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2009年 10月 31日

サン・マルタン運河というところ

唐突にパリ旅行記の続きを再開するのである。

出張と違って、旅行だと全日程がほぼすべて自分の好きなコトによって埋まる。
だからネタも多くなる。まだ書くことがいっぱい残ってんだよーーー。
やっと着手したばかりのシンガポール出張報告もあるし、その上11月には新たな海外出張報告が
加わることを考えたら、少なくとも来年まではネタの枯渇に困ることはないか(笑)。

さて、パリだ、巴里。
ギュスターブ・モロー美術館オペラ座を観光し、バスティーユ広場でパリ行く人々を
定点観測したイ課長は、そのままぶらぶらとサン・マルタン運河方向に歩いた。
この日はとにかく天気が良かったんだよねー。

サン・マルタン運河って、今回イ課長がパリで最も気に入った場所の一つだ。
パリの東の方をセーヌ川から北に伸びる運河なんだけど、周辺の感じがもう実にイイ。
イ課長は見てない「アメリ」って映画の中で、主人公が川で水切り遊びをする場面が
あるそうで、その場面が撮影されたのがこのサン・マルタン運河(らしい)。

この辺はモンマルトルの丘にも近くて、パリの中では“下町”と言えるエリアだ。
その真ん中にマンマンと水をたたえた運河があって、途中にいくつも太鼓橋がある。
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運河の両側はまさに絵に描いたような「パリ市民の憩いの場」という風情だ。
時間はちょうど昼過ぎだったんだけど、学生なんかが運河の堤防に座ってみんなで
メシを食ったりしてる。
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うーーーん…実にイイ雰囲気だ。イ課長も今日のランチはカフェとかじゃなくて、
このサン・マルタン運河の堤防で食うことにしよう。

サン・マルタン運河はかなりの高低差のある地形に作られてるらしくて、何カ所も
水位調節用の水門がある。ここを通る船は必ずこの水門で一時停止するわけだ。
お、太鼓橋の向こうから運河クルーズの遊覧船がやってくるではないか。
観光客をいっぱい載せた遊覧船がのんびりと水門で“上昇”するのを見るのも楽しいね。

こうやって、いったん船を水門で停めて水位を調節する。
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これから進もうとするところと水位が同じになったところで水門がギーーー。
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はーい、行ってらっしゃーーい。パリの下町を抜ける運河クルーズもオツだねぇ。
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サンサンたる陽光の下、パリの下町を流れるサン・マルタン運河のほとりで昼食。
イ課長が近くのスーパーで調達した食材は以下の通り。
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小さい方がマカロニサラダみたいなもの。
大きい方がチキンの入った野菜サラダ。
そしてもちろん、真っ昼間から大量のビールなのである当然なのである(笑)。

運河べりにはアッチでもコッチでもパリっ子たちがゴロゴロしたり、しゃべったりしてる。
うーむ…ここでまた定点観測してみようかな。

というわけで次回は「パリ行く人々定点観測シリーズ」第2弾、サン・マルタン運河編でござんす。



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by tohoiwanya | 2009-10-31 01:02 | 2009.05パリ旅行 | Comments(2)
2009年 10月 29日

シンガポールのMRTに乗ってみよう

シンガポールは全体的にそうだけど、MRTにおいても統制と管理は厳格なのである。

可燃性のガスや液体を持ち込んだら5000S$(約33万円)、タバコ吸ったら1000S$(7万円弱)の罰金…
…は、いいとして、飲み食いなんてしようもんなら500S$、約3万円の罰金だぞてめぇ。
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暑い国だし、日本的感覚ならペットボトルで水やお茶飲むくらいはアリだろうと思うけどダメ。
ただ、これに関しては同じように暑い台湾の地下鉄もダメだった。台北の地下鉄の駅でペットボトルを
グビッと飲んだだけで係員に注意されたことがあるのだ、イ課長は(罰金はとられなかったが)。

そういう意味じゃ地下鉄の中で水や茶やジュースを飲み、パンを食い、ヒドいやつになると弁当まで食い、
バカオヤジがワンカップを飲み、クソブスがニチャニチャと化粧をする日本の地下鉄の中が
アジアにおいては例外的にユルいと考えるべきなのかもよ。

