ。
好事家にはたまらんだろうなぁ。
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こんな感じで、ちょっと入ってみたいな…という気にさせる店がいっぱいある。
もっとも、イ課長はソコを何度も通ったっていうだけで、結局パサージュの中の店で
何かを買ったり食ったりすることはなかったんだけどね。

いやぁ…パリのパサージュはホントに雰囲気があってイイよ。
「パサージュめぐり」のためにパリに行く人がいても全く不思議はない…つうより、
イ課長自身、ヒマとカネがあればそうしたいくらいだ。
モンマルトルの方に行くと、今やインド系移民経営のインド料理屋だらけになった
パサージュなんてのもあるらしい。うはーー!行ってみてぇーー。
 


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by tohoiwanya | 2009-08-14 02:55 | 2009.05パリ旅行 | Comments(0)
2009年 08月 12日

ギュスターヴ・モロー美術館

今度はチャンとパリにある美術館だからね(笑)。

今回はルーブルとかオルセーとか、メジャー系美術館には全く足を運ばなかったイ課長も、
マイナーな、このギュスターヴ・モロー美術館には行ったのだ。要するに個人美術館。
まぁモローっつう画家自体がモネだのルノワールだのに比べりゃややマイナーだよなぁ。

モローっていう人は…なんていうかなぁ…非常に耽美的な画風で知られる。
一番有名なのはチョン切られた洗礼者ヨハネの生首が宙に浮かんでるのを見て、
サロメがアヘアヘ言ってる「出現」っていう絵だろう。ただし、この美術館には「出現」はない。
下はネットで拾ってきた「出現」の画像なのである。
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ただ、イ課長がギュスターヴ・モロー美術館に行ったのは絵を見たかったってのもあるけど、
それと同じくらい建物を見たかったからだ。
実はこの美術館はモローの私邸なんだよね。彼の住んでた家やアトリエがそのまま
美術館になってる。メジャー系美術館に比べると観光客も少なくてイイ感じだった。

中に入るとまずモローの書斎がある。
うーむ…まるでついこないだまで使われていたようなたたずまいだ。
今や誰にも使われなくなったデスクをカーテンごしの柔らかな光が照らす。
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展示されてる絵の数たるや、すさまじい密度だ。
油絵だけでも壁じゅうにギッシリ飾られてるし、素描や下絵みたいなヤツは
大型の専用展示バインダー?にとじてあるヤツを1枚ずつめくって鑑賞するんだからスゴい。
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おお、モローが愛してやまなかったサロメの絵があるぞ。
よーっぽど好きだったんだろうなぁ。
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これだけギッシリとたくさん絵があると、「あの1枚が印象に残ったワ」なんて
悠長なことは言ってられなくなるんだけど、この美術館を訪れたモノ好きな観光客&美術ファンに
「これだけは絶対に強烈な印象で忘れられない」と言わせるモノが、ひとつある。
それは何かというと、実は絵じゃなくて、このらせん階段なのだ。
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このらせん階段はすごいインパクトがある。
今までの人生で相当の数のらせん階段を見たり上ったり降りたりしたはずだけど、
これほど妖しい存在感を放つらせん階段なんて見たことがない。
コレだけでも世界遺産にして保存したくなるくらいの、素晴らしい出来だ。
このらせん階段を見るためだけでもこの美術館に行きたまえ、とイ課長は言いたい。

古今東西の名画で埋まり、観光客でゴッタ返すルーブルもいいけど(行ったことないけどさ)
もしパリに行く機会があったら、画家自身の私邸を美術館にしたこのギュスターヴ・
モロー美術館もお勧めざますよ。




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by tohoiwanya | 2009-08-12 01:34 | 2009.05パリ旅行 | Comments(4)
2009年 08月 10日

ペルガモン美術館

パリのペルガモン美術館?そんなのあったっけ?
…と思ったアナタ。アナタは正しい(笑)。

ペリガモン美術館はベルリンにある。
さよう、今日はトツジョとして2008.09ドイツ出張ネタなのである。

何でまた急に?  理由は二つある。

5月のパリ旅行記はまだまだ続く。書いてないネタはワンサとある。
大体、肝心のシェルブール訪問記すらまだ書いてないではないか(笑)。
この調子だとパリ旅行記はまだまだ続く。読む方も飽きるだろうからタマには気分を変えて、
別の国のことでも…というのが理由その1。

理由その2は今年の海外出張がいよいよ現実味を帯びて迫ってきたからだ。
イ課長は今年も90%の確率で海外出張がある。
イ課長は今年、75%の確率で海外出張がふたつある。
出張準備期間や「年末は避ける」っていう条件を考え合わせると、もう必然的に
海外出張その1は10月、その2は11月ということにならざるを得ない。

パリ旅行記を書き尽くさないうちに10月の海外出張…ということが十分あり得る。
そんなー、去年の出張ネタだってまだ書き尽くしたとは言えないのに。
…というわけで、せめて去年の出張ネタは書き尽くしてしまおうと思ったわけ。

さて、そういうわけで、ベルリンのペルガモン美術館だ。
この美術館は世界遺産にもなってるベルリンの博物館島にある。
ネフェルティティを見たアルテス・ミュージアムの裏にあるんだけど、
このペルガモン美術館、あるガイドブックに「博物館島で1つしか見る時間がなかったら
迷わずココを見るべし!」と書かれていたくらいの立派な博物館なのだ。

陳列品は主に古代ギリシャとか中近東とかの美術品やな。
イ課長の得意分野とは言い難い(笑)。しかし「迷わずココを見れ!」と書いてあった
くらいだからとりあえず見に行ったわけだ。