さて、シンガポールのMRTに乗るためにはまず切符を買わなければならない。当たり前だ。
だが、先進国シンガポールでは紙製の、磁気タイプの切符なんてものはすでに存在しないのである。
全部プラスチック製のタッチ式カードだ。1回乗車券でもsuicaと同じ方式なわけ。

切符はこの自動販売機で買う。
左下の画面にタッチして「1回乗車券」ってところを押し、行きたい駅のところを押す。
すると料金が表示されるから入れればいいんだけど、大きい紙幣は使えないから注意。
その時点では乗車料金にカード代1S$が上乗せされているのである。
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で、そのカードで改札を抜ける。
右側の、カードの絵のあるところにカードを当てると赤いゲートがゴトンと開くという寸法。
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路線が5つも6つもあるわけじゃないから、中に入ればそう迷うことはない。
乗りたい路線の色と、行きたい方向の終点の駅を覚えておけばまず大丈夫だよ。
(…と言っておきながら、イ課長は一度電車を乗り間違えた大ヴァカ者なのだが)
地下鉄形式の駅は全部こうやってホームドアがある。近代的だねぇ。
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さて、降りる時だ。
降りる時も改札で同じようにタッチして出ればいいんだけど、問題は買った時に上乗せされてた
カード代の1S$。このデポジットを返してもらわないといけない。

で、降りた駅でフタタビ自動販売機の前に行き、「払い戻し」っていうのを押して
カードを差し込むと、コロンと1S$硬貨が戻ってくるというわけ。
1S$といえば70円弱。一日に何度も乗るんだから積み重なればバカにならない金額だ。

しかし乗るたびにいちいちこんな面倒なことやってられない。
イ課長は江戸っ子なのである。気が短くてセッカチなのである。
現地の人みたいにチャージできるカードを使う手もあるけど、5S$のカード代は
返してもらえないから短期滞在の外国人には向かないんだよね。

そういうニーズに応えて、シンガポール・ツーリスト・パスというのがある。
これは1日・2日・3日乗り放題期間を選べるパスで、3日が過ぎると普通のチャージ式カードとして
使えるというスグレモノ。イ課長も3日カードを買って現地ではこれを使った。
(どの駅でも買えるわけじゃなさそうだから、事前に確認してネ)
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ただし、このツーリスト・パスにも10S$のデポジットが加算されてることをお忘れなく。
この払い戻しは5日以内にやらないといけない。
イ課長は月曜日にこのチケットを買い、金曜日に帰国するときのチャンギ空港駅で
10S$と使い残しのお金を払い戻してもらったのである。めでたしめでたし。

…本日のイ課長ブログはまるで「地球の歩き方-シンガポール編-」みたいだな(笑)。
 いや、でもね、慣れると実に快適・便利・安全な交通手段だよシンガポールのMRTは。 



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by tohoiwanya | 2009-10-29 00:01 | 2009.10シンガポール出張 | Comments(2)
2009年 10月 27日

シンガポールの車窓から

シンガポールっていう国は日本の淡路島くらいの面積しかない。
面積の小さい国だから「世界の車窓から」的な鉄道の旅とは無縁かと言うとそうでもない。
シンガポールにはMRTっていう鉄道網があるんだよね。
鉄道網っていっても、日本の距離感覚でいえば市営地下鉄路線くらいの距離感覚に近いかな。

このMRTには到着初日、チャンギ空港からホテルまで乗ったのを皮切りに、
シンガポール滞在中何度乗ったか数えきれないよ。
3つの路線に加えて建設中の黄色い路線(下の路線図には描かれていない)を加えて計4路線ある。
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MRTに乗って最寄駅まで行き、そこからタクシーに乗ってさらに不便なところまで行くというのが
今回のシンガポール出張における基本的パターンだったな。

シンガポールは全体的にキレイな国だったから、MRTの中もすごくキレイで治安の悪さを
感じることなんて一度もなかった。他の国みたいにいきなりストリートミュージシャンが乱入して
小銭をセビるなんてこともない(笑)。

下はチャンギ空港駅。
シンガポールに着いた外国人の多くはこの駅を最初に見るわけだけど、実にキレイだ。
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車内はこんな感じ。
この写真じゃけっこう空いてるけど、朝夕の通勤時はかなり混むでーー。
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実際の車両の外観はこんな感じだ。
暑いシンガポールにおいては冷房完備のMRTはある意味オアシスとも言える。
駅も冷房が効いてるし(地下にある駅はね)、暑さにウダッたら、とりあえずMRTに逃避しよう。
ちなみに、車両は全部日本の某重工業製らしいよ。
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「世界の車窓から」シンガポール編。
次回はチケットの購入とか、旅行者に便利なパスとか、もう少し実務的なコトについて
情報提供しようと思うイ課長なのである。
 
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by tohoiwanya | 2009-10-27 00:01 | 2009.10シンガポール出張 | Comments(0)
2009年 10月 25日

世界三大がっかり

「世界三大がっかり」としてチマタで言われるもの、候補がけっこう分かれる。
イ課長が知ってる範囲では

①コペンハーゲンの人魚姫
②ブリュッセルの小便小僧
③シンガポールのマーライオン
④シドニーのオペラハウス
⑤ドイツのローレライ

…という、この5つの中から任意?の3つが選者の“好み”によって選ばれるようだ。
多くの場合、①と②は固定している。いうなれば不動の地位というところか。
3番目をドレにするかで意見が分かれるようだな。

去年までのイ課長はこのドレも見たことがなかった。
世界3大がっかりとは無縁の、幸福?な海外探訪生活を送っていたわけだ。

だが、イ課長は去年10月のドイツ・ブリュッセル出張で②を制覇し、そして
こないだのシンガポール出張では当然のごとく③を制覇してきたのである。
今や世界三大がっかりのうちの二つを制覇…どうだすごいだろう、うらやましいか(笑)。
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去年、ブリュッセルで見た小便小僧には確かにがっかりした。
「ええ?こんなに小さかったの?」と思ったさ。実物大の幼児くらいの大きさと
思い込んでたけど、実際にはもっとずっと小さいんだよね。
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しかも、給水用のホースがケツに突き刺さっている姿がなんというか…
身体の中に送水管を通すことが技術的にそんなに難しいとは思えないんだけど、
何だってまたこんな、大腸内視鏡検査みたいなスタイルにしたんだろうか?

さて、そしてシンガポールのマーライオンだ。
ただねぇ、マーライオンに関してはどうもよくわからない部分が多かった。
「以前とは場所を移設して立派になった」なんて話もあって、昔とはサマ変わりしたみたいだし
大体、シンガポールにはマーライオンが大小合わせて5つもあるとか…どうなってんだ?

一応、海に向かって水を吐いてるコレが“本家”らしい。
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実際に行ってみると…うーん…別にそれほどがっかりって感じじゃないよなぁ。
ポンプが故障して水を吐かなかった時期もあるらしいけど、今は水も盛大に吐いてるし、
シンガポールの高層ビルを背景に写真を撮れるような遊歩道が整備されている。
これなら観光名所としてまずまずなんじゃないの?がっかりを期待していくと、逆にがっかりだ。

がっかり度が減じた理由としては場所の移設が大きいと思われる。
昔のマーライオンって、陸から見ると背中しか見えなかったらしいんだよね。
水を吐いてるところは海から、船に乗って見るしかなかったらしい。
確かに背中しか見えなきゃ、何のために来たんだと思ってがっかりするわなぁ。
設置場所を移し、さらに遊歩道を整備したことは重要な改良だったと言える。

だが、イ課長にはもっと根本的な疑問がある。
このマーライオンは最初の、オリジナルのマーライオン…つまり「マーライオン1号」なのだろうか?