ココの何がスゴいって、その陳列物のスケールの大きさだ。
こんな感じで彫刻だけじゃなく建物そのものも持ってきちゃってる。
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しかしこういうのって何だかなー…。以前に大英博物館を見た時も思ったけど、
こういうのを見るとイ課長は「盗品陳列所」という言葉が必ず浮かんでくる。
しかも首飾りや彫刻をカッパラッてくるっていうレベルじゃないもんな。
すごい労力と時間とカネをかけて建物ごとカッパラッてくるというその執念には
毎度のことながら呆れる。

この博物館の最大の呼び物はコレだ。
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コレは…たぶんギリシャだかドッカにあった古代の神殿みたいなモンなんだろうな。
このミニチュア展示だけなら別にドウってことはない。
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しかし、それがこうしてドカーンと実物展示されるとさすがにスゴい。
コレが元はドコにあったものかよく知らない。しかしコレだけのものを元あった場所から
解体して船に積んでわざわざドイツまで運んでこようと思うかね?

まぁもちろん、一応は正当な手続きを踏んで持ってきたんだろうから(ここまでデカいと
ちょっとクスネるというわけにはいかない)盗掘と言ってはいけないんだろうが。

何だかなー…まぁいいけどさ。
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ペルガモン美術館にはこんな耳をポリポリ掻いてる犬の彫刻もある。
イ課長としてはコッチの方が好きだな。
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博物館島にはベルリンの山手線みたいなのが通ってて、ちょうどペルガモン美術館の
裏が線路になってる。線路側の展示室に行くと時々電車の音がガタガタ聞こえる。
このカラカラ帝の彫刻も、まさか自分が線路ワキの展示室に置かれるとは思わなかっただろうなぁ…。



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by tohoiwanya | 2009-08-10 01:51 | 2008.09ドイツ出張 | Comments(0)
2009年 08月 07日

ギャラリー・ラファイエット

ご婦人のパリ旅行だと、現地でのショッピングが重要な旅行目的の一つになることは多い。

バブル期にはパリの有名ブランド店に日本のネーチャンたちがシロアリのように群がり、
帰国後は買い物自慢に明け暮れる…なんて話はよく聞いたもんだ。
下はたまたまシャンゼリゼ通りで見かけたルイ・ヴィトンの…これ、本店かな?
あまり趣味のイイ店構えとは思えないけど、店内を覗けば今でも日本人女性観光客が
ウジャウジャいるんだろうなー(覗かなかったけどさ)。
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元々、イ課長は海外に行って買い物に燃えるというタイプでは全然ない。
トホ妻が一緒なら、多少はショッピングにつきあうこともあるけど(まぁトホ妻の
カイモノ欲もフツーに比べりゃかなり低いと思うが)、今回はオッサン一人旅だし
ごくわずかな土産物以外、ショッピングなんてものとは無縁の旅行だった。

だが…ここから今日の記事は本題に入る。
そんなオシャレな買い物とは無縁のイ課長でも「パリに来たんだから、ココは一度
覗いてみようかな…」と思った有名デパートがある。

パリのデパートとくりゃ、ギャラリー・ラファイエットかプランタンが有名だけど
イ課長としてはギャラリー・ラファイエット本店の絢爛豪華な吹き抜け天井ってのを
見たかったから(要するに商品には興味がないらしい)前者に行ってみた。
ギャラリー・ラファイエット本店はホテルからも徒歩圏内で近かったんだよね。

これが外観。
まぁ特にどうってことないよね(笑)。この、赤いマフラー?をぐるぐる巻きにして
ライオンを抱えた女性モデルの写真はパリ滞在中、あちこちでイヤッてほど見たなぁ。
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日本のデパートもそうだけど、ギャラリー・ラファイエットも新館だとか
グルメ専門館だとか、いろいろ建物を作り足してるからどうもよくわかんない。
これはグルメ館に入ったトコだったんだけど…ふぅむ…これまた特にどうってことはない。
高級スーパーの食品売り場って感じだよね。
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おお、しかしこれはカラフルな陳列だ。パリらしい、おしゃれな商品陳列と言うべきか。
同じクッキーの色違いをこれだけ豊富に品揃えしてるってのもすごい。
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…実はこのクッキーの写真を撮ったら、売り場の東洋系のオネェチャンから
「店内での写真撮影ダメです」と言われてしまった。いやもちろん正確には
何て言われたかわかんないけど、そういう趣旨だったことは間違いない。

あらま、それは申し訳ない。ごめんちゃい。
しかし写真が撮れんとなると、コッチは買い物したいモノがあるわけじゃないから、
店内にいても特にすることもない(笑)。しょうがない、出るか…あ、いや待て、
吹き抜け天井だけは見たかったんだけど、ドコなんだろ?

うわーーーーあった、これか。
いやーこりゃさすがにキレイだ。1枚だけ写真撮っちゃえ。ぱちりッ。
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まさに豪華絢爛とはこのこと。アール・ヌーボーっぽいデザインだから、おそらく
この建物自体が19世紀末か20世紀初め頃に出来たんじゃないかなぁ?
また「写真はダメです!」なんて店員に怒られるといけないから、上の写真を撮った後は
カメラをバッグにしまい、ソソクサと店を後にしたイ課長なのであった(笑)。

イ課長のパリ・ギャラリー・ラファイエット本店での体験はこういうことになる。
店内滞在時間:推定約10分。
消費金額:0ユーロ

イ課長にパリの素敵なショッピングの話を期待してはいけないのである。



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by tohoiwanya | 2009-08-07 00:04 | 2009.05パリ旅行 | Comments(4)