この疑問が生じた理由は、マーライオンの後ろにもう一匹マーライオンがいたからだ。
二匹の位置関係はこうなる。この、後ろにいる小さい方のマーライオンは何なのだ?
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海に向けて盛大に水を吐いているマーライオンに比べて、こっちの方はものすごく小さい。
しかもその水の吐きっぷりのショボさときたらどうよ。もうちょっとどうにかならんのか。
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ここで大いなる疑念がわき上がる。
ひょっとするとマーライオンって最初はこの小さいヤツだったの?こっちが「マーライオン1号」だったの?
確かにコレはショボい。これなら見る者の心に激しいガッカリ感を喚起するに違いない(笑)。
特に顔がイカンよな。ゴジラの息子・ミニラそっくりではないか。
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これについてはWikipediaも調べてみたけど「本家の後ろにあるミニマーライオン」としか
書かれてなくて、由来はよくわからない。なぜここに置かれているのかも不明。

このミニマーライオンが海に向かってチョロチョロと水を吐いていれば、
世界3大がっかりの筆頭としてイ課長も迷わず推挙しただろうけどなぁ…。
大きい方のマーライオン(の本家とされるもの)に関して言えば、まぁ普通の観光名所だよ、うん。



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by tohoiwanya | 2009-10-25 01:40 | 出張・旅行あれこれ | Comments(0)
2009年 10月 22日

海外出張準備というもの

シンガポール出張から土曜日に戻り、日曜はヘタり、月曜からは早くも仕事。
くたびれてるから、最初の数日はのんびり出張精算でもして…

どころじゃねーよ!ったくもうーーーッ!!
会社に着いたトタン、さっそく11月海外出張の心配と手配でシッチャカメッチャカ。
いやー…日程計画を決める上できわどい決断を次々と処理することに追われて、
落ち着いてシンガポール出張の様子を書くヒマなんてありゃしない。

だから、今日はイ課長の海外出張準備について少し書くのである。

イ課長の海外出張では出張そのものよりも、そのための準備の方がむしろ大変。
何かの会議に出るとか、どこかの見本市に出席するとかっていう出張じゃないからね。

まったく予定のない海外出張。
これを最終的には「あちこち行ってきました」という出張になるようにしないといけない。
ああなんて恐ろしい作業なんだ。

そのためには現地の様々なヒトにコンタクトして訪問予定を作らないといけない。
要するに「アポとり」ってやつだわな。
今回のシゴトの主旨を説明し、訪問希望理由を説明し、希望日時をリクエストし…
しかも、その多くは外国人相手に、外国語でやらなきゃならないんだから気が遠くなる。

これが早めにキチッと出来てしまえばイイ。
しかし、実際は出発ギリギリまで流動的なスケジュールをあたふたと調整するという
状態が続くわけだ。

その流動的なスケジュールに苦しみながら、一方では飛行機やホテルや
現地移動手段等のチケットも手配しないといけない。
手配ったって、スケジュールはまだ完全に固まってないぜ?
いやしかしチケットは早めに取らないと。売り切れちまったら一巻の終わりだ。
早割で安いうちに切符は買っといた方がいいし、通訳サンだって早めに決めておかないと…

というわけで、結局はある時点で見切り発車的に決めざるを得ない。
まさに「えいや」の決断。「あーもう知ーらねッ」と言いながら決めるしかない(笑)。
その一方で流動するスケジュールの固定化の努力も続けなければならない。
固定化すれば、空いた日には新たなアポを申しこまなければならない…
新しいアポが決まれば、その訪問先までの地図や移動手段を確認しなければ…


あーーーーーーーーもういや!!!
11月の海外出張じゃ、絶対バリバリと観光してやるからな!!(←ややキレ気味)



というわけで、シンガポール出張報告とパリ旅行記の続きはもうちょっと待ってたもれ。
 




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by tohoiwanya | 2009-10-22 15:30 | 日本でのオシゴト | Comments(0)
2009年 10月 16日

ラッフルズ・ホテルのロング・バーで…

ある国・ある都市の名物があって、本場のソレを食ったり飲んだりするチャンスが出来たとする。
せっかく本場に来たんだから、なおかつその王道といえる店でそれを味わいたいと思わない?

たとえばウィーンのザッハ・トルテ。
イ課長は新婚旅行で、トホ妻と一緒にウィーンで本場のザッハ・トルテを食った。
しかも、それを「ホテル・ザッハーのカフェで食った」ということがちょっと嬉しさを増す要素になっている。
本場の、そのまた極めつけの店で味わうその街の名物というわけだ。

さて、シンガポール。
シンガポールに行ったら、この国の名を冠したカクテルである「シンガポール・スリング」を、
その発祥の地、ラッフルズ・ホテルのロング・バーで飲みたかった。

別にこのカクテルが特別好きというわけじゃない。
でも、せっかくシンガポールに来て、かの有名なラッフルズ・ホテルも近いのに(イ課長宿泊ホテルから徒歩圏)
そこでシンガポール・スリングを飲まないなんて、あとで後悔しそうだ。イ課長は「しなかったことを後悔するより、
してしまったことを後悔する」ことの方を迷わずに選ぶニンゲンなのである。

ラッフルズ・ホテルのロング・バーに行ったのは実は今日なのだ。
仕事が終って、5時半頃にぶらりと歩いて行ってみた。

ラッフルズ・ホテルといえばサマセット・モームの昔から世界のセレブが集う、伝統を誇る名ホテル。
そして、その2階にあるロング・バーこそシンガポール・スリング発祥の店として有名だ。
白亜に輝くラッフルズ・ホテルをうろうろ探していると…おお、あったぞ、ロング・バー。
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中はちょっと暗くて、天井では機械じかけのウチワがのんびりパタラン…パタランと動いて風を送ってくる。
うーむ…英国植民地時代をホーフツとさせる南国ムードが満ちておるのう。
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店名の由来にもなった長~いカウンターに座り、バーテンダーにシンガポール・スリングを注文する。
おそらくこの店に来る客の大半がこれを注文するに違いない。

アッという間に来た。
おお、これこれ。ラッフルズ・ホテルのオリジナル・グラスも有名だよなぁ。
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ロング・バーのもう一つの名物はこの、一升マスみたいなのに山盛りになった殻付き落花生。
これは好きなだけつまんでいいのである…え?殻はどうするのかって?
殻はなんと床に自由に捨ててイイのである。スペインのバルを思わせるスタイルだ。
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落花生をときどき口に放り込みながら、甘ったるいシンガポール・スリングを飲む。
うーーーん…出張中の南国の高級バーで孤独に浸るシチュエーションとしては大変によろしい。

バーテンダーが伝票を持ってきた。いくらだ?
27S$ 05¢ …27.05シンガポールドル … え? … マジかよッ?!!

シンガポール・スリング一杯で約1800円だ。どっしぇーーーー。
日本に帰ったら詳しく書くけど、イ課長はシンガポールではメシは断然安くて美味い屋台系に惑溺しており、
食費はすごく安く済んでる。現に、今日の晩飯代だって4.5S$ (せいぜい300円)だ。
シンガポールで食ってるメシ代が異様に安いから、カクテル代は異様に高く感じられる。
このシンガポール・スリング一杯がシンガポール滞在中の夕食代の合計を上回ってるのでわないか?

いやーー…こりゃぶったまげた。
まさか天下のラッフルズ・ホテルがボるとも思えないから、これが正規料金なんだろう。たっけぇ~~。

値段を知ったとたんにさっきまでのけだるい南国ムードも吹っ飛ぶ(笑)。
大体だなー、天下のラッフルズ・ホテルのロング・バーがBGMに安っぽいポップスなんて流してて、
ちょっと品位に欠けるんじゃねぇのか?おい。
しかも、カンジンのシンガポール・スリングにしたって、大半の客がそれを注文するもんだから、
大量に作りおきしてるじゃねか。ちょっと手抜きじゃないか?おい(←態度急変)。

金を払ってロング・バーを後にした。まぁしょうがない。世界に名だたる高級ホテルなんだから。
ここのシンガポール・スリングを飲みたくて来たんだから。
しなかったことを後悔するより、してしまったことを後悔するほうを迷わず選ぶイ課長なんだから。



…ここに来てしまったことをホンのちょっと後悔する貧乏性のイ課長なのであった(笑)。




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by tohoiwanya | 2009-10-16 00:10 | 2009.10シンガポール出張 | Comments(2)
2009年 10月 14日

イ課長、シンガポールを行く

とうとう始まった今年の海外出張第一弾。

シンガポールよりイ課長がマーライオンとともにご挨拶申し上げます。
みなさま、お暑うございます(笑)。
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しかしこうしてみると、こないだの沖縄出張はある意味「耐暑訓練」のトレーニングとして
ちょうどよかったのかもしれない。
何てったって東南アジアです。ほとんど赤道直下です。南国です。暑いねぇ~…。

仕事は月曜から金曜までの5日間。
今が火曜の夜だから、5分の2が終了したということになる。はぁ~…。

このブログの読者には信じてもらえないかもしれないけど、
海外出張独特の「何か失敗したら取り返しつかない」という厳しいプレッシャーの中で
イ課長は昼間は非常に強い緊張と抑圧の下でシンガポールを右往左往している。

で、夕方くらいに仕事が終ると街の中心部にある利便性の高いホテルに戻り、
緊張をゆるめて少し休憩する。

だがしかし、イ課長は海外においてはどくとるマンボウの教えを信奉する中年男である。
日が暮れてくると「ホテルになんかでごろごろしててイイのかッ?!」と自らを叱責し、
仕事時とはうって変わって、Tシャツ、短パン、サンダルという南国向け軽装に着替えて
暮れなずむシンガポールに出撃するのである(笑)。

そうだ、この街は50年前に北杜夫が歩いたシンガポールではないか。
今は見違えるほどの近代的先進国に生まれ変わったけど、
それでも「ここは面白そうだから行ってみようかな?」なんてところに行くと、そこには
おそらく北杜夫が歩いた頃と同じような東南アジアのけだるい雰囲気もかすかに感じられる。

とはいえ…だ。
街の中心部に関してはいまやホントに見事なくらい豊かでキレイな先進国だよシンガポール。
地下のショッピングモールを歩いてても東京と変わらない…というより、ひょっとしたら
東京よりもキレイで先進的でオシャレなんじゃないかと思えてくるほどだ。

しかし、イ課長の好みとしてはやはり「混沌として、猥雑な、古きシンガポール」の面影を感じたいなぁ。

シンガポール滞在はあと3日。
昼間は暑い中で強いプレッシャー下で仕事をせざるを得ないのは仕方ないけど、
あと3日の間、せめて夜はあちこち行ってみようと思うよ、このシンガポールの街をさ。
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by tohoiwanya | 2009-10-14 00:01 | 2009.10シンガポール出張 | Comments(2)
2009年 10月 11日

沖縄出張に行ってきた -その2-

イ「ここに行きたいんですけどね(Google Mapの地図を見せる)」
運「あー…えーと…これでいくと…ここがあの高層のリゾートホテルですか?」
イ「うーん…た、たぶんそうじゃないかと…」
運「ジャスコのあるとこですよね?ここが」
イ「えーとですね、たぶん手前にアメリカン・ビレッジとかなんとか」
運「アメリカン・ビレッジ?ってことは…あーわかりました。大体わかりました」
イ「あ、そうですか、それは良かった」
運「県の施設の見学ですか?」
イ「…まぁ…そうですね。あそこにある新しい施設を見に…」
運「ああいうのは県内、他にもありますけどね、施設が古くてボロいっすねー」
イ「へぇ〜…古いんですか」

これが北谷(ちゃたん)に行くときの運転手さんとの会話のごく一部である。

上の会話を読めば、イ課長はタクシーの運転手さんと話したんだと思うだろうが、
実はこれは全てバスの運転手さんとの会話なのである。
東京じゃワンマンバスの運転手が見知らぬ乗客との話にハナを咲かせるなんて
あまり想像できないが、沖縄のこういう南国的な「ユルい」ところが好きだ。

結局このバスの運転手さんとは「どのバス停で降りればいいか」を車中でかなり検討し、
運「ここで降りますか?次まで行ってみます?」
イ「ううーーーー…じゃ、次で降りましょう」というところで降りてみた。

結果的には、それでも一つ手前のバス停で降りてしまったのである(笑)。
そこから海岸ベりにある県の施設まで歩く歩く…ああ…イ課長早くも脱水症状気味。
汗がアンダーシャツだけじゃなく、上に着たボタンダウンシャツまでしみ出してきやがった。

汗だくで歩いてると北谷中学校っていう学校があった。横に横断幕がかかっていた。
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ソワ? …そわ? それだけ?
「ホテル ソワ」でも、「居酒屋 ソワ」でもなく、ただソワだけ?
これを見れば地元の人たちはわかるの?イ課長には何のことやら…。
その横にはこんなのもあった。
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うん。イ課長もねぇ、前からナンカやスーコーで香典返しは良くないと思ってたんだよ。
ところでナンカ・スーコー・ジュールクニチって何よ?(笑)

いやーこれはすごい。マッタクわからんではないか。
おそらく沖縄の人たちは本土から来た人間と話すときはかなり“手加減”してるはずで、
本気で沖縄方言でしゃべったら、もう全然わからないんだろうなぁ…。
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…と、沖縄方言に感動しつつ、ようやく海岸べりまでたどり着いた。
はー…沖縄に来て初めて海らしい海を見たぜ。

近くには嘉手納基地。ぶんぶんと軍用機が飛び交う。
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地理的に不案内だから用心してけっこう早めに出た。だからアポまで時間がかなり余ってる。
ぶらぶら歩いてたら沖縄そばの店があったから、食ってみた。
透明なダシ汁に、ちょっとラーメンみたいな感じの太い縮れ麺。
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この巨大豚肉は感動的に柔らかくて、そこかしこにプルプルの透明コラーゲンがくっついてる。
うむ。なかなか美味である。けっこう名店みたいで、壁じゅうに有名人の色紙が貼ってあった。
さてと、そろそろ仕事に行くとするか。

というわけで、何とか強引に沖縄出張報告を書いた。
イ課長は今から3時間後には電車に乗り、リムジンバスに乗って成田空港だ。
来週はいよいよ海外からの現地出張報告だよーーーん。
 
  

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by tohoiwanya | 2009-10-11 03:11 | 国内出張・旅行 | Comments(10)
2009年 10月 09日

沖縄出張に行ってきた -その1-

台風で電車が止まって、結局今日は会社に行かんかったよ。
海外出張準備は明日一日で全部やるしかない。ノートPCだの何だの資料類だのを
一度に持ってこなくちゃ…重いんだよなぁ…何てこったい。

まぁいい。今日は沖縄出張の話を書こう。
何しろ日曜にはもうイ課長は日本にいないんだから早めに書いとかないと。

沖縄に行ったのは生まれて初めてだったんだよね。
こういう、非常にうるさいペイントに塗りたくられた飛行機で行ったのである(笑)。
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着いて何に驚いたかって、実は自分の発汗量なんだよ。
エアコンの効いた飛行機からおりてボーディング・ブリッジを渡るところで早くも
「むっ」と南国の熱気が襲う…というわけじゃない(インドネシアとかはそうだった)。
この日の沖縄の予想最高気温は32度だったけど、むしろ「ああ、思ったほどじゃない」と
感じたもんだった。最初はね。
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空港を出て、ゆいレールに乗って旭橋っていう駅についてもそんな感じだった。
そこからホテルまで歩く。入口がわかりづらいから建物の裏の方までグルッとまわって
やっとチェックイン…という頃にはもう汗ザバザバ、シャツはびっしょり。
大した時間歩き回ってたわけじゃないのにこの発汗量。自分でもびっくりだよ。

とにかく沖縄にいる間は全部こんな感じだったよ。
外に出てちょっと歩くとたちまち汗だくだく。よほど湿度が高いんだと思われる。
いやーこれには参ったね。何せイ課長は汗っかきじゃヒトサマに負けないから。

とりあえず初日は「着く」だけ。
明日はこのバスターミナルからはるか1時間バスに乗っていくわけだけど、
今日のところはまぁメシでも食って、部屋で缶ビール飲んで寝るべよ。
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というわけで、メシを食いにまた外に出る。また汗ダクになる(笑)。
とりあえず有名な国際通りというところまで歩いてみた。
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ふーむ…これがかの有名な国際通りか。
歩いてみて驚いたけど、とにかくものすげー高密度に土産物屋が集積した通りなんだな。
この時が夜の8時頃だったかなぁ?観光客でワンワンにぎわってるよ。
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せっかく沖縄に来たんだからゴーヤチャンプルーでも…と思ったけど、観光客向けの
地元料理の店って高そうだし、賑やかな店に一人で入って黙々とメシ食うのもなぁ…
しかし迷ってるヒマはない。このままじゃ汗かきすぎで脱水症状になりかねん。

というわけで、すいてるステーキハウスに入ってステーキ以外でテキトウに晩飯。
とりあえずビールだビール。はぁはぁはぁ…んぐんぐんぐ…ぷはーー。
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ホテルに帰る前にコンビニに寄り、部屋飲み用缶ビールを入念に仕入れる。
沖縄といやぁ、やっぱりオリオンビールだぜ。
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というわけで、到着した夜はひたすらオリオンビールを飲んで過ぎていったわけだ(笑)。
翌日はバスで北谷(ちゃたん)まで行って、またまた脱水症状になるわけだが、
…今年の海外出張Part1の出発は日曜朝。果たしてそのことを書くヒマがあるんだろうか?
 



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by tohoiwanya | 2009-10-09 01:09 | 国内出張・旅行 | Comments(4)
2009年 10月 07日

博多出張に行ってきた -その2-

福岡は「雁ノ巣」というところに行く必要があったから出張したのである。
正確には「雁ノ巣駅から徒歩約30分」というところに行く必要があったわけだが…。

「なーーんもないところだよ?」「交通すっげーー不便ですよ?」等々と
事前に福岡関係者から聞いてはいたから相当覚悟はしていたが、確かに車であれば
そうでもないだろうけど、電車だとじーつーに不便なトコだった。

中州川端から市営地下鉄で貝塚っつうトコまで。これはまぁいい。
貝塚から西鉄ナントカ線に乗って和白っつうトコまで…う、早くも単線だ。
田舎ローカル線の旅という風情が急速にあたりにたちこめる。
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和白でJRに乗り換え。このJRがまた本数がバカ少ない。20分くらい待ったかなぁ?
西鉄からJRへの乗り換えはこんな風景の中にある駅と駅の間で行われる。
近代的な巨大乗り換えターミナル駅というべきか(笑)。
単線の路線から単線の路線への乗り換えなんてのもなかなかできない経験だよなぁ。
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和白から単線JRに乗ってやっと着いた雁ノ巣。
なんだこの駅は。イ課長はてっきり駅のトイレかと思っちまったぜ(笑)。
もちろん無人駅。使用後の切符や乗り越し料金はこのポストに入れましょう。
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雁ノ巣駅に着いたのが朝の8時47分(その電車しかなかった)。
アポイントは9時半だ。「徒歩30分」の場所に行くには理想的な到着時間ではないか。
見事なほど、身を隠す日陰すら全くない道がひたすら続く。何というところだ(笑)。
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この辺はちょうど福岡空港から離陸した飛行機のコースにあたるみたいだ。
巨大な旅客機の腹の下がすぐ近くに見える。
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仕事を済ませて帰路。相手の人が「タクシーを呼びましょうか?」と聞いてくれた。
しかし、時刻表を見ると次に雁ノ巣を出る電車は35分後…帰りも歩くことにした(笑)。

はい、汗ダクダクになって雁ノ巣駅に着きました。
いやーーーー…まさに「ニッポンのデンエン」と言いたくなるようなひなびた駅。
イ課長の人生で、この駅に二度と来ることがあるだろうか…?
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単線JRに揺られて、今朝、単線の乗り換えを敢行した和白駅に戻ってきた。
いやー…なんかやっぱ日本国内の出張は「新日本紀行」的でええのう…。
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やれやれ。
しかし、こんなのんびりしたローカル線の旅を味わえる国内出張もしばらくオアズケ。
来週からの海外出張準備に忙殺されるイ課長なのである。誰かイ課長に同情すれ。

  

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by tohoiwanya | 2009-10-07 00:06 | 国内出張・旅行 | Comments(4